魔法少女リリカルなのは 平穏に暮らしたい…   作:aizaki

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第六話「海鳴温泉(前)」

今日から連休です。

なのはの家が温泉旅行に行くとの話で、アリサとすずかと私が誘われたので一緒に行きます。

メンバーは高町さん一家と忍さん、すずか、ノエルさん、ファリンさん、アリサと私です。

 

ここ連日、なのはは無茶をしすぎているので、ゆっくりと休んでくれると良いのですが…

 

宿に着いたら、皆で温泉を見に行き、さっそく温泉に浸かります。

脱衣所で着替える際、ユーノが必死に男湯へ行くと言っていますのが、なのはは一緒に入りたい様子。

ユーノの百面相は見てて面白いのですが、不憫になったので助け舟を出します。

(ユーノ大丈夫ですよ、皆がいいというのですから、どうしてもというのであれば、なのはに元の姿を見せればいいのです)

(えっ?なのはと初めて出会ったときに人間の姿だったから、なのはは知ってるはずだけど?)

(そうなのですか?それでしたら尚の事一緒でいいと思いますよ)

(う…うん…わかった…あやかは平気なの?)

なのは、やりますね…ユーノの事が気に入ってアタックしている訳ですか…これは友として応援してあげましょう。

ただ、いきなり身体を見せて誘惑するというのはちょっと軽すぎなのでは?

(皆の中に私も入ってますよユーノ、女性として気にしてくれるのは嬉しいのですし、多少恥じらいもありますが気にはなりません。

性的な魅力に乏しい身体なので、そういう趣味の相手でも無い限り、ましてや同い年なら気になりません。)

(あやかは…なんか達観しているよね)

 

温泉に入り、なのはとすずかが流しあう事にしたみたいなので、私はアリサが流しあう事にしました。

ユーノはアリサが捕まえようとしましたが、なのはに渡します。

 

私が先にアリサの背中を洗ってあげます。

アリサの背中を洗う時、スポンジは使わず両手の四本の指を使い、指の腹で円を描きながら撫でるようにうなじから肩にかけて、

背骨の中心から脇に向かって広げるようにゆっくりと繰り返し、少しずつ下に下げていきます。

背中全体が終わったら、最後に掌で背中全体を撫でるようにして終わりです。

 

この洗い方は綺麗になるのですが、かなり大変なのです。

洗い終わった後、アリサの顔が上気していましたので、ちょっと時間をかけすぎたようです。

 

アリサが私の背中を洗ってくれています。

「そういえばあんた、温泉に入るのにも眼鏡かけなきゃいけないほど目が悪いの?」

「私は裸眼で充分見えますのでそんなことはありませんよ、この眼鏡は伊達なのです」

「だったらなんで眼鏡なんてしてるのよ…」

「この眼鏡は…」

アリサの質問に答えようと振り向いた時、アリサが私の眼鏡をひょいと奪い取ります。

「ほら、あんたこっちの方が可愛いじゃない!」

眼鏡を外した私を見て、アリサは満足そうにうなずきます。

アリサ、ダメです…私はそれが無いと…

「だめ…あ…りさ…返して……」

アリサから眼鏡を取り返そうとして手を伸ばした時にアリサを押してしまい、アリサが椅子から落ちてしりもちを打ちます。

「「アリサちゃん!」」

なのはとすずかが声をあげます。

「あいたたた…」

腰を打ったありさがゆっくりと起き上がります。

「アリサ…大丈夫?」

私は震える自分の身体を抱き込み、アリサに声をかけます。

その声にハッとしたアリサは、私に眼鏡を差しだしました。

「あやか…ごめんなさい」

差し出された眼鏡を受け取って、身に付けてしばらくすると落ち着いてきました。

「こちらこそすみません、アリサ洗い流して湯船に浸かりましょう」

 

 

みんなで湯船に浸かってるとすずかが話てきます。

「私もアリサちゃんと同じだよ、あやかちゃんはどうして眼鏡をしてるの?」

「そうなのよね、それに野暮ったい眼鏡だし…」

「私もそう思うの、あやかちゃん美人なのに勿体ないよ」

「そうですね…ここでお話しするのも難ですから、後でお話します」

 

