現役生活二十六年。疲れたので、バ美肉して野球解説系Vtuber始めます   作:義藤菊輝@惰眠を貪るの回?

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 お久しぶりです。なんとか今週中に一話出せました。よかった。

 あと、どっかに森友哉ベースのキャラ描いたはずだけどどこで出したか覚えとらん笑


7/17(金)【洋美と楓花】夢の救援オールスターですわ!!【あの男……】

 コメント:あれ?

 コメント:お嬢w

 コメント:タイトル誤字じゃない?

 

「えー。まさか、配信開始して真っ先にすることが訂正だとは考えておりませんでしたわ」

 

『はははー。たしかにねー。さっき通話しながら洋美ちゃん枠作ってたけど、後から誤字に気づいたけどそれが1分くらい前だったからめちゃくちゃ慌ててたもんねー』

 

 誤字に対して、やっぱりかーなんてコメント欄を見ながら、私は恥ずかしくなる。

 まさかタイトルで変換ミスをするとは思っていなかった。もう一本指打法は引退かな。

 

「こほん! 気を取り直して自己紹介しましょう。幸田先輩の枠でした前半戦ではちゃんと自己紹介できてませんもの」

 

『そだねー。よしいくよ? おっすおっす! 監督推薦とはいえ推し選手の二人とも出場してるのは嬉しいけど、最近コラボできてなくて距離感開いちゃって先輩呼びが悲しい幸田楓花です!!』

 

 コメント:おっすおっす!

 コメント:おっすー!

 コメント:悲しいんだ

 コメント:嬉しいのか悲しいのかわからん

 

「え? なんて呼べばいいんですのよ」

 

『そりゃあ……、お姉様?』

 

「寝言は寝て言ってください」

 

『うわーん! 酷いよ洋美ちゃん!! 私お姉ちゃんだよ!!』

 

 コメント:辛辣で芝

 コメント:笑

 コメント:だめだおもろい。

 コメント:そんなに嫌か笑

 

『えーなんでー? 先輩だよ私?』

 

「なら敬われることを誇りに思ってください。あなたはワテクシたちばちゃりあの道標ですわよ? と言うより、配信を進めていきますわよ?」

 

 コメント:え? なにこれ

 コメント:洋楓てえてえ

 コメント:これはてえてえ

 

「洋民及び、楓党の皆様ごきげんよう。ワテクシが叔父の個人成績推移を見て大爆笑が止まらなくなってしまった、元プロ野球選手の野球解説系Vtuberの金髪美少女ロリおじさんこと敷島洋美ですわ」

 

 コメント:おいw

 コメント:芝

 コメント:39で57本はネタなんよ

 コメント:単純計算だけど毎年38本だろ?

 コメント:あそこまで行くと逆に13本がおかしいんだよな

 

「さて、球宴が始まるまでの間はワテクシとお姉様の二人でお送りしますが、ホームラン放送を見ながら、少し前に発表されたオーダーの確認をいたしますわね?」

 

 はいそこ! お姉様って呼ばれたのが嬉しいからって放心しない!!

 あうあう言ってる言葉しか聞こえませんわ!!

 

 日本プロ野球列島・海洋オールスターゲーム

 

 列島リーグ

 1 中 住丸芳  レッズ

 2 遊 元坂勇  東栄

 3 左 筒井薫(つついか かおる)  神奈川

 4 指 鈴木神也 レッズ

 5 一 嘉本和実(よしもと かずみ) 東栄

 6 ニ 山田徹仁(やまだ てつひと) ヘルス

 7 三 高田周将 中報

 8 補 梅花隆盛 チーターズ

 9 右 南川逹馬 レッズ

 先発投手 簡野典知 東栄

 

 海洋リーグ

 1 補 水口良輔 畿通

 2 一 幸浜一巳 シーガルズ

 3 中 凪多勇気 北九州

 4 三 大窪紘希 北九州

 5 指 村中剛  ウルフズ

 6 ニ 深村瑛人(ふかむら えいと) ウルフズ

 7 右 安井不二夫(やすい ふじお) 浪速

 8 左 バレンティアーノ 北九州

 9 遊 野木幸次郎(のぎ こうじろう) ウィングス

 先発投手 百々賀晃大(とどが あきひろ) 北九州

 

「さすが人気投票。北九州の選手が多すぎますわ」

 

『たちゅまー!! たちゅまがスタメンだ〜!!』

 

「はいはいそうですわね。よかったですわ」

 

