朝日が昇り、眩しい光が寝息を立てる、この物語の主人公人助け、頼み事は『断らない』少年『
チュンチュン、チュンチュン
「んっ……くぅあ~、朝か…」モゾ
差し込む日光と小鳥の囀ずりにより起床する利人であったがその目はまだ眠っている
「……………まだ、見るんだな……あの夢……」
天井を見上げながらぼやく利人は昨晩見た夢を思い出す、その夢の内容は………
「ッ!…あー!!朝から陰気な気分だと《人助け》に支障が来ちまう!よっとぉ!!」グルン
そう言いながら完全に意識を覚醒させた利人はベッドの上からバク転しながら飛び起きた。
「あ~、朝飯は…適当に済ますか」ガチャ
「何言ってんのよ、バカ利人!」
冷蔵庫から、牛乳を取り出しながら呟く利人の隣から声がした為そちらを向くと良好なスタイルにまだあどけなさを残した美少女がこちらを見ながら立っていた。
「……うん、じゃあ逆に聞くけど何で他人の家に居るのかな?その説明をお願いします、幼馴染みの『
わざとらしく、丁寧に聞き返すと幼馴染みの美少女もとい篠原織と呼ばれた少女は不思議そうな顔をしながら
「?何って、朝ご飯」
そう返しながら次々とテーブルに作った料理を並べていく
「……いや、だから何で人の家に入り込んで料理作っているのかを聞いたんだけど…」
「ん~?アンタが不健康な生活しているからかな?」チラ
作った料理を並べていた織はその手を止めゴミ袋に溜まったカップ麺の容器やコンビニ弁当の容器を見る、その返しに利人は
「最近は帰るのが遅くてな……仕方なくってな………って、それとこれは話が別じゃないか?」
「確かにそうかもね?強いて言えば、この前になるけどお店の手伝いしてくれたでしょ?そのお礼もあわせてよ」
「礼とか…別にいいのに…まぁ取り敢えず頂くよ」
呟きながら椅子に座ると席から
「そーそ、好意は素直に受け入れるべきだ」
「だね、折角作ったもらっているんだから、感謝するべきじゃないかい?」
そんな声が聞こえたためその方を見ると、如何にもスポーツをしています!と言った少女と柔和な態度で穏やかな笑みを浮かべる少年が織の手料理を食べていた。
「
恵美理と響と言われた、男女二人は織の手料理を食べる手を止め
「利人の家に行けば、朝食を頂けると思いまして訪問いたしました。と言う訳サ」
恵美理と呼ばれた少年、フルネーム
余談だが利人事態もそれなりに人気が高い
「オレもだ!!」キリッ
キメ顔答えた少女、フルネーム
「だからって、勝手に人の家に上がんなよな…もう遅ぇけど」
「んだよ、織は良いのに何でオレ達はダメ何だよ、けちだなぁ~」( ・ε・)
唇を尖らせながら、ブーブー言う響に利人は
「織はちゃんとした理由があるから、良いとしてお前らはタダ飯にありつけに来ただけじゃねぇか!ベボ!?」
と反論する。
その口に料理を作っていた織が無理やりサンドイッチを突っ込み黙らせた。
「恵美理くん、響、ついでに利人、今日のお弁当よハイ」
「ありがとうございます。」
「サンキューな」
「何でオレはついでなんだ?」
「それじゃあ、私は食器洗いした後に出るから先に学校に行ってて」
慣れた手つきで食器をかたずけ始めた。
それを見た利人は隣に並び自分も皿洗いをし始めた、それを見た織は
「私がやっておくから、先に学校行ったら?」
「家主は俺だし、借りを作りっぱなしにはしたくない、そして何より朝飯と弁当の礼だ」
「礼とか、別にいいのに……」
「「………………」」
この光景を端から見ていた、恵美理と響は互いに顔をニヤケさせながら
「二人の邪魔をしちゃ悪ぃな、オレ達は先に学校行こうぜ?」
「そうですねぇ~」ニマニマ
二人を残して学校へと向かって行った。
───
──────
「ヤッベェェェ!!」
「ま、待ってよ~ゼェ、ゼェ」
遅れて、家を出た利人と織は全速力で学校へと向かって行った。食事の片付けの後に談笑していたのが災いとなったのか時間を大幅に消費したらしく、気づけば朝礼時間ギリギリに迫っていたためかなり焦っていた。
「セーフ!!!!」バン‼️
「「「「………………………」」」」チラッ、チラッ
勢い良く教室の扉を開け入室した利人だったが、何やら周囲からの視線が痛い
「??」
「どけ」ゲシ!
