ウルトラダンガンロンパ 才能を魅せる学園   作:ユキミス

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Chapter6 希望と絶望の輪舞曲
Chapter6 非日常編1


22日目

 

 

 

 ……。

 僕は目を閉じ続けた。

 モノクマが朝のアナウンスをしても起きなかった。

 全て、夢なら良い。そう祈るように目を閉じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

絵馬「な、何!?食堂に人がいないわけぇ!?」

 

籠森「俺がいるだろうが!」

 

絵馬「アンタはいるうちに入らないわ!」

 

籠森「なんだとテメェ……」

 

絵馬「だいたい!いつも早い知念と佐藤は何してるの!?」

 

籠森「昨日の今日だろうが!まだ……無理だ。刃物持って騒いだテメェとは違うよ」

 

絵馬「なな何よ!」

 

籠森「飯は自分で作れよ、俺は自分の分と佐藤と知念の分を作るからな」

 

絵馬「どうしてあたしのは作ってくれないのよ!?」

 

籠森「なんで元気な奴に作らなきゃいけないんだよ!」

 

 

モノクマ「元気ですかーーー!」

 

籠森「うわっ!びっくりした!なんだいきなり!」

 

モノクマ「元気があれば殺人もできる!」

 

籠森「殺人しなくてもいいんじゃないのか?」

 

モノクマ「まあそうなんですけどね。しょーじき、僕は今悩んでるんです。どうやったら面白くなるか」

 

籠森「うるさい。早く俺たちをここから出せ」

 

絵馬「そうよ、あたしたち卒業できるんじゃないの?」

 

モノクマ「その卒業の方法を悩んでるの!最後なんだからとびっきり面白い方法を考えてるの!」

 

籠森「それは簡単だ」

 

モノクマ「ん?」

 

籠森「無条件で俺たちをここから出すことだ」

 

モノクマ「それはそれで面白いかも……」

 

籠森「だろう?というわけで、外に出せ」

 

モノクマ「ダメでーす!視聴者が納得しないでしょ!斬新で面白いけどやっぱり学級裁判は6回やらないとね」

 

籠森「は?学級裁判を6回?」

 

絵馬「ま、また学級裁判するの……?」

 

モノクマ「これ以上は言えないや」

 

籠森「あ、待て逃げるな!……全く、何がしたいんだ」

 

 

 

 

 

 

 

知念「籠森くん、絵馬さん」

 

籠森「お、来たか、知念。なんか作るか?」

 

知念「大丈夫だよ、自分でやるよ」

 

籠森「そうか?思ったより元気そうだな」

 

知念「上条くんは何食べる?」

 

籠森「!?」

 

知念「監原くんも……。あっ、トーストか」

 

籠森「お、おい知念……?」

 

絵馬「知念…?」

 

知念「上条くんはジャムか。わかった」

 

籠森「おい知念!」

 

絵馬「幽霊だわ!知念にしか見えない幽霊よ!」

 

籠森「んなわけあるかぁ!しっかりしろ!知念!」

 

知念「籠森くん、上条くんと監原くんのも作ってあげようよ」

 

籠森「目を覚ませ知念!上条も監原も死んだんだ」

 

知念「何言ってるんだ、籠森くん。上条くんと監原くんならそこにいるじゃないか」

 

籠森「知念!もしかしたらここから出られるかもしれない!上条が託した分まで俺たちも頑張るんだよ!」

 

知念「だから籠森くん、上条くんはそこに……そこに…!」

 

籠森「知念……」

 

知念「う、うぅ……うわああああああ!!」

 

籠森「……スープ作るから……食べ物もまだ喉を通らないだろ?」

 

 

 

 

 

絵馬「あの、さ、佐藤はどうなの?大丈夫なの?」

 

籠森「絵馬…お前……加賀美以外の人間を思いやる気持ちがあったのか!」

 

絵馬「ななななな、なんですって!あたしにだってあるわよ!自己中単独行動なあんたと一緒にしないで!」

 

知念「僕が行くよ」

 

籠森「大丈夫なのか?」

 

知念「う、うん。少し目が覚めたたよ。ただ、僕……上条くんが犯人だってことに納得してないだけなんだ」

 

籠森「な、何言ってるんだ?モノクマが正解だって……みんなが推理しただろ?上条が消火弾を投げたって」

 

