がっこうぐらし!『深き夜を廻った少女』使用RTA 作:ハッピーエンド大好きお兄さん
少女に厳しいのは日本一ソフトウェアさんだけでいいんだよなあ……
フアナちゃん……
折り返し地点を迎えたRTAが始まります、視聴しますか?
→【はい】【いいえ】
遂に訪れました七日目。まずは校庭の彼らの集まり具合を窓から確認し──なんか多い、多くない?
「いつもより彼らの数が多い気がするわね……」
やっぱめぐねえもそう思います?少し不安が残りますがまあこっちには神の御加護(ガチ)と一階制圧済みと言う安心要素があるのでまず全滅は無いと考えていいでしょう
とりあえず朝ご飯食べません?クーラーボックス内の氷がちょっと溶け始めてるので冷凍食品を優先的に消費しましょう
冷凍食品と缶詰めと炊きたてご飯で彩られた食事が終わったら午後に備えて休息でも……え?人生ゲーム持ってきたの?資料室から?えぇ……(困惑)。人生ゲームを何の資料として置いたんだよ生徒か職員。大丈夫かこの学校?
まあこういった娯楽(トランプや屋上貯水槽を使った水泳等)で遊ぶのは正気度と精神力と疲労度を回復してくれるのでありがたいです。んじゃ早速やりますか!
現在はマスの進み具合で言えば一位ゆきちゃん、二位るーちゃん、三位めぐねえ、四位私、五位同率でみーくん圭ちゃん、六位りーさん、七位チョーカー姉貴、八位KRM姉貴、外野太郎丸ですね
次はみーくんのターンだぞ回せ回せー!お、一マス進んで一番近くの人と結婚マスに止まりましたね
この人生ゲームにおける結婚は対象となるプレイヤーAのマスにプレイヤーBが移動し互いの所持金を使うことができプレイヤーAが三マス進んだ場合プレイヤーBも同じ数進む、逆も然りという特殊なルールになってます
「け、圭と結婚!?」
「わ、私が、美紀と……」
あら~(龍宮院ウラン)。互いに見つめあっちゃってまあ。これは開花するのも近いですね
百合の蕾を横目に私のターン!フルスロットル!6!やったぜめぐねえ追い越せますねえ!
え?所持金半分……?え?
ゆきちゃんの一位ゴールをもって人生ゲーム終わりました。順位は私が六位に落ちてりーさん圭ちゃんみーくんの順位が繰り上がった以外は変動無いですね。所持金半分を食らってなかったら三位に上がれてたと思うんですけど
一回目が終わった後も三回程して一旦解散となりました。四回中四回とも圭ちゃんと結婚したみーくんには驚きましたね、早く本当に結婚してどうぞ
そして今はめぐねえの提案で全てのバリケードの近くに妨害用アイテムの設置をしてます
ピンポン玉を入れたバケツと水入りバケツですね。両方とも彼らの大群相手には活躍してくれるアイテムなので置いておいて損はないです
設置し終える頃にはもう昼ご飯の時間ですね。お、うどんですか良いですねえ。もちもち食感と味噌の味がたまらねえぜ。やっぱりーさんの……料理を……最高やな!
うどんを啜り終えたら会話イベントをこなしつつ校内を適当にぶらついて五時近くになると校外から彼らの群れがやってきて校庭の彼らと合わさって大群になり押し寄せてくるムービーが入ります
雨宿りなら他の場所に行ってどうぞ(キレ気味)
怒りは脇に置いといて彼らの進軍に気付いたKRM姉貴が一階からRTA走者並に疾走してきます。轟速のKRM姉貴(轟速の侵略者風)に付いていって部室に着いたら彼らラッシュ防衛戦の開戦です
彼らラッシュ防衛戦の勝利条件は以下の二つ
下校放送が効くようになるまで十五分間耐える耐久戦*1
彼らの大群を全滅させる殲滅戦
この二通りになります。オススメは耐久戦ですね、殲滅戦は余程戦力が整ってない限りオススメできません
一番彼らの数が少ないパターンを引ければ殲滅戦も視野に入るでしょうが朝の校庭の彼らの集まり具合を見るに最小は引けてないみたいですね
ちなみに一番頑丈な扉が使われていていざというとき逃げ込む場所になる放送室ですが二分程で彼らに破られるみたいです(Wiki参照)。残り時間には気を付けよう!
