五等分の花嫁と俺   作:太一

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出会いの日

 

「や、やめて下さい」「私達に触んないでよ!!」「良い加減にして」

 

放課後

校舎の裏庭

その近くで寝ていた為に聞こえた言葉だった

無視する事も可能だが、それはプライドが許さない

 

仕方なしに裏庭の方に歩いて向かう

 

5人の女が居て、8人の男が下衆な笑いを浮かべ手を掴んでいる

 

「おい、お前ら何してんだよ?」

 

その場にいた全員が一斉にこちらを見た

女の内の1人は目に涙が浮かんでいる

5人共、顔はかなり良い

ナンパでもされていたのだろうか

 

「なんだテメェ!?」

 

粋がったヤンキーだな

ピアス、何個開けてるんだお前は

 

「2年生の西園寺 咲夜だ」

 

「!お前があの西園寺か。俺の弟分達をずいぶんと痛めつけてくれたようだな?」

 

あぁ、この前の・・・

確か夜、コンビニに行ったら見つけた奴らか

俺は良くも悪くもこういう現場によくいるんだよな

いつのまにか恨みを買ってたらしい

 

「女の事を好きなのはわかったが、体より先に心から持っていかないとな」

 

「うっせぇんだよ!」「馬鹿、殴るな!」

 

1人が殴りかかってくる

それを横に避けて、背中を蹴る

心底、おかしいものを見るような目でこちらを見る全員

 

「弱いし・・・」

 

動きが遅いし、なにより体重を乗せ切れていないパンチ

体幹が無いのも原因だろうか

他の奴がどっから持ってきたのか鉄パイプを持ってきた

 

鉄パイプを振り上げたのですぐに下から顎を殴る

すると、白い物が口から出た

恐らく歯だな

 

「歯が1本、欠けたな」「キャ!」

 

髪がオレンジ色でリボンをつけた女子

その子が、男に取られてる

しまったなぁ

人質にされたか

 

「おい!動くな!」

 

そう言われたので、大人しく手を上げた

 


 

「なんだ、君自身は、はぁ、強かったんだ、はぁ、はぁ」

 

息も絶え絶えで話す

余裕がある風にしてるが実はあまり余裕は無い

あの後からずっと殴られてる

特に顔を重点的に

顔からダラダラ血が出てる

 

「減らず口が・・・!行くぞ!」

 

そう言って後ろを振り向いた男

次の瞬間、俺が踏み倒した

 

「何しやがる・・・!」「仕返しだ」

 

他の女を捕まえた奴には最初に石を投げ、鳩尾に1発

キツイのを入れておく

 

「やられたままにはしない」

 

「い、行くぞ・・・!お前、次あったらぶっ殺すからな!」

 

はぁ、また恨みを買ったか

まぁ良いさ

さっさと家に帰ろう

そう思い、鞄を取り帰ろうとする

 

「あの!」

 

「なに?俺は見ての通り早く帰りたいんだけど?」

 

「そのままだと流石にさ、傷にばい菌が入っちゃうかもしれないじゃん?」

 

だからなんだというのか

そんな顔をしていたのか女達は

 

「だから、私達にあなたの治療をさせて下さい!」「嫌です」

 

咄嗟に口から『嫌です』

なんて敬語が出たよ

だが、これで逆に嫌さ加減が伝わっただろう

 

「ま、待って!治療させて貰えないとこっちの気が済まないから!」

 

気の強そうな子がそんな事を言う

このままじゃ帰れないし

腹を括るしかないか

 

「わかった、じゃあお願いしようかな」

 


 

「いっ・・・!」

 

「あはは、頑張れ凍夜君!お姉さん応援してるぞー」

 

そう言って消毒液を顔に当ててくる確か一花だっけか

何気に笑顔なのがな

 

「あれ程、治療を嫌がっていた理由がまさか消毒液とは思いませんでした」

 

すみませんね、嫌いで

今、喋ったのは多分だが五月

反論したいがヒリヒリ痛くて反論が出来ない

 

「あ、あの連絡先、交換しませんか?」

 

「悪いが女子とは交換しない」

 

何気に敬語の二乃

気が強そうな子だったんだけどな

おかしな子も居るもんだ

 

「それにしても今日はありがとうございました!」

 

この元気なリボンは四葉

めっちゃ元気な子

 

「・・・」

 

後1人は三玖

ヘッドホンを付けた子

終始無言だな

とにかく、治療は終わり家に帰った

 

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