デート・ア・デット 〜Destiny Day〜   作:白犬0525

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どうもいろんな小説に手を出しすぎている白犬です。
今回はデート・ア・ライブです。それでは本編どうぞ!


出会い

目覚めるとそこには何も無かった。真っ暗で音も無い。

いや、耳をすませばトクントクンと音が聞こえてくる。だがそれだけだった。

目を開けていても意味がないからもう一度目を閉じることにした。でもすぐに目を開けることになった、違和感を感じたからだ。

目を開ければ先ほどとは違って光もあり音もあった。私はこの景色や音を知っていた。生まれてきたばかりなのに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は今日死のうと思う。ただ心残りなのは妹を残して死ぬことだ。だがもう疲れたのだ。

疲れた理由は家庭崩壊。いじめ。そんなところだ。

中学の時に俺はいじめにあっていた。もちろん先生に伝えた。だが「この学校でいじめがあるわけないだろ」などと言われた。そんな中父が家を出た。そして高校上がった頃には母が家を出た。俺を残して。妹を残して。

俺が訪れたのは海。正確にいえば崖だ。

身投げをするために俺は崖に近づく。本当にごめんな水無子…ダメな兄ちゃんで…

一歩また一歩と歩くがそれはある大きな音によって遮られた。その音の正体は空間震警報だった。

空間震か…それに巻き込まれたら身投げより楽に死ねるかな…俺の近くで起きないかな…

そんな事を思ったからなのか本当に目の前で時空震が起きたのだ。時空震に巻き込まれて死ぬということはなかったが。だがそんなことより気になることがある。それは、時空震が起きた中心に人が居たのだ。女の子がいた。さっきまでは居なかったはずなのに。まるで時空震と共に現れたみたいだった。

彼女を見た瞬間、何故だか話しかけなければならないと感じた。

 

「君は……」

 

彼女は俺の声が聞こえたのかこちらを振り向く。そしてゆっくりこちらに向かって歩き始めた。彼女がこちらに近づくにつれ彼女の容姿が見えてきた。

小柄で幼い顔立ちだが彼女はとても美しかった。彼女の髪は雪のように白く、夕陽に照らされ光り輝いていた。そんな中でも目立つ紫色の目はじっと自分を見つめていた。

彼女は自分の目の前に来るとポツリと喋った。

 

「貴方は生きたいの死にたいの?」

 

何故彼女はそんな事を聞いてきたのか。こんなところにいるからかもしれない。

 

「でも私には関係ない。少しでも死にたいと思えば…」

 

そう言うと彼女は右手を前に出した。すると先ほどまでは無かった大きな鎌が現れた。そしてその鎌の先を俺の首に近づけた。

 

「安心しろ一瞬で死ねる」

 

彼女の言葉を聞いた瞬間さっきまであった死にたいという感情が一瞬にして消えた。その瞬間さっきまで無かった恐怖という感情が湧き上がってきた。

 

「……たくない…」

 

「……?」

 

「俺は死にたくないッ!」

 

俺は心の底に溜め込んでいたのが全て溢れ出た。

 

「俺は妹を残して死ねないんだッ!」

 

「…………」

 

「俺は家族を失う辛さを知っているのに…妹にまたその辛さを与えるところだった!俺がいなくなったら寄り添う人がいなくなるのにッ!」

 

なんで俺は死のうなんて考えてたんだ!あの時水無子に約束しただろ!

 

『俺は何があってもミナのそばを離れないから…」

 

『絶対にその約束…忘れないで…家族をもう失いたくない…」

 

俺は…俺は絶対に死ねないッ!

