久しぶりに読み返してみると迷走してるなぁ。
楽 「えっと、あの話って・・・」
鶫 「どうも紹介が遅れました、私 鶫誠士郎と申します
お嬢とは昔から一緒に遊んでいた仲であり、今ではお嬢の護衛などを行い、
時にヒットマン(殺し屋)の仕事もしております」
楽 「ど、どうも 彼氏の一条楽です、」
ヒットマンて殺し屋・・・?
鶫 「突然ですが、あなたはお嬢のことを愛しているんですか?」
楽 「は、はい!」
鶫 「お嬢のためだったら自分の命などいらない、命をかけてお嬢を守ると」
楽 「も、もちろんです!」
いいえなんてとてもじゃないけど言えねぇえ
鶫 「しかしデート初日からお嬢を傷つけるとはいい度胸ですね、一条様」
にこやかな笑みを作りながらゆっくりと楽に詰め寄っていく
楽 「傷つけるってそんな・・・」
鶫 「今回のところは大事に至らずに済みましたが、もしまた一条様がお嬢を傷つけるようなことをした場合、処分しなければならないので、覚悟しておいてください」ニコ
楽 「処分て・・・ じょ、冗談ですよね?」
鶫 「いいえ、私は本気ですので ではお休みなさい一条様」
そう言い残し、軽く会釈をすると鶫は暗闇の中、屋敷の中へと戻っていった
---次の日ーーー
楽 「はぁ・・・ やっぱり夢じゃないよな昨日の・・・」
この日の朝は楽にとって目覚めの悪いものであり、昨日の疲れがまだ残っていた
楽 「とりあえず、学校行かないとな」
朝食を簡単に済ませ、髪型をセットし学校に向かう前に千棘の家へと向かった
楽 「はぁ、なんでこんな目にあうんだ・・・
もう昨日の護衛の人とは会いたくないし、」
桐崎家の門の前で愚痴をこぼしながら千棘が来るのを待つ
そして数分後、カバンを持った鶫と千棘がでてきた
千棘 「あ、ダーリン」
楽 「よ、よう ハ、ハニー」
鶫 「おはようございます一条様、お嬢を迎えにきてくださるとはいい心がけですね」
昨日のアレが嘘だったかのように満面の笑みで楽に挨拶する
楽 「い、いやぁ 彼氏ならこれぐらい当然のことですし」
昨日の怖さは一体どこにいったんだ・・・
鶫 「それもそうですね、ではお二人ともお気を付けて」
カバンを千棘に渡し、軽く会釈をして二人を見送る
楽 「い、行ってきます」
千棘 「じゃあね、鶫」
楽 寿命が縮まるかと思ったぜ・・・
桐崎家を出てまもなくのこと、
千棘 「はい」
突然、千棘はカバンを楽のほうへグイッと突き出した
楽 「ん? なんだ?」
千棘 「カバン」
楽 「それは見ればわかる、なんで俺のほうに突き出してくるんだよ」
千棘 「持つ約束でしょ、私のカバン」
楽 「それはこの前だけだろうがっ」
突き出されたカバンを千棘のほうへ押し返す
千棘 「細かいわねぇ、このくらい男なんだから持ちなさいよ」
楽 「お前のほうが数倍力あるんだから俺のカバンを持ってほしいぐらいだぜ」
千棘 「私はこれでもか弱い女の子なのよ?」
楽 どこがか弱いんだよ、 か弱かったら人殴ったりしないだろ・・・
千棘 「じゃ、よろしくっ」
カバンを楽のほうに放り投げ、千棘は走って行ってしまった
楽 「あ、こら 待ちやがれ!」
千棘の後を追う楽だったが、運動神経抜群の千棘に追いつけるわけもなかった
ーーー下駄箱前ーーー
楽 「はぁはぁ・・・ あいつは化け物かよ なんでノンストップで学校まで
走れるんだよ、」
汗だくでヘロヘロになりながらも、ようやく下駄箱前に到着
