ウルトラダンガンロンパ 才能を魅せる学園   作:ユキミス

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Chapter5 学級裁判 後編

佐藤「まずは、上条くんが火事を発見したんだよね?」

 

上条「ああ。植物室を開けてすぐに燃えてたよ」

 

籠森「どうやって燃やしたんだ?」

 

佐藤「現場にあったもので何か火を放つことは出来ないかな」

 

 

上条「現場にあったものか…」

 

 

 

 

1.野球ボール

2.換気扇

3.消火弾

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.野球ボール◀︎

 

 

 

 

上条「野球ボールを使った……とか」

 

籠森「野球ボールでどうやって火をつけるんだよ!」

 

 

議論開始

 

コトダマ 消火弾

コトダマ モノクマファイル5

コトダマ 籠森の証言

コトダマ 中心を囲うロープ

コトダマ ロウソク

 

籠森「野球ボールで火は点かないぞ!」

 

絵馬「わかった!『摩擦』よ!」

 

籠森「うんなわけねーだろ!どんな威力だ!」

 

知念「ライターの『スイッチを入れた』とか」

 

佐藤「『ロウソクを倒した』のかも」

 

籠森「それだけで燃え広がるかよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐藤「『ロウソクを倒した』のかも」

 

 

 

 

コトダマ ロウソク

 

 

同意

上条「それに賛成する!」

 

 

 

 

上条「ロウソクが倒れた状態で見つかったんだ。だからロウソクを倒したんだと思う」

 

絵馬「ロウソクを倒したって……どうやって?」

 

上条「野球ボールを転がして倒したんだ」

 

籠森「でもそもそも誰が野球ボールを転がしたんだよ」

 

上条「え?」

 

籠森「だから野球ボールを転がしたのが犯人なんだろ?その野球ボールを転がしたのは誰だ」

 

上条「野球ボールを転がした……」

 

籠森「多分、犯人なんだろうが、どうやって野球ボールを転がしたんだ?誰にも気づかれずに」

 

上条「その方法は……」

 

 

 

 

閃きアナグラム

 

 

 

ひ ら き ど

 

 

 

上条「開き戸……。ドアを押した時にボールが転がったんだ」

 

知念「…!」

 

絵馬「じゃあ、最初に扉を開けた奴が犯人ね」

 

上条「最初に扉を開けた人間……」

 

 

 

 

 

 

 

怪しい人物を指名

 

 

上条翔太

 

星野リコ ×

 

佐藤雪香

 

岩田圭介 ×

 

弓長詩織 ×

 

絵馬一帆

 

将口歩夢 ×

 

メイビー ×

 

監原誠也 ×

 

式野龍馬 ×

 

籠森健一 

 

知念悠馬

 

加賀美優子 ×

 

深沢由奈 ×

 

蹴上秀 ×

 

香月薫 ×

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上条翔太◀︎

 

 

 

 

上条「最初にドアを開けたのは俺だ」

 

絵馬「なに!?上条が犯人なの!」

 

籠森「んなわけあるか!だいたいロウソクの火なんか大したことないだろ。それだけで燃え広がるわけないだろ!」

 

 

 

 

 

 

 

議論開始 

 

コトダマ モノクマファイル5

コトダマ ロウソク

コトダマ 中心を囲うロープ

コトダマ 灯油

コトダマ 消火弾

 

 

籠森「『ロウソクの火』だけであんなには燃えないぞ!」

 

知念「灯油で威力が上がったのかな」

 

籠森「俺は燃え広がりの話をしているんだ!」

 

絵馬「でも上条が犯人ってことよね!」

 

籠森「上条が犯人と決まったわけじゃない。ロウソクの火だけじゃ2人を殺せる火力と範囲にならないだろ!」

 

絵馬「『死体の側に』ロウソクを置いて燃やしたのよ!」

 

佐藤「それだけだと範囲の問題は解決しないよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵馬「『死体の側に』ロウソクを置いて燃やしたのよ!」

 

 

 

コトダマ 中心を囲うロープ

 

 

論破

上条「それは違うぞ!」

 

 

 

上条「いや、死体を直接を燃やしたわけじゃない。少し離して植物室をの中心を囲うようにロープが置かれていたんだ」

 

