ウルトラダンガンロンパ 才能を魅せる学園   作:ユキミス

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Chapter1 おしおきタイム

モノクマ「はい、もう投票しても良いかな」

 

蹴上「よくねーよ全然よくねーよ!俺は犯人じゃない!」

 

香月「見苦しいですね」

 

星野「台風の時に星が見えないくらいね」

 

上条「どんな例えだ」

 

岩田「蹴上……」 

 

 蹴上と仲が良かった岩田には辛いのか、手が震えていた。

 

モノクマ「投票は全員やってね。投票しないとおしおきになりますよ」

 

モノクマ「投票の結果クロになるのは誰か。その答えが正解なのか不正解なのか。ワクワクのドッキドキだよね」

 

 

 

上条「……」

 

 俺も投票しないとダメなんだ。

 やりたくなかったが、俺は蹴上に投票した。

 

 

 

モノクマ「投票が終わったようだね。結果発表に行きましょう!」

 

 

 

 モニターに投票結果が映し出された。

 

蹴上秀 14票

上条翔太 1票

 

 

 

 

 

 そして『正解』と表示された。

 

 

 

 

 学級裁判 閉廷!

 

 

 

 

 

 

 

モノクマ「オマエラ大正解!超高校級の探偵、深沢由奈さんを殺したクロは超高校級のサッカー選手、蹴上秀クンなのでした!」

 

岩田「なぜだ!なぜ深沢を殺したんだ、蹴上!」

 

蹴上「……ここでテメェらみてぇなクズ共と暮らすのが嫌だったんだよ」

 

蹴上の悪い口調は直らなかった。これが蹴上の本性なんだ。

 

加賀美「まさかモノクマの言葉を信じたの?」

 

蹴上「俺はテメェらと一緒にいるのが苦痛で仕方なかった!モノクマの用意した映像も不快だったがな。あの映像はなんなんだよ、俺が魅才学園を栄光に導いてやるってのに!」

 

香月「まさか籠森と同類だったのね」

 

籠森「殺人鬼と一緒にするな!」

 

弓長「あんなもんを信じたの?」

 

蹴上「うるさい!俺はとにかく外に出たかったんだ!」

 

佐藤「どうして、深沢さんを選んだの?」

 

蹴上「深沢は超高校級の探偵だ。深沢を殺せば楽勝だと思ったのに!」

 

 

 

 

回想

 

 

 

 

蹴上「深沢さん」

 

蹴上は深沢の耳元で話した。

 

蹴上「脱出の糸口が見つかったかもしれない。モノクマに見つからないように深夜0時に浴場に来てくれないか?」

 

深沢「ほんと?分かった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蹴上「馬鹿な探偵だな。なんも警戒せず、1人で来やがったよ」

 

上条「深沢……!」

 

蹴上「探偵を排除したのに!上条!テメェ、ただの陸上選手のくせに俺の邪魔ばかりしやがって!」

 

加賀美「そういえば上条くん、大活躍だったね」

 

上条「あ、俺は別に……ただみんなの証言をまとめただけで……」

 

モノクマ「時間が押してるからアレ行きますか、アレ」

 

知念「アレってまさか……」

 

上条「処刑!?」

 

蹴上「なっ……い、嫌だ!俺は死にたくない!」

 

蹴上は顔を真っ青にしながら逃げ回る。裁判所のエレベーターを叩くが微動だにしない。

 

蹴上「やだやだやたやだ!死にたくない!嫌だああああああ!!」

 

モノクマ「超高校級のサッカー選手、蹴上秀クンにはスペシャルなおしおきを用意しました!」

 

岩田「やめろ!確かに蹴上は深沢を殺したが、何もそこまで!」

 

モノクマ「では張り切って行きましょう!おしおきターイム!!」

 

蹴上「嫌だ死にたくない!!死にたくなああああああい!!」

 

 

 

 

 

 

 

ケアゲくんがクロにきまりました。おしおきをかいします。

 

 

 

 

