機動戦士ガンダム 紺碧の空へ   作:黄昏仮面

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第42話 運命の出会い

「ジャジャーン!これよりヴァイスリッター改のお披露目披露に入りまーす!」

 

「おー!」

 

 整備ハンガーに響く声は俺とクロエ曹長の2人のみ、他のメンバーは宇宙に上がるための準備で忙しいのでこんな茶番には付き合っていられないらしい。茶番じゃないのに……。

 

「まずはその姿から!生まれ変わった我が子をじっくりとご拝見ください!」

 

 被っていたシートを機械で引き剥がすと、そこには見た目が最初とは似つかなくなったヴァイスリッターの姿があった。

 

「え?なんか想像してたのと違う。」

 

 普通に気密性の向上とかパーツ変更くらいで終わってるもんだと思ってたら何か少しゴツくなってる愛機がいた、頭部も変わってるしこれ魔改造では?

 

「はい!と言うわけでこれが新ヴァイスリッターでありまーす!まず頭部から、ブレードアンテナだった当初から変更しツインアンテナに変わりました、ガンダムみたいなタイプのやつですね。これで通信能力の向上を達成、今までより各種センサーの感度も上がってますよ。」

 

 へぇ……確かにガンダムタイプについてるアンテナだ。ただ顔のフォルムはガンダムにもジムにも似付かないどちらかと言えばバーザム辺りに似た鋭角の多い物となっていた。

 

「キャリフォルニアベースから提供されたジオニック、ツィマッドなどのMSのデータを基に独自のアレンジで頭部を変更しました。カメラアイはジム系のゴーグル仕様ですけど中にサブセンサーが数基設置されていて射撃時の補正や視野角が少しマシになりましたね。」

 

 ふむふむガンダムやらジムやらジオンやら色々なとこから良い所を抜き取ったような感じか。

 

「続いては胴体部!前面のスラスター二基はそのままに背部はメガセリオンのバックパックを使用する為共通の物に変更してあります。メガセリオンは今後宇宙戦闘用に背面に大型のバックパックであるエーギルユニットと呼ばれるブースターユニットを使用した物を使用するのでヴァイスリッターもそれが利用できるように背面のスラスター二基は排除してあります。」

 

 エーギル……海の神だったか?宇宙と言う大海を制す為のユニットって事かな?洒落が効いているな。

 

「それでですね!更にヴァイスリッターには独自にサブアームを二基使用してあるんですよ!これにシールドを装備させる事で防御力の増加だったりバズーカなどの火器を携行させたりする事で継戦能力の向上とかを狙えます!」

 

 サブアーム……サンダーボルトで出てきたシールド2枚や4枚装備みたいなやつか、しかし疑問に思う事が一つ浮かぶ。

 

「これだけ重量増加させたり大型のバックパックを積むって今迄のヴァイスリッターのジェネレーター出力からじゃ難しくないか?」

 

「そこ!そこなんです!ほんっっとに中尉は中佐に感謝した方が良いですよ、ガンダムの出力ほど高くはありませんが高品質のジェネレーターを使用した事でジムやメガセリオンよりも高い出力が出せるので問題ありません。」

 

 これだけ念を押すって事は結構な予算が掛かったっぽいな……感謝しても仕切れないぜホントに……。

 

「次は腕部ですね、此方は関節部を共通規格化させて破損時や交換時にスムーズにメガセリオンやジムの物と交換出来る様にしてあります。目新しい新機能はありませんね。」

 

 アレックスみたくいきなり腕部からガトリングが生えたりとかはしないみたいだな。まぁあっちもこっちも新要素盛りだくさんとなっても対応しきれないしメンテナンス性が高いのはグッドだろう。

 

「次が脚部ですね、一応脚部バーニアも設置したりと姿勢制御と加速性能を上げています。全部でこれくらいかなぁ。」

 

「本当に感謝してるよクロエ曹長、俺の我儘の為にヴァイスリッターの改造までしてくれてたなんて……。」

 