めぐねえの指示で左側KRM姉貴とチョーカー姉貴、中央私とめぐねえ、右側圭ちゃんとみーくんとりーさん、放送室にるーちゃんとゆきちゃんと太郎丸の配置で彼らラッシュ防衛戦in一階の始まりです
彼ら達の血でこのハサミを更に赤く染めて差し上げろ~?
机と紐の隙間からハサミで彼らの首をギロチンすれば確殺がキまります。とは言え数が多すぎる!あー困りますお客様!密です!現在新型コロナウイルス感染症対策としてソーシャルディスタンス!距離を取ってご利用していただかないと困りますお客様!!店内はお客様一人の状況が好ましいのでお一人だけ残して後は去ってくださいお客様!!去れェ!!!
めぐねえもモップで応戦してますがこれ後五分ぐらいしか持たないんじゃないんですかね?
「もう無理!崩れるわ!」
発言から一分もしない内に右側が崩れちゃったよやべえよやべえよ……。とは言え四分程稼げたので残り十一分、バリケードは残り二つに加えてトラップアイテムも置いてある
勝ったな(確信)。ハハハハハ!!
まあそれはそれとして一ヶ所が崩れたらそこから彼らが雪崩れ込んで挟み撃ち食らってカニバられます、ですので一階は捨てて彼らラッシュ防衛戦in二階に移りましょう
逃げる際にめぐねえが予め設置した水入りバケツの水を階段にぶちまけて滑りやすくしてくれるので便乗してペンライトも放り投げて囮にします
彼らの足腰はおじいちゃんなので上るのは苦手な上に足場が濡れていれば高確率でスリップし上段であればあるほど階下に転げ落ちた際に逝く確率が高まります
はい二階定位置に着きました。さっきの水濡れにした階段のおかげか今のところ彼らの数は少ないですね。しかし彼ら側には物量と言う圧倒的アドバンテージがあるので一分もすれば一階と同じように集まってきます。戦いは数だよ兄貴!
数は数でも即死攻撃持ちを集めるなって、言わなかった!?逃走系ホラゲーじゃねえんだよこれは!いや分類上はホラゲーでしたわ
えー、こちら中央班、かれこれ五分ぐらいギロチンしても一向に減る気配が無いっつーか寧ろ増えてません!?これもしかして最大の5000体を引いちゃいましたかね?あっ待ってお願いします軋まないでバリケード君!待って!お願いしますそんなに押し掛けないで待って!助けて!!お願いします!!あぁぁぁぁああぁぁぁぁぁあああ!!!
ちくしょう!最終防衛ラインの三階にまで追い込まれした。逃げる際にめぐねえがピンポン玉をぶちまけたので更に便乗してペンライトを投げます
ピンポン玉を踏んで転倒連鎖を起こしてますがそれでもこちらに来る数が多いですね。一生転倒し続けて床ペロしてろ、ぺっ!
この物量相手に後六分くらい耐えなきゃいけないってマジ?ここまで追い詰められるのは想定外も外なんですけど!?もしこのバリケードが破られたら圭ちゃんがピアノを鳴らして彼らの気を引く所謂圭ちゃん保険が発動しますがこの物量が相手なのでもしそうなったら圭ちゃん生存は不可能と言うべきでしょう
まあそもそも圭ちゃん保険の発動はキャンセルさせるんですけどね。自分を囮になんてしなくていいから(良心)
おう隙間からこっちに手を伸ばしてんじゃねえよおら氏ね!往ね!手首チョンパからの首チョンパコンボォ!
