あの日見た青年は、空虚でした 作:Cross Alcanna
今回はリクエスト回となります。日常回はまだ続く予定ですので、本編を期待して下さった方々には申し訳ないです。
さて、新作のアンケートも終わりましたので、2回目のキャラアンケートを新設しようと思います。期限は未定です。後日、どこかの後書きに記載します。
話は変わりますが、タイトルが変わっていると思います。1話に組み込み切れなかった為、急遽前後編に分けさせてもらいました。タイトル詐欺と言わないで下さると、ありがたいです。
そして、お気に入り登録:クロウさん、いがちゃんさん、kom527さん、レミレイさん、達っちゃんさん、蟹かまぼこさん、Azure Plumさん、SNOWRoselia推しさん、Kou rxさん、ゴールデンウラガさん、お気に入り登録ありがとうございます。やはり、ちょっと堅い文章の小説の方が良いんでしょうか?なんだかそんな感じがします。
では、本編を開始します。
[CiRCLE 3番スタジオ]
『チケット?』
「そーそー!商店街の福引で当たったんだよね~」アハハ
某日CiRCLEにて。今日もRoseliaの練習に来ている僕だけど、どうやら今日も何かあるみたいで。
と言っても、特段変わったことが起ころうとしていた…訳でもなく、何やら商店街の福引で娯楽施設(アウトドア色が強い)のチケットを当てたとの事。
しかも、チケットの枚数が6枚だったらしく、よくあるご都合主義的な展開を彷彿とさせる、"丁度人数分当てた"とかいう事になってるみたい。
…僕も誘われるかな?期待…しても良いよね?
「皆どうかな?週末とかさ」
「行く行くー!あこ、行きたーい!!」ハイハーイ!
僕の予想通り、この話に真っ先に食いついたのはあこちゃんだった。こういう話、好きそうだしね。
他の3人の反応は…うん、こっちも予想通りだね、皆若干渋ってる。そんな中、あこちゃんが白金さんを誘っていた。
「りんりんも行こうよー!きっと楽しいよ!」
「あ、あこちゃん…私は…」
等と、難航しそうな雲行きに見える。そんな事を、他人事のように思っている僕にも、何やら尋ねてくる声が。
「凪君は行く?嫌なら断っても良いけどね~、強制とかじゃないからさ☆」
どうやら僕も行って良いらしい。
わーい。
楽しそうだし、僕も言葉に甘える事にしようかな。
「…行っても、良いんですか?」
「もっちろん!行く?」
「…はい!」キラキラ
僕も行きたいと一言伝えると、何やら紗夜姉と湊さんの方からガタッと音がした。何だろうと振り向いて見てみると、何やら2人とも真剣そのものの表情をしていた。
「私も行きます」
「そうね、時には休養も必要だわ。私も行くわ」
「え?……え?」
言い方こそ悪いけど、堅物の2人がこんなに早く掌返しをするとは思ってなかったのか、今井さんはとても驚いた顔をしていた。
まぁ、かく言う僕も驚いてるんだけどね。
顔には出してないだけで。
「リサ姉~、りんりんも行くって~!」
あこちゃんも説得に成功したらしく、白金さんも行く事になったようで。紆余曲折を得て、結局全員で行く事になった。楽しみだなぁ。
[アウトドア施設]
という事で、やってきたのはスポーツが沢山出来そうな施設(イメージとしてはラ〇ンドワン)にやってきた。僕はここに来るのは初めてなんだけど…皆はどうなんだろう?確か、白金さんは初めてって言ってたような。
「わー!やっぱりたっくさんあるねー!!」
と言うのは、ここに来てからテンションが数段階上がってるあこちゃん。来た事あるんだね。巴さんとだろうか。
「ん~!初めて来たけど、楽しそうだね~☆」
「…思ってたよりも、ずっと広いわね」
と、今井さんと湊さん。2人も初めてなのかな。
湊さんはともかくとして、今井さんがこういう所に来た事ないっていうのは、ちょっと意外かも。友達とこういうとこに行きそうだし。あ、バンド練習があるから行くに行けないのかな?
それに、湊さんとよくいるイメージがあるし、湊さんが行きたいところに行ってるのかな?
「…色々あるのね、ここ」
そう静かに言ったのは、紗夜姉だった。言葉から察するに、来た事ないっぽい。多少緊張してるのか、はたまた初めてのものを目にして困惑してるのかなんて僕にはわからないけど、ちょっと興味あるっぽいね。
ほんの少しだけ口角上がってるし。姉さんらしいや。
「今井さん、どこから回るとかは…決めてるんですか?」
「一通り調べてきたんだけど…皆の好みがわかんないから、とりあえず纏めてきたよ☆」
そう言って、メモ帳らしきものを見せる。…ホントに色々あるね。サッカーにバスケ、スケボーに…釣り堀?珍しいものまであるみたい。…ちょっと釣り堀が気になるなぁ。
「皆何が良いとかある?」
今井さんの一言が終わると、皆が要望を言っていった。…湊さん、猫カフェはここにないですよ。…そんな顔しても、ないものはないんです。
「凪君は何かある?」
「この…釣り堀が、気になります」
思った通りに言ってみる。すると、皆がいつもより目を開いて驚いている。…むぅ、そんなに変だったかな。
「むぅ…何かおかしかったですか…?」
「い、いやぁ~、ゴメンね?ちょっと渋いチョイスだなぁって思っちゃったからさ…」アハハ…
申し訳なさそうな声に、僕も強く言えなくなってしまい、どうしたものかと思っていると、無意識だったのか、皆の方を見ていた。申し訳なさそうに、うんうんと頷いているのが見えたので、ちょっとショック。
「う~ん、どうしようか?流石に全部は行けないだろうし…」
「リサ姉!」
結局、どこに行くのか困っていたこの状況で、言葉を投げたのはあこちゃんだった。…いつも何かを切り出す時は、あこちゃんか今井さんな気がするんだけど…気のせいかな?
「ん~?あこ、どうしたの?」
「あこ、釣りやってみたい!」
僕にとってその一言は、ある種救済の様な言葉だった。現に、皆が僕の意見に揺れかけている。…別に、皆の案が嫌だとかいう訳じゃないんだけどね。興味があるからやりたいってだけ。
…ホントだよ?
「…そうね、そう言われれば気になってくるわね」
「…ですね」
続いて湊さんと紗夜姉も揺らいできた。凄いね、釣り。魔性の何かでもあるのかなぁ?そう思うくらい、皆が続々と興味を持ち始めている。そして、最終的には…
「…私も、釣り…やってみたいです」
白金さんまでこっちに揺らいだ。…失礼だけど、ちょっと意外だったのは内緒。その後、今井さんも興味があると言ったので、最初は釣りをする事になった。その後何をするのかは、追々決める事になった。
「じゃあ、行こう!」
そんな今井さんの元気な号令がかかると、僕らは釣り堀に向けて、歩を進めた。
ということで、第14話が終わりました。
アンケートも終わり、小説も1つ終わりそうなところで、いよいよ新作か!と思っていらっしゃる方には申し訳ないですが、バンドリの新作は投稿されません。
その詳細につきましては、次の『羽沢家の長女』投稿時にあげます活動報告を確認していただければと思います。私としても苦渋の決断でしたが、悩みに悩んだ結果、そうした措置を取らせていただきます。尚、この小説の投稿は途切れませんので、その点はご心配なく。
次回『青年は、沢山遊びました(後)』