RTA置き場   作:トウカ

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第二幕

 チャートは既に崩壊している!? なガバガバRTA、はーじまーるよー!

 

RTA職人、レズくんの朝は早い……。

 

毎日五時起床、アンクルウェイトを両手両足に装着し(バフアイテム使用)ロードワーク開始(AGI鍛錬)。日々欠かさず熟しているルーティン。どうやら最近ボクシングに励む若者とロードワーク友達になり、一緒に同じルートを走り込むこともあるようだ。

 

大よそ七時頃に帰宅し、運動の汗をシャワーで洗い流し終えてリビングに戻ると、母親が用意してくれた健康的な日本食がテーブルに置かれている。』

栄養バランスが考えられている母の愛を平らげると、ハンドグリップやダンベルを使いながら(STR鍛錬)テレビを見たり、読書をしたりとのびのび過ごす。

 

七時三十分頃……兄が眠い目を擦りながらリビングに入ってきた。ごく一般的な学生の朝を送る兄とは裏腹に、レズくんはひたすらに己が身体を鍛えていた。それも偏に、ストーリーモードの終盤に鎮座するラスボス連中を棺桶に放り込む為。レズくんは努力を怠らず精進し続けるのだ。

 

レズくんもまた学生である。八時頃になれば班の集合場所に向かい、並盛小へ集団登校。授業態度はいたって真面目で、先生やクラスメイトの皆にも信頼されていた。たまにあるテストは今回も満点、また家族から褒められることだろう。

 

十五時頃、下校時間になり帰宅。二度目のロードワークに出掛ける。

母親から買い物を頼まれることも間々あるが今日は買い足すようなものはなかったようで、思う存分走り込んだ(AGI鍛錬)。

 

十七時から十八時頃に再び帰宅。まだ小学五年生のレズくんは門限が決まっている。もし一分でも門限を超えてしまえば兄の大顰蹙を買うのは想像に難くない。

 

ロードワークを終え大量の汗をかいたレズくんに用意された一番風呂。それにたっぷりと癒されたところで夕飯の時間だ、ぺろりと平らげる。兄と一緒に手芸でぬいぐるみを縫ったりポーチを作ったりしながら(DEX鍛錬)全世界の学生たちに着いて回る因縁の宿題を解いていく。

 

そうこうしている内に二十二時頃。良い子のレズくんはお休みの時間だ。寝る子は育つという格言もある、母と兄におやすみの挨拶を告げレズくんは自室のベッドに潜り、眠りについた……。

 

 

RTAは一日にして成らず。積み重ねこそ真価、今日もまたレズくんは一歩ラスボス撲滅に近付いた。

 

ひた走れ、レズくん! 諦めるな、レズくん!

 

オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな、このはてしなく遠いRTA坂をよ……。

 

 

~ Fin ~

 

 

 くぅ~疲れましたwこれにて完結です! 御視聴ありがとうございました! 

 

 

 

 

 

 尺が余りきっているのでまだ続くんやで(ホモは嘘吐き)。

 

 かてきょーが来るまではSTRAGIDEX鍛錬鍛錬鍛錬です。かてきょーが来てもSTRAGIDEX鍛錬鍛錬鍛錬です。寧ろかてきょーが来日してからが本番なとこあるから。

 指導者がいるかいないかで鍛錬能率は劇的に違いますしね、世界最強の殺し屋が指導してくれるなんてありがたすぎるんだよなぁ!?

 RTAに休日はねぇんだよ!(ブラック企業並感)

 いいから鍛錬だ!(ゴリ並感)

 

 AGI鍛錬ついでにボクシング部主将とも顔見知りになれたのは幸先が良いです。

 このまま朝にAGI鍛錬を続ければあとは勝手に好感度があがっていくんで……チョロチョロマウンテンか?

 チョロい子は大好きだゾ♡

 

 チャートは開始直後から破壊し尽くされたので、臨機応変に動かなきゃいけません。

 開始早々に変な悲鳴をあげたくなりますがここはグッ、と……が・ま・ん……!! 走者はつよいこだからなかないんだもんね!

 

 運が良ければ、見回りをしてるヒバードさんとも会えるんですけど……きませんねぇ。

 まあヒバードさんの好感度はステに比例するところがあるんで、無理して今出会わなくても大丈夫です。

 風紀を気にする割に価値観は獣のそれなんだよなぁ……。

 なのでヒバードさんは放置!

 

 並盛にいるキャラは他にもいますが、好感度を稼がなければならないキャラの野球バカは好感度稼ぎ易い方ですからこれも放置!

 

 

 基本は先程も説明した通り鍛錬&鍛錬。

 しかしツナ缶を蹴落として真の候補(テイルズ感)になるには、基礎ステ以外に上げていかなければならないスキルがありますね。

 ズバリ!(デデン)ブラッド・オブ・ボンゴレとかいう英語とイタリア語が混ざってる訳わかんねぇチートスキル、超直感です!

 これが無いと、死にます。まず死にます。

 

 大空のリングをハメた(意味深)時も死にますし、虹の呪い編最終ボス復讐赤ちゃんのワープ攻撃時も死にます。超直感は鍛えれば鍛えるだけ、ヨシ!(現場猫)

 

 歴代ボンゴレボスが持つ固有スキル:超直感とは云わば、対人特化の直感です。

 このゲームでは主に戦闘時に滅茶苦茶仕事してくれます。敵がどうやって攻撃してくるか意思を見抜いて回避可能になる見聞色の覇気モドキっすね。

 

 ステに上限はありませんがスキルには上限が設置されています。

 マックスであるスキルレベル10に到達すれば常に攻略キャラの好感度を上昇する台詞が丸っとスリットお見通しだ! になったり、不穏な計画を企んでいればニュータイプよろしくチュイーンと察知できたりします。ほぇー、すっごい便利!(こなみ)

 

 対人特化だけあって目の前に狙った対象人物がいなきゃ発動できないのがネックといえばネックですかね? ですが本RTAでは腹の探り合いや内部抗争には一切手を付けないんでスキルマにまでいかなくとも構いません。

 

 ただまあ、めっちゃ便利なチートスキルな分、簡単には上げられないですよね、うん。

 黒曜編ツナ缶のように窮地に追い込まれて神経を研ぎ澄ませたり強敵とバトッたり、そこそこ身体を張らないと上がらないです。

 この重要スキルは最低でも6まで欲しい!

