現役生活二十六年。疲れたので、バ美肉して野球解説系Vtuber始めます   作:義藤菊輝@惰眠を貪るの回?

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 リハビリです。VTuber系の小説に嵌まったので書いてみました。

 ✳某球団についてネタにしています。ファンの方はごめんなさい。また、球団の選手名も色々と変更しています。
 ✳この作品はフィクションです。モチーフはありますが、現実の球団や人物、事象とは一切関わり合いがありません。
 ✳名球会入りさせたいので、通算安打におけるホームランの割合を書き換えました!! 突然ごめんなさい!

 ※重要なシーンを書き忘れていたことを問われ、急いで付けましたが一文のみです。
 『しっかりと踏めよ! ちゃんと踏めよ! いま、ホームイーン!』
 実際ホームランを打った北川選手のホームイン時に実況が言った言葉です。


本編 第一章 「ワテクシは、敷島洋美ですわ」
現役生活二十六年。疲れたので、バ美肉して野球解説系Vtuber始めます


 私のプロ野球選手としての生活は、輝かしいものだった。

 

 春と夏に行われる甲子園は、一年の夏、二年の春と夏、三年の春と4大会連続で優勝を成し遂げ、そのどれもで優勝マスクを被った。

 

 捕手登録では初の六球団競合の末、当時キャッチャーの能力が低く低迷していた中部日報コアラーズにドラフト1位で入団。

 

 オープン戦ではマスクを被り三試合にフル出場。打順は6番で代打も一回経験した。成績は11打数5安打6打点。打率は4割5分で、ホームランが3本。

 入団前年までマスクを被っていた主力のキャッチャーがFA権を行使して他チームへと移籍したため、調子の良かった私がそのまま開幕マスクを被ることになった。

 

 プロ初試合が開幕戦で、さらにはスタメンとして6番キャッチャーとアナウンスがドームに響いた。

 開幕投手のベテランに支えて貰いながらなんとか一回を三人で抑え、三回には後逸の結果相手チームに一点を与えてしまったが、直後の第二打席でプロ初ヒット兼初ホームランになる第一号スリーランによる勝ち越しを決めた。

 

 プロ初試合からトントン調子でシーズンが進み、三年目には初タイトルの130打点で打点王とゴールデングラブを獲得。五年目には3割5分8厘で首位打者。40本到達が期待された七年目には、3割5分9厘43本塁打138打点で初めての三冠王を獲得。

 投手崩壊が多かったチームは徹底して守備を鍛え、プロ九年目シーズンでは開幕5戦連続完封という記録とチーム防御率1.92という球団の最高成績になった。

 

 だが問題はここで起きた。

 八年目にFA権を取得したものの、チームのためと行使せず球団に残留し、そして九年目が終わった年に球団GMと監督。つまりは首脳陣がゴッソリと入れ替わり、私に代わる新たな若いキャッチャーを育てることになった。

 まだ28だった私はこの方針を受け入れられるほど若くなく、精神の不安定さから打撃能力がこれまでと比べて落ちた。シーズン成績は規定打席にも到達せず、守備面でも腰痛症が現れ、十一年目へと移る契約更改で、前年の70%減となる7500万での単年契約を持ち出された。

 確かにシーズンを通して自分の成績は良くなく、大卒の新人キャッチャーはプロ一年目の成績としてはかなり良いものだ。確か、3割70打点。

 

「この10年間ありがとうございました。どこか取ってくれる場所があるかはわかりませんが、FA権を行使します」

 

 契約更改における減額制限を大幅に超える提示は、戦力外通告と同じ。担当試合の防御率が高く、三冠王を獲得した強打者という評価を覆す成績は、例えマスクを被ったときの防御率が2.03だったとしても、期待されているものではない。

 

津路嶌(つじしま)。FAで手を上げてくれたのは二球団だ。中国東洋レッズか、近畿通運パワーブルズ。どうする?」

 

「直接交渉出来ますか?」

 

 入団当初からマネージャーを務めてくれていた本田さんにそれを言うと、私は近畿通運パワーブルズの球団職員に許可を取り、監督である中側監督。ゼネラルマネージャーの安藤さんの二人と会うことになった。

 

「私という、津路嶌 洋弥(つじしま ひろや)という選手の価値が0になるまで、使い切って頂けますか?」

 

「それは、球団側が君を壊して良いと言っているのか? 元プロである俺や安藤さんに、壊せと?」

 