まああくまで破られたらの話で後五分ぐらい耐久すれば勝ちですし──おろ?バリケード君が軋む音が聞こえるのは……私だけでしょうか?
えちょちょっちょ、えっちょっちょっちょちょちょ(Megalovania冒頭のリズム)
あっあっあっ(痙攣)。ウッソだろお前後もう少し耐えろよ君なら出来る出来る!待って傾かないで!!
「わんっ!わんっ!!」
ナイスアシスト太郎丸ぅ!!彼らが怯んだ隙に二本目のペンライトを投げて釣られた隙に二首ギロチン!後三分もある!?うせやろ!?あー!バリケードに張り付くのはお止めくださいお客様!!(主に私達が)危ないので商品で遊ぶのはお止めくださいお客様ッー!!
最終防衛ラインすら突破されるとか想定外にも程があるんですが(狂いそう)。どうして本番に限ってこんなお排泄物乱数を引くんですかね。やっぱり乱数はクソ、ハッキリわかんだね
めぐねえが圭ちゃん保険の発動すらキャンセルさせそうな迫力で放送室へ逃げ込むよう言ってますがまあそれをしたらめぐねえが原作通りになるのは目に見えてますよねえ?
では今回は諦めてタイトル画面に戻って再走?まさか
めぐねえ死亡状態で続行?あり得ない
後ろにも行けず前にも行けず横は窓と放送室の扉のみ。残り二分二十三秒、つまりは詰み
他のキャラであれば再走待った無しの盤面ですが、これ……ハルちゃん使用RTAなのよね
どんな理不尽盤面だろうがひっくり返したらあ!!(流れ出す
私のターン!ドロー!(唐突に始まるデュエルマスターズ)
マナチャージはせずに5マナタップして『
そしてバトルゾーンに自分の『夜廻少女ハル』と『赤いタチバサミ』があるので条件達成!
『神を喚ぶ少女の声』と同じ条件に加えて『神を喚ぶ少女の声』を唱えているので『コトワリ様』のG・ゼロ発動!バトルゾーンにある自分の『赤いタチバサミ』を進化元に『コトワリ様』を召喚!コトワリ様の召喚時効果で相手クリーチャー全部破壊してそのままダイレクトアタック!
コトワリ様無双が終わると同時にめぐねえの下校放送が流れたので彼らラッシュ防衛戦、ギリギリですが勝利です!!
ははっ!!あー生きてるぅ↑!!全員生きてるぅ!!二度と大群で押し寄せるんじゃねえ!(半ギレ)
コトワリ様に感謝を告げたらまた彼らがリターンしてこない内にバリケード再構築しましょうか
ところで疑問なんですが彼らの群れの中にスーツ姿の奴とかちらほら居たんですけどあいつらはどこに行ったんですかね?学生彼らの帰宅に流れて一緒に帰ったとか?まあどうでもいいですね、大事なのは今だ今!
パパパっとバリケード構築して、終わり!後は難所と呼べる場所は(乱数の女神の機嫌しだいですが)無いのでコトワリ様を見て正気度が減ったみーくん達のケアをしながら十四日目を待つだけですね
では、雨の日を乗り切ったのでここら辺で終わりにいたします。次回は生存力極振りのとある人物を確保するから見とけよ見とけよ~
昨日と同じ曇り空、なんとなく部室の窓から校庭を見下ろしている。なんだかゾンビ達の数が増えてる気がするような?
