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【旅狼】
鉛筆騎士王:もうちょっとしたら始まるイベントだけどさ
オイカッツォ:男はNPC、PC問わず結婚できるってやつ?
鉛筆騎士王:そうそれ。カッツォ君はまぁ相手が内定してるとして、サンラク君はどうなのかなって。枠が空いてたら入れてよ?
サンラク:候補はNPCが一機と二羽と一人いる
サンラク:どうせPCも二人ほどいるって話だろうけど、一人は決まってるから
オイカッツォ:プレイボーイかな?
サンラク:リアル両手に花のカッツォさんには勝てませんわー
鉛筆騎士王:え、決まってるPCって誰?
秋津茜:私です!
秋津茜:お願いしたら受けてもらえました!
オイカッツォ:…………え、早くない?
サンラク:鍛冶関係の用事でラビッツにいたときに頼まれた
鉛筆騎士王:あそこにいたんだ、手出しできないから厄介だねぇ
秋津茜:クエストがあるかもしれないから、ラビッツで結婚式をするんですよ!
サイガ-0:けっ……けけけけけ………けっこ……
サンラク:まぁ枠に余裕があれば、ペンシルも混じってもいいだろ
鉛筆騎士王:ありがとー!
オイカッツォ:ま、結婚だけで終わるような素直な運営じゃないだろうし何かあるんだろうけどさ
秋津茜:大丈夫です!サンラクさんと、エムルさんと、サイナさんと、ビィラックさんと、ノワルリンドさんと、シークルゥさんがいれば!
サンラク:レイドモンスがしれっとパーティーに入ってる恐怖
鉛筆騎士王:そこに勇者兼ブレイン役の私が入れば盤石だね!
オイカッツォ:相手が精神的にも戦力的にも哀れに見えてくるよ
サイガ-0:あうぅ……
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秋津茜は、恋愛などに関して疎い。
その自覚はある──何せ、恋愛よりも夢中になることがあるから。
それでも結婚という響きの特別感には憧れるし、その相手が自分の憧憬している男とあらば尚の事。
「シークルゥさん、私サンラクさんと結婚するんですよ!」
「サンラク殿は親父殿が一番に気に入っている御方、秋津茜殿のことも幸せにしてくれるで御座る!」
「子供は何人でしょうか!ドキドキしてきました!」
「それは少し気が早すぎるで御座る。それに、エムルや征服人形の令嬢も共に過ごすとか。円満な家庭を築くが一番に御座るよ」
「そうですね!」
ちらりと横目で見れば、イベントとはいえ堂に入ったロールプレイを見せているサンラクと、その傍らには兎、征服人形が。
ヴァイスアッシュが愉快そうに大笑し、サンラクが舎弟ムーブを続け、サンラクに甘えるかの如く引っ付くエムルとサイナ。
もやっとしたものを感じないわけではないが、幸か不幸か秋津茜はその感情を煮詰まらせるようなことはなかった。
ただ、置いてきぼりだけは嫌だったので。
秋津茜も、嬉々としてその輪の中に入ることにした。
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なお、余談ではあるが。
秋津茜:サンラクさん!幸せになりましょうね!
サンラク:ま、ゲーム内とはいえ結婚したんだ。ゲーム内で幸せになるのは当たり前なんだよな
秋津茜:え?私は現実でもサンラクさんと結婚したいです!
サンラク:は?
秋津茜:エムルさんやシークルゥさん、サイナさん、ノワルリンドさん、ビィラックさんはいませんけど
秋津茜:サンラクさんまでいなくなると、寂しくて堪らないです
秋津茜:それに、幸せにしてやるって言ってくれましたよね!
オイカッツォ:………これは……
鉛筆騎士王:現実とゲームの区別はついてるけど、その上で憧れが止まらなくなっちゃってる感じかな?
秋津茜:はい!私、サンラクさんみたいに真っ直ぐな人に憧れてるんです!
サンラク:秋津茜、ステイステイ!まず俺達は顔を合わせたこともないだろ?俺が不潔でメタボ体型のロリコンな狂人だったらどうするつもりなんだ?
秋津茜:それでも、サンラクさんは真っ直ぐな人ですよね!
秋津茜:私がサンラクさん好みの女の子になれるように頑張ります!
サンラク:圧がすごい
オイカッツォ:銀金ばりの暴走…久々に見たよ
鉛筆騎士王:へいへいサンラク君、男らしく責任を取ろうとは思わないのかい?
サンラク:バカ言え、あと数十年はゲームにどっぷり浸って生きる予定なんだ。結婚したら相手が不幸になるわ
秋津茜:それじゃあ、私もサンラクさんと一緒にゲームをやりますね!
鉛筆騎士王:つよい
オイカッツォ:つよい
サンラク:つよい
恋する乙女が結婚イベントを体験すると、止まらなくなることだけは分かった。
シャンフロで季節ごとにイベントとかあると面白そうだよね説