艦隊これくしょん 〜深い冷たい海の物語〜   作:かみぃ〜

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初投稿です
最近艦娘を轟沈させてしまい…かなしんでおります…

そんな時にこんな話が浮き上がりました
轟沈してしまった後のオリジナル設定での物語です

一話目はそれに至るまでのお話
メインは加賀さんです

それではどうぞ


第一話 慢心

第一話

慢心

 

 

 

「赤城さん…あなたが無事ならいいの…先に逝って…待ってるわね……」

 

こうして、私は深く冷たく…驚くほど静かな海に一人、沈んで行った…

 

特別海域に進撃も残りわずかで、後一歩で攻略できるところまで来た私たち艦隊は、突然の奇襲に襲われていた。

「赤城さん!大丈夫!?」

敵の航空機の爆撃を回避運動を取りつつ、一航戦で、私のペアで有り親友の赤城さんの心配をする。

「ええ、私はなんとか…加賀は平気?」

「ええ…大丈夫だわ。ここから反撃と行きましょう!」

飛行甲板のエレベーターが作動し換装が完了した艦載機たちを次々と発艦する。

 

私たち第一艦隊には金剛、比叡、時雨、夕立で編成され機動性にも索敵にも万全…だった…

 

「shit!赤城!加賀!そっちに敵艦爆が向ったネー!!」

 

金剛の何時もにもない真剣な顔が見える。

 

「大丈夫、みんな優秀な子達ですから。」

 

そう言って回避運動も取りつつ艦載機を繰り出す。

 

何時もにもなく私は落ち着いていた。艦載機の子達も調子がいいみたいで帰還率が高い、今日は最後まで行ける…そして…提督の元にいつも通り戦果を持って帰れる…

 

「加賀!直上敵艦爆4!急いで回避を!危ない!」

 

赤城さんの声が私を我に返る。しまった。気を一瞬抜いていたスキに…

この距離では回避は間に合いそうもない…

そして敵の爆弾が投射され…4発のうち2発が飛行甲板に直撃、2発は運良くそれ、海中に落ちた。

 

「飛行甲板に直撃…そんな…」

 

その艦爆隊を最後にするように敵は引き返して行った…まんまと一撃離脱されてしまった…

 

「加賀!消化は?!急いで!」

 

涙目になりつつ心配してくる赤城さん、周りの金剛達も近づいてくる

 

「ありがとう、もう大丈夫だわ。

火の手も収まったし…しかし…

大破してしまって…その…申し訳ない…」

 

時雨と夕立が目を合わせると、

「大丈夫ですよ!加賀さん!誰でもあることですよ!」

「そうですよ!私たちも始めの頃はそうやって提督に迷惑かけてたっぽい!」

 

「そうね。ありがとう」

 

そう話しているうちに金剛が隅で怒鳴っていた

 

「なにいってるんですか!提督!大破してるんですよ!いつもより調子がいいから当たらないだろうって……これが最後…時間がない…うぅ…命令…デスか…

わかりました…第一艦隊…[進撃]します…」

 

重苦しい雰囲気で無線を閉じる金剛、そうか…今の話は進撃するかしまいかの通信だったのね。

 

「ふぅー…第一艦隊は進撃することになった…ネ…大破進撃は非常に危険…でも大丈夫!私たちが全力で加賀を守るネー!!」

 

「そうです!お姉様!私たちで加賀さんを守りながら戦うのです!

気合入れていきます!」

 

「魚雷で敵艦も一発さ!僕に任せて!」

 

「私もしっかり頑張るっぽい!?」

 

「加賀…私が着いているわ…だから安心して、あなたが今できる事を精一杯するだけでいいわ。無理だけはしないで…」

 

「ありがとう…私は私が今できる事を精一杯やってみんなをサポートするわ…」

 

こうして私たち艦隊は大破1小破2の状態で最終海域に「進撃」するのだった。

 

 

飛行場姫が立ちはだかる最深部。

「進撃」した私達は航空戦に入っていた…

 

「加賀…あなたは艦載機を発艦できないから回避にだけ気を向けて!なるべく私たちが引き寄せるから!」

 

赤木さんはいつも私のことを気にしてくれる。鎮守府に帰ったらいつも私が世話というか、近くにいてあげないと、守ってあげないと何かしでかしそうで…でもそんな毎日が私は望んでいたのかもしれない…これからもずっと。

