バレーボールとネットを持ち近くの公園まで来た。ルールがわからなさそうだったのでありとあらゆる知識がなんでも載っているエグペディアでルールを教えてあげた。そこからの成長速度はすさまじしかった。サーブは確実、トスも完璧、シュートもうまく決まるというなんというか兄の威厳も見せられないようなものだった。エグペディアでちょっとクローンについて調べると普通の人間より覚えも早いし身体能力も高いと書いてあった。「俺いる意味あるのかなあ・・・」と健は思ったが恵は「お兄ちゃん?でいいのかな?お兄ちゃんはお兄ちゃんだし別に気にすることないよ」と慰めてくれた。クローンはクローン元の遺伝子の思考もある程度受け継いでくれるらしい。なんてない言葉だがブラック企業に勤めていて妹を創ることに没頭していた俺にとってはとてもよく響く言葉だった。その日は風呂にこもりながら1ガロンほどの涙を流した。
いつ寝たかは覚えてないが布団に入っていた。だがいつもより狭い気がすると思い隣を見たら恵が入っていた。ずっと添い寝をしていたらしい。いくらクローンを作っていたりと倫理観がないとはいえ嫌じゃないかと思い恵に聞いた。だが恵は「私は私のしたいことをするだけだよ。」と言った。そのとき健はこんないい子を自分のものだけにするわけにはいけないと思った。恵にもちゃんと幸せになってほしい。そう思い、自分のためではなく恵のために必死に頑張ろうと決意した。
とにかく恵と楽しい時間を過ごすためある程度貯金していたお金を使って恵と遊んだ。竹馬、ペットボトルロケット、缶馬、高鬼、おはじき、リバーシ、ポ〇モン、動物園、水族館、剣道、死〇ごっこ、フォークダンス、つみき、就活いろんなことを行った。そうして暮らしてる間に恵のある変化に気づいた。2人も楽しいけどもっと多い方が楽しいんじゃないかと思っているようだった。思えば恵が遊んでいるのは健だけだった。なので健は「友達を創ろう」と決意した。
健は数少ない友達に地面に4那由他ミリメートルの穴が開くほど土下座をして血をもらうことに成功した。そして恵を産み出したように風呂場でビーカーを使い同じような手順を踏んだ。そしてある朝、あの時と同じようなドカーン!!!!バリーン!!!!という家が張り裂けるほどの爆音が鳴った。急いで風呂場に駆け付けた健は風呂場に17歳くらいの黒髪ロングの優しい顔の全裸の女の子が横たわってるのを見て万歳三唱をおこなった。その声が聞こえてたのか目が覚めた女の子は「きゃあああ!!!!エッチ!!!!!」と言いながら近くにあった石鹸を投げつけた。毎回こうなるのかと思いつつ恵の友達が誕生したことを祝ってその日は公園を貸し切ってパーティを行った。