千棘 「あ、やっときた」
壁に寄りかかりながら千棘は退屈そうに楽を待っていた
楽 「この野郎・・・ 結局カバン俺に押し付けやがって 走る体力あるなら自分のカバンぐらい持てよな」
千棘 「はいはい、ほら教室までもう少しよ」
千棘は楽を馬鹿にしたように手招きをしながら教室へ向かった
楽 「あのゴリラ女・・・」
楽はヘトヘトになりながらも千棘のカバンを持っていった
千棘 「ぷっ なんかパシリされてるみたいねっ」
楽 「お前がそうさせたんだろうが、後で覚えとけよな・・・」
--- 1-C ---
そして教室に入った途端、二人に災難がふりかかる
集 「おーい、みんなぁあああ きたぞーーー!」
集が叫んだ瞬間、クラス中のみんなが楽と千棘をロックオンした
「あ!、本当に二人とも付き合い始めたんだぁ
一条くん桐崎さんのカバン持ってあげてるし」
「朝から一緒に登校してくるなんて・・・」
「一条のやつ、いつの間に桐崎さんを落としたんだ」
「桐崎さんなら一条なんかよりもっといい男が・・・」
楽 「え、ちょ、ちょっと待てお前ら これは違うんだ! 付き合ってもいねぇし!」
なんで恋人関係(偽)のことがバレてるんだ?
千棘 「 」
千棘は何が何だかわからずポカーンとしていた
集 「照れるんじゃないよ、一条楽くん ω」ポン
ニタニタ笑いながら楽の肩に手を置く
集 「俺は昨日の夜、ここらへんじゃ一か所でしか売ってないジュースを買うため自販機に向かったんだ そして俺は見たんだ・・・
楽の家から桐崎さんがお前に抱きかかえられて出てくるところをこの目でバッチリとな!」
こういうときの決め顔は無駄にイケメンである
楽 「集!違う!違うんだそれは! それにはわけがあってだな」
よりによってなんで昨日の夜なんだよ・・・ てか抱きかかえてねぇし!
集 「そう照れるな楽よ、楽なら彼女の一人や二人そろそろできると思ってたぜ」
楽 「照れてねぇから! それに昨日のもきっと人違いだ!」
千棘はあることに気が付き、急に表情が変わった
千棘 「な、何を言ってるのダーリン、昨日私をおぶっていってくれたじゃない」
楽 「は?」
集 「やっぱりそうだよねぇ桐崎さん、楽ちゃんはシャイなんだから~ ω」
千棘 「さぁ、ここじゃ騒がしいから静かなところでちょっと話しましょ、ダーリン」
楽 「お、おいっ 何言ってんだよ」ボソッ
クラス中がさらに騒がしくなる中、千棘は楽を引っ張り教室を出て屋上へと向かっていった
そして楽と千棘がいなくなった後の教室では、
集 「桐崎さんも意外と大胆な所あるんだなぁ ω フムフム」
鼻の下を伸ばしてる集と
小咲 「あ゛~~~」
ショックで今にも泣き出しそうな小咲
小咲 「るりちゃーん、、、」
るり 「まさかあの二人がこんなに早く付き合うとは思わなかったわ」
小説を読むのをやめ、小咲の頭をよしよしと撫でる
小咲 「あぁぁぁ、」
付き合ってるってことは昨日桐崎さんが一条くんの家にいた理由って実は・・・
るり 「小咲、ちょっとは落ち着きなさいって」
小咲 「だってるりちゃん、二人とも付き合ってるって・・・」
机に顔を伏せ、テンションダダ下がりの小咲
るり 「でも最初に一条くん桐崎さんとの恋仲を否定していたじゃない」
小咲 「でも桐崎さんが一条くんのことダーリンって・・・」
るり 「小咲・・・」
いつもの小咲に戻るには時間がかかりそうね、