知念「分かってはいるけど、納得してないんだ。佐藤さんを呼んだらまた調べようかなって」

 

籠森「……分かったよ。納得するまで調べればいい」

 

知念「うん」

 

 

 

 

僕は佐藤さんの部屋にインターホンを押した。

 

 

 

 

 

 

知念「佐藤さーん?大丈夫?」

 

 分かってはいたけれど、返事はなかった。

 

知念「……佐藤さん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

モノクマ「えまーじぇんしー、えまーじぇんしー。オマエラ、至急、体育館までお集まり下さい」

 

 

 モノクマがモニターで放送をする。

 

 

 

知念「こんな時に!さ、佐藤さん!」

 

するとガチャリとドアが開いた。

 

佐藤「知念くん……」

 

知念「放送、あったよね。行かないと」

 

佐藤「うん。みんなに迷惑をかけるわけにはいかないし」

 

 佐藤さんは力なく言っていた。そうだよね、モノクマに逆らうと殺されるんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体育館

 

 

籠森「お前たちも来たか」

 

知念「来ないとダメだからね」

 

佐藤「……」

 

絵馬「な、何されるの……」

 

 

 そう思っているとモノクマが現れた。

 

モノクマ「やあ!ここまで生き残ったオマエラに重大発表だよ!」

 

籠森「卒業だろ?」

 

モノクマ「うん。オマエラには卒業試験を受けてもらうよ!」

 

絵馬「そ、卒業試験!?な、何するの…?」

 

モノクマ「簡単です。それはこのコロシアイ学園生活の黒幕を指名することです」

 

知念「黒幕を指名!?黒幕って死んだ監原くんかメイビーくんじゃないのか!?」

 

モノクマ「黒幕は生きてるんだよ」

 

籠森「なっ……!じゃあなんだ黒幕は外で俺たちのコロシアイを操ってるのか!?」

 

モノクマ「確かに外にも協力者はいるよ。でもこのコロシアイ学園生活のルールやシナリオを作った大元はオマエラ『16人の中』にいるよ」

 

籠森「なっ、それじゃあ俺たち4人の中の誰かが黒幕……!?」

 

絵馬「う、嘘でしょ!?そんな……」

 

佐藤「……っ……」

 

知念「…僕らの中に…黒幕が……」

 

モノクマ「ただ当てずっぽうにやるのは難しいだろうから学園中にヒントを置いたんだ。学園長室にも入れるよ。僕って太っ腹だなぁ。オマエラはそのヒントを集めて黒幕を指名するんだ」

 

知念「もし間違ったら?」

 

モノクマ「普通の学級裁判のようにおしおきだよ」

 

絵馬「いやああああ!」

 

籠森「クソ、なんだよ、また疑い合うのかよ。うんざりだよそんなの……」

 

知念「……」

 

僕らの中に黒幕が……。

 

 

コトダマ モノクマの証言

 

 

モノクマ「では頑張ってくださーい」

 

 

 

 

 

 

 

籠森「マジかよこんなの!」

 

絵馬「黒幕は籠森なんじゃないの!?」

 

籠森「はぁ!?絵馬、お前だろ!」

 

絵馬「違うわよ!」

 

知念「今は争ってる場合じゃない。手掛かりを探さないと」

 

佐藤「どうするの?4人バラバラで探す?」

 

籠森「そうだな。人数も足りないし4人中3人は味方だろ?」

 

絵馬「そうね、黒幕と一緒にはいたくないもの」

 

知念「わかったバラバラに探そう」

 

佐藤「とりあえず、担当を決めようか」

 

佐藤さん急に元気になったな。

 

佐藤「籠森くん1階、絵馬さんが2階私が3階で、知念くんは4階。グレープハウスやアップルハウス、旧校舎は後にしよう。1階は広いけど、よろしくね、籠森くん」

 

籠森「ああ、任せろ」

 

4階……ちょうど調べたかったところだ。

 

知念「そもそもあの事件はおかしいんだ、もう一度、モノクマファイルに目を通しておかないと」

 

 

コトダマ モノクマファイル5

被害者は2体の遺体と共に焼け焦げていて判別不可能。超高校級の映画監督、監原誠也と超高校級のゲームクリエイター、メイクビット・松原・テルのものと思われる。

 

死体発見場所となったのは4階植物室。

 

 

知念「……」

 

 

 あれ、この記述って…。

 僕は植物室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

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