「中米基地で暇してたGOP計画の開発陣さんと共同作業で造ったので彼方にも感謝してあげてくださいね。それにエルデヴァッサー中佐にも、あの人が色々と手を回してくれたおかげで此処まで出来たんですから。」

 

「あぁ、分かってるよ。」

 

 こんなにも俺の為にやってくれているのだ、クソ親父との確執はあるがそれの為にアーニャをやってくれた事を無碍にする訳にはいかない。

 

「さて、じゃあまずはこのヴァイスリッター改をマゼランに搭載するのがこいつの初仕事だな。」

 

 既に他の機体はマゼランに搭乗済みだ、後はヴァイスリッターを載せればMSは準備万全になる。

 宇宙……宇宙か……。

 

「シミュレーションでは何回か体験したけど俺……初めての宇宙空間なんだよな……。」

 

「あれ?中尉って宇宙勤務とかの経験ないんですか?士官学校とかで訓練とかは?」

 

「いや、俺は連邦空軍の士官学校だったから基本的に戦闘機関連の訓練だったり地上戦の学科とかばかりだったな。宇宙戦についてはそもそもこのジオンの開戦までは殆ど行われてなかったし基本的な事を学科で学んだくらいだな。」

 

「へぇー。なら宇宙の経験があるのは私とグリムくんくらいですか?ジュネット中尉もララサーバル軍曹も地上生まれ地上育ちですし。」

 

「ん?クロエ曹長とグリムは宇宙にいたのか?」

 

 そう言えば部隊の面々のプライベートな所は全然知らないな、この戦争が始まる前はみんなどんな暮らしをしていたのだろうか。

 

「私、サイド5で暮らしてたんですよ戦争が始まる前までは。ルウムでの戦いで私のいたコロニーは人が暮らせるような所じゃなくなったし家族もみんな死んじゃいましたから生きる為に連邦軍に志願したんです、幸い実家はエレカの整備屋でしたから多少の整備の心得があったのが幸いしてMS用の整備士として新規に雇ってもらえたんです。」

 

「……ごめん、余計な事聞いた。」

 

「良いんです、散々泣いたし何時迄も悲しんでても家族は帰って来ませんから。それに中佐を始め部隊のみんなが今は家族みたいなものですからね。」

 

「俺は頼れる兄貴くらいの立ち位置かな?」

 

「手のかかるダメな弟くらいでは?」

 

「えぇ……。」

 

「ほら、さっさと積み込み急いでくださいね。ただでさえ準備で手間取ってるんですから。」

 

 それもそうだ、俺は新しいヴァイスリッターに乗り込むと機体を起動させる。モニターのパラメータも各種計器も異常無し……まぁ問題があったらおかしいのだけど。

 ゆっくりと動かし操縦性の確認、大きく変わってはいるが動かす分には前のと変わりなく動かせている、OSの調整のおかげだろうか。

 

「よし、このままマゼランまで持っていくぞ。」

 

「あの白いマゼランがそうです、目前まで行ったら下部から積み込むので積み込み用のハンガーに止めてください。」

 

 そうだった、ビンソン計画でMS搭載機能を追加したとは言え、まさに取って付けたような物でしかないからまともにMSを載せるようにはなってないんだな。

 俺はヴァイスリッターをハンガーに載せると機体から降りる、そこには既に機体の積み込みを終えたララサーバル軍曹とグリムがいた。

 

「へぇ〜、ヴァイスリッターもだいぶ様変わりしたねぇ。」

 

「改造というか此処までくると新しい機体に見えますね、中尉だけズルイですよ。」

 

「グリムも宇宙に出て鬼神みたいな活躍したら上層部から新型貰えるかもしれないぞ。頑張るんだな。」

 

 ふふんとドヤ顔を決めてみせる。

 

「その言い方だとまるでシショーは縦横無尽の活躍をしたように聞こえるけどねぇ?」

 

「うっ……。」

 

 痛いところを突いてくるな、そう思っているとヨロヨロと頭を抱えながら歩いてくるアーニャの姿が見えた。

 