温泉から上がって、皆で話しながら歩いていると

「はぁい、おちびちゃん達~」

赤髪の女性が歩いてきて話しかけてきます。

「君かね?うちの子をアレしちゃってくれてるのは…あんま賢そうにも強そうでもないし、ただのがきんちょに見えるんだけどね…」

その女性はなのはの目の前に立ち、呟きます。

アリサはその言動にカチンと来たらしく、彼女となのはの間に立ち

「なのはお知り合い?」

「ううん」

この子、貴方を知らないようですが、どちら様ですか?」

しばらく睨み合い、緊張した空気になりますが、彼女の笑い声で空気が変わります。

「あーはっはっは、ごめんごめん、人違いだったかな、知ってる子に似てたからかな」

「そうだったんですか…」

「可愛いフェレットだねぇーよしよし」

その女性がそう言った後、私達に念話が届きます。

(今日のところは挨拶だけね、忠告しておくよ、子供はいい子にしておうちで遊んでなさいね、おいたが過ぎるとガブっといくわよ!)

その言葉に私は思わず

「さーて、もうひと風呂いってこよっと~」

そういって彼女は立ち去ります。

なるほど、こないだの子は彼女の協力者といったとこでしょう。

もしかすると、お姉さんかもしれませんね…にしては、似てませんけど。

彼女が立ち去った後、アリサが爆発します。

みんなでアリサを宥めて、私たちは遊びに行きました。

 

夜になったら、こちらに引っ越してくる前にあった事をみんなに話します。

その関係で暫く外に出られなくて、今の格好をしたらなんとか出られたので、それが続いて今になっている

前は自分の家でしかダメだったけど、他の場所でも外しても大丈夫になってきたりして、徐々に良くなっている事

そして、自分自身が持っている特性を抑制する目的があるという事

否定してくれるのは嬉しいのですが、実際体験してみたら解ります。

私は眼鏡を外して、髪を解きアリサを見つめます。

眼鏡を外して目を合わせた瞬間、アリサの瞳が濁ります。

そのまま私はアリサを抱きしめると、アリサの目がとろんとした状態になり私を押し倒してきます。

私はアリサの為すがままに任せると、アリサは私に顔を近づけキスしてきました。

すずかは何かを押さえつけるように自分の身体を抱きしめてます。

なのはが一番影響が少ないのか、顔を赤らめて私とアリサの姿を見ています。

私は念話で

(なのは、見てないで助けてください)

(あやかちゃん、身体がぽかぽか暖かくて気持がいいの)

なのはもダメなようです。

私は私にキスしているアリサの後頭部から鎮静と精神強化の魔法を送り込み、アリサを正気に戻します。

正気に戻ったアリサはびっくりして私から離れますが、私の視線を受けるとまた瞳が濁ります。

それを頭を振って正気に戻ろうと繰り返します。

私は眼鏡をかけてすずかのもとに行き、すずかの身体をを揺すります。

そのまま、鎮静と精神強化の魔法を送り、正気にもどそうとしますが、すずかは自分の身体を抱きしめたまま動こうとしません。

 

すずかにはちょっと酷でした。恐らく吸血衝動と戦っているのでしょう。こればかりはすずか次第なのでどうしようもありません。

その後、なのはを両頬を軽く叩いて正気に戻します。

 

正気に戻った後、三人とも信じられないという顔をしていましたが、どうやら納得はしてくれたようなので良かったです。

だいたい、あの事件があってから、この力は日増しに強くなっていくので、とても困ってます。

 

そんなこんなで、話が終わり夜も更けて来ましたので、ファリンさんに本を読んでもらい、みんな床につきました。

 

みんなが寝静まった後、なのはとユーノといっしょに話をします。

ユーノは自分ひとりでやろうとするけど、なのはが止めます。

私もそれには反対で、ユーノが一人で探そうと別れても私達は辞めないのでどうせなら、一緒に探したほうがいいよと説得しました。

ユーノも納得して、これからも一緒にやろうと決めた後、ひとまず寝ようとした時、外でジュエルシードの反応を感知したのです。

 

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