個性使ってヒーローのラブドール作ってみた   作:マイティP

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今回はとても馬鹿な仕上がりになったと思います。
登場する市の名前は当然捏造です。
※ちょっと違和感を感じたので売り上げを修正しました


三章 新たな道筋
第16話 イこうぜ☆オナホ販売会


 東京都八枷(ハカセ)市。

 その日、都の西側にあるこの市の中心市街にあるイベント会場で、とあるイベントが開始されようとしていた。

 そのイベント名は『RoDブランド所属女優による再現オナホール手渡し販売会』。

 有名な女性ヒーローそのままの容姿をした女優二人が、彼女たち自身のアソコを再現したオナホールを一人一人手渡しで販売するというイベントだ。

 そんな過激かつ興奮必死なイベント会場は、もうすぐ販売会の開始時刻ということもあって異様な熱気に包まれていた。

 

「いやぁ、流石にすごい人数だね。ここまで人を集める事が出来たのはいつ以来だろう」

 

 そう感心するのは『RoD』社長の夜見。

 彼は表に出れない作間に代わり、今回のイベント会場やスタッフの手配などを行っており、イベント当日の今日も全体責任者として働いていた。

 今はイベントは開始直前ということで、休憩がてらイベント会場横の小部屋から会場内の様子を眺めているのだ。

 

「確かにかなりの人数だ。一人何個買ってくかはわからんが、いい売り上げになりそうだな」

「こいつら全員オナホ買いに来たって考えるとやべぇな!」

 

 会場内に設置されたカメラの映像を見てそう呟いたのは、ソファに座って寛いでいる作間とトゥワイスだ。

 作間はいつも通りの着崩したスーツ姿。そしてトゥワイスは紙袋姿ではなく、黒と灰色で上下の色が分かれたマスクを頭に被っていた。

 彼らは表に出て仕事をする事は一切ないが、客層のチェックや売れ行きの確認などを行うために『理想郷』の面々もこのイベント会場にやってきていたのだ。

 ちなみに庵は現在、楽屋にて色々と準備中である。

 

「つーか店長、あれってヒーローだよな? あの入り口に立ってるキモイ豚みたいな奴!」

 

 そう言ってトゥワイスが指さしたのは、会場入り口に立つピンク色のコスチューム姿の巨漢。

 トゥワイスが一目見てキモいといった要因はその顔だろう。

 限りなくリアルな豚の顔をした彼は若干周囲から引かれている中、鋭い目つきで周囲を見渡していた。

 

「あぁ。俺が警備を頼むために呼んだ」

「わざわざヒーローを!? 奮発してんな! いらねーだろ帰しちまえよ!

「いやぁそういうわけにもいかない」

 

 作間が呼んだという事に驚くトゥワイス。

 人が集まるイベントでヒーローに警備を任せようというのは自然な考えではあるが、このイベントは内容が内容である。

 ヒーローが協力的になるはずがない、トゥワイスはそう思ったのだが、答えは単純だった。

 

「あいつも顧客の一人でな。偶に情報を流してもらってる」

「なんだそういうことかよ!」

 

 そのヒーロー、ビッグピッグという見た目の通りの名前のヒーローは『理想郷』の顧客である。

 2年ほど前から何度も作間の人形を買い求めており、そのたびにヒーロー側の情報を作間へと流していた。

 ちなみにピッグが『理想郷』の商品を求めた理由は、モテたくてヒーローになったのに思う通りに行かなかったからである。

 

「もちろん今回呼んだのは警備だけが理由じゃない。色々と思惑があってのことだ」

「思惑?」

 

 首を傾げるトゥワイスに、作間は夜見が空気を読んでヘッドホンを装着するのを待ってから話し始めた。

 

「これだけのイベントだ。警察も目を付けるだろうし、報道関係者もやってくるだろう。それはわかるよな?」

俺は見かけてないけどな! 確かにそれっぽいのがいたかもしれねぇ」

「で、話は変わるがウチのビデオへのヒーローの対応は今のところ『認めはしないが違法ではないので放置するしかない』って感じなわけでな。俺としてはそれを変えたくないと思ってるわけだ」