「おい!どうしたんだよアーニャ!?顔色が凄い悪いぞ!?」

 

 貧血か!?病気か!?ドクターを呼んだ方がいいのか!?!?混乱しているとアーニャは大きくため息を吐いて喋り出す。

 

「体調は問題ありません……ただ、ただ……かなり面倒な事になってしまいました……。」

 

「なんだ?何があったんだ?」

 

 アーニャは相変わらず大きく溜息を吐いて随分と頭を抱え込んでいる、先程まで上層部から呼び出されていたのでそれが関係しているのだろうか?

 

「あら、エルデヴァッサー中佐。お身体は大丈夫なのかしら?」

 

 ふと見知らぬ声に振り向くと、そこには南アジア系の女性。額にはヒンドゥー教の人とかがしている赤い印を付けている。

 

「身体は大丈夫みたいなんだけど何か凄い困憊していて……大丈夫かアーニャ?」

 

 こんな見知らぬ人にまで心配されているのだ、いつもと比べてかなりの事があったのでは無いのか……。ん?そう言えばさっき人どっかで……?

 

「どうしたララァ。……おや?エルデヴァッサー中佐どこか身体の調子が悪いのではないか?」

 

「あぁキャスバル総帥、さっきからアーニャがずっとこんな状態で……?」

 

 ん?

 

「そうなのか……。ララァ、君なら何か感じ取れるのではないか?」

 

「流石に私も人の心までは分かりませんわ総帥。でもかなりの心労を抱え込んでいるよう見えます。」

 

「ってええええええええええええええええええ!」

 

 突然の俺の絶叫に周りにいた全員が驚く、そして何事かと寄って来た人達もまた驚く。なんで此処にネオ・ジオンのキャスバルがいるんだよ!?

 

「キャスバル!?キャスバル総帥!?」

 

「あぁ、おや?君はアンダーセン中尉ではないか、北米の会談の時以来だな。」

 

「それにララァ!?ララァ・スン!?ララァナンデ!?」

 

「あら?自己紹介しましたかしら?」

 

 何となく……何となくだがアーニャがこんなに困憊している原因が分かった、絶対この2人が関係している!

 

「アーニャ!ヨロヨロしてる場合じゃないぞ……なんなんだこれ……!」

 

「はぁ……ジェシー……大問題発生です……。」

 

 既にもう大問題なのだがこれ以上に何か凄い事があるのだろうか。

 

「本日よりネオ・ジオンのキャスバル総帥とその秘書であるララァ・スンさんが第13独立部隊と行動を共にしジオン公国と共に戦う事になりました。」

 

 俺はヨロヨロと頭を抱えこむ、奇しくも先程までのアーニャと全く同じポーズだった。そりゃこんな事を上から通達されたらこうなるわな。

 

「本来であればネオ・ジオンの方で宇宙用の艦艇を用意して連邦軍主力艦隊に加わるべきなのだがな、聞けば木馬……いやホワイトベースは主力艦隊とは別行動で公国を陽動すると聞いてな。幾ら木馬や君達と言えど陽動させる為の餌としては食いつき具合は微妙な物になるだろう。私もそれに加われば嫌でも連中は食いついてくると思ってな。」

 

 そりゃキャスバルが乗ってる艦なら敵もコイツらが本命だ!ってなるだろうけどかなりリスキーだろ……。

 

「確かに総帥が加われば敵は此方に食いつくでしょうけど、貴方にもしもの事があったらネオ・ジオンはどうするんですか!?代表がいなくなった組織はすぐ瓦解しちゃうでしょう!?」

 

「その点については最初からネオ・ジオンはガルマらの主導で動く事になっているから安心したまえ。私はあくまでダイクン派を引き寄せたりダイクンの名を継ぐ者としての看板……いわば客寄せパンダのようなものだ、ガルマの方がしっかりと未来を見据えているのでな。」

 

「まぁ、客寄せパンダなんてお可愛い総帥ですわね。」

 

