あの日見た青年は、空虚でした 作:Cross Alcanna
今回も引き続き学校回となります。今回は誰と接触するのか、楽しみですね。今のアンケートですが、次話投稿前に締め切りますので、回答して下さる方は、お早めにお願いします。
話は変わりますが、☆9:斎藤元さん、☆5:ぼるてるさん、そして、れれうさん、いい感じに爆ぜるブラキディオスさん、でっひーーさん、氷結竜ソフィーナさん、そこら辺のペットボトルさん、呉藤 小異さん、槍トリアさん、志祈月織さん、冴島 鋼牙さん、斎藤元さん、夏翔さん、八雲藍1341398さん、ccレモンzさん、のんびり気ままなヤベー奴さん、slimejellyさん、☆評価とお気に入り登録ありがとうございます。小説の執筆にあたってモチベ向上になりますので、嬉しい限りです。これからも精進します。というより、このお気に入りの増え具合、凄いと思うのですが、気のせいでしょうかね?
では、本編を開始します。
[花咲川学園 中庭]
「皆さん!お待たせしました!」タタタ
「あっ、イヴちゃん!……?その男の子は?」
「転校生のナギさんです!」
と、凪がイヴに連れられた場所には、1人の女子生徒がいた。凪よりも1つ上の学級の生徒だろうか。
「……どうも…氷川…凪です」ペコリ
「初めまして、丸山 彩です!宜しくね!」
軽い自己紹介を済ませ、いざ昼食を……という流れになるかと思いきや……
「あら、少し遅れちゃったかしら」
「今日はどの辺で食べよっかな~!あ!彩先輩に千聖先輩、イヴちゃんまでいる!こんにちは!」
「ちょ!香澄!走るなって!…あっ、先輩達、こんにちは」
「…おっちゃんをもふりたくなってきた。あっ、こんにちは。…あ、凪君だ、やっほ」
「おたえちゃん、相変わらずだね…。こんにちは、皆さん」
「あっちのほうとか良さそうじゃないかな?あ、こんにちは」
「あら?皆いるわね!一緒に食べましょうよ!」
「こころ~!速いってば!…すみません皆さん」
「わぁ~!楽しそうだね!」
「そうだね。…でも良いのかな?こんな大所帯で…」
「……白金さん、教室で食べますか?」
「…そう……ですね」
ゾロゾロ……
花咲川にいるポピパ、パスパレ、ハロハピ、ロゼリアの面々が中庭に集まってきた。
中庭で食べるなんてこと自体は(3次元は置いておいて)そう珍しくはないが、こうして大人数が一箇所に集まることは、そうそうないだろう。
一方、凪の方を見ると…
「……あ…え……ぁ…」
かなり戸惑っているようだ。凪が人見知りが激しいのはこれまでの行動から見て明らかだ。
そんな凪がこんな人数の前に晒された凪は…
「………ぁ…」フラ……
小さく声を出し、その場に倒れてしまう。…こうなってもおかしくはないだろう。
それを目撃したイヴが真っ先に気付き、声をかける。
「ナギさん!?どうしたんですか!?」アワワ
「……"凪"…?」
「……氷川さん?」
大声で呼びかけたからか、イヴが"凪"と言ったことをしっかりと聞き取った紗夜。
燐子にその場で待つよう伝えると、紗夜は声が聞こえた方へ走る。
「…!!凪!?どうしたの!?」
走ってイヴがいるところに来ると、すぐに凪を見つけた紗夜はおもむろに焦りの表情を浮かべる。
「若宮さん!凪をお借りします!」ダダダ!!
