初投稿にして感想をいただけたのはすごく嬉しかったです。
牛歩ではありますが、これからもよろしくお願いいたします
さて、今回のお話は「その後」のお話です
ツイッターなどで言われているのは「その後」は
怨霊であったりなどいろいろありますが、私的に思ったのを、ここで書いてみました。
今回も最後まで読んでいただけたら恐縮です
では、よろしくお願いします。
私の名前は…わからない
ただこれだけはわかる。
「空母ヲ級」
いったいどこから私は生まれたのか、何のためにここにいるのか。
……わからない。
私達の定義、それは陸に海にあがり私たちの邪魔をするものは残さず残滅すること。
そんな曖昧な目標しかないことに、不安を持ちながら私は、頭に乗っている艦載機を発艦させる生き物のようなものに餌をやる。
「なかなかかわいい…」
「あらぁー?あなたは新人さんの…」
セーラー服のような物を着ている方が私に話しかけてきてくれた。
「あ、はい、ヲ級です。」
「そうそうヲ級ちゃん。私はあなたの所属する隊の隊長…みたいなものね。正式にはまだ決まってないんだけどね。タ級よー、
よろしくね」
タ級さんはそう言ってくれた。
そうか、ここにも艦隊みたいな隊はあるんだな…
あれ…艦隊?私は一体何と比べたんだろう…?ここ「にも」?
この他にあったかしら…
頭に一瞬何か浮かぶがそれがなんなのかはわからない。
後から聞いた話、ここは特別な海域の中心地であって海の底らしい。
今は出撃準備期間中で、当分の間出撃はないみたい。
一通り施設や場所を教えてもらいここの艦隊を指揮する司令官の元に向かうこととなった。
「司令官…いるんだ。それもそうよね。組織として成り立たないものね…」
「ん?何か言った?」
「い、いえ。なんでもないですタ級さん。」
「そう?ならこの扉を開けた先にいるから、行ってきなさい?」
冷たく重い扉を開ける。
そのさきには、部屋は少し薄暗く少々怖い雰囲気の部屋ではあったが、そんな部屋の雰囲気を、壊すかのように陽気な「司令官」
が座っていた。
「やぁー待ってたよ。ヲ級ちゃぁーん!…聞いてた通り君は可愛いねー!」
「…………本日付で配属になりました「ヲ級」です。どうぞよろしくお願いします。」
「うむうむ。よろしく!いやーそれにしてもタ級ちゃんにも勝るその可愛さ…秘書艦にしたくなっちゃう!」
あれ…この風景何処かで…いや…見たことないな…しかもこの司令…
「地味に近づいて身体触るのやめてもらえませんか…」
「おぉーっとごめんね!タ級ちゃん!入っておいで」
重いドアが空くと私を待っていたのだろうタ級さんが入ってきた
「なぁーに?司令?今日こそは私に指輪くれることにしてくれたの!?」
「お前はまだレベルが足りてないじゃないか!…(好感度はあるし準備満タンだとしても…ボソ)」
「なにかいったかなぁ?」
「い、いやなんでもない!そう
タ級ちゃん呼んだのは他でもなくて…ヲ級ちゃんを「獄門湯」に案内してあげて欲しいんだ」
「あーお風呂ですかぁ?わかりました!いってきまぁーす」
「え、え?獄門湯って?お風呂って?」
そんなこんなで私とタ級さんはお風呂に…もとい「獄門湯」に行くことになった。
またここも今ままで見てきた施設にない、雰囲気でなんだか落ち着くような、安らぐような感じがする場所だ。
艤装を脱ぎタオルを巻き
いざ入ろうと思った矢先…タ級さんが。
「ヲ級ちゃんの胸!形いいわね!
ちょっと触らせて!」
「え!?あ、あのタ級さん!?そのそれは…ひゃぁん///」
「むむ!?この張りと形お主…やるのぉ…」
「な、何言ってるんですか!やめてくださいっ!」
「冗談だってば!ほら身体洗って早くはいってしまいましょ!」
身体を洗い湯船に浸かると疲れがスーと抜けて行くようで
「ふぅぅー…」
すごく…気持ちいい…体の奥底から何かが抜けるように。
「気持ちいいですね…あったかくて。」
「そうねぇー…疲れをとるにはやっぱりお風呂じゃないと。」
「眠ってしまいそうです…ふぁー…」
「………ねぇヲ級…?」
「ん?なんですか?」
「私時々思うんだ…こういう風に誰かと入るのは初めてじゃないような…前にもこんな風に一緒に入ることってあったような…」
おもむろに真剣な顔になって話し始めたタ級さんは何処か遠く見つめながらそういった。
「私はあなたがここに来る前は一人だったから、厳密に言うと司令がいたんだけど…初めて自分以外の子とお風呂に入ったんだけど
不思議で、こういうのは初めてじゃない気がするの…あなたは私とお風呂に入ってどう思う?」
「私…ですか…私はよくわからないですね…私も気がついたらこの姿で言葉も話せてここにいて…でも、もしかしたらタ級さんの言う通りここで生活して行ったらもしかしたら同じようなこと思うかもしれません。」
他人事ではない…もしかしたら私も…なぜここにきたのかがわかる日が来るかもしれない…その時はタ級さんと…
「ところでさ?ヲ級?」
「なんですか?」
「もっかい胸揉ませて?」
「遠慮します!」
タ級さんの案内で自室にきた私はベットの上で突っ伏していた。
「今日はもう疲れた。
体も温まりタ級さんとも仲良くなれたような気はするし、一日移動してたからつかれた…」
長い長い一日が終わった。
こんなところでやっていけるのだろうか。タ級さんを見てると案外やっていけれそうな気もしないでもない。
そんなことを思いながら私の意識は遠のき、眠りについてしまった。
…
……
………
なに…この風景…
私が誰かと食事を…
…
これは?書類をまとめる私?