 中側監督はもと投手。当時は大阪のもう一つの球団である大阪ストライプチーターズのエースとして活躍し、肘の故障から現球団の近畿通運パワーブルズに移籍している。パワーブルズでも、左肘の故障が再発し引退。

 安藤さんは中側監督が入団してきた年に引退したパワーブルズ史上最高のキャッチャー。球団唯一の日本シリーズ優勝を果たした年度のスタメン。安藤さんも腰痛に悩まされ引退している。

 

 そんな二人に対しての要求は一つ。どんな状態でもスタメンで出場し、後進育成なども考えながらでも最低四年間はメーンの捕手として試合に出場する。

 見返りは、シーズン最低チーム防御率を更新してしまった5.22を3点代にまで下げること。四年目までには2点台へと下げること。

 

「次年度の打撃がどうなるかは自分にも分かりません。打てるようになるか、打てないかは保証できません。でも、防御率なら力になれる」

 

 その後、中国東洋レッズには行くつもりがないことを近畿運通パワーブルズに伝え、続報を待った。そして、近畿運通パワーブルズのユニフォームに腕を通し、安藤GMが背負っていた97番の背番号を背負った十一年目のシーズンが始まった。

 

 やはり打撃面は酷かった。2割4分2厘、13本塁打、34打点。九番キャッチャーとして定着した私だが、投手とのやりとりは上手くいき、マスクを被ったときは宣言通り3点台に乗せることが出来た。と言っても、3.98なのでギリギリも良いところだ。

 腰痛のケアもあり試合数は規定打席に到達ギリギリだった。私の代わりに出場することが多かった新人キャッチャー水口のリードが嵌まらないこともあり、チームとしては4.33という防御率。それでも前年に比べたら大分ましになった。

 

 そんな十一年目が過ぎ、再び時代が回った。春季キャンプでチームの主力が次々と故障を起こしたことにより、打者がいないと叫んだ中側監督が、急遽開幕戦で、私を四番に据えた。

 自分の後ろには打率が売りの外国人助っ人が二人居る。繋げば良いと軽い気持ちでバットを振れば、不思議なことに当たりに当たる。

 

 気がつけばシーズンが終わり、一二〇試合に出場。打率は自己最高の3割6分2厘。本塁打は48本の打点139というすべての成績で自己ベストを更新。勿論三冠王であり、海洋リーグと列島リーグの両リーグで三冠王になった初めての男になった。

 この成績には中部日報コアラーズのファンも手のひらをくるくると返し、私を放出したのが悪いと球団側を責め始める。これに対してパワーブルズのファンは、97番にふさわしい活躍だと褒め称えてくれた。

 

 そして、勝負の年である四年契約の最終年度。十四年目のシーズン。FA移籍の際にチーム防御率を2点台に乗せると言う話はすでに知られており、初年度は4.33。二年目は3.98。三年目はシーズン終盤に打ち込まれたことで3.26に終わった。

 だが、この年の投手陣は良かった。ドラフトで手に入れた大学リーグ優勝投手であるドラ1右腕と、甲子園準優勝のドラ2左腕。ベテランの域に達したプロ十三年目の右腕の三人が三人そろって2点代前半の防御率を叩き出した。

 ローテに定着できない投手も防御率は良く、最終成績としてはチーム防御率2.83。投高打低だったためチームは2位に甘んじたが、結果私の契約は三年更新。安藤GMが勇退し、代わりに中側監督がそのままGMを引き継いだが、それでも新監督の北山監督にも評価されているようだ。

 

 十五年目から十九年目までの四年間は3割100打点に到達し、本塁打も数を積み立てていくが、首位打者には届かない成績。

 

 現役を引退するか悩み始めた二十年目のシーズン。腰痛も無視できなくなり、キャッチャーとファースト。そしてDHを回す形で試合に出始めるようになったことで、相手バッターにかける負担が減った。おかげで、この年は調子よくバッティングに専念でき、最終成績は3割4分7厘46本塁打133打点。本塁打は同率1位だが、それでも自身3度目の三冠王に輝いた。

 

 そして、最終年度と決めた、プロ二十六年目のシーズン。

 

「野球人として生きた二十六年間の集大成を、十六年間見守ってくれた恩返しを、選手兼任監督として示していく所存です」

 

