長いと思いますが、大目に見てください。
それと、タグ追加しましたのでそちらも見てください。
特典の内容など全ての要素をタグにすると字数制限を越えるので全部ひっくるめたタグを使っています。
ご了承ください。
それでは、本編をどうぞ。
目を覚ました彼らは、何かが起こるまで話している事にした。
「さっきは手伝ってくれてありがとな。
それと…悪かった、俺のせいでこんな事になっちまって…。」
「いや気にしなくていい。
あんたはわざと落ちたわけじゃないだろうしな…だったら俺は責めたりなんかしねぇ。
むしろ真っ先にあのおっさん助けたあんたを称賛するさ。」
さっきの出来事での謝罪に対する返答に男の一人はとても感心した。
責められても仕方がないと思っていたからだ…。
「そうか、ええと…。」
「そういや自己紹介まだだったな。
俺は
「すっげぇ独特すぎる名前だなお前…そんな名字のやつ世界のどこ探してもいねぇよ…。
まぁいいか、俺は
「そうか、よろしくな龍成。」
「死んだんだからよろしく出来るか分かんねぇだろ。」
そう言いつ、差し出された孔明の手を龍成は強く握りしめた。
「さてと…俺達はいつまでここにいればいいんだろうな?」
もう待つのも飽きたのか孔明が背伸びをしながらそう龍成に聞いた。
「んなモン…あそこにいるやつに聞けばいいじゃねぇか。」
そんな孔明の様子を見ながら龍成はさっきから出来ていた空間の怪しい歪みを見た。
「へぇ、気づいてたのか。」
「んな何もねぇ空間がいきなり歪んだら誰だって気づくだろ。
おい、人の会話盗み聞きするなんて趣味悪いぞ…さっさと出てこい。」
「す…すみません、今行きます!!
いい雰囲気だったので出るタイミングが無かったんですよ~!!」
そう言いながら出てきたのは、神々しい雰囲気を持ちながらも、どこかオドオドしたような感じの金髪の女性だった。
「…あんたは?」
「は、はい…。
私は所謂神という存在です。」
「へぇ、女神様ですか。
でも、なんでそんなオドオドしているんですか?」
神と名乗る女性に警戒心を解いた孔明がそう聞いた。
その質問に彼女は気まずそうな顔になった。
と、次の瞬間───
「本当に、すみませんでしたぁ!!」
女神は二人がこれまでの人生でも見た事が無かったであろう程の土下座をした。
神に謝られるような事をしたか…?と、戸惑う二人に彼女は頭を下げたまま話し始めた。
「お二人が亡くなってしまったのは…私の責任なんです!!」
「えっ、どういう…うわっ!?」
女神のその告白の真意を確かめようとした孔明の横から柱が迫り上がっていく。
「な、何だこりゃ…。」
「これは…ってあれ?
龍成さんはどこに…?」
いきなり現れた柱の事を女神は説明しようとしたが、そこで龍成の不在に気づいた。
孔明もそれで気づき、探し始めた。
すると───
「お~い、ここだ~!!」
上から彼の声が聞こえてきた。
孔明と女神はその声を頼りに上を見ると───
「降ろしてくれ~!!」
柱の上で二人に叫ぶ龍成の姿があった。
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「ったく…もうちょい何も無い所に呼び出してくれよ…。」
「すみません、すみません!!」
あの後、龍成は無事に降ろされ…そんな状況になった原因を作った女神に文句を言っていた。
降ろされる時に彼女にお姫様だっこのような形で抱えられた事が腹立たしかったのも理由ではあるようだが…。
「で、何なんだこれは?」
「は、はい…これは“
寿命を迎えて亡くなられる場合、この柱は消滅するだけなんですが…この柱が壊れてしまった場合、その人は本来よりも早く亡くなられてしまうんです。」
女神の説明に二人はへぇ~、と興味深そうに柱を見た。
「先ほど、この柱の管理を私がしていた際…あなた方が助けた男性の柱を誤って倒してしまったんです。
起こそうとした際に龍成さんの柱を倒し、それに焦っていたら孔明さんの柱に衝突してしまい…その先にあった龍成さんの柱にぶつかった衝撃でお二人の柱が砕けてしまったんです…。」
今の話はつまり、さっきの女神の説明通りなら…龍成と孔明は、女神のドジで本来よりも早く死んでしまったという事だ。
「本当に…申し訳ありませんでした!!」
そう言って再び頭を下げる女神の前まで龍成が歩いていく。
そして───
「謝る必要は無ぇよ。
つか…今の話を聞いて俺はあんたに感謝してるんだ。」
女神の頭にポンッ、と手を置いてそう言った。
「実はな…あの時俺はおっさんを見殺しにする事も考えてた。
裏で何が起こってたかなんて関係ねぇが…あんたが俺の柱を、いや背中を押してくれたおかげで助かった命があった…ただそれだけの話でいいんだよ。」
そう言う龍成の後ろでは、孔明がうんうんと力強く頷いていた。
「龍成…さん…。
ありがとう…ござい、ます。」
そう言われている女神は、泣きながら龍成にお礼を言っていた。
───その際、女神の頬が赤くなっていたのは…本人(…本神と言った方がいいのだろうか?)が前屈みになっていたために気づく者はいなかった。
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「それで、俺達はどうなるんだ?」
「はい、規定ではこちらの不手際によって本来の寿命よりも早く亡くなられた方は、別の世界にて新たな人生を送っていただく事になっています。」
「えっと、それってつまり、異世界転生って事ですか?」
「はい。
ですが、行き先はこちらで決めさせていただきましたので…お二人にはこれから、あちらの世界で使う力を決めていただきます。」
龍成からの質問への女神の返答に重ねて孔明が聞く。
そして、その答えに二人は嬉しそうにハイタッチした。
「ん…?