……
次は、戦闘?私まだ一度も戦ったことないのになぜ?
………
冷たい…寒い…暗い…苦しい…
この感覚…まえ…にも……
「っは!!」
よくわからない、けれども一度経験したことのあるような…夢
寝汗がひどい、これは着替えなくては...
「一体あの…夢は…」
「ヲ級ちゃぁーーーん!!!」
私の名前を大きな声で呼びながら、勢い良くドアを開けて中に入ってくる………司令が。
「昨日はよく眠れ…た…かい?…」
ちょうど着替え途中の私に出くわした司令は、入ってきた勢いをだんだん失くし額に冷や汗と思われる汗が流れてきた。
「お、おお、おはよう…ヲ級さん…、今日は朝ごはん食べたら…会議があるから、しゅ、出席するように……」
「他に何か言いたいことはありますか?」
私はこの上ない、虫けらを見るような目でそう言った。
「い、い、いい形の…胸だね…」
「出てってください!!!!」
パァーーン!
「全く…ノックもせずに入って来るなんて…あの司令は…」
司令の額を打った右手が少し赤い。
「まぁーまぁーヲ級ちゃん、司令もヲ級ちゃんに気を使ってると思うから許してやってよ。」
タ級さんはやれやれと言った感じで話してくる。
食事を終えた私たち二人は司令室に入った。
「タ級以下一名、入ります。」
「タ級以下一名、司令官の呼び出しに応じ参りました。」
「おおー、待っていたよ。」
毎度部屋の雰囲気に全く合わない司令の陽気さ…。
朝あんなことがあったのにもうケロっとしている。
「その…ヲ級ちゃん…そんな粗末な物を見るような目で見ないでくれるかな…」
「いいえ。ご心配なく、司令を見る時の標準ですので。」
「それは困ったな…あはは…(新たな道に目覚めちゃうじゃないか…)」
「何か言いましたか?」
「い、いや、全然何も言ってない!全然!」
一息ついた司令は
「では、君たちを呼んだのは他でもなく、そろそろ訓練を始めてもらおうかと思ってね。」
手を組み、その上に顎を乗せながらそう言った。
「訓練?まだ艦隊を組めるほどの人数はいないんだけどぉ?」
「そこらは心配しなくていい。これから、【増えてくる】と思うから」
増えてくる?どういうことなんだろうかと、思っていると
司令は、封筒を机の引き出しから取り出し、中身の紙を私たちに見せた。
宛:各鎮守府の提督
差:大本営海軍作戦司令部
資源が少ない我が海軍はこれより新海域への進撃を開始する。
この地を占領する事により、新しい資源、人材を確保することにより、これからの進軍に、役立てることを目的とする。
各鎮守府、邁進せよ。
「この電報は敵の電波を傍受したものだ」
封筒に手紙をしまいながら司令は言った。
「新海域とは、どこなのです?まさか私たちがいるここでは…」
司令は首を振りながら応える
「いいや違うよ。ここではない、だがしかし敵もそろそろ大きく戦況を広めようとしているのは確かだ。なので私たちはこれから訓練するんだ。」
真面目な顔で話す司令はキリッとしていた。
「これより、タ級、ヲ級を主とした海洋訓練を行う。各人、来るべき戦いに備え技量をあげ、大戦果を得れるよう期待する。」
ビシッと敬礼をする司令に私たちも答礼し部屋を後にした。
これから、私たちの力が発揮される。
この頭についているこの子もしっかり扱えるようにならないと…
タ級さんとがんばって行こう…
「ヲ級ちゃん。一緒に頑張ろうね!」
タ級さんはそう微笑みかけてくる。
「ええ、頑張っていきましょう。」
それは、新たな道であり、進むには少し険しい道であるのは確かだった…
ここまで読んでもらえて嬉しいです
今回は「その後」のお話でしたが、ここの基地にはまだ「娘」達は少ないようです…これから訓練を行う様ですが
無事に艦載機を飛ばすことができるのかヲ級ちゃん!
そして、いいぞ!もっとやれ司令!
ラッキースケベを俺に分けてくれ!
っとこんな感じになりましたが
次回はその訓練などを書いて行こうと思います
また次回も読んでいただけたら嬉しい限りです!
よろしくお願いします!