「いつもより彼らの数が多い気がするわね……」
「やっぱめぐねえもそう思う?バリケード強化とかしとく?」
「そうねえ……もうすぐ丈槍さんとるーちゃんが起きてくるだろうしバリケードの強化は朝ごはんを食べてからにしましょうか」
噂をすれば影と言うべきか丈槍先輩とるーちゃんが若狭先輩の付き添いのもと部室の扉を開け放った
「おっはよー!」
「おはよ」
二人の挨拶に返事を返しながらテーブルに解凍した餃子や副菜類、缶詰めと炊きたてのご飯が並べられる。昨日のステーキと比べるとどうしても見劣りしてしまうが昨日が特別なだけでこんな事態なのだからこれぐらいが普通なのだ、うん
そう思いながら完食した
若狭先輩と柚村先輩と一緒にるーちゃんと丈槍先輩を見守っていると数分前にバリケード強化に行ったはずのくるみさんと佐倉先生に加えて直樹さんと圭さんが帰ってきた。圭さんが大きめの箱を右腕で抱えている
「これ、資料室で見つけたんですけど、一回やりませんか?」
圭さんが持つ箱の正面を私達に向けるとそこには『轟速人生ゲームRZ』と書かれている。資料室に人生ゲーム……?
「いいねやろうよ!るーちゃんもやる?」
「する……!」
全員で人生ゲームをすることになった
最終的結果を記すと一位丈槍先輩、二位るーちゃん、三位佐倉先生、四位直樹さんと圭さんが同率、五位若狭先輩、六位私、七位柚村先輩、八位くるみさんの順で終わった
終盤に所持金半分マスを踏んだのが痛い。それと侵略度が足りなかったのも原因か。いや侵略度ってなに……?
一回きりの人生ゲームはその後も丈槍先輩とるーちゃんの要望により三回ほど繰り返された。計四回やってその全てで直樹さんと結婚した圭さんには驚かされた。運命レベルで結ばれてるのかな?
「みなさん、私から一つ提案があるのだけどいいかしら?」
人生ゲームの後片付けが終わった後、軽くパンッと手を叩いて私達の注目を集めた佐倉先生が皆に対してそう聞いてきた
「なになに?めぐねえ」
「めぐねえじゃなくて佐倉先生。バリケードの近くにピンポン玉入りのバケツと水入りのバケツを置こうと思うの、どうかしら?ほら、今朝の校庭は彼らの数が多かったでしょう?だからもし彼らが入ってきたとしても足止めできるようにって思ったの」
「良いんじゃないか?私は賛成」
「私も賛成。対策して損するって事は少ないだろうし」
佐倉先生の提案に私を含めた全員が賛成し即行動に移した。校庭にあれだけいたんだしもしかしたらバリケードが破られるかもしれないからね
ピンポン玉入りのバケツは全箇所に置くにはピンポン玉が足りないので三階の三ヶ所にだけ置いて残りの箇所には水入りバケツを置く
るーちゃんと太郎丸以外を総動員したこともあってバケツ達の設置はかなり早く終わった
「あら、もうこんな時間。そろそろお昼にしましょうか」
教室に設置されている時計を見てみると確かに長針が12を指していた。今日の昼ご飯は何だろうか、少し楽しみ
その答えは味噌うどんだった。やっぱりうどんは美味しい
このもちもちとした食感にお味噌の味が合わさって箸が進む。とは言えうどんも無限ではない、啜り続ければ終わりが来るもの。名残惜しくも最後の一口
食後、校内を散策しながら時間を潰して気付けば四時四十三分。そろそろ戻ろうか
二階の階段前に着いた時、心臓の高鳴りこそないものの悪寒を感じて割れた窓から外を見てみれば雨のせいで見辛いがそれでも校門の外からゾンビ達の群れが迫ってくるのが見える。あんな大群を相手にバリケードは持つだろうか……?
