第6話
楽 「なんでお前がここに・・・」
なぜ千棘は家庭のことを隠していたのか、同じ境遇の楽には理解することができた
千棘 「あんたこそヤクザの二代目って・・・」
楽の父 「もう面識はあるみてぇだな」
千棘の父 「同じ学校にいれて正解だったみたいだね」
千棘 「パパ どういうことよそれ・・・」
千棘の父 「同じ学校のほうが、恋人の演技やりやすいだろう?
それに、フリじゃなくて本当に楽くんと付き合ってもいいんだよ千棘」
千棘 「誰がこんなやつと!」
楽 「待ってくれよ、親父 俺とこいつは仲悪いし、それに恋人なんて」
楽の父 「おっとお客さんが来たみたいだぜ」
ドガァァァァァン!
クロード 「お嬢ぉぉぉ!!! ご無事ですか!?」
千棘 「ク、クロードまで、なんでここに」
楽 「(部屋の半分が吹っ飛んじまった・・・)」
クロード 「お嬢下がっていてください、ここからは我々ビーハイブが」
ガラッ
竜 「なんじゃい、今の爆発は!?」
ヤクザ 「てめえらの仕業か、このくそギャング共」
竜 「乗り込んでくるとは今度こそケリつける必要があるみてぇだな」
クロード 「おやおやこれは集英組の皆さん、お嬢をさらった罪死んで詫びてもらおうか」
楽の父 「若いの、ちょいと勘違いしてるんじゃねぇか?」
クロード 「ん ボ、ボス! なぜこんなところに」
楽の父 「さらっただなんてどんでもねぇ、なんせこいつらは」
楽の父 千棘の父 「ラブラブカップルだからな(ね)」
楽 千棘 「なっ」
集英 ビー 「なぁにぃいいいい!!??」
クロード 「ボス、それは本当なのですか!?」
千棘の父 「あぁ、僕らが認めた仲だよ」
竜 「坊ちゃんにも彼女が!」
クロード 「お嬢ぉ、いつの間にかお嬢もそんなお年頃に 毎日お嬢をじっくりと見てきましたが、ここまで成長なさってるとは・・・ 嬉しさのあまり、目から涙が」
千棘 「毎日じっくりって・・・ちょっと、」
竜 「そういうことなら抗争なんかとっととやめて二人をサポートしなくちゃならねぇな!」
クロード 「我々も同じです そういうことでしたらお嬢たちを全力でサポートさせていただきます」
楽 「ちょっと待てよ! なんで俺がこんな性悪女と」
千棘 「私だってこんな気の小さいヘタレ男ごめんよ!」
クロード 「聞き間違いか? お嬢が性悪女だと? どうやら命はもういらないようだな」
竜 「坊ちゃんがヘタレだと? どうやら抗戦続行のようだな ビーハイブさんよぉ」
クロード 「えぇ、今すぐにでもこの地を灰にしてくれよう」
竜 「灰になるのはてめぇのほうだ、クソメガネ」
楽 千棘 「(まずい、このままだと本当に町が消えかけない・・・ 仕方ない、ここは)」
楽 「ちょっと待てよ、みんな 性悪ってのは俺のことだ!俺の! さっきのは間違いだ! そんな俺を選んでくれた桐崎は最高だって言いたかったんだ なぁ桐崎?」
千棘 「えぇ、そうよ! あれヘタレって一条君みたいな性格も顔もいい男性のことを指すんじゃなかったけぇ? 私、日本語にまだ慣れてなくて、勘違いして使ってたわ!」
「・・・・・・・・・」
楽 「(もうひと押し! こうなりゃ!)
ハニィー どうやらみんな俺たちのラブラブの関係を疑ってるらしいぜ?」
千棘 「(なにがハニーよ! くっ、やるしかないわね・・・)
えぇ~うそぉ ダーリンとこんなにラブラブ真っ最中なのにぃ?」
楽 「(ヤバい、ちょっと無理があったか・・・)」
千棘 「(うわぁ、みんなこっちガン見してる・・・)」
竜 クロード 「・・・それは本当か?」
楽 「あぁ、」
千棘 「そ、そうよ、」
竜 「よく言った嬢ちゃん! 坊ちゃんのことよくわかってるじゃねぇか!」
クロード 「次からは言葉に気をつけろよ、集英組二代目」
楽 千棘 「(なんかうまくいったぁ)」
ヤクザ共 「いやぁ、しかし坊ちゃんにもついに彼女が」っっっ
クロード 「お嬢ぉ」っっっ
楽 「おいおい、お前ら泣くなよ」
千棘 「クロードまで・・・」
千棘 「ちょ、ちょっと私たち二人で大事な話がしたいから、クロードたち帰ってくれる?」
楽 「(ナイスだ、桐崎) そうなんだ! だから竜たちも戻ってくれ」
クロード 「かしこまりました。 お嬢、もしものことがありましたらすぐにお呼びを」
竜 「わっかりやした坊ちゃん!」
千棘 「だ、大丈夫よ、ほらみんな帰った帰った」
ギャングとヤクザ共が帰ったあと楽と千棘は、裏庭へと向かった
-ーー 一条家 裏庭 --ー
楽 「一事はどうなるかと思ったぜ・・・」
千棘 「本当よ、あんたの家も大変ね」
楽 「お互い様だろ、それは ほら茶」
千棘 「あ、ありがと」ゴクゴク
楽 「で、こ、恋人関係になるのか、お、俺たち」
偽物とはいえ、楽たちにとっては初めてのこと 動揺が隠せない
千棘 「偽のね、やるしかないでしょ、じゃないと私たち命ないわよ」
楽 「だよなぁ、で、付き合うって言っても何すりゃいいんだ?」
千棘 「そんなの知らないわよ、付き合ったことなんて一度もないんだから・・・」
楽 「へぇ 意外だな、軽く十人くらいと付き合ったことあると思ってたぜ」
千棘 「そ、そんなわけないでしょ!、いつも私の近くにクロードがいたから友達どころか彼氏なんて・・・ そういうあんたは付き合ったことあるわけ?」
楽 「・・・ないけど、」
千棘 「ぷっ なによ、あんただってないんじゃない。 それもそうよね、もやしみたいにヘラヘラしたあんたが付き合ったことあるわけないわよねぇ」
楽 「あぁ、そうだな! (言い返せねぇー)」
千棘 「もう遅いし、私そろそろ帰るわ」
楽 「そうか、じゃあ送ってくぞ」
千棘 「いいわよ別に、不審者なら自分でぶっ倒せるし」
千棘なら不審者の一人や二人容易く倒せる、少なくとも楽よりは
楽 「いいからさ、こういう彼氏的なこともしないと疑われるしさ、な?」
千棘 「わ、わかったわよ」