佐藤「それであたかも大火事が起きているように演出したんだね」

 

籠森「じゃあロープを燃やしただけじゃ2人を殺せないのか」

 

上条「庇ってくれてありがとう、籠森」

 

籠森「フン、岩田に続いてお前が犯人なんて絶対許さないからな」

 

絵馬「じゃあなんであんな火力で燃えたの?」

 

知念「それは多分灯油だろうね」

 

佐藤「これで火力と範囲の問題は終わったけど」

 

知念「野球ボールや灯油や消火弾をどこから調達したかが問題だね」

 

上条「それなら」

 

 

 

 

 

コトダマ 体育倉庫

 

 

上条「体育倉庫に野球ボールや灯油や消火弾があったんだ」

 

籠森「ああ、俺も確認した」

 

知念「そっかなら解決だね」

 

上条「いや、まだ問題があるんだ」

 

 

 

 

 

 

コトダマ 籠森の証言

 

 

 

 

 

上条「籠森の話によると体育倉庫は岩田が持ったままで、籠森やモノクマはその後の所在が分からないらしいんだ」

 

絵馬「モノクマが鍵の所在が分からないわけないでしょ!」

 

上条「けどモノクマがボカすってことは重要な意味が隠されているはずだ」

 

絵馬「体育倉庫の鍵……わかったわ!犯人は籠森よ!岩田と仲良かったから鍵を貰ったのよ!」

 

籠森「はぁあ!?鍵なんか渡されてない!だいたい貴様は!0時に出歩いておいてよく言う!」

 

知念「やめなよ2人とも」

 

上条「……」

 

こいつら、仲良しなんじゃないか。

 

佐藤「……」

 

上条「どうした、佐藤?険しい顔して」

 

佐藤「……火が出て、上条くんの呼びかけでみんな集まった時、みんな、いたよね?」

 

上条「え?」

 

佐藤「……火が出てすぐはメイビーくんも監原くんも生きていた。つまりみんな揃っている間に殺人が行われたということだよね?」

 

上条「あっ……」

 

そう言えばそうだ!

 

 

籠森「なんだ、犯人は堂々と殺人をしたってのか」

 

佐藤「それで死因を思い出して欲しいの。2人の死因はなんだったかな?」

 

 

 

 

1.一酸化炭素中毒

2.失血死

3.窒息死

4.焼死

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.焼死◀︎

 

 

 

 

上条「焼死だよな?」

 

絵馬「それは散々話し合ったじゃない!」

 

佐藤「さっき、私たちは火力が足りないって話になったよね?」

 

上条「2人を殺せる火力のことだな」

 

籠森「それは灯油じゃないのか?」

 

佐藤「間違いなく灯油だと思うけど、犯人はどうやって灯油を持ち込んだんだろうって」

 

上条「ポリタンクとかじゃないのか?」

 

佐藤「でも現場にそんな痕跡なかったよね?」

 

知念「何が言いたいの?」

 

佐藤「……犯人はなにで灯油を持ち込んだのかな」

 

籠森「なにで持ち込んだか……みんなで集まった時は誰かが何か手にしてたってわけじゃないしな」

 

絵馬「結局分からないじゃない!」

 

佐藤「私、怖いの。この先を……考えるのが。ごめん……上条くん。私はここまでだよ」

 

上条「十分だよ、ありがとう、佐藤。あとは俺が」

 

 

 

 

閃きアナグラム

 

 

し ょ う か だ ん

 

 

 

 

 

 

上条「わかったぞ!犯人は消火弾の中に灯油を入れたんじゃないか?」

 

知念「消火弾に灯油!?」

 

籠森「なるほどな、それなら怪しまれずに灯油を投げれるな」

 

絵馬「灯油が入った消火弾を投げた人間が犯人ね!」

 

知念「スプリンクラーがあるのに消火弾を置いてあったのは灯油で殺すためだったのか……」

 

佐藤「それなんだけど上条くん。置いてあった消火弾に印とかあった?」

 

上条「咄嗟だったし、気づかなかった」

 

佐藤「それなんだよ。いきなり火事が起きたらどの消火弾を使うかなんてわからない。犯人が殺すにはリスクが高いよ。だって他の人が殺してしまう可能性があるから」

 

上条「な、何が言いたいんだ、佐藤……」

 