「おっ、ハル!外の奴らの大群を見たか!?めぐねえ達に知らせにいくからハルも来い!」
「う、うん!」
一階から慌てた様子でやってきたくるみさんの後を追ってバリケードを越えながら三階へ駆け上がった。佐倉先生だけでなく他の皆も一緒に部室に居たから集める手間が省ける。早く伝えなきゃ
「めぐねえ!奴らの大群がこっちに押し寄せてる!」
「私も二階の窓から見ました。あの数が押し寄せたらバリケードが破られるかもしれません!」
「そうね、対処しなければいけないわね。なら恵飛須沢さんと柚村さんはここを、若狭さんと直樹さんと祠堂さんはここを、私と夜廻さんはここの防衛を。何か意見とかはあるかしら?」
佐倉先生は緊急避難マニュアルを取り出して描かれた校内の見取り図を指差しながらそこの防衛に当たるメンバーを割り当てた。この一瞬で……?
「めぐねえ、私は?」
「丈槍さん達は放送室で待機してて。大丈夫、丈槍さんも皆も守ってみせるから」
丈槍先輩の肩に手を置いて目線を合わせる佐倉先生の横顔はどこか既視感を感じさせて──ああそうだ、昔木から落ちてきた虫が私の肩に乗ってそれを追い払ってくれた時のユイの目に、誰かを守るって決意で満ちたあの目に似てるんだ……
それでも不安そうな丈槍先輩を少し強引ながらも説得した佐倉先生の後を追って部室から廊下へ、三階二階のバリケードを越えながら階段を下りて一階のバリケード前に付いた。既に靴置き場のバリケードは破られてゾンビ達が一階に溢れかえる直前だ
ポケットから取り出した鋏をバリケードの隙間につっかえない程度に大きくして群がるゾンビ達の首を糸を切るみたいに切り落としていく
佐倉先生はモップでゾンビ達を突き私は一つ首を切り落としては直ぐに次の首を切り落とし、最早作業と化しかけた防衛戦の天秤は突如傾き始めた──ゾンビ側に
「もう無理!崩れるわ!」
悲鳴にも似た叫びは右側から、若狭先輩達の方から聞こえてきてその数秒後にはバリケードが崩れて床に激突する音が廊下に響く
「二階に逃げましょう夜廻さん!」
一ヶ所バリケードが崩れたらそこからゾンビ達が入り込んで挟み撃ちになるなるのを避けるため一階のバリケードは捨てて二階のバリケードへと向かう
途中で置いていた水入りバケツの水を佐倉先生が階段に撒くと同時に一旦鋏を仕舞い、ペンライトを取り出して光を灯らせてから階下に放り投げた。少しは時間が稼げるといいけど
一階のバリケードが崩された音を聞きながら二階のバリケードを越えてまた鋏を構える。そして数秒後にはゾンビ達がまたバリケードの前を埋め尽くす。そのゾンビ達をまた切り落としていく
五分か、十分か、あるいはそれ以上か。鋏と手を動かし続け、無限に湧き出てるのかと錯覚するほどのゾンビの大群を一体一体切り落とし、モップで突き落とし、けれど全く減らない大群に遂に二階のバリケードも崩れる兆候が現れてしまった
「くっ、もうダメみたいね。皆!三階に逃げて!」
急いでバリケードから離れ階段を上り、佐倉先生がピンポン玉入りのバケツからばら撒いたピンポン玉の中にペンライトを投げ入れた。けれどきっと長くは引き付けられない
ゾンビ達が転倒して床に激突する音を感じながら三階のバリケード、最後のバリケードを越えた。もう後はない。ここが最終防衛ラインだ
「もう後がないわね」
「ええ……そうですね」
階下からゾンビ達が這い上がってくる。もう三度目の光景だ。先頭のゾンビがバリケードに張り付くと同時にその首を切り落とす。何度も同じ動作をしていれば次第に馴れてくるもの、徐々にゾンビを処理する速度を増しながら──バリケードが僅かに揺れた
「わんっ!わんっ!!」
放送室に居るはずの太郎丸の鳴き声に怯んだゾンビ達の頭上を投げたペンライトが通過する。ゾンビ達がペンライトの方に気をとられた約三秒後に二つの首を落とした。この大群の前には大した意味は無いのかもしれないけど
