パワーレベリング開始
コキュートスの口調めんどくさいんです
以上をお送りしました
『答えが出たら、ヤルダバオト……いや、デミウルゴスに知らせてくれ』
その言葉を最後にメッセージは途絶え、その言葉に力を失うように足という支えを失ってしりもちをつく。
忠を受け取ってもらうよりも前にモモンガ様による棒術の指南を言い渡され、それをしっかりと熟した事が最初は評価されたのだと思っていた。
忠を誓う理由は何だったのだろうか。
ふと思い至った思考に耽るように自然と胡坐をかき、副腕を膝の上に手のひらを上に向けて置き、主腕を胡坐の組んだ足の上で包むように印を組む。
「(なぜ……なぜ忠を受け取ってもらえなかったのだろうか?)」
初めにたどり着いた疑問。
異変を探すために動き、『アルベドの言葉』で第六階層に集合し、モモンガ様に忠誠の儀を行った結果。
忠を受け入れることを拒否されて、それでも仕事を任せられ、命令なくば外に出てモモンガ様の手伝いをする事も叶わず、絶望に暮れていた。
「(忠を受け入れてもらえなかったから絶望していた?)」
それは私たちがモモンガ様を信じていないことになるのではないのか?何故絶望に繋がった。
それこそが存在意義であり信じ使われることこそが
そう考えて思う、首を捧げられてうれしいのか?
答えは否、役立たずの穀潰しが居なくなる程度の意味しかない。
「(そもそもそんなことをしたからと無能の誹りが雪がれるとでもいうのだろうか?無意味の価値を上乗せするだけではないか)」
自分たちの行動を顧みてそれがどのような意味を持つか、自分たちの命を勝手にチップに主と仰ぐ者に失態と思われるものの対価にしようとする行為。
そんなもののどこが忠義というのか。
命を懸けて任を遂行する、それは忠以前に
捨て駒の扱いであろうとも、殿の死兵であろうとも、それが命令であれば実行するのが
だというのに無意味に無価値に己の命を捨てる行為は忠ではない。
強迫による自己満足でしかない。
「なるほど……たしかにこんなものを忠誠などとほざき捧げようとも、誰も欲しがらんな」
虚ろに前方だけを映していた視界を改めて捉えなおし、大きく息を吐き出せば寒さで白い霜が広がり、部屋の寒さを表現するように薄氷が割れるような音が響く。
己の立てた忠義が間違いであったことは確認できた。
少なくとも、自己採点をもってとんでもない的外れなものであったことは知れた。
次に考えるのは……
息を小さく長く吸うことで、自身の
忠とは何か。
誰に忠を捧げるのか。何を
「(カルネ村……初めに感じたのは所詮は人間種の村、ただの手柄の一つにでもなるだろうか。それだけの価値しか見ていなかった……筈だ)」
アルベドは滅ぼすために自分を含めて主戦力を集結させて後詰とした、セバスは最初に護衛としてついて行っていた。
「(そもそもとして戦術としておかしいではないか。殲滅を目的としていたというのであれば……なぜモモンガ様が最初に村に着いているのだ。つまり自分たちは戦略的な視点からして間違えていたのか)」
であればそもそもの行動に間違いが存在していたことになる……何が問題だったのか、シャルティアは
認められるだけの何かがあったということ。
「(シャルティアはアルベドと入れ替わりに護衛と指揮を交換されていたはず。人々を助けていた、ならばシャルティアが索敵には確かに適任、ならば最初がアルベドであった理由は?自分たちを試していた?試しているなら……初めて見る村だった、ナザリックの外に出るのはあの時が初めてだったのだから村というものを見ること自体初めてではあったが……)」
そこまで考えて落ち込むように頭部が沈む。
「(いやいやいやいや、なぜ初めて見たものを殲滅しようとしているのだ自分たちは!?示威行為?小さな村を滅ぼしていったい何になるというのだ、開戦の口実を作らせ敵対者を増やすだけの馬鹿な考えだ。この程度の事も自分たちは考えられなかったというのか!?これでは失望されるのも当然ではないか……アルベドの甘言に踊らされたなどと確かめる手段があった以上言い訳はできん)」
自身のみならず仲間たちも失態を犯したその事実のに打ちのめされ、胡坐の体勢のまま頭部が床にめり込むほどに落ち込む。