行く世界が決まってるってどの世界なんだ?」
だが…女神の言い回しが気になった龍成はどの世界に行くのかを彼女に聞いた。
通例ならここでは転生特典を選ぶ場面のはずだ…。
だが、女神が言ったのは
そこから、これから行く世界には何か特殊な力───例えば、魔法などの超常的な能力───が存在するのだろうと龍成は予測したのだ。
「えっと…〝魔法科高校の劣等生〟という作品の世界ですが…お二人は知ってますか?」
その女神の問いに二人は間髪入れずに頷いた。
「なるほど…あんたがさっき「ちょっと待て龍成。」どうした孔明。」
さっきの言葉の真意について女神に問おうとした龍成を孔明が制止する。
「“どうした”じゃねぇよ!!
なんでお前女神に対してタメ口使ってんだよ!?
俺はともかくあの人は神だろうが!!」
「その神を指差してんじゃねぇよ…。 」
どうやら、孔明はさっきからの龍成の言動が気になっていたらしい。
「別に神だからって態度変える必要は無いだろ。
どんな時でも自分らしくあった方がいい。
周りの目を気にして自分らしさを曲げてもいい事なんて無いからな。」
龍成は自分の肩に置かれた孔明の手を無理やり下ろしながらそう言った。
龍成がそう言う理由は、現世での彼がそんな人間だったからである。
彼は、上司や年上に敬語を使う程度のマナーなら守るが…親に言動や行動、あげく就職先まで制限されたため、本当にやりたい事をやれなかった。
一度死んでしまったためかそれまで溜まっていた物が吐き出され、女神に対する敬語がなくなっているのだ。
───まぁ要するに…死んだ事によってそれまで溜まっていた物が暴走したのだ。
ちゃんと敬語は使えるのでご安心を。
「ま、まぁまぁ孔明さん…私は気にしてませんからとりあえずそこまでにしてください。
というより、親近感がわくのでタメ口で構いませんよ。」
「そうなんですか?
だったらそうさせてもらいますが…神様相手にタメ口になるのは難しい…。」
「そう難しく考える事はねぇだろ。
さて、話の続きだったな…あんたがさっき“使う力”つて言ったのは、俺達が選ぶのが転生特典だけじゃなくあっちの世界で使える固有魔法も決めていいって事か?」
「はい。
まずは固有魔法を選んでいただきます。
選べるのは当然一つだけですが、似たような能力ならば組み合わせて設定するのもいいですよ。」
(かなりギリギリのラインだと思うんだが…そう言うモンなのか。)
お前は考えなさすぎだ…と呆れる孔明を無視した龍成の問いかけへの女神の解答に彼は心の中でそう考える。
そんな龍成に孔明が話しかける。
「じゃあまずは俺が決めるが…龍成はそれでいいか?」
「おう構わねぇ、なんだったら特典もお前からでいいぜ。」
孔明は龍成の返答に頷くと女神の方へと体の向ける。
「それでは…孔明さんが固有魔法として使いたい能力はなんですか?」
「では…〝七つの大罪〟の“
「承りました。
では龍成さん、お決まりでしたらどうぞ。」
こんなあっさりした感じで孔明の固有魔法は決まり、龍成の番になった。
といっても…龍成は既に考えていたため、深呼吸をして迷いなく言った。
「〝ハイスクールD×D〟の“
「龍成お前…けっこう取り扱いの難しそうなやつ選んだな…。
なんでそれを選んだんだ?」
「なんで、か。
それはな…今俺達の前にいる女神が〝ハイスクールD×D〟のアーシアに似てるからな…それで連想したんだよ。」
最初に女神の姿を見た時、龍成はその姿になにか既視感を感じていた。
そして、これまでの会話での女神のドジな一面から〝ハイスクールD×D〟のアーシアに似ていると龍成は確信した。
「ふ~ん。
あ、そうだ…せっかく二つの能力を 合わせた物でもいいって言ってる訳だし、“
「…?