 

 黒曜編終了後のツナ缶の超直感は3、原作終了付近で7、そして現役九代目おじいちゃんの超直感は6なので、欲張ると8はいきたいんですけどね。どれぐらい上昇するのかはズレがあるんで何とも言えない。

 因みに初代の超直感は9です。

 え、10じゃないの? 意外! と思ったホモの皆さんはよーくお考えください。初代は早々に引退して日本へ隠居してます。

 どういう意味なのか、明日まで考えといてください。そしたら何かが見えてくるはずです。ほな、いただきます(本田並感)。

 

 

 スタート当初、レズくんの超直感は2でした。

 試走時はいっつも1だったんですけど何故か一つ上がってますね。良い乱数でも引いたのかなリアルラック~ってプレイングしてる時は思ってたんですが、どうやら『無念無想』を引いていたお蔭っぽい。ヒュー! サンキュー!

 

 無念無想ってスゴイ、改めてそう思った(寺生まれ)。

 

 やっぱ~と↑く↓せい↓のぉ……無念無想を……最高やな!

 

 いやマジで良かったです、超直感バフかけてくれるなんて知りませんでした。

 『無念無想』を崇めろ。

 

 

 ……そろそろかてきょーがやってくる時期ですが、案の定ツナ缶は真面目に学生生活してますね。もっとサボれよ!(理不尽)

 

 えー、並中アイドルの彼女をお目当てに通学&早退キメるのが得意技だったダメダメのダメツナである筈の初期ツナ缶、下の子がいると見栄を張ってきます。

 今までも鍛錬を続けてたらあんま無茶すんなとか怪我したら危ないとか色々言ってきました。

 お兄ちゃんぶりたい年頃なんでしょうね(生暖かい目)。

 

 微妙にですがツナ缶のステが上がってボス候補の座強奪のハードルが上がるからやめろォ!(建前)やめろォ!(本音)だからもっとサボって!

 

 まったくこれだから今時の若い子は困りますね。

 真面目に学校に通うなんてマフィアをなんだと思ってるんでしょうか?(特大ブーメラン)

 先生が若い頃は全ての窓をブチ割って盗んだバイクで走りだしていたというのに。

 

 あ、因みにツナ缶が真面目(笑)になってますがかてきょーは普通に来ます。

 

 そもそも原作始まらなくなるし……なんていうメタ的な事情はさておき、ママンの性格が性格、そしてかてきょーの手腕が手腕ですからね。ママンが引っかかる謳い文句を使って家にあがりこみます。

 

 とか言ってたら遂にかてきょーが来訪する日がやってきました。

 待ち草臥れたぜ!(RTA比)

 

 ツナ缶はクソ真面目クンになってしまった為に学校にいるのでレズくんが対応します。

 初めましておじさん! え、なにママン? どう見ても赤ちゃんだろって? いやいやどっからどう見てもおじさんですわ!

 

 ……ん? おじさん? アイエエエ!? オジサン!? オジサンナンデ!? コワイ! ゴボボーッ!(失禁嘔吐)と一通りパニクッたところで……どうやらまーた『無念無想』が働いたようです。本当に半ポジ半ネガなんですかねぇ(疑心)。

 

 あいつがこんな奴だったなんてわたし、知らなかった……(雌堕ち)掘るね♂(レズ戻り)。

 

 なんかよく分かりませんが有志の方々の情報によると『ボンゴレの血』オン状態で『無念無想』『天眼』『馬鹿と天才は紙一重』を持っていると、アルコバレーノなどの身体年齢と精神年齢が一致していないキャラの本当の年齢が分かる……らしい。

 

 あいつがこんな奴だったなんて(ry)。

 

 

 ほうほう、他の有力候補が軒並み死んでしまったから呑気に日本で暮らしてる補欠候補であるレズくんとツナ缶にお鉢が回ってきて、かてきょーはそのマフィアの九代目に依頼されて家庭教師として二人を鍛えながらどちらがより十代目ボスとして相応しいか見極めるわけですね。

 

 おかのした!(曇りなき眼)

 10歳、学生です。私これから、マフィアのボスになります!

 

 即答で頷きましたが、かてきょーは女には優しいのできっちり忠告してきます。遊びじゃないだの傷ができるだの。わかってらぁ!(反骨精神)

 

 やるのやるの~! ぷんぷん! 駄々をこねてれば依頼を受けた側のかてきょーはこれ以上何も言ってきません。第一ミッションクリア。家に帰ってきたツナ缶にも同じ説明がされて、自分もレズくんもそんなのにはならないと一笑してますがガチガチのガチなんだよなぁ……。

 

 やりたがらないツナ缶とやる気満々のレズくん、これはもう決まったな!(先見の明)

 

 今回はここまで、御視聴ありがとうございました!

 

 





とりあえず此処まで。
10話くらいまで続いたら連載に変えますが、エタる自信しかないのでもう暫く短編です。
米飢餓者なのでよかったら感想ください。

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