 

 現在、『RoD』のビデオに対してヒーローたちは沈黙を保っている。

 警察が動かないからどうしようもないという事もあるのだが、何よりそんなビデオに映っている女性ヒーローそっくりの女優について話題にしたくないというのが本音だろう。

 まだ大きく動く事ができない状況で強く否定することは、ビデオに映っているその女優の体が本物と同じなのではないかと思わせる事になってしまう。

 そうなれば状況は更に悪化するかもしれないため、彼らは静観せざるを得ないのだ。

 そんな作間の思惑を聞いて、トゥワイスは大きく首を縦に振りながら肩をすくめた。

 

なるほど……! つまり、どういうことだ?」

「ああしてヒーローが販売を制止せずに警備をするってことは、要するに『今回の再現オナホールに関しても今までと同じ対応をする』って思わせる事になるんだよ。実際には何も言ってなくてもな」

 

 今回のイベントを止めるべき対象と見なすのではなく、警護する対象と見なす。

 それ自体は『人が大勢集まるなら警備するのが当然』という理由があるから全くおかしなところはない。

 しかしそれでも、販売について容認した()()()()()()というのが表面上は大事なのだ。

 更に言うなら、ビッグピッグはこの警備の後に報道関係者と話をする事になっている。

 そこで作間に指示された通り、ピッグは『ヒーローとしては認められませんが、正当な理由もなく人々を護る責務を投げ出すわけにはいきません』というような事を答えるだろう。

 根回しは万全というわけである。

 

「でもよ。あいつヒーローとしては微妙じゃね?」

 

 ただ、トゥワイスがそう言うように、このビッグピッグというヒーローはこの八枷市に事務所を構えているだけで、大した実績を持っているわけでもない。

 そんなヒーローを使って根回しを行っても意味はないのではないだろうか。

 その疑問に作間は頷きながら答えた。

 

「わかってる。でも大丈夫だ。これはあくまで保険だからな。なにせ……」

 

 そこで一度言葉を切った作間は、心底愉快で仕方がないといった声で続く言葉を口にした。

 

「オナホールをどんな形状にして売ろうが、それにどんな名前を付けて売ろうが、ヒーローに()()()()容姿が似てる女優がイベントを行おうが、違法じゃないんだからな!」

 

 

 

 それから約十分後。

 二人の庵が部屋へと戻ってきた。

 

「お待たせしましたー!」

「あはっ♪ お待たせ―!」

 

 二人のヒーロー、ミッドナイトとMt.レディの人形に憑依した彼女らは、別室でヒーローコスチュームに着替えた後、メイクなどを行っていたのである。

 そうして部屋へとやってきた二人の姿は、正しく本物と見紛うほどの代物だった。

 

「どう? どう? 完璧でしょ?」

「いい感じだと思わない?」

「うん。ボクはいいと思うよ。作間さんは?」

「そうだな。事前確認もしてあったから問題ないとは思っていたが、メイクもすればここまで変わるか。いい出来だ」

 

 その場でくるりと回りながら称賛の声を求める庵たちに、夜見と作間は素直にその容姿の出来を褒めたたえる。

 しかし……

 

「なぁ、ちょっと気になる事あるんだけどよ……」

「どうしたのトゥワイスさん」

「どこか変なとこある?」

 

 首を傾げながらトゥワイスに問いかける二人。

 その姿は大人気の女性ヒーローそのままだ。

 ミッドナイトは全身を極薄の肌色タイツで覆い、SM嬢のようなボンデージファッションを身につけた美女。

 175㎝という長身と長い黒髪、極薄のタイツの下に押し込められたはち切れんばかりのボディがよりエロさを引き立てている。

 Mt.レディもまた全身を腕や足、胸などが青で装飾された白いパツパツスーツで覆った煽情的な恰好の金髪美女。

 体に張り付くスーツ姿のおかげでスタイルの良さが強調され、引き締まった腰から大きく張りのある尻へのラインは否が応でも興奮を誘う。

 今の庵はその二人の姿を完全に再現していると言えるだろう。

 トゥワイスもそれについては否定しない。ただ、どうしても気になる事があったのだ。

 