 蹴上はチェーンで連れていかれ、巨大なサッカーグラウンドに追いやられた。

 

 

 

 

ペナルティキック 超高校級のサッカー選手 蹴上秀処刑執行

 

 

 

 モノクマがサッカーボールを蹴ってくる。蹴上は反射的に受け止めた。

 よく見るとサッカーボールに火がついていた。爆弾だ。

 蹴上は青ざめて爆弾から離れる。

 しかし何体ものモノクマがサッカーボールを蹴ってくる

 1つは爆弾、もう1つはサッカーボールに模した鉄球。

 避けるのが間に合わない蹴上はサッカーボールを蹴り返した。しかし、それは鉄球で、蹴ってしまった痛みでうづくまる。

 モノクマはボールを蹴るのをやめない。ひたすらボールを蹴り、蹴上は足を引きずりながら避けた。ついに腹、膝、顔面にも鉄球が命中、血が流れる。ついに蹴上は手でサッカーボールを弾く。

 するとモノクマが笛を鳴らし、大量の爆弾を蹴って来た。

 蹴上は逃げようとするが、逃れられる量ではない上、足も顔もやられた蹴上には逃げることすら敵わなかった。

 大きな爆発が起きる。

 煙が晴れた頃には大量の血と原型を留めていない蹴上のバラバラの身体しかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モノクマ「エクストリーーーーム!」

 

岩田「蹴上ーーーーーっ!!!」

 

加賀美「なんてことを……」

 

モノクマ「いやーこの快感は新しい生命の誕生のアレソレより気持ちいいよね!」

 

絵馬「もう嫌!家に帰して!」

 

知念「酷すぎるよ」

 

上条「許さない!許さないぞモノクマ!」

 

モノクマ「は?」

 

上条「お前は2人も殺したんだ!」

 

モノクマ「なに言ってんだよ、深沢さんを殺したのは蹴上クンでしょ?蹴上クンは秩序を乱したからおしおきしただけだよ」

 

上条「お前がこんなところに閉じ込めなければ、こんなことには!」

 

モノクマ「全く、最近の若者は責任転嫁するねぇ」

 

上条「クソ、お前、ふざけるな!」

 

俺が拳を振り上げた時、監原が肩を掴んだ。

 

監原「もうやめろ、上条。お前まで死ぬぞ」

 

上条「でも……!」

 

監原「ここは耐えろ。耐えるしかない」

 

佐藤「これ以上、誰も死んで欲しくない」

 

上条「佐藤……監原……」

 

モノクマ「女子更衣室の邪魔な『モノ』は片付けたから安心してね」

 

モノクマの物言いにみんな何も言う気がなかった。

 

弓長「ねぇ帰ってもいい?この茶番、飽きたんだけど」

 

加賀美「弓長さん!人が死んでるのにそんな言い方!」

 

絵馬「あんたは蹴上と同類よ!」

 

香月「俗に言う、サイコパスってところでしょうね」

 

モノクマ「あ、もう帰ってもいーよ」

 

モノクマがそう言うとみんなゾロゾロと帰り出した。

 

上条「クソ……」

 

岩田「……」

 

岩田は青ざめたまま、立ちすくしていた。

 

岩田「俺は蹴上のこと何も知らなかった。同じスポーツ仲間だと思っていた。俺は……!」

 

上条「岩田は悪くない。まだ俺らは1週間も経ってなかったんだ。それに岩田は籠森が犯人じゃないって証明に協力してくれたじゃないか」

 

岩田「……励ましてくれてありがとう。すまない」

 

 トボトボと岩田も帰っていった。

 

 

 

 

 俺も個室に戻った。何も食べる気がしない。昼食の時間はとっくにすぎていたが色々起こりすぎて疲れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 薄暗い一室でモノクマは呼びかけていた。

 

 

モノクマ「案外早くに殺人が始まったね。でもまた次起こるからわかんないよ。『君たち』にも活躍してもらわないといけなくなるかもしれないんだからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

生き残りメンバー 14人

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