コキュートスの話し合いを終え、まだ余裕があるためにマーレにメッセージを繋いでみる。
「ウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だンウソだ嫌だ駄目だガウソだ嫌だ駄目だ様ウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だンウソだ嫌だ駄目だガウソだ嫌だ駄目だ様ウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だンウソだ嫌だ駄目だガウソだ嫌だ駄目だ様ウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だンウソだ嫌だ駄目だガウソだ嫌だ駄目だ様ウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だンウソだ嫌だ駄目だガウソだ嫌だ駄目だ様ウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だモウソだ嫌だ駄目だンウソだ嫌だ駄目だガウソだ嫌だ駄目だ様ウソだ嫌だ駄目だボウソだ嫌だ駄目だクウソだ嫌だ駄目だをウソだ嫌だ駄目だ受ウソだ嫌だ駄目だけウソだ嫌だ駄目だ容ウソだ嫌だ駄目だれウソだ嫌だ駄目だてウソだ嫌だ駄目だくウソだ嫌だ駄目だだウソだ嫌だ駄目ださウソだ嫌だ駄目だいウソだ嫌だ駄目だボウソだ嫌だ駄目だクウソだ嫌だ駄目だをウソだ嫌だ駄目だ包ウソだ嫌だ駄目だみウソだ嫌だ駄目だ込ウソだ嫌だ駄目だんウソだ嫌だ駄目だでウソだ嫌だ駄目だくウソだ嫌だ駄目だだウソだ嫌だ駄目ださウソだ嫌だ駄目だいウソだ嫌だ駄目だボウソだ嫌だ駄目だクウソだ嫌だ駄目だをウソだ嫌だ駄目だ収ウソだ嫌だ駄目だめウソだ嫌だ駄目だてウソだ嫌だ駄目だくウソだ嫌だ駄目だだウソだ嫌だ駄目ださウソだ嫌だ駄目だいウソだ嫌だ駄目だ犯ウソだ嫌だ駄目だしウソだ嫌だ駄目だたウソだ嫌だ駄目だいウソだ嫌だ駄目だ犯ウソだ嫌だ駄目ださウソだ嫌だ駄目だれウソだ嫌だ駄目だたウソだ嫌だ駄目だいウソだ嫌だ駄目だ貫ウソだ嫌だ駄目だきウソだ嫌だ駄目だたウソだ嫌だ駄目だいウソだ嫌だ駄目だ貫ウソだ嫌だ駄目だかウソだ嫌だ駄目だれウソだ嫌だ駄目だたウソだ嫌だ駄目だいウソだ嫌だ駄目だ抱ウソだ嫌だ駄目だきウソだ嫌だ駄目だたウソだ嫌だ駄目だいウソだ嫌だ駄目だ抱ウソだ嫌だ駄目だかウソだ嫌だ駄目だれウソだ嫌だ駄目だたウソだ嫌だ駄目だいア……ハッ……ウッフゥフゥ……アアアアアアアアアアアアァァァァァァァアァァァァァッ!!!………………はふぅ……」
言葉をかけることなく静かにメッセージを閉じる。
『……あれはもう手遅れかもしれんね』
「マーレぇ……え?あの言葉の羅列でナニしてたの?普通に引くんだけど」
二人で脳内に流れる声にドン引きしていると飲み物を持ってきたエンリに不思議な顔をされてついついサトルがかくかくしかじかと説明をしてしまう。
サトルから説明を受けてノイズの中身をスズキから説明されて、恐怖から両手で口を押えて一歩下がる。
『うんうん、わかるわかる。理解できないから怖いんだよね』
「しかし、なんでマーレはあんなにもなってしまったんだ」
「マーレ……君、でいいのかな?なんでサトルさんに恋慕してるんです?男性、なんですよね?」
サトルは頭を抱え、エンリも疑問の中に埋もれる中、一つ仮説が立てられた。
『まー、仮説も仮説、憶測の域を出ないけどなんであんなことになったか?は説明できるぞ』
「聞きましょう。あ、フロータイボール呼んでおきますね」
空に浮かぶ人の頭部ほどの大きさのある目玉は真ん中あたりから引き裂かれるように唇のない歯茎の丸見えな歯を並べた口を開き、スズキの言葉を語り始める。
その様子をサトルは指を組んだ掌に顎を乗せて聞く、エンリも椅子を持ってきて聞く体制だった。
「まずは前提として書き込まれた設定量によってNPCの性格というものは作り上げられる。そういう意味ではアルベド、シャルティアは作成者のタブラ、ぺロロンチーノの性格を反映はしていない。似ているとすれば書き込まれた文章の内容からの影響だろう。この辺りは文章の性格といわれるものだから書き手の影響が出ると思ってもらえればいい。逆に設定をほぼ書き込まれていないものは作成者の性格を基に設定から矛盾しないように作り上げられていると考えられる。そして……マーレの作成者はぶくぶく茶釜だ」