 直接的言葉は使うことなく引退を表明した私に、球団関係者はとても優しくしてくれた。私のことを師匠という水口は、望まぬトレードからFA権を行使することでこのチームに戻り、今では正捕手になっている。

 チームピッチャーの意識や、守備の連携が年々良くなったこともあり、今年こそは勝てるとファンに言われる球団にもなった。

 

「今日の試合で勝てば、私たち近畿運通パワーブルズは海洋リーグを優勝する。かつて日本シリーズを優勝した年はリーグ2位。だが今年は違う。マジックはたったの2。相手は2位の浪速スカイブルーズ」

 

   ファンが待っとる、男見せんぞ。

 

 今となってはチームの顔となったプロ十六年目のキャプテン外街洋紀こと通称ノリが発破をかけた。

 

 1番 中堅手  堂元 背番号 63

 2番 遊撃手  安木 背番号 4

 3番 指名打者 エドワード 背番号 2

 4番 三塁手  外街 背番号 66

 5番 左翼手  メイル 背番号 10

 6番 捕手   水口 背番号 27

 7番 一塁手  木下 背番号 3

 8番 二塁手  三島 背番号 43

 9番 右翼手  羽合 背番号 9

  投手 野口 背番号 19

 

 監督 津路嶌洋弥 背番号 97

 

 いつものウグイス嬢の声と共に選手が一斉にグランドへと解き放たれる。私自身は、球場に駆けつけてくれた大勢のファンに帽子を取り、頭を下げる。

 シーズンが始まる前に、シーズン最終戦が引退試合だと伝えたからだろうか。観客席に移る黒のストライプの背には、見渡す限り97が見える。

 

 良い球団だ。素直にそう思う。 

 監督の采配批判を行った選手に厳しい口調で批判するファンは、その球団を愛してるからとげのある言葉を使う。FA権を行使した選手には、いつか帰ってくると声援を以て送り出す。

 そして、チームの力になるために、腹の底から声を出してくれる。

 

「プレイボール!」

 

 審判の声に合わせて、浪速スカイブルーズのエース大本が1球目を投じた。

 中三日の強行登板。黄金期を築いていた浪速スカイブルーズは、ここ三年の間北九州モバイルホークスに僅差で負け、優勝を逃していた。

 ここで勝てれば、引き分け数の差で勝率が変化し、優勝が決まる。パワーブルズにとっても、スカイブルーズにとっても天王山。だが、試合の経過は芳しくない。

 初回に先制するもホームランと失策で逆転され、8回に外街が点差を3点にするソロホームランを打つがあとが続かない。

 だが、九回に意地を見せる。

 

 九回の裏。先頭打者の6番水口がライト前の単打。続いて7番の木下がサードにボールを転がしたが、ゲッツー崩れで二塁はアウトの一塁にランナーが残った。8番の三島が四球を選ぶと、9番の羽合に対し、代打の切り札である佐々木をバッターボックスに向かわせる。

 

「っづ!!」

 

 相手投手の牧井のスライダーが抜け、佐々木の背中に直撃。デットボールによってランナーが満塁になった。

 

『ツジシマ! ツジシマ! ツジシマ! ツジシマ!』

 

 鳴り物と声援が、私の声を大きくする。

 劇的な環境で、ファンは私の姿を求めた。ファンの声援に合わせて、塁上に居る木下、三島、佐々木が手を叩く。一三塁のコーチャーも、ベンチに座っている選手達も手を叩き私の名前を連呼する。

 

「師匠、出番ですよ」

 

「そうやで津路さん。アンタが決めんと誰が決めんねん」

 

 水口が、手に持ってた97と印されたヘルメットを私に被せ、ノリは私にバットを渡す。黒と赤で色が塗られた、プロ入りしたときから使い続けている何代目か分からなくなった愛用のバット。

 

「そのバットには畿内運通パワーブルズの選手70人と、コーチ達。球団職員に編成部。そして、この試合を見に来た3万5000人を超えるファンと、テレビやラジオで見てる仲間が居る」

 

「振ってこい」

 

水走(みずはい)……」

 

 畿内運通パワーブルズ一筋二十二年。甲子園でバッテリーを組んだ悪友は、七回から一人でマウンドに立っていた。投手4冠を二度達成した投手も加齢には勝てず中継ぎ投手に回ったが、今日の投球は、甲子園の時よりもイキイキした良い内容だ。

 

「ああ!」

 

 レガースを付け、肘にプロテクターを装着しながら審判の元へと向かう。

 

