不法投棄クローン、それは今社会で一番の問題とされてある案件だ。こういう物語を書いていると倫理観がないだのヤバいだの言われるがこの世界においてはそういう認識はほとんどなく誰もがクローンを受け入れている。
だがほとんどということはやはりクローンに対していい感情を抱いてない人もごく少数だがいる。
そういった思想の人がクローンを生み出すビーカーを捨てるのだがビーカーを捨てることは命を捨てる、つまり殺すことと同義になるため面倒な手続きやそれ相応のお金が必要になる。ちなみに相場で言うなら1ビーカーにつき1億円の処分量がかかる。当然そんなに払えるはずもないので不法投棄する人が後をたたない。
だがこの問題の最大の問題はクローン学にある適度な遺伝子、適度な温度、適度な水、適度なビーカーの条件が揃う状況になった時、クローンが生まれてしまうということだ。
雨上がりの日にはとある広場で1000人のクローンが生まれたという話もある。そのことを『雨降ってクローン固まる』と言った人は流行語大賞を取った。
そういった身寄りのないクローンたちをどうにかするために健は対策を考えた。まずは刑罰の厳罰化、不法投棄したらこれまでは執行猶予なしの禁錮10年の刑だったがこれをクローン研究の被検体にするという形に変えた。死なない程度なら何をしてもいい研究で被検体になる人がなかなか出なかったのでこれを罰とすることはかなり功を奏した。次に産まれてしまったクローンだが0.000000000000000000001%の確率で人間を恨み、人知を超えた能力が身について人間に危害を加えるという研究があるのでそれを避けるために新たに学校を設立した。教師に恵や千代といったベテランクローンを採用することでクローンの就職先や産まれたてのクローンの教育を解決することができた。こういった政策を施した健は地球の王へとなった。
昔の話だ。俺はとある建設コンサルタントの会社に勤めていた。そこの会社で最新技術を扱った新規事業があるというところに惹かれて入ったがそこはとんでもない地獄だった。まず3か月の間は試用期間とされ残業代が出ないということが通達された。さらにその時代で感染症が流行り、2週間ほど休みになりその後復帰するもすぐに1か月休みとなった。それが終わると24時間勤務、その後会社を続けるかという話をされ、保留にしたかったが無理矢理続けるという回答にされてその話の中で残業代はないという話をされた。すべては会長の意志のままに。そんな会社が嫌で俺は妹を創った。そして世界のすべては変わった。今を好きになれたのは妹たちのおかげだ。ありがとう。また、新しい一日が始まろうとしている。
もはやこの話はビーカーから産まれた妹とイチャイチャする話ではなく健が国を創る話になってるのでこれならビーカー建国物語という感じになりそうなので次の話ではちゃんと健と恵たちがどういった生活を送っているのかという話を書きますのでよろしくお願いします。