その言葉にエンリは首を傾げ、サトルがぶくぶく茶釜がどういう人物だったのかを説明するのだがその説明はあくまでも、ユグドラシル時代の遊んでいたときのみを限定したものであり、MMORPGが表す通りロールプレイしていたときの顔ではないかとスズキは思っていた。
「ぶくぶく茶釜さんはぺロロンチーノのお姉さんだ。エロゲー・イズ・マイライフと豪語しているペロロンチーノの、な」
「すいません。ちょっと
「まぁ、変態だ」
「そうですね。変態だというのは否定できないです」
スズキもサトルもぺロロンチーノの行動原理が
スズキはぺロロンチーノがシャルティアに逆襲されたというのは知っている。
知っているがある意味自業自得なのでその辺りは黙っておく。
「そちらはいったん置いておこう。そういった変態の姉であり、またエロゲ―、アニメの声優……エンリにわかりやすく説明すると絵本の声あてや劇での役者の声のみだと思ってもらえるといいか。なのでサトルが知るだけの「エロ話に過剰に反応する」というのは、おそらくそう演じた方が都合がよかったのではないかと想像することができる」
「あぁ、確かに濡れ場の声あてもしていたのならそう言った耐性も無いとおかしいですもんね」
この辺りはぺロロンチーノが攻略対象の隠しキャラに姉の声が充てられており萎えたと、こぼしていたことからサトルはスズキの推論に納得していた。
「ぺロロンチーノさん曰く、喘ぎ声が駄目だとこう……もにょるとか言ってましたし、人気声優だったらしいですからそういった場数も踏んでると考えれば、そうなりますか」
「で少々話は変わるがな、そういった特殊な職に就いている人は性癖が歪みやすいのだそうだ」
例として挙げれば医者はその診察方法から接触の機会が多く、その過程で『慣れてしまい』健康な状態か不健康な状態か等に選り分けられてしまう。
裸体を見ても興奮しづらい状態になりやすいともいえる。
これは大人の道具を扱う店の店員やエロゲームの開発に携わる方などにも起きることがあり、普通の人であれば興奮する状態に興奮できない、より過激なものを求めやすい傾向がある。
「マーレにはぶくぶく茶釜のそういった『慣れてしまった結果』の過激な性癖とエロゲ―あるあるな巨根やら絶倫などが付与されしまったのではないか、と推論できるわけだ」
「つまり……茶釜さんもペロさんみたいに頭の中はいつもエロばかりの可能性……が?」
「マルチタスクで切り離されてはいるだろうが、根底がそうなってる可能性があるんだよなぁ」
マーレの様子を確認してしまった二人はそう締め括り肩を落とす。
星々の輝きもない昏い宇宙の中に浮かぶ悍ましい宮殿、その周りで精神を削るような音を響かせる異形の楽隊達。
それに相対するのは星々を背に立つ作られた機神、早乙女のゲッターとウェストのデモンベインが融合したものに乗るある意味では人造の神と呼べるデウス・マキナ・ゲッター。
搭乗しているのはサトル、エンリ、ムサシ。
叫びとともにゲッター線を増幅させ魔術と融合させた必殺技が楽隊達との激闘の末に放たれるも砕くのは宮殿のみ。
崩壊していく宮殿から現れるのは醜悪な肉塊ともいえる者、その肉の重なりの隙間から無数の目がサトル達を見つめながら、音の通らない宇宙空間でありながら音をたてて脳みそが幾つも湧き出てくる。
「駄目だなぁ……趣味レートをいくら上げても此処で力尽きる。辿り着きはする、でもその先に進めない。みんなはどう?」
その言葉にカオスはアザトースの方を向き首を横に振るう。
「こちらも駄目じゃな。辛うじて辿り着きはするがそこで手詰まりになっとるわい」
「こちらでも問題発生だ。マサキが覚醒しないせいで次元連結システムの本領が発揮できん」
「うむ……なんで艦長の爺ちゃんが突撃して来るんじゃ」
三人して頭を悩ませながらこの先の展開を考えるが、どう頑張ってもらってもこちらからのテコ入れが必要という答えしか出てこなかった。
「まずはダイテツおじいちゃんの方よね」
「それに関しては勇者兄妹に会う事でこちらから干渉するとしよう。蘇生すればいい?そんなリソースをこちらが持たせてやるわけがなかろう」