「代打です。堂元の代わりに、私が、津路嶌が出ます」

 

 審判が一度頷くと、ウグイス嬢の元へと行き、代打のコールをお願いする。

 

「1番、堂元に代わりまして、代打、津路嶌。津路嶌洋弥背番号 97

 

『おおぉぉ  ぉっ!!』

 

 パワーブルズファンも、スカイブルーズも関係なく手を叩く。ドラマチックな登場に、そして球界を長年引っ張ってきた男に対する賞賛の拍手がブルズドームを埋め尽くす。

 

『俺たちの 誉 猛牛の 要

 その一打に その一振りに

 願いを 込めて

 ゴー! ゴー! レッツゴー!

 ツージシマ! ヒロヤ!』

 

 この応援歌も、この打席で最後。そう思うと胸が熱くなる。途中入団の私に対して、自分たちの誉だと、そう叫んでくれる彼らの存在に感謝の気持ちで一杯になる。

 

 右打席に入る前に右手でバットの芯を持ち、左掌をピッチャーに向けながら右足でバッターボックスを均す。そして、右足の部分を少しだけ掘り軸足の場所を固定する。左足はかなり開き、オープンスタンスで足の位置を整えた。

 体の後ろでグリップを左手で掴むと、背中の後ろを回してバットの先をピッチャーに向けると、下半身に力を入れるため膝を落とす。

 バットを体の前で通し右肩に乗せる。スカイブルーズのバッテリー間でサインが決まったのか、ピッチャーが頷くと、セットポジションに着く。

 肩に乗せていたバットを肘が伸びきるまで前に出し、そしてグリップの高さが右肩よりも下の位置、左二の腕が胸に着くようにして持つ。右肘はほとんど地面と平行と言っても良い。

 

「この、元中部日報の星合(ほしあい)選手や、ガッツでお馴染みの大傘原(おおかさはら)選手とも違う独特な神主打法。これが見れないのは残念ですね」

 

「史上最高のキャッチャーですからね。打者としても、捕手としても誰も追いつけない位置にいる存在。僕も現役時代は良くリード面で助けられました」

 

「さて、元パワーブルズの繁野選手にとっても思い出話はたくさんあると思いますが、この一打席をしっかりと実況したいと思います。さて、ピッチャー平山の1球目です」

 

 1球目はインローのストレート。

 

 全体的に流し打ちが多い私に対して、アウトコースを遠く見せるような初球。続いての2球目は、インコースからギリギリボールになるサークルチェンジ。これを見極めてボールにすると、3球目。 

 

「外」

 

 平山の腕が体の後ろへ回ったところで、配球を読めた。狙うならストレートだが、ここで当てれないならこの打席は打てない。そう感じた私は、無理な体勢からバットを伸ばし、外に流れるスライダーをバットに当てた。

 ボールの行方は一塁ベンチ。

 予想通り外への球に読みは当たってると心を落ち着ける。スライダーを振り遅れのファールにしたことで、相手ピッチャーはストレート待ちだと予想するだろう。私がキャッチャーとしてこの場で座っていたらそう思う。

 一球外すか。それとも入れてくるか。球の強さは? 引っかけてゲッツーを狙う? 三振を狙う?

 

 平山が首を振った。直感的に、スライダーが来ると感じた。場所は……。多分もう一回外。

 

 バットを構え、リリースに合わせて足を出す。

 オープンスタンスの左足は、ベースの上を通過するように体重移動を支援し、両足が一直線になる位置で踏み込む。バットはもう止まらない。右足は返り、体は反り、そして、バットが、真ん中へ甘く入ったスライダーを、芯で捉える。

 

 体を後ろへ引くことでボールと体感を0にする。擬似的にボールが止まったように錯覚する中バットを振り抜くと、白球はドームの奥へ突き刺さる。

 

 そして、野球が止まった。

 

 フォロースルーが大きい私は左手だけで持っていたバットをその場にストンと落とすと、左手を握りこみ、そして体の前でぎゅっと力を込める。

 

『おおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!』

 

「津路嶌洋弥! 最後の打席は! 弾丸で! バックスクリーンに突き刺さったー!!」

 

 ドームの中では、それぞれがそれぞれに叫んだことで、何を言っているのかは分からない。けど、その言葉にならない言葉が、私にとってとても嬉しかった。

 