佐倉先生がモップで突き落として、私が鋏で首を切り落として、柚村先輩達も奮戦して
それでも、最後のバリケードは破られた
更にバリケードが崩れる音がしてくるみさん達と若狭先輩達が走ってきた
「どうして、こんなこと今まで……!」
「めぐねえ!この状況どうする!?もう逃げ場は放送室しか無いよ!」
「皆さん放送室へ入ってください!私が時間を稼ぎます」
右も左もゾンビ達が迫っているなかもう逃げ場は放送室しか無いのだからそこに逃げるのは当然だ。だけど佐倉先生の言う通りにしたとしてその選択の先に佐倉先生は居ない。きっと自分自身を犠牲にして私達を生かすつもりだ
でもそんな未来は丈槍先輩達が、何より私自身が望まない。けれど私達にこの状況を覆すだけの力がない
だから喚ぼう。あの日私を殺そうとして、けれど助けてくれた神様を
「
祈るように手に握った鋏の重みが消えて、直後ゾンビ達の先頭の四肢と首がバラバラになった
大きな手が口の付いた赤黒いボールのようなものを上から掴み、その赤黒いボールのようなものに付いた両手が私がさっきまで握っていた赤いタチバサミを握っている
あの日、私の左腕を代償にユイとの縁を切った神が確かにそこに存在している
コトワリ様は絶句している佐倉先生達を全く気にかけず私の方を少しの間向いて、その場から消え四体に分裂した状態でゾンビの群れの前に現れた。そのまま唸り声とも雄叫びとも聞こえる声を発しながら赤いタチバサミで次々とゾンビ達を切り刻んでいく
ゾンビの群れがどんどん切り刻まれてやがて三階からゾンビ達の姿が消え去った
『下校の時刻になりました。校内に残っている生徒は速やかに下校してください。繰り返します──』
二階から発せられているコトワリ様がゾンビ相手に無双している音を聞いていると校内外のスピーカーから佐倉先生の声で下校放送が流れた。なぜ下校放送……?
そう思っていたら二階と一階のゾンビ達の気配が遠退いていくのを感じる。数分程して完全にゾンビ達の気配が校内から消え去った
「終わっ……たのか?」
「ゾンビ達の気配がしないから、多分そうだと思います」
「あー、疲れた……、ッ!」
廊下に座り込んだ私達が話していると突如くるみさんがシャベルを構えて警戒体制に移った。瞬間移動したコトワリ様が私達を見下ろしているからだ
「待ってくるみさん!コトワリ様は見た目は怖いけど悪い神様じゃないの!」
「は?か、かみさま?」
「私が住んでた夜本一市の近くにある山に建てられた神社で奉られてるの」
と言っても私がその神社に訪れた時にはろくに手入れもされてない荒れ果てた状態だったけど、あの日の後も頻繁に訪れては掃除していた。まあ今はまた荒れ果てちゃってるんだろうけど
「コトワリ様。また助けてくれてありがとうございました」
くるみさんからコトワリ様に視線を移してお辞儀をする。少しの間そうしているとコトワリ様の気配が消えて私の目の前に赤いタチバサミが落ちてきた
赤いタチバサミを拾って心の中で改めてコトワリ様に感謝の言葉を述べる
防衛戦は大変だったけどその後も大変だった。まず佐倉先生によるゾンビ達の特性、生前の行動をなぞっている事を解説されたり、コトワリ様のもう少し詳しい説明とバリケードの再構築、廊下に転がるゾンビ達の体と血の掃除等。力が要る作業が多くて服が汗で濡れてしまっている
早くシャワーを浴びて寝よう
遅筆ですまない、本当にすまない(某すまないさん)。終わりに近付くにつれ文章が言葉が浮かばなくなるんや……
そしてやっと……七日目が終わったんやなって。後は日常を送るだけなので難易度ベリーイージーですね。完走確定したようなものじゃないか!
ではキャストリアアーツパで遊んだり周回作業したりマイクラしたりするので失踪します