魔法少女リリカルなのは 平穏に暮らしたい…   作:aizaki

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書きかけで放置してたのもありますが、長く書いてないとちょっとダメだなぁ
話書くより楽しい事はじめてしまったのでしょうがない、たぶんこの先も未更新期間が長くなると思います。
とりあえず仮ですが~


閑話「アースラにて」

「まさか、ここの地に魔導文明があったとは…管理局に登録を仮申請をして詳細を調査しないと、エイミィお願いできるか?」

「了解、少し時間がかかるけど大丈夫だよ」

クロノとエイミィが話をしているところにリンディが口を挟みます。

「クロノ、それについてはもうちょっと待ってくれないかしら」

「どうしてですか?」

「確証は無いのだけれど、あれはすべて彩華さんが考えたモノで実際にはそういった組織なんて無いと思うの」

「だったら、どうしてあそこで引き下がったのですか?」

「あの時は断言はできなかったからよ、あり得ない話ではなかったし、実際にそうやって秘匿し続けていたのかもしれないわ」

「でも、今は作り話だと思っているんですよね?」

 

あくまでも憶測だけどとリンディは言う。

「そうね、彼女の話はあり得なくは無かったけど、どうも腑に落ちない。だけど調べる必要がある事ではあったわ。強気の割には話を早く決めたいという焦りを感じたし、こちらの事情もある程度踏まえた上で条件を提示してきたのも、応じやすくする為かしら?」

「とはいえ、そんな状況で我々との戦いも辞さないという態度だと、仮に戦う事になったら困るのは彼女ではないですか」

「そこは彼女が時空管理局というものを良く知らないか、一人でも戦えると過信してしまうほどの何かを手にしたかもしれないわね」

もしかすると、そんな事にはならないと見切って大見得を切ったという可能性もあるけどとリンディが付け加える。

「ただ、彼女の話が架空だと決定づけたのは彼女の使う魔法がアルハザードの魔法という事と正式名称が無い事よ」

「そうか、確かに本当に組織があったら自分達の使う魔法に正式名称が無いのはあり得ない…だとすると…」

クロノの答えにリンディが話を続ける。

「ええ、ほぼ間違いなく彼女はアルハザード製のロストロギアを所持していて、そこから魔法を学んで使いこなすまでに至ったという事よ」

「アルハザードのロストロギアを使う相手となるとどれほどの被害が出るか計り知れないか…」

「そこも悩ましい処よ。ただ彼女の魔導師として資質がそんなに高くない事がある意味幸いね」

その言葉にエイミィが

「その事なんですが館長、模擬戦のデータからするとそこも偽装している可能性があります」

「どういう事なんだエイミィ」

「魔導資質AAやAならあのくらいの魔力があっても納得できるのですが、資質Eの人間としては保有魔力が多すぎるんです」

「そうね、そもそも資質Eの魔力量で飛ぶ事なんて考えないわね。そんな事したらあっという間に魔力が尽きてしまうから」

「その上、収束砲を発動させる技術まで持ってるとすると、資質Eなんて事はないんじゃないかなぁ」

「しかも、それを発動させて、しかも平然と意識を保ってられるという事は演技である可能性が高い…か…エイミィの見立てではどのくらいだ?」

「少なくともAAかAAA、なのはちゃんや金髪の子より高かったとしても驚かないよ」

「アルハザードのロストロギアに選ばれて、その魔法を使う資質の可能性も考えると、下手をするとグレアム提督より上かもしれないって事か…」

三人の間に暗澹たる空気が出てくるが、それを払拭するようにリンディが話をまとめる。

「幸い、彼女は私達と敵対するつもりはないみたいだし、しばらくは情報収集した方がいいわね、恐らく監視しても察知されるでしょう監視も行いません」

「了解しました艦長」

 


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