ウルトラダンガンロンパ 才能を魅せる学園   作:ユキミス

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Chapter5 (非)日常編3

監原「3時間経ったのに絵馬とメイビーが来ないな」

 

上条「探してこようか?」

 

知念「絵馬さんは美術室だろうけど、メイビーくんはどこなんだろう」

 

籠森「手分けして探した方が良いんじゃないか?」

 

 別にまた殺人が起きるとは思ってないけど、不安になる。

 

 

 

 

 

 

上条「絵馬ー?時間だぞー?」

 

美術室に入ろうとするが開かない。

 

上条「絵馬ー!?」

 

ガンガンと扉を叩くと「ひゃあ!」という声が聞こえた。

 

絵馬「なななな、何!?」

 

上条「いや、時間…」

 

絵馬「た、確かに!絵に集中してると忘れるのよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

知念「メイビーくん…どこに行ったんだ?」

 

監原「メイビーは見つかったか?」

 

知念「部屋にいなかったし、本校舎を探してるけど……旧校舎やグレープハウスとかも見る必要あるかも」

 

 

 

籠森「いやその必要はない」

 

知念「籠森くん?」

 

籠森「メイビーの奴、遅れて来やがった。食堂に集まってる」

 

知念「良かった、みんな無事みたいだね」

 

監原「はぁ、手間がかかる奴だ」

 

 

 

 

 

 

籠森「お前、何をしていた!?」

 

メイビー「5階を調べてた。悪い?」

 

知念「みんなの集まる時に集まらないのは悪いよ」

 

メイビー「ちゃんと来たよね?」

 

籠森「遅れたってことは何か企んでるじゃないか!?」

 

メイビー「そうやって因縁つけて、自分が黒幕じゃないアピールかい?」

 

籠森「なっ、なんだと!?俺は黒幕じゃない!」

 

監原「ムキにならなくても籠森は黒幕じゃない。記憶がなかったとしても動きが黒幕じゃないだろ」

 

上条「もうやめよう!こんな話!こんな疑いあって香月や式野から何を学んだだよ!?」

 

佐藤「上条くんの言う通りだよ」

 

籠森「でも遅れて来たメイビーが悪い」

 

絵馬「あ、あたしは……」

 

籠森「お前が黒幕ならとっくに破綻してる」

 

絵馬「な、何ですって!?」

 

監原「とにかく、みんな無事だしまた3時間後な」

 

 

 

こうしてまた3時間後に集まり、夜時間を迎えた。

 

 

 

監原「良いな、夜時間は出歩かないこと」

 

絵馬「美術室……」

 

監原「自己責任な?」

 

絵馬「ひぃ!」

 

知念「美術室から必要な道具を個室に持っていけば良いじゃないか?」

 

絵馬「部屋が汚れるじゃない!」

 

監原「なら夜時間に何があっても知らないぞ?夜時間は寝たいって奴らがいるだろうし」

 

上条「監原、夜時間の10時からじゃなく11時からでよくないか?俺、寝れないし」

 

監原「出歩いて何かやることあるのか?」

 

上条「図書室とか」

 

監原「最初から本を持ってけば良いだろ?」

 

上条「でも、やっぱり図書室で読みたくなる本もあると思うし」

 

監原「仕方ないな11時までな」

 

 

こうしてルールがまた決まった。

 

 

 

 

 しかしこのルールが意味を為さないということに気付いたのはその翌日のことだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21日目

 

 

少し遅めに食堂に集まった。

 

籠森「上条も遅刻か、全く」

 

上条「俺もって?」

 

知念「監原くんとメイビーくんが来てないんだよ。特に監原くんは初めに来るのに」

 

上条「……俺、見てくる」

 

 

嫌な予感がして監原の部屋に向かった。しかし鍵が開いてない。

 

上条「監原!……モノクマ、監原は?」

 

モノクマ「ここにはいませんね」

 

上条「じゃあメイビーは?」

 

モノクマ「個室にはいないよ」

 

上条「じゃあどこにいるだ!」

 

モノクマ「僕にばっか頼ると立派な大人になれないよ!自分で探して!」

 

そう言ってモノクマは消えてしまった。モノクマが介入しないってことは……そんなまさか。

 

 

 

 

 

上条「みんな!監原もメイビーも部屋にいない!」

 

佐藤「えっ…」

 

籠森「マジかよ……」

 

知念「と、とにかく探してみようよ」

 

絵馬「うぅ…もう嫌なんだからね、学級裁判なんか」

 

籠森「言うな!」

 

上条「とりあえず、籠森が旧校舎、絵馬が1階、佐藤が2階、知念が3階で俺は4階を探す」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は嫌な予感が当たらないよう、祈るしかなかった。

 

 

 

 

上条「植物室……」

 

 ゆっくりとドアを開ける。

 

 

「うわあああああっ!」

「うわーーーっ!!」

 

 

 突然、火の手が上がった。

 

 

上条「この悲鳴、まさか!」

 

 

 

植物室の中心は激しく燃え、近寄れない。

 

 

上条「みんなああああ!!火事だあああああ!!」

 

俺は大慌てで下に向かって叫んだ。ここからなら旧校舎の籠森にも届いているはずだ。

 

 

 

 

俺は植物室に戻りどうにか消化出来ないか周りを見渡した。

 

 

上条「ホースとか……ん?消火弾?」

 

消火弾と書かれた赤いケースが何個も置いてある。

 

 

上条「これを使えば!」

 

消火弾を火に向かって投げた。

 

 しかし炎は消えるどころか増すばかりだった。

 

 

 

「うわあああああ!!」

「うわーーーーっ!!」

 

 酷いくらいに聞こえる監原とメイビーの悲鳴。

 

 

上条「メイビー!」

 

 

 

知念「上条くん!」

 

籠森「なんだこれは」

 

佐藤「何が起きたの?」

 

絵馬「もう、なんなのよぉ!」

 

上条「とにかく今は消火弾を投げて!」

 

 

俺たちは次々に消火弾を投げた。

 

 

 しかしさっきよりはマシになったくらいで、勢いは止まらない。

 いつしか監原とメイビーの悲鳴すら聞こえてこなくなった。

 

上条「消火弾使い切ったよ、どうすれば!」

 

知念「あっ、もしかして!」

 

 知念が小屋に駆け寄ると突然、雨が降って来た。

 

絵馬「雨!?なんで室内に雨が!」

 

籠森「スプリンクラーだっ!」

 

 俺たちはそのまま火の勢いが止まるまで待った。

 

 

上条「……」

 

籠森「上条、悪いが見てきてくれないか?」

 

上条「えっ……」

 

籠森「…わからないのか?見てきてくれって」

 

上条「そんなの!お安い御用だ!何かあるわけないし!」

 

知念「僕も行くよ」

 

佐藤「私も」

 

 

 俺はもう嫌だった。人が死ぬなんて。

 もう、起きるはずないんだ。

 

 

 

 

 

 そう思いながら植物室の中心足を踏み入れた。

 散乱する野球ボールを蹴飛ばしながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真っ黒焦げの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2人の死体があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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