ウルトラダンガンロンパ 才能を魅せる学園   作:ユキミス

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Chapter1 舞い降りる絶望
Chapter1 (非)日常編1


1日目

 

加賀美「ずっとここにいるのもなんだし、学園を探索しない?あのこれを仕組んだ奴が知らない抜け道があるかもしれないじゃない」

 

深沢「ワタシに任せて!探し物は大得意。普通の人なら見逃す場所も見逃さないよ」

 

監原「その前に校則を確認してみないか?うっかり校則違反したら殺されるんじゃねぇの、あのガトリングガンで」

 

上条「そうか」

 

俺たちは電子生徒手帳で校則を確認した。

 

 

校則

1.生徒たちはこの学園で共同生活を送ってもらいます。共同生活に期限はありません。

 

2.22時から4時までを夜時間、4時から9時までを朝時間とします。夜時間と朝時間それぞれで立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

 

3.魅才学園について調べるのは自由です。特に行動の制限はありません。

 

4.学園長、モノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊も禁じます。

 

5.電子生徒手帳の貸し出しを禁止します。

 

6.誰かを殺した場合、卒業出来ます。

 

7.殺人が起きた場合、一定の捜査時間の後、全員参加の学級裁判が行われます。

 

8.学級裁判で正しい犯人のクロを指摘出来た場合はクロだけがおしおきされます。

 

9.指摘出来なかった場合はクロ以外のシロ、全員がおしおきされます。

 

10.モノクマが殺人に関与することはありません。

 

校則は随時増えていくことがあります。

 

 

 

 

上条「この学級裁判って……」

 

岩田「この『おしおき』ってなんだ?お尻ペンペンか?」

 

香月「人を殺しておいてよくそれだけで済むとお思いね」

 

香月、薄々思ってたが黒くないか?

 

監原「俺たちにコロシアイをさせる奴のことだ。おーーい!モノクマ!」

 

上条「呼び出すのかよ!というか、モノクマが来るわけ……」

 

 俺がそう言いかけたその時

 

 

モノクマ「はい、なんでしょ」

 

籠森「出て来やがった」

 

絵馬「もういやああああ」

 

 

監原「どうせ監視カメラで俺たちを監視してんだ。モノクマ、この校則にある『おしおき』ってなんだ」

 

モノクマ「処刑だよ」

 

薄ら予想していたことを即答され、背筋が凍る。

 

加賀美「処刑?殺すってこと?」

 

モノクマ「そうだよーん。スペクトルな体験が出来るよ。オヤシロ様の力でタイムリープするよりねぇ」

 

深沢「うるさい!」

 

監原「つまり、ここから出るには実質、自分以外を殺すことになるんだな」

 

モノクマ「はいそうです。どっかのアニメみたいに民間人が戦争に巻き込まれてロボットに乗ったら動かせて仲間を守れたみたいなご都合主義はないんだよ」

 

蹴上「うるさい!黙れ!」

 

上条「監原!そんなこと聞いてどうするんだよ!誰か殺すつもりなのか!?」

 

監原「そういうわけじゃない。むしろ安全性を高めてるだろ。いくらなんでも他の人間を皆殺しにしてまで出たい奴はあんまりいないだろ。突発的な殺人が起きないようにしたまでだ」

 

モノクマ「質問はそれだけ?」

 

監原「ああ」

 

モノクマはどこかに消えてしまった。

 

監原「ま、とりあえず出口でも探しますか」

 

知念「あ、あのまず、この寄宿舎に行ってみない?手帳のマップを見る限り、開放されたみたいだよ」

 

電子生徒手帳のマップを開くと体育館の近くに寄宿舎が表示されていた。

 

深沢「わー、それぞれの個室もある」

 

蹴上「ここで寝泊りしろってことか」

 

加賀美「じゃあこうしない?みんなとりあえず個室についたら探索を自由にして……今は9時だから12時になったら寄宿舎の近くにある食堂に集合しよう」

 

 加賀美ってすごいリーダーシップだよな。ただの美化委員って感じじゃない。

 みんながそれぞれの個室に向かった。

 

 

 

 

 

上条「ここが個室……」

 

 ベッドが高級ホテルみたいにフカフカだ。机にはルームキーと紙があった。ただそれ以外は特になさそうだ。

 紙にはシャワールームは夜時間と朝時間には水が出ないと書かれていた。不便だな。

 そして相変わらず個室にも監視カメラがあった。

 

 

上条「他に何もない、つまらないな」

 

俺は外に探索をすることにした。

ぼんやりと電子生徒手帳の地図を見る。

 

 寄宿舎にあるのは16人分の部屋と浴場、更衣室、食堂、トラッシュルーム。

 学校にはトイレ、教室が3つ、視聴覚室、体育館、体育館前ホール、購買部、美術室、玄関ホールにエレベーターか。なんだか寂しいし、図書室でもあれば良いのに。

 しかもエレベーターは使えないなんて……。

 

 

知念「あ、上条くん」

 

上条「知念か。知念も一緒に探索するか?」

 

知念「あ、うん。あの、僕、気になるところがあるんだ」

 

上条「わかった、行ってみよう」

 

知念が地図を頼りに寄宿舎を出て向かった先は……

 

浴場と男子と女子に分かれた更衣室だった。

 

知念「ちょっと考えがあってね」

 

知念は浴場のドアを開けた。

 

上条「知念!服来たまま入るのかよ!っておい!」

 

 知念はそのまま浴場に入った。

 

上条「知念!」

 

俺は知念を追いかけるが知念は浴場をキョロキョロするだけだった。

 

上条「なにしてんだ?」

 

知念「やっぱり監視カメラはないみたいだね」

 

上条「監視カメラ?」

 