 クスクスと笑うララァ、笑ってる場合ではないのだが……。

 

「そうは言っても貴方はそんな客寄せパンダで終わる人間じゃないんですから……そういえばその女性は?」

 

「あぁ、彼女はララァ。先程君はフルネームで呼んでいたから既に知っているものだと思っていたが?」

 

 あぁそりゃ知ってるけど、知ってるけどそれはガンダム好きだから知ってるだけで何でこのタイミングでララァがシャアといるのとかは全く分からないんだけど……!?てっきりフラナガン機関にいると思い込んでたけどそう言えばララァはシャアが拾ったって設定が原作でもオリジンでもあったな諸説は色々あるらしいけど。なら此処にいてもおかしくはない……?いやジャブローにこの二人がいる時点で何もかもがおかしいけど。

 

「貴方面白い人ね、他の人とは違う魂の色をしてるわ。まるで別々の色が混ざったかのような。」

 

 まるで心の中を透かしているかの様に見つめてくるララァ、心の中が見られているのかもしれないと思ったら少しビビる。

 

「ジェシーさぁ〜ん!凄い大声が聞こえましたけど何……が……!」

 

 駆けつけて来たのはアムロだ、俺の大声を聞いて心配してくれたようだが目前のキャスバルとララァを見て大きく沈黙する。

 

「あ……!」

 

「君は……どこかで……。」

 

「総帥……この子……。」

 

 三人は一斉に沈黙する、その間数秒だけの筈だがまるで長く刻が止まったかの様に見えた。

 

「シャア……いえ……キャスバル・レム・ダイクンさん……?」

 

「……そうか、君はガンダムのパイロットなのだな。」

 

 そこには敵意とはまた別の……色々な思いが混ざり合っているのだろう、二人とも困惑している。お互い完全に覚醒してないとはいえニュータイプ同士の共感みたいなのが発生しているんだろうか?

 

「エルデヴァッサー中佐、打ち上げについての相談が。……!」

 

 アムロの次はブライトさんだ、またキャスバル見て驚いてるよ。そりゃホワイトベース隊はシャアとの因縁が宇宙だけとは言え結構あったからな……と思っているとそれとは別にまたキャスバルを見つめる女性がいた、一人はミライ・ヤシマ、どうやらブライトさんと一緒に着いてきたみたいだ。そしてもう一人……金髪の髪の綺麗な女性……。

 

「キャスバル……兄さん……?」

 

 それは耳をすませばやっと聞こえるような小さな声だった、だがそういう反応をするだろうと分かっていた俺と……そして彼の兄であるキャスバルもまた聞こえていた。

 

「アルテイシア……。」

 

 こちらもとても小さな声での呟きだった、キャスバルはともかくセイラさんはアルテイシアとしての名は隠して生きているのだ、ここで兄としての反応をしてしまえば彼女もまたダイクンの遺児とバレてしまう。

 

「ブライト艦長、報告が遅れましたが先程上層部から我々第13独立部隊にネオ・ジオンのキャスバル総帥を御同行し作戦遂行に当たれとの通達がありました。」

 

 その報告を受けブライトさんもまた俺とアーニャのようにヨロヨロとする、ストレスでやられないか不安だ……ただでさえ心労が多い人なのに。しかしよろめいたのも束の間、すぐに優れた軍人らしくすぐさま直立し敬礼をする。

 

「ホワイトベース艦長のブライト・ノア中尉であります。」

 

「ネオ・ジオン総帥、キャスバル・レム・ダイクンです。事後報告になりますが私とその秘書ララァ・スンは以後ホワイトベースと共に行動することになります。詳しい話はまた後ほどするとしてそちらの二人は?」

 

「こちらはホワイトベース操舵手のミライ・ヤシマ少尉、そして通信手のセイラ・マス曹長であります。」

 

 紹介されると同時に綺麗に敬礼をする二人。セイラさんの方は少し戸惑っているようだが。

 