「痛て」
首をかしげながら周囲を見渡す利人、すると背後をいきなり蹴られたためその犯人に文句を言う
「何すんだ!
「あ?ボサッとしてるテメーが悪りぃんだろが、クソカス」
彩歌と呼ばれた少女は、少しも悪びれる様子もなく自信の席へと移動し机の上に足を乗せ座り、スマホを弄り出した。
本名、『
「(確か神社で巫女?…をやっているんだっけか?)」
そんな問題児が自分の背後に居たため、周囲の視線が刺さって居たのだろうと思い自信の席に着席するが未だに視線は刺さったまんだった
「それじゃあ、HR始めるぞー」がらら
そう言いながら担任である
「桐茨、机は足を乗せる場所じゃないぞ?」
「るっせ、死ねチンカスが」
「ハァ……鳴神、お前は生徒指導部に来い」
「?ほいほい」
──生徒指導部──
生徒指導部に呼ばれた利人は来るなりそうそう、とある紙を渡されたその内容に驚きのあまり大声を出した。
「はぁ!?停学何で!?」
《鳴神利人、3週間の停学》と記された紙を持ちながら理由を聞こうとした、すると
「理由の説明は私が行おう」臨ッ❗
その台詞と共に入室して来たのは、銀髪に紫色の目と凡そ日本人離れをした見た目の少女だった。彼女の名は
「ゲッ!……"生徒会長"」
生徒会長という立場であった。
そんな彼女の登場に、利人は心底嫌そうな表情と態度を取るが、件の少女は気にする素振りを見せずに護に対して席を外すように促す護はその指示に従い生徒指導部を後にする、それを確認した少女は席につくと同時にキッと視線を鋭くしながら利人に対し
「《停学》の理由だったな?単刀直入に言うが、お前の殴り飛ばしたバカ男だが、そいつが"市長"の息子でなだいぶ甘やかされたんだろう…そいつの親がお前の処分をしろとウザ……うるさくてな、一応お前の周囲の評判と学校への貢献を良くしていたからな。それに非は明らかにバカの方にある、だが…お前の行った行為で相手がケガしたのも事実だしなそれらを踏まえての処分な訳だが、納得したか?」
「まぁ、確かに殴ッたのは事実ですけど…期間なのですが………長くない?」
「………………そうだな」
───帰宅後
とりあえず、《停学》となった事を織達に伝えると恵美理は苦笑いと小言を織は呆れ声を響は大笑いをした。
関係の無い筈の彩歌もほくそ笑んでいたのが多少だが腹が立った。
「はぁ~《3週間の停学》かぁ…」ドサッ
帰るなり、ベッドに寝転がりながら天井を見上げながら恵美理の小言を思い出した。
『相変わらずだねぇ君は、お節介を焼くのは良いけど良く事を見てからにした方が良いと思うヨ?』
と、更に立て続けに
『……と、君は今まで自分に対しては自分が幸せになる図を見ていないだからサ、これを気に『人助け』とかじゃなくて『自分が本当に楽しめる事』を見つけて見たらどうだろう?』
そう言われたが、当の利人は欠伸と共に
「……んな、言われても俺にとっちゃ、
利人は呟くと瞳を閉じ、眠りに付いた。
(…………………何で?それが『生きている意味』なんだ?……)
心の中でそう、考えながら……
──────────────────
─────────────────きろ
────起きろ
「おーきーろー!!」
「んあ?」
起きるように指示された、利人は目を覚ました。
すると、そこは自分の家ではなく辺り一面真っ白な世界だった、ため
「……夢か?…夢だな」ガバッ
夢だと決め、寝ようとしたが
「寝んな!」
起きるように指示したと思われる、妙齢の女性が半ギレな表情でこちらを睨み付けて居たため。
「…………誰?」
そう、問いただすと目の前の女性はやっと反応したな?と言った表情が浮かべながら鼻高々に
「フフン!私は神だ!」
「はい?」
「まぁ、それはいいとしてだな、貴様に
ピクリ
「分かった、聞こう」
『頼み事』それを聞いた、利人は目の前の変人の話を聞く事にした。
それは、彼にとって『自分が本当に楽しめる』方法になるとも知らずに……
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