ウルトラダンガンロンパ 才能を魅せる学園   作:ユキミス

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Chapter3 (非)日常編3

監原「まずは、パーティー会場の飾り付けだよな。とは言ってもいつもの食堂だけど」

 

絵馬「やっぱり暖色系の飾り付けしたいわよね」

 

監原「ああ。暖色系は食欲を促進させるからな」.

 

メイビー「やっぱりガーランドが基本かな」

 

監原「うんうん。あと文字とかで」

 

知念「なんかこのメンバーで話すなんて珍しいね」

 

絵馬「あ、あたしはっ、優子がそう言うからそうしただけよ」

 

メイビー「あんまり話す機会が無かったしね」

 

監原「ま、これを機に疑心暗鬼が解かれるといいな」

 

知念「そうだね」

 

 

 

 

 

 

岩田「よーし、籠森、上条!机の反対側持ってくれ!」

 

上条「えっ」

 

籠森「お前に負担がでかすぎるだろ、真ん中持て」

 

岩田「自分の体重を腕だけで支えてんだぞ?これくらい平気だって」

 

籠森「平気平気で怪我した奴は誰だ?俺は加賀美にお前を任されたからな」

 

上条「そうだよ、岩田。確かにお前は俺たちのために頑張ってるけど、俺たちにも頑張らせてくれ」

 

岩田「2人とも……すまない、ありがとう」

 

 

 

 

 

加賀美「料理ねぇ、パーティーを企画したあたしが言うのもアレだけど、なかなか思いつかないねぇ」

 

将口「タコパはどうだろい?」

 

佐藤「デザートにチョコフォンデュとか」

 

加賀美「タコパにチョコフォンデュ……」

 

式野「まるでホームパーティーだな」

 

加賀美「そりゃあ本格的なパーティーなんか出たことないんだから」

 

式野「えっ」

 

加賀美「え?」

 

将口「た、確か、式野はオーケストラ団体でハリウッド女優とパーティーしたことあるんだった……はず」

 

加賀美「レベルが違いすぎる」

 

 

 

 

 

 

 

13日目

 

 

上条「これをここに置けば良いんだな?」

 

加賀美「うん、終わったら2時間休憩ね」

 

パーティーの準備も大詰めだ。

 

 

上条「少し休憩しようかな」

 

メイビー「いいかな?上条」

 

上条「メイビー?どうしたんだ?」

 

メイビーに手招きされて、食堂から離れた。

 

メイビー「君、アップルハウスのファイナルデッドルームをクリアした?」

 

上条「ファイナルデッドルーム?いや、そんなことしてないけど」

 

メイビー「なら良いんだけど、他に心当たりない?」

 

上条「心当たりなんて……。なんで急に」

 

メイビー「ファイナルデッドルームのログ、誰かがクリアしたログがあったんだ」

 

上条「ログがあるからってなんの問題が?」

 

メイビー「忘れたの?ファイナルデッドルームをクリアすると『みんなの秘密』が知れるんだよ?モノクマが生半可な秘密を置いたとは思えないんだ」

 

上条「ど、どういうことだ?」

 

メイビー「その反応を見る限り、やっぱり君はクリアしてないし、知られたくない秘密はないようだね」

 

上条「やっぱりって……」

 

メイビー「俺が言いたいのは、これが変なキッカケにならないか、注意してってこと」

 

上条「変なキッカケって……」

 

メイビー「俺が言いたいのはそれだけ」

 

 メイビーはそれだけ言って去ってしまった。

 何が言いたいんだ、変なキッカケって。まさか、殺人か?

 いや、俺たちはもう殺人なんかしないんだ。だから、パーティーの準備をしてるんじゃないか。

 

 メイビーのことは忘れよう。

 

 

将口「上条?何か飲まないか?」

 

上条「あ、うん」

 

将口からジュースを受け取った。

 

上条「パーティーの準備って学校の文化祭みたいでなんか楽しいよな」

 

将口「ああ。でも、ずっとこれが続けば良いな」

 

上条「良くないよ!とにかく殺人以外でここから出る方法を探さないと……」

 

それにしてもパーティーの準備ですごく疲れたな。眠い……。

 

将口「顔色悪いな、上条?」

 

上条「そう?なんかすごい眠い。部屋で寝てくる」

 

将口「わかった」

 

 

 

俺は倒れるように眠った。粗末な客室ということを忘れるくらいに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知念「上条くんっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 知念の叫びで俺は目が覚めた。すると目の前に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 包丁を持った将口がいた。

 

 

 

 

 

 

上条「え、あ?しょ、将口……?」

 

将口「くっ……」

 

知念「無駄だよ!将口くん!君が上条くんを殺しても僕が証言者になるだけだ!」

 

将口「う、わああああああああ!!」

 

将口はその場に崩れ落ちた。包丁を落とし、うづくまっていた。

 

上条「将口……!?お前、どうして!?」

 

将口「すまない、……私はっ……うっ、うぅぅう」

 

知念「将口くん、君はもしかして、内通者なの?」

 

上条「将口……!」

 

将口「……」

 

 将口は黙ったままだ。

 

 見かねた知念が俺に耳打ちをする。

 

知念「上条くん、将口くんと浴場に行こう」

 

上条「えっ」

 

知念「監視カメラがないあそこなら」

 

上条「あ、そっか、わかった」

 