佐藤「……あの消火弾を用意したのはメイビーくんか監原くんかもしれない」

 

絵馬「な、なんで殺された2人が消火弾を用意するの!?」

 

佐藤「思い出して、私たちがなぜ0時から一切出歩かないルールにしたのか3時間後に集まるようになったのか」

 

籠森「黒幕だろ?誰かが黒幕で殺人を起こそうとするから…………ま、まさか!」

 

佐藤「そう、2人のうちどちらかがこの殺人を企てたんだよ」

 

知念「なんで!?どうして!?そもそも監原くんとメイビーくんが黒幕なんて……」

 

上条「どちらかが殺人をしたってことか?」

 

佐藤「違う、2人を『他殺させた』んだよ」

 

籠森「なな、な、なんだよ!他殺させたって!」

 

佐藤「黒幕の目的は私たちに殺人をさせること。黒幕は自ら犠牲者になることで殺人を起こさせたんだよ」

 

絵馬「意味わかないわ!そんな死んでまでこんなこと……」

 

籠森「だいたい本当に黒幕が死んだならこの学級裁判自体が開かれないはずだ!」

 

 

 

モノクマ「そんなことありませんよ。黒幕は最初の犠牲者って可能性もあったんだよ。黒幕が1人死んだくらいで……このコロシアイ学園生活は終わりませーん!」

 

 

 

 

籠森「なんだよそれぇ!」

 

佐藤「でもモノクマは認めたね。黒幕が死んでも学級裁判することを」

 

知念「そんな!じゃあ、犯人は誰なんだ!?誰が灯油の入った消火弾を投げたんだ」

 

佐藤「……」

 

知念「分からないの!?」

 

籠森「な、なんだよ、なんなんだよ!それは!誰か分からないってまさか、適当に投票するしかないってのか!」

 

絵馬「外したらおしおき!?いやよそんなの!」

 

上条「俺、わかったかもしれない。灯油を投げた人間を」

 

絵馬「えっ」

 

佐藤「誰なの?」

 

上条「間違いなく、投げた後で火の威力を上がったんだ」

 

 その人物は

 

 

 

怪しい人物を指名

 

 

上条翔太

 

星野リコ ×

 

佐藤雪香

 

岩田圭介 ×

 

弓長詩織 ×

 

絵馬一帆

 

将口歩夢 ×

 

メイビー ×

 

監原誠也 ×

 

式野龍馬 ×

 

籠森健一 

 

知念悠馬

 

加賀美優子 ×

 

深沢由奈 ×

 

蹴上秀 ×

 

香月薫 ×

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上条翔太◀︎

 

 

 

 

上条「俺だ。俺が消火弾を投げた時、一気に炎が燃え広がったんだ」

 

絵馬「えっ、な何?上条が犯人なの!?」

 

籠森「燃え広がったとか言うが、それだけで殺せるのか!?」

 

佐藤「そ、そんな……上条くん……」

 

上条「今まで話し合った通り、灯油が火力を上げたのは間違いない。灯油が入った消火弾を投げたのは俺なんだ。つまり俺が犯人ってことになる」

 

 

 

 

 

 

 

 

反論

知念「それは違うよ!」

 

 

 

 

上条「知念!?」

 

知念「君が犯人だなんて思うのは早いよ」

 

 

 

反論ショーダウン 開始

 

コトノハ 消火弾

コトノハ 灯油の臭い

コトノハ 換気扇

コトノハ 籠森の証言

 

 

 

 

知念「君は自分が犯人なんて言うけど、本当にそうかな」

 

知念「火にいきなり水をかけたりすると余計に火が激しくなるって話を聞かない?」

 

上条「それは油の時だ!」

 

知念「こうは考えられない?『予め撒かれていた』とか『他の人も灯油を投げた』とか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知念「『予め撒かれていた』」

 

 

 

 

コトノハ 灯油の臭い

 

 

 

 

論破

上条「その言葉、斬る!」

 

 

 

 

 

 

 

上条「いや俺が植物室に来た時は灯油の臭いなんてしなかったのに消火弾を投げた途端に臭いがしたんだ。捜査中はあまり気にしてなかったけど、あの強烈な臭いに気づかないはずない」

 

知念「で、でも!」

 

籠森「でもお前は殺すつもりなんてなかったんだろ?まだ犯人の罠の中なんじゃないのか?」

 

絵馬「じゃあこれ以上何を話し合うのよ!」

 

 

 

 

 

 

意見対立!