「サヨさん!?」
急に、しかも焦りをむき出しにしている紗夜を見たイヴは動揺を隠せない様子。
氷川という苗字で察しているとは思うが、この緊急事態ではそんなもの頭からすっ飛んでも、おかしくはないのだろう。
「紗夜ちゃんのあの焦り様……珍しいね」
「関係者なのかしら…?……紗夜ちゃんに任せたほうが良いわね」
千聖が冷静なのはわからなくもないが、この場面で彩までもが冷静さを保ってるのは意外だろう。
ライブやイベントの際だと必ず2~3回は噛むと言われている(ファンが設立したサイトによると)が、その度にオロオロしたり戸惑ったりしている。
それでいて今回のケースで冷静さを保ってるのは、意外だ。
……しかし、そのような我々の考察をも置き去りにしながら、事態は進んでいく。
「白金さん!私は凪を保健室に連れて行きます!」
「わ、私も…行きます…!」
紗夜の尋常でない焦り様に少し心配になったのか、燐子も同行するようだ。それが伝染したのか、周りも動揺し始める。
「紗夜先輩!?どうしたんですか!?」
「有咲~?どうしたの?」
「…!先に場所取っとこう、香澄」
紗夜を見てなのか、抱えられている凪を見てなのかはわからないが、どうやら沙綾は勘付いた模様。ここは少人数に任せたほうが良いとの判断だろうか。
「有咲ちゃん……」
「……有咲に任せよう、りみ」グッ…
有咲を心配そうに見つめるりみに声をかけるたえ。拳を握り、苦虫を噛み潰したような顔をしているのは、果たして何故なのだろうか。
また、もう2人はというと……
「?何かしら、あれ」
「……こころ、はぐみ、今日はあっちで食べよう」
「…?うん、わかった!」
どうやら面倒な方向へは進まずに済みそうである。美咲のファインプレー、といったところだろうか。何にせよ、事は大きくならずに済みそうだ。
そんな周りのことは露知らず、紗夜は走りながら凪に呼びかける。燐子も、どうにか同じ速さで走っている。
「凪!凪!!返事をしてちょうだい!」
「紗夜…さん」
呼びかける。
必死に、何度も。
凪は気絶しているだけなのだが、気絶した要因と気絶した事実を知らず、ましてや倒れた状態で見つけたのだ。今回ばかりは、無理もない。
紗夜も燐子も、体育の走り以上に走っている。それほど、2人は焦っていた。
[保健室]
「少しアガってるだけね。気絶はしてるけど、じきに目を覚ますと思うわ」
「……そうですか」ホッ…
思ったより深刻ではないことがわかると、紗夜は安堵の息を漏らす。横にいる燐子も、こころなしか安心しているように見える。
ふと、目の前の女性が時計を見る。そうしてすう、2人のほうを見ながら言う。
「…あら、そろそろ戻ったほうが良いわよ。お昼食べてるなら良いけれど」
「…もうこんな時間。…氷川さん、教室に戻って…お昼…食べないと…」
「……そうですね」
心配で仕方ないことこの上ない紗夜。しかし、時間はそれに同情したり、ましてや待ってくれたりなどしない。
それに気づいたのか、紗夜は先生に任せ、渋々保健室を出た。主人が心配な犬か何かだろうか。
「……あら、この子…よく見たら転校生ね。…初日から大変ねぇ」
同情か情けか憐れみか。そんな言葉は誰にも届かずに、消えていく。
「さて、午後も頑張りましょうかね~」
その女性は体を伸ばし、自分に一声。机にある書類を手に取り、仕事を再開した。
ということで、第6話が終わりました。
先にお伝えします。活動報告をあげましたので、ご確認下さい(結構重要です)。今回は思ったより大分進んだので、1日早いですが投稿しました。
後、私の小説ですが、【本編】【日常】【コラボ】【Extra】のタグをタイトル前につけることにしました。本編タグの話が終了し次第、その小説の本編を完結とし、一応完結扱いとします。尚、投稿を完全に停止するかはまた別です。その時はまたお知らせします。次回から他の小説でもタグを付け始めます。
因みに、日常はほぼアンケート回に付くとの認識で構いません。Extraタグは、所謂その他枠に該当するものに付きます。今までの話にも追ってタグは付けていく予定です。一応、後日にタグに関する活動報告を出しますので、そちらでも確認が可能です。
次回『青年は、心配されていました』