上条「将口、来てくれ」

 

将口「みんなに晒し物にするのか?」

 

上条「違う、とにかく来てくれ」

 

 

 

 

 

俺と将口と知念は浴場に入った。

 

 

上条「ここなら監視カメラがない。存分に話せるよ」

 

将口「なんだ、2人とも。私を風呂に沈める気か?」

 

知念「そんなんじゃないよ」

 

上条「将口、お前が内通者なんだろ?」

 

将口「そうだ、私は内通者だ」

 

なんとなくわかっていたが、将口が内通者なんて信じられなかった。

 

上条「なんで!?いつから!?そんなっ……」

 

将口「学園に来て、1日目からだ」

 

そんな時から内通者だったなんて……。

 

上条「そんな時から内通者ならなんで推理の手助けなんかしてくれたんだよ!」

 

将口「内通者といえど、事件が起きれば普通の参加者だ。生き残るためにやったにすぎない」

 

上条「お前が、お前がどうしてこんなっ!」

 

知念「加賀美が予想した通り、もしかして不本意なの?」

 

将口「……言い訳臭いが、私は孤児院や弟子を人質に取られたんだ」

 

上条「えっ!?」

 

知念「人質!?」

 

将口「恐らく、他の内通者も、私と同じで人質に取られてるじゃないか?家族や大切な人を」

 

上条「将口……」

 

将口「相談したくても出来なかったよ、モノクマの機嫌を損ねたら殺されるかもしれないからな」

 

知念「それが本当だって確証あるの?」

 

将口「電話したからな。間違いなく、孤児院の子供たちと私の弟子だった」

 

上条「でもどうして急にそんな……」

 

将口「モノクマが急かして来たんだ。今は14時かな。あと2時間以内に殺人が発生しないと人質を殺すとね」

 

知念「それって他の内通者に当てはまるの?」

 

将口「そこまでは私も分からない」

 

知念「いや、休憩が終わったのに食堂に人が集まらないからみんなで探してて、上条くんの部屋に行ったら将口を見つけてそれで」

 

上条「えっ!?集まらないって……」

 

将口「あのモノクマの脅しが他の内通者にもさせられていたら……。あのモノクマの言い方、『殺人が発生しないと』だった。まるで私以外が殺人をする理由があるかのように」

 

上条「っ!?な、探さないと!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンポーンパンポーン

 

 

 

 

モノクマ「死体が発見されました。一定の自由時間の後、学級裁判を開きまーす」

 

 

 

 

 

 そんな俺の言葉を否定するような残酷な音と共にモノクマが放送を流した。

 

 

 

上条「!?」

 

知念「死体が発見されたって……」

 

将口「やはり、私以外の内通者が手を出してしまったのか」

 

上条「そんな!殺人なんか起きるはずないのに!」

 

 

俺は浴場を出て行った。

 

 

上条「どこだ!?」

 

知念「監原くんなら知ってるかもしれない。アップルハウスに向かおう」

 

上条「ああ」

 

監原「いや、その必要はないぜ」

 

上条「監原!?」

 

監原「2階を見ろ」

 

上条「2階?本校舎の?」

 

監原「階段だ、気を付けろ」

 

 

 

 

 俺はゆっくり階段に近づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 血塗れの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 超高校級の美化委員、加賀美優子の姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上条「うわあああああああああ!?」

 

 みんなをまとめてくれたあの加賀美が……死んでいた。今までより強い絶望感が襲ってくる。

 なんで加賀美が?恨まれるような奴じゃないのに。

 

知念「うわああああああ!か、加賀美さん!?」

 

将口「加賀美……!」

 

監原「あと気になることがあるんだ、死体発見アナウンスだが……」

 

 

 

 

 

 

ピンポーンパンポーン

 

 

 

 

モノクマ「死体が発見されました。一定の自由時間の後、学級裁判を開きまーす」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上条「えっ……」

 

 

頭が回らない中、また聞こえたアナウンスにさらに俺の頭の中は混乱した。

 

 

知念「またモノクマが流したの……?」

 

将口「まさか……」

 

監原「……知念、将口、ここで見張りを頼めるか?」

 

知念「良いよ」

 

将口「良いのか?内通者の私と2人きりで」

 

監原「将口が内通者!?」

 

知念「僕を殺せば疑いは君にかかるだけだよ。そんなメリットないはずだ」

 

監原「……上条、いくぞ、多分、アップルハウスかグレープハウスだ」

 

上条「え?」

 

監原「とりあえず呼びにいくつもりで」

 

上条「うん……」

 

 

 

アップルハウスの前に佐藤が立っていた。

 

 

佐藤「上条くん……」

 

上条「佐藤!加賀美が!」

 

佐藤「まさか、加賀美さん『も』殺されたの?」

 

上条「もって……」

 

監原「悪い予感が当たったか」

 

上条「そんなはずない!」

 

 

俺は現実逃避をするようにアップルハウスに走りながら入った。

 

 

 

 

岩田「上条!」

 

 

 みんなが部屋の周りに集まっていた。

 

絵馬「またよ、またこんなことになるなんて!」

 

メイビー「……」

 

式野「全く……」

 

上条「みんな……」

 

岩田「覚悟は良いか?」

 

上条「……」

 

 

 

 

 

岩田が扉を開けると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 首を吊った状態の

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 超高校級のセラピスト、香月薫の姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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