コン…なんだそりゃ?」
「お前、〝七つの大罪〟知らないだろ。」
「ああ。」
───孔明説明中…しばらくお待ちください───
「へぇ、なかなかいい能力じゃねぇか。
上げすぎたと思えば攻撃を止めればいいだけだしな…赤龍帝の籠手との相性は良さそうだ。
よし決まりだ…俺の魔法は赤龍帝の籠手と連撃星の能力を組み合わせた物にしてくれ。」
「承りました。
では、続いて転生特典を選んでいただきます。
では孔明さん、あちらの世界に持っていきたい物はなんですか?」
そんな感じで俺の固有魔法も決まり、次の転生特典を選ぶ段階に入った。
さっき俺が言った通り、特典を決めるのも孔明から先に決まった。
「う~ん、特典かぁ…。
正直なところ欲しい物がけっこうあるんだよなぁ…。
そういえば…特典っていくつまで持っていけるのか言われてないような…。」
「言われてみればそうですね。
本来、特典として持っていける物は3つまでなのですが…あなた方の死因に我々が関わっている事とその直前に善行をなされていた事が
もし持っていく物が武器などのアイテムの場合、複数で一つとして扱う事も出来ますよ。」
女神のその説明を受けて、孔明の眼光が鋭くなったように感じた。
「じゃあまずは…〝fate〟の“クラレント”と“鞘付きのエクスカリバー”を。
この二つは纏めて一つの扱いで。
それから───」
こうして、孔明が選んだのは…
1、〝fate〟の“クラレント”と“エクスカリバー(鞘付き)”
2、同じく“獅子刧界離”
3、〝七つの大罪〟の“ロストヴェイン”
4、〝トリコ〟のゼブラの能力
この4つだった。
けっこう強い部類の能力を持っていったな、それが龍成の感想だった。
「さて、次は龍成さんの番です。
欲しい
女神がそう言うと、彼は───
「俺が欲しいのは…2つだ。」
そう言って1つ目でとあるスーパー戦隊のアイテム一式を、2つ目でそれに関係するが…作中に出て来なかったアイテムを選択した。
「ではこれより…お二人の転生を開始いたします。
第二の人生をお楽しみください。」
女神がそう言うと共に辺りが激しく輝き、体が消えるような感覚と共に二人の意識は遠退いていった。
⇒龍成side
そして…辺りが見えるようになった俺の目に飛び込んで来たのは、真っ白い天井だった。
(ここは…どこだ?)
どんな状態で転生するのか…その辺りの説明を聞くのを忘れていた龍成は、今自分がどこにいるのかを確認するために起き上がろうとした。
───が、出来なかった。
「
それよりも衝撃を受けたのは…上手く喋れなかった事に対してだろう。
と、考えたところでよく天井を見てみると…白い何かがクルクルと回っていた。
よく耳をすませば 、カランカランという音も聞こえてきた。
(これ、まさか…?)
そこでやっと俺はどんな状態で転生したのか理解した。
(赤ん坊かよ…。
しかも、こんなの入ってるって事は…今だいたい0歳くらいか…。)
「
さっきから喃語を発している事から、今はだいたい生後2ヶ月くらいだろうというところまで予想出来た。
「あら、起きたのね龍成。」
そう俺が困惑していると、横から俺の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
(って…それは前世での名前だろ…。
まぁ、前世での名前がそのまま使われてるなんて事はけっこうある事例だけどな。)
とりあえずそう思っていると、突然俺の頭上に女性らしき人影が現れた。
その女性は、髪こそ白髪だったが…かなり張りのある若そうな肌をしていた。
(見た目で予想できる年齢は30歳手前くらい…かな?
白髪は生まれつきって訳か。)
この人が俺の母親か…?
バードプリンティングに近いが俺はそう考えていた。
そんな俺を女性は優しく抱き上げる。
「龍のように強く、でも優しい子に成ってね…龍成。」
そして俺にそう言ってきた。
(やっぱりさっき呼ばれた名前は俺のだったんか~い。)
そうツッコみながらも俺は女性に笑いかけた。
(意識のある状態での赤子時代は地獄、みたいな描写が二次創作にはあるが… まぁ、少しの辛抱だろう。)
俺はそう心の中で誓った。
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(ギャ~~~!!)
マジで地獄だった…。
⇒三人称side
時は過ぎ、龍成は中学生になっていた。
特典として選んでいたアイテムは既に手に入れており、運用方法も頭に入れていた。
なお…それが目に見える物だったためか、それらがCAD扱いになっているのだという事も理解していた。
だが───
(未だにあいつと会わねぇんだよなぁ…。)
そう、あの時一緒に転生したはずの孔明…彼とまだ遭遇していないのだ。
特典の力の一部を使い捜してみたが…それでも見つけられなかった。
(捜すのに使える能力やあいつの情報が少ないのが原因でもありそうだけどな。
まぁ…会えないのは、まだその時じゃないって事なんだろう。
あいつもこの世界にいるんだ…いつかは会えるだろ。)
原作開始くらいには会えるだろう、そう思っていると教室のドアが開かれ───
「「あ!!」」
入ってきたのは、学校指定の制服に身を包んだ孔明だった。
どうやら…意外と早くその時がきたようだった。
~次章予告~
第一高校へと進学した二人は、それぞれの思う形で満喫していく事にした。
しかし、それは波乱の幕開けを意味していた!!
騒動の最中、達也が見た龍成の力とは…!?
第1章 ジャッジメント・イリーガル
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「
「それ全っ然作品違う!!」
※次章より話数カウント変わります。