 

 

 

上条翔太に投票するのか?

 

まだ投票しない!

佐藤、知念、籠森

 

 

すぐに投票する!

上条、絵馬

 

 

『可能性』

『犯人』

『黒幕』

『自殺』

『殺意』

 

 

議論スクラム 開始

 

知念「上条くん、君に殺意なんかないんでしょ!」

 

上条「これは『殺意』がどうかの話じゃない!」

 

籠森「上条!お前は自殺がしたいのか!」

 

上条「違う『自殺』したいんじゃない!みんなを守りたいんだ!」

 

佐藤「まだ、他の可能性があるんじゃないかな」

 

絵馬「これ以上何もない『可能性』の方が高いわよ!」

 

知念「犯人は他にいるはずだ!」

 

上条「他でもない『犯人』は俺なんだ!」

 

籠森「黒幕の罠なんじゃないか?」

 

上条「『黒幕』の罠だからこそ、俺たちは勝たなきゃいけないんだ!」

 

 

 

 

上条「これが俺たちの答えだ!」絵馬「これがあたしたちの答えよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

上条「納得してくれ、みんな」

 

知念「嫌だ……無理だよ、僕には上条くんを殺せない!」

 

上条「それで、今まで投票したクロはどうなるんだよ!岩田だって言ってだろ!生きるんだ!って……だから……」

 

籠森「なんで……なんで岩田のことを持ち出すんだよチクショウ!俺は岩田に投票出来なかった臆病者だぞ!そんな……俺には……」

 

佐藤「上条くん……」

 

上条「岩田に投票したみんなならできるはずだ」

 

籠森「お前は怖くないのか!死ぬのが!自分を犠牲にしてみんなを助けるなんて俺にはできない!相手が岩田でも加賀美でも師匠でも!」

 

上条「……怖いよ」

 

知念「か、上条くん……」

 

上条「怖いけど、黒幕の思う壺になるくらいなら……。たった1人で生き延びて、その後、生きていく自信なんかない。それこそ自殺しそうだよ。だから頼む。俺を自殺させないために、投票してくれ」

 

絵馬「上条……どうして……」

 

籠森「く、くそぉ!ちくしょおおおおお!!」

 

上条「知念、お前が全てを振り返って終わらせてくれ」

 

知念「え?」

 

上条「あとはお前に託すよ」

 

知念「そ、そんな」

 

上条「頼む……お前にしか頼めない」

 

知念「か、上条くん……」

 

 

 

 

 

クライマックス推理

 

 

ACT1

知念「事件の始まりは、モノクマの『黒幕がこの中にいる』という発表だった。そして僕らは0時以降は出歩き禁止のルールを決めたんだけど、これこそが、黒幕の罠だった」

 

ACT2

知念「絵馬が0時頃に監原くんとメイビーくんが話しているのを見たらしいけど、これは黒幕によって犯人はどちらかであるという誤認をさせるためのものだったんだ」

 

 

ACT3

知念「監原くんとメイビーくんが来ないことに気づいた僕らは捜索を開始した。そして、今回の事件の犯人とも言える人物は植物室に向かった。扉を開けると扉で散乱していたボールがぶつかり転がって行ったボールはロウソクを倒し、ロープに火をつけ、あたかも大きな火事が起きたかのように演出された」

 

 

ACT4

知念「驚いた犯人は置いてあった消火弾を投げてしまったんだ。これに灯油が、入っていて、火の火力を上げて犯人が知らずに犯人に仕立て上げる、黒幕の罠だということを知らずに」

 

 

ACT5

知念「犯人は僕らを呼びみんなで消火弾を投げて、最後は僕が使ったスプリンクラーで鎮火したんだけど、その頃には2人はもう死んでいたんだ。黒幕の目的は、灯油入りの消火弾を投げさせることで殺人事件を発生させること、仕組まれたものだったんだ」

 

 

 

 

 

 

 

知念「僕は、こんな結末信じられない。君も同じだろ、超高校級の陸上選手、上条翔太くん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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