 

周りを見渡すと激戦で、砲雷撃戦に突入していた。私もこの最終局面で戦いに参加できなくて悔しい。

敵の戦闘機や砲弾が入り乱れるなか私を除く5人の艦娘達は奮闘していた。

金剛は41cm砲を見事に敵艦隊に当て、赤城さんの艦載機達は見事に爆撃を成功させ、駆逐艦二人は見事に敵砲弾をかわし自慢の速力と身軽な足で華麗に舞い徐々にダメージを与えて行った。

しかし私は何かを感じた…何かがいない…

 

戦闘はもつれ込み夜戦モードになりつつあった。太陽がもう少しで沈み、海面はオレンジで綺麗に染まっていた。索敵を怠らずしっかり警戒しつつ単縦陣取り進む。

この陣形も提督の指示だった…

 

ああ…提督は今何をしているだろうか…きっと私がいないから執務を貯めているんだろう…私がいなければ彼の方はサボるから…

 

「これは…‼︎三時の報告…魚雷推進音探知!数4本!距離200‼︎」

 

「目視!放射状に広がりつつ接近!」

 

こんな時に敵潜水艦からの魚雷

昼戦終幕魚雷…潜水艦…

そう、さっき感じたのは潜水艦…

なぜもっと早く潜水艦がいなかったことに感づかなかったのだろう。可能性的には十分あり得る話だったはず…とにかく回避運動を。

 

「急いで取り舵とって!」

 

そう赤城さんが発すると急いで舵を切った…

 

 

私以外

 

 

 

舵がきれなかった。

先の回避運動でダメージを負っていた舵にさらに負荷をかけてしまい、いざ急加速しようとした時に壊れたのだろう。

 

「加賀!どうしたの!もしかして推進力に異常が!?」

 

「方向転換不可…舵が効かない…私は魚雷を回避できそうにないわ…」

 

「そんな…!今行くわ!私の手に捕まって!」

 

「赤城さん!無理です!間に合いません!あなたまで巻き込まれてしまうよ!!!」

 

「でも時雨!加賀は?加賀はどうなるの!?助けないと!速力が早いあなたも協力して!」

 

「夕立!?ダメね!行っては巻き込まれてしまうネ!!!!」

 

「大丈夫!私なら…」

 

みんなが私のために…

でも夕立の足でも間に合わないでしょう。

 

「赤城さん!提督のこと…私がいなくてもしっかりできるように私の代わりに…見てあげて…」

 

「何言ってるの加賀!あなたもう一緒に帰るの!そして一緒に長い長いお風呂にはいるの!そして一緒に…一緒に…………」

 

「またいつか…一緒に…」

 

「かがぁ!!!!!いやぁ!!!」

 

 

回避できない私に魚雷が当たる。

大破状態で当たってしまってはもう沈むしかない…

 

赤城さんは…提督は…私がいなくてもしっかり仕事やら何からできるかしら…

でも…赤城さんのご飯は…

私が作った物しか最近は口にしてなかったみたいだから大変かもしれないわね。

 

 

 

深く…冷たく…オレンジ色に光っていた海面がさっきまでしたにあったのに今は上にある…

寒い…苦しい…さみしい…色々な感情が伝わる…そっか…私は今沈んでいるんだ。

最後まで手を伸ばしていた夕立は眼に涙をためていたな…

そんな光景を目の当たりにした私は眼が熱いことに気づいた。

だけど涙は海水に紛れて泣いているのかどうかわからない。

オレンジ色に光っていた海面は徐々に遠くなりやがては日が沈んだのか真っ暗になり何も見えなくなった。

 

眠い…そうか。これが「死ぬ」

ってことなんだろう

力も全く出せず誰かに引っ張られているかのように、だけど沈んでいるのかはもうわからない。

私はこれから。どうなるだろう。

いつか提督と話していた

深海棲艦になってしまうのだろうか

 

あの話をしていた時に提督は、私が敵になったとしても……

敵に……なったと…して…も……

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでもらえてうれしいです


艦これに関しては私提督はただいま絶賛遠征月間に入っております、
海外艦なんて物も出てくるようで・・
U-ボートかな?

実際加賀さんを沈めてしまったことはありませんが。

公式設定でない艦娘の撃沈してしまった後を二話以降に書いていこうと思います
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