『代打! 引退最終打席! 逆転! 満塁! サヨナラ! 釣り銭なしの! 優勝決定戦ホームラン!!』

 

 ゆっくりと一塁へ歩き出すと、球場は動き出し、ベンチから選手やコーチが一斉に飛び出す。

 速度を出さずに走っているため、選手達から背中を叩かれ、水をかけられる。一塁を過ぎ、二塁ベースを踏む。三塁にはコーチャーが前に出てきて手を出して居る。

 

「良くやった!」

 

 その一言と共に手を合わせると、ホームベースには何人居るんだと思うくらい大量の選手がいた。

 

「決めたんだ」

 

『しっかりと踏めよ! ちゃんと踏めよ! いま、ホームイーン!』

 

 ノリ、水口、木下、メイル。スタメンの選手もベンチ入り選手も関係なくホームベース付近に集まり、そして、本塁の奥には、水走が居た。

 

「お疲れ、ヒロ」

 

「お前もな。ヒロ」

 

「ホームベース上で、津路嶌洋弥と、高校時代からのバッテリーである水走洋和(みずはい ひろかず)が抱き合っています。苦楽を共にしたからでしょう、二人の目には、涙が浮かんでいます!」

 

 二十六年。駆け抜けたな。もう疲れた。

 

 リーグ優勝に際して、監督であり試合を決めた私は胴上げを行われた。地面から遠くなる感覚は怖かったが、その怖さも、いつかは喜びに変わるだろう。

 

 クライマックスシリーズを無傷の3連勝で突破した畿内通運パワーブルズは、日本シリーズにおいて見事に東京ヘルススワンズに4タテを食らい、日本一にはなれなかった。

 

 津路嶌洋弥 ツジシマ ヒロヤ

 ドラフト1位 中部日報コアラーズ 捕手

 中部日報コアラーズ ー 畿内通運パワーブルズ

 通算成績

 打率  3割2分2厘

 本塁打 986本

 打点  2433打点

 タイトル

 新人王

 リーグMVP(3) 中報① 畿通②

 首位打者(4) 本塁打王(5) 打点王(6)

 最多安打(3) 最多出塁(5)

 ベストナイン(6)

 ゴールデングラブ賞(11)

 最優秀監督賞 功労賞

 

 高卒ルーキー捕手としては初の6球団競合によるプロ入り。甲子園では春夏4連覇の実績を持ち、列島リーグと海洋リーグの両リーグで三冠王に輝いた唯一の選手。

 安打の内五割が流し打ちであり、通算安打のうち約三割五分がホームランというパワーバッター。一時期打撃能力が低かったが、ストレスや心境の変化という本人の回答があった。

 捕手としてシーズンフルイニング出場が11回と近年では珍しい試合出場を果たしている。また、後逸は通算成績2位であり、盗塁阻止率も通算1位の5割飛んで2厘と驚異的な身体能力を見せる。通算の防御率は歴代1位の記録を持っており、573ゲームスのプロ野球連盟認可のゲームソフト2種類では、一度として守備に関係する評価が最高ランクから2番までのSかA以外になったことがない。

 

 

 


 

 

「ごきげんよう庶民の皆様。ワテクシが元プロ野球選手の野球解説系Vtuberの金髪美少女ロリおじさんこと、敷島洋美ですわ」

 

 津路嶌洋弥。44歳。

 

 現役生活二十六年。疲れたので、バ美肉して野球解説系Vtuber始めます。

 

 ツイッター:@Hiromi-BB

 放送タグ:洋美のプレイボール

 ファンアート:洋美の満塁打

 センシティブ:洋美の選球眼

 開始挨拶:ごきげんよう

 締め挨拶:ごきげんよう

 

「好きな球団は近畿通運パワーブルズ。好きな選手は水走洋和。注目している選手は……、ワテクシ元捕手なので、水口選手ということにしておきますわ」

 

 コメント:おきますわ(声おっさんw)

 コメント:水口投げやりなんだw

 コメント:キャッチャーなのに津路嶌じゃないんだね

 

「津路嶌選手は引退なさったでしょう? それに、昨年リーグ優勝したチームから選べば、ワテクシの前世が所属していた球団名を挙げなければばれないでしょう? なんせ、話題たっぷりのシーズンでしたから」

 

 この生活、ちょっと楽しい。

 画面の前で呟いた私は、新たな生活に胸を躍らせています。すみません球団社長。監督として契約更新しなくて……。

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