「そうでしたか、先程エルデヴァッサー中佐が申し上げたように本日からホワイトベースと共に行動させていただきます。以後お見知りおきを。」

 

「え、えぇ。こちらこそ宜しくお願いします。」

 

 しかしキャスバルを同行させるとは上の連中も大胆な行動をする……そう言えば北米の会談の時もガルマやランバ・ラルらは色々とやらせる事があるみたいな事を話していた時にキャスバルだけ何も言ってなかったな。最初からこうするつもりだったのか……。あと疑問に思う事が一つ。

 

「まさかとは思いますが総帥、MSに乗って戦うとか言うおつもりでは無いでしょうね?」

 

「そのまさかだが?」

 

 コイツ……政治家よりパイロットの方が向いてると自覚しているのと実際その通りだから仕方ないとはいえ……総帥が呑気に前線で戦うつもりなのか。

 

「君の心配も分かるがねアンダーセン中尉。しかし私が前線で戦うのは一つの策としても充分役立つ事なのだよ。」

 

「赤い彗星の異名と畏怖、そしてキャスバル・レム・ダイクンとしてダイクンの意志を継ぐ者に弓を引くという心理的な駆け引き。それを狙っているのでしょうキャスバル総帥?」

 

「その通りだエルデヴァッサー中佐、主力艦隊の方にもネオ・ジオンの兵を配置しているがそちらの方面でも同じ様に心理戦になる場面もあるだろう。」

 

 成る程、単純に戦いたいだけでなくそう言った狙いもあるのか。ジオンも未だに隠れているとは言えダイクン派だった者は多い、上手くいけばそれらの派閥の寝返りも狙えるだろうしジオン本土でもダイクン派が動きやすくなるかもしれんな。そう考えると別に悪い案でもないのかこれは。

 

「アムロ君や他のパイロット達とはかつて一戦を交えているから不満だとは思うがよろしく頼む。」

 

「……は、はい。」

 

 困惑しているアムロ、まぁ昨日の敵は今日の友と急に言われても戸惑うしかないよな、と言うかアムロはともかくカイなんかは大丈夫なのか?ジオン憎しとなっている所にシャアだった人が今日からよろしく!と言って来たら俺だったら殴りかねないが。

 

 

ーーー

 

「別に?良いんじゃないの。」

 

 あれから色々ありながらもやっと一息をついた所でカイと話す機会があったのでキャスバルの事を報告したら少し驚く返答が返って来た。

 

「良いのか?分かれたとは言え元はジオン公国の人間なんだぞ?」

 

 煽る訳ではないが本音を聞いておかないと後々厄介な事になる可能性もある、キャスバル本人は俺もそこまで好きじゃないが今後の宇宙世紀の事を考えると真面目路線で動いてくれるならキャスバルほど優れた人間は早々いないので出来るだけ生きていては欲しいし。

 

「そりゃジオンは嫌いだけどね、結局は上層部の命令なわけでしょ?俺たちみたいなペーペーが反対したって無意味でしょうし?それにシャアがいた方がジオンの連中はこっちを狙いに来る訳だろ?」

 

 成る程、つまりキャスバルを餌にノコノコ寄って来たジオン兵をぶっ叩く算段か。カイらしいと言えばカイらしい。ただ臆病なくらいが丁度いいと言っていたカイとしては好戦的な傾向にあるのが心配だが。

 

「あまり無茶はするなよカイ。敵もキャスバルがいると分かればそれなりのパイロットを出す筈だ、幾らガンダムと言っても油断はできないぞ。」

 

「わかってるよジェシーさん、俺だって早々死にたくはないしアムロやハヤトに援護して貰いながら一人でも多くジオン野郎をぶっ潰すだけさ。」

 

 それなら良いのだが……、しかし本来ならアムロにシャア、そしてララァと言った優れたニュータイプがいると言うのは普通に考えればヌルゲーになると思うのが普通なのだが俺には何かそれ以上の跳ね返りがあるのでは無いかそれだけが心配だった。


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