知念「うん。浴場は湯気で監視カメラをつけても見れないんだよ」

 

上条「そうか……風呂まで監視されちゃストレスだしなぁ」

 

知念「それだけじゃなくて、モノクマに見られたくない時はここで話せば良いかなって思うんだ」

 

上条「なるほど、じゃあ報告は浴場にするか」

 

知念「ダメだよみんなが浴場に行ったらモノクマに怪しまれるよ?とりあえず僕ら2人だけの秘密にしよう」

 

上条「わかった」

 

 知念ってよく考えてるんだな。

 

上条「きっと頭良いんだな、知念。頭脳系才能持ちだよ」

 

知念「そんなことないよ。さっきまで頭がこんがらがってたし」

 

上条「俺もだよ、それなのにそこまで考えられるなんてすごい」

 

 俺たちは浴場から出た。

 

知念「あはは。照れるな。上条くん、学園を探索しない?食堂やトラッシュルームは他の人が調査してるみたいだし」

 

上条「そうだな」

 

モノクマ「そうそう」

 

上条「ぐぁ!」

 

唐突にモノクマが現れた。一体どこから。

 

モノクマ「男子更衣室には男子の電子生徒手帳、女子更衣室には女子の生徒手帳が必要だからね、異性の更衣室に入ったらガトリングガンで蜂の巣だからね!校則に追加するね」

 

 

11.異性の更衣室の出入りを禁止します。

 

モノクマ「少年少女の交わりなんかやったらBPOに苦情来るもんねぇ。やっぱり健全に行かないと。夕方アニメは苦情の嵐」

 

上条「うるさい消えろ!」

 

そう言うとモノクマは消えてしまった。

 

 

知念「なんなんだろう、モノクマって」

 

 

 

 俺たちは学園に向かい、探索を開始した。

 

 

加賀美「あっ、上条くんに知念くんか。2人とも学園を探索?」

 

上条「加賀美もか」

 

加賀美「あたし結構購買部気に入ったよ。寄ったら?」

 

絵馬「購買部最高よ!高めなペンまであるんだから!意外とここ悪くないかも」

 

散々悲鳴上げてた奴がよくいう。

 

知念「購買部だね、色々あるね。これはガチャガチャかな」

 

 モノクマメダルを入れて下さいというガチャガチャがあった。

 

上条「モノクマメダル!?モノクマの仕業かよ」

 

知念「上条くんもモノクマメダルを見つけたら試したら?」

 

上条「なんでモノクマのメダルなんか!」

 

知念「監原くんに会った時にモノクマメダルでガチャガチャしたら色んなアイテムが貰えたらしいんだ。監原くん気に入ってたし、悪いものでも無さそうだよ」

 

モノクマ「そうです!」

 

上条「うわっ!」

 

いきなりモノクマが現れて俺は背中をぶつけてしまった。

 

知念「大丈夫?」

 

モノクマ「なんだよ、ゴキブリ見つけたみたいな反応」

 

上条「お前はゴキブリ未満だ」

 

モノクマ「なんだよせっかく有益な情報を教えようと思ったのに」

 

上条「有益な情報?」

 

モノクマ「はい、学園や寄宿舎にはモノクマメダルが落ちています。モノクマメダルを使えばモノモノマシーンのガチャガチャでアイテムが手に入ります。これで好感度アップを狙ってくださいね」

 

上条「うるさい!誰がお前が用意したものなんか……」

 

知念「わー、景品にルービックキューブがある。僕欲しいな」

 

知念の奴!モノクマに乗せられてる。

 

モノクマ「僕は飴と鞭の使い分けがうまいんだ。オマエラをただ苦しめるだけじゃないんだよ」

 

上条「消えろ!」

 

そういうとモノクマが消えてしまった。

 

知念「上条くん……」

 

上条「ああもう仕方ない。別の場所行くぞ」

 

 

 

深沢「あー!上条くんに知念くんだ!」

 

上条「深沢1人で探索してるのか?」

 

深沢「うん。どうやら2階は封鎖されてるみたい。あとどこ行ってもガトリングガンと監視カメラとテレビばかりだよ。あと他に弓長さんと将口くんと式野くんとメイビーが調べてたよ」

 

上条「そうか……」

 

知念「みんなだいたい探索したみたいだね」

 

深沢「ワタシはまだまだ細かいところを探すからね。あ、そうそう、もう一度体育館に行ってみるのも良いよ」

 

上条「体育館?」

 

深沢「うん。広いし、まだまだ探索の余地はありそうだよ。まだワタシが調べてないし」

 

上条「わかった。知念、行ってみようぜ」

 

知念「うん」

 

 

 

 

 体育館に向かうと言い争う声が聞こえた。

 

 

上条「なんだ、揉め事か?」

 

籠森と蹴上が喧嘩しているらしい。岩田が横で止めている。

 

上条「どうしたんだよ、2人とも」

 

岩田「どっちが体育館を使うかで揉めてるんだ」

 

上条「は?」

 

体育館を使う?

 

籠森「サッカーなんざ、その辺の廊下で出来るだろ」

 

蹴上「廊下はサッカーするところじゃないんだけど」

 

岩田「こいつら、練習がしたくて喧嘩してるんだ。止めても話聞いてくれなくてな」

 

上条「こんな時にサッカーとバスケなんて……」

 

岩田「俺も分からなくもない。身体が鈍るし、感覚だって鈍るからな。陸上選手のお前ならわかるだろ?」

 

上条「……」

 

岩田「どうした?」

 

上条「いや、何でもない」

 

岩田「まー、お前らも面倒ごとは嫌だろ?この場はなんとかするから他の場所を探索頼むな」

 

上条「分かったよ」

 

 

俺と知念で一通り調査した後、食堂に集まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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