全然おかしなとこはねぇぜ? でも乳首浮き出てるのはヤバいだろ!」

 

 トゥワイスの言う通り、体に張り付くタイプのコスチュームを着た二人の乳首は、衣装越しにもバッチリ浮き出てしまっていた。

 その理由は二つ。単純なものだ。

 一つは用意したヒーローコスチュームが当然本物と同じものではなく、安物の素材を使ってガワだけ完璧に真似た安物だった事。

 そしてもう一つが、今回のイベントに際し、コスチュームの下にブラジャーやニップレス、パンツや前張りなどの局部を隠すものを着用しないように夜見が指示を出した事だ。

 

「お前かよ! どういうつもりだこの野郎! 最高な事しやがって!

「いやぁほら、こっちの方が売れると思って」

 

 悪びれもなくそんな事を言う夜見を無視し、トゥワイスは庵に問いかける。

 

「庵ちゃんはいいのかよ!?」

「私の体じゃないから別に……むしろ興奮する」

「想像したらちょっと勃ってきた」

「そうだった庵ちゃんこういう子だった!」

 

 当の庵たちはそんな格好をさせられているというのに、むしろ嬉々としてそれを着用してこの部屋に来た。

 それが答えである。

 トゥワイスも若干の予感はしていたのだが、やはり庵が変態である事を再認識して頭を抱えるのだった。

 

 

 

 そしてイベントの開始時刻を迎え、ついに再現オナホ手渡し販売会が始まった。

 ちなみにイベントの形式は、まず入り口付近で購入内容の記入を行い、その際に配られた整理券の番号に従って女優の前に行く。

 そして買った再現オナホールの種類に応じて女優に一声かけてもらいながら、オナホールを手渡されるというものである。

 ちなみに午前二時間、午後二時間、間に一時間の休憩を挟むかなり強気な時間設定の販売会である。

 現在、開始から一時間近くが経ち、既に100名以上が購入したというのに未だに行列は途切れていなかった。

 

「来てくれてありがとう。これ、私のアソコそのままの形をしてるから、いっぱい使ってね❤」

「はっ、はいィッ!」

「よく来たわね。いっぱい締め付けてあげるから、たくさん射精するのよ❤」

「マッジかよエロすぎでしょ!」

 

 ミッドナイトとMt.レディの姿をした二人がそう言って体をくねらせながら、時には片手で胸を寄せ上げながら、やってきた客に吐息を吐きかけながらオナホールを渡していく。

 そんな事をされながらエロい言葉と共にオナホールを渡された客の興奮はすさまじいもので、再び列に並びなおそうという客が何人も出現していた。

 

「お、おいアレ!」

「マジだ。乳首勃ってね?」

「つか下も割れ目……エッッッロ!!」

 

 そんな中、何かに気付いた客たちのそんな声が上がる。

 それに反応したかのように客がミッドナイトとMt.レディに目を向ければ、そこにはピンと立った乳首や、じっとり湿った割れ目がスーツに浮き出ている二人の姿があった。

 ざわめきが一気に興奮へと変わり、会場内の熱気は更に高まっていく。

 

 そして午前の部が終了した時、一個5000円の再現オナホールの売り上げは三百万を軽く超えるものとなっていた。

 

 




すいません。
アソコって書いてた部分は元々オマ〇コなんですが、前に一度注意されたので控えました。
こんだけ書いといて今更ですけどね。

新キャラ
ビッグピッグ
豚ヒーロー。個性『豚』
顔がリアル豚フェイスのせいでモテないと思っているが、異形型個性がいっぱいいる中でそんなことあるわけないでしょう。
単純に性格の悪さが滲み出ていたからモテなかったのだ。

遅れていたお気に入り5000件記念

  • キャラクターとか設定とか紹介(活動報告)
  • 掲示板形式の「噂」(幕間)
  • 1-Aのエロ男子(幕間)
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