 

「死にたいという感情が消えた…」

 

俺は彼女のおかげで生きる意味を思い出せた。俺は彼女に感謝すべきだろう。命を奪おうとしているものに感謝をするのは変な事だと思うが生きる意味を思い出せたのは彼女のおかげなのだから素直に感謝を伝えたい。

俺は彼女に向かって笑顔で感謝を伝えた。

 

「ありがとう。俺に生きる意味を思い出させてくれて」

 

それを聞いた彼女は目を丸くし驚いた表情をしていた。

 

「何故…感謝をする…」

 

「素直にそう思ったからだ」

 

「貴方は…おかしな人だわ」

 

そう言った彼女は何故か泣いていた。

 

「なんで泣いているの?」

 

「私が…泣く?」

 

彼女は急いで涙を拭うが全然涙が止まらなかった。

そんな何ている彼女に俺はハンカチを渡した。彼女は少し戸惑っていたが恐るおそる受け取った。

 

「貴方は変わってるわ…命を取ろうとした私に優しくしたり…お礼を言ったりして…」

 

「そうしたいと思ったからそうしたんだ」

 

それに彼女からは優しい色が見えた。恐怖の色も見えたが、優しい色の方が強かった。

 

「その言葉…なんで…」

 

彼女は何かを言ったの聞き直そうとしたがそれは阻まれてしまった。

彼女に向かって銃弾が撃ち込まれたのだ。

 

「急いで一般人を保護して!」

 

「了解!」

 

誰なんだあいつら!?なんで彼女を攻撃してるんだ!

 

「やめてくれッ!」

 

俺の声が届いていないのか攻撃を止めようとしなかった。彼女を攻撃しているうちの一人がこちらに近づいてきた。

 

「大丈夫ですか。お怪我はありませんか」

 

「俺なんかどうでもいいッ!今すぐ攻撃をやめてくれッ!」

 

「それはできまでん」

 

「なんでッ!」

 

「あれは精霊です。精霊は倒さないといけないのです」

 

「倒すって…彼女は何も悪いことはしてないッ!」

 

「今はしてなくてもいつかするかもしれない。それに現に貴方は襲われそうになっていた」

 

「それは…」

 

確かに側から見たら襲われてるようにしか見えないのだろう。でも彼女は…

 

「生死監視者(アズリエル)」

 

彼女が何かを言った瞬間。大きな爆発音が聞こえ大きな砂埃が上がった。

そのせいで周りが見えなくなり先ほどまで近くにいた女性も見えなくなった。

だがだんだんと近づいてくる影があった。その影は彼女だった。

 

「もう一度、ここで待っている」

 

「それってどういう…!」

 

俺はその意味を聞こうとするが彼女は飛び去ってしまった。

これが俺と彼女との出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はその後、ASTと名乗る部隊に保護され身体検査をした。

 

「もう大丈夫ですよ。時風 曜架(ときかぜ ようか)さん」

 

「はい、お世話になりました。」

 

こんな時間になってしまった。ミナは心配してるだろうか。早く帰らなくては。

俺はASTの人に家まで送ってもらった。

 

「お気をつけて」

 

「わざわざありがとうございます」

 

お礼を言ったら送ってくれた女性は笑顔で手を振ってくれた。

ASTの人達は悪い人ではないのだけど複雑な気持ちだ。

俺はもやもやな気持ちになりながら玄関を開ける。

 

「ただいま、ミナ」

 

「あ!お帰りなさいお兄ちゃん!」

 

俺を出迎えてくれたのは妹の水無子。ニコニコしながら出迎えてくれた。

水無子は人当たりも良く学校でも人気だ。綺麗な黒髪で肩のところで整えている。そして綺麗な赤い目をしている。背はクラスでは小さい方と言っていた。

 

「もうお腹ペコペコだよ〜」

 

「分かったわかった。今日は皆の好きなものでいいぞ」

 

「本当に!?じゃあオムライス!」

 

「はいはい」

 

ミナのためにオムライスを作り、ミナと夕食を取っているときあの言葉を思い出していた。

 

『もう一度、ここで待っている』

 

何故彼女は待っていると言ったのか、それを確かめるため明日にもう一度あの場所に行ってみよう。

 

 

 




今回は短めの話にしようかと考えています。それではまた次回。

このキャラ出て欲しい(アニメまで)

  • 八舞姉妹
  • 四糸乃
  • 美九
  • 折紙
  • 七罪
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