「攻撃全振りやって余分なユニットはなし……この辺りも関係しとるんじゃろうが。しかしぬるい試練となってやるのも違うからの。こちらはちょいとマサキ君に混沌に落ちてもらうとするかの、これで引き出せんのであれば価値なしと判断するしかないのぅ」
「彼の覚醒は必須だ。次元連結システムの本質は平行世界及びに他次元への接続、これは我らでもできるが唯一性としての存在が重要だ」
「おじさんも並行世界で複数存在してるけど、辿り着いたおじさんはおじさんだけだしねぇ。私たちがアレに再び追いつくためにも……協力してもらわないと、ね」
三人が相談している中にLやアポも加わり、これからの策謀に花を咲かせる。
「こっちの子たちも問題なのよねぇ、部下Dは加えさせたけどまだまだ弱いし協力的じゃないから……そっちもテコ入れが必要そうよ」
「私の方はまだ……最後がわからないから困るのよね。Dと二人のSのほうにテコ入れしちゃいましょう」
「強くすればリソースも余る……ことは無さそうじゃしのう。むしろ現状で足りんというのが困りどころじゃしの」
言葉を交わしながらもこの先も同じような問題が出てくることはわかっている。
幾度となく繰り返してきた問題、おっさんのような存在を意図的に作り上げようとするのだから試行回数というものは天文学的な数字となっていく。
だがそれでも彼らはそれを止めることはない、すでにそれを成し遂げ、その試行回数そのものの目処も立てている。
デウス・エクス・マキナはかつて造魔と呼ばれる存在だった、そこから今に上り詰めるほどに繰り返したのだから。
アザトースは本来であれば瞳を奪われ、知性も封じられていたが幾度となく怪異に挑む探索者たちを夢として見てきた、行ってきた。
この二人は他の三人と違い、『人が起こす奇跡』というものを幾度となく見てきた。
だからこそ人を高める基本方針を立て、この世界本来の歴史とは違うものを作り上げることを決定した。
一つはバルブロ王子に探索者の一人を、もう一つはニースをカルネ村に転生させたこと、そしてノアジュニアに人の感情を芽生えさせた。
本来であれば王国は惰性で腐敗し遠からずどこかに国に滅ぼされる運命だったが、腐敗を惰性を断ち切り打ち砕く存在を。
ツアーは自身が世界を守るものとして孤立しがちであったが、ニースに出会わせることで考えを変えさせるために必要だった。
ノアジュニアは本来、人類の敵であり地球環境を滅ぼす事を親であるノアと共に行うはずであったがそういった物事を覆すのが人というものであると信じている。
オーバーテクノロジーを扱える存在がいないという点を極力なくす為でもあるが。
「創造主が捻じ伏せてしていたが……」
「あれは真似させちゃダメでしょ」
創造主 出展:オリジナル
ウソ予告で一足先にポロっと一言だけ出てきている人物、デウス・エクス・マキナの原型を作り出し現在までたどり着く要因となった人物
根本的に修羅思考な人物でありながら一般的な修羅とは真逆な考え方、全てを背負い最前線を突っ走り強さを求める存在
欠けた人間性にこそ『強さ』があると感じながらも、『道なき道』を歩むことで本来持っていた人間性が零れ落ちていった
その為、創造主を知るものはそれ以上人間性を失わないように敵対してでも止める者と人間性をナニカから取り戻させるために協力する者に別れた
ティアマトの艦長募集
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ダイテツ
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リー
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ゴール
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レモン
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ラ・クロワ
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サオトメ