 コメント:雑

 コメント:ざついざつい

 コメント:テキトーかよ

 

「さて、両チームとも人気投票らしく人気の高い選手が集まりましたわね。なぜか弱いのに人気だけは高いレッズと、人気も実力も両方を兼ねそろえた北九州の選手が名を連ねていますわ」

 

 普通に酷い。なんてコメントはこの際無視だ。ワテクシは事実を口にしている。中国東洋レッズはAクラスを行ったり来たりの伏兵でしかないのだ。

 

「さて、ここから色々と話をするためにも本日は呼びたくもない人物を呼んでいますわ」

 

 正直、この企画が通るとは思っていなかった。ばちゃりあ側からストップがかかると思っていたから。実際は社長の近衛さんが、「俺、それ見たいからやってよ」と言ったことで実現した。

 なんなら本当はムジカさんと那須癒子。そして幸田先輩とワテクシの四人で蔀さんのスポーツバーで飲みながら試合を見る配信をするか。なんて事を話していたのに。

 

「本当はあなたを呼ぶ予定はなかったのですわよ? 良いですわね? 本当にしゃしゃり出てこないでくださいね?」

 

『呼ぶ予定がなかったのは本当なんだよねー。ムジカさんは、俺たち(シーガルズ)の幸浜が出てんのに現地に行かねぇ訳がねぇ!! って言って飛んでくし』

 

「癒子さんも彼女で、チケットもらったからって現地組だし。そんなもの、ワテクシに言ってくださればコネにコネを使ってコネまくって、バックネットの関係者席からキャッチャーを本塁を間近に見れる場所をご用意致しましたのに……。ワテクシ、球団社長の娘ですわよ?」

 

 コメント:ほんとのコネじゃん

 コメント:設定思い出した

 コメント:芦屋アナコンダバイスね?

 コメント:久しぶりに聞いたわそれ

 

「頼みの綱だった蔀さんは知り合いのバーを手伝いに行くと言ってましたし……。ワテクシ嫌われてますの?」

 

 牧野さんを野球にハマらせるために、牧朝島の三人で球宴をとも考えた。なのに、朝比奈さんは箱外の方とコラボするらしいし、よりにもよって牧野くんは牛の餌やりの時間と被ると言う理由で無理になった。

 うん。やっぱり私嫌われてる。

 

「さて、仕方がないから紹介いたしますわ。中報、畿通にて活躍し、最終年ではプレイニングマネージャーとして畿通を優勝へと導きました。代打逆転サヨナラ満塁釣り銭無しの優勝決定ホームランでお馴染みの、津路嶌洋弥さんです」

 

『わあー!! 津路嶌さぁーん!!』

 

「こんにちは。皆様お久しぶりでございます。洋美の叔父、津路嶌洋弥です」

 

 配信画面に映っているフレームの中に新たな2Dモデルが映し出される。

 グニャグニャとした前髪。そして後ろ髪は長く大人の洋美のように括られている。年老いてし始めたメガネまでしている。

 

「私が中報時代に調子に乗ってし始めた長髪でモデル作るなんて、黒歴史を掘り返さないでくださいよ嗚呼絵さん」

 

 コメント:え?

 コメント:オコエンの絵なの!?

 ○嗚呼絵桃子:ぶいV(*^ω^*)V

 コメント:まじか

 コメント:おこえん!!

 ○嗚呼絵桃子:私の好きだった津路嶌さんを詰め合わせました

 コメント:牛子だ

 

「ちょっと恥ずかしいね。これ」

 

『慣れだよ洋弥さん!!』

 

「うるさいですわよお二人とも!! それよりも試合のことです!!」

 

 

 

 

 

 ◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

    123456789 計

 列島 02002     4

 海洋 00030     3

 

『ところでさー。オールスターって出てる人としてはどんな感じなの?』

 

「どんな感じ? そうですね……。基本的にはお祭りですね」

 

 試合も中盤の6回表。

 攻撃となる列島は、これまでレッズの鈴木と東栄の嘉本によるソロホームラン2連発と、高田・梅花選手の連打を1番の住選手の走者一掃タイムリーツーベースで4点を得ている。

 そして5番の嘉本が打席に入った時、幸田さんからそんな事を聞かれてしまう。

 

『雰囲気も和気藹々って感じ?』

 

「そうだね。割とねぇ? そんなんだよね洋美」

 

「いや、ワテクシはただの子供ですもの。何も知りませんわ」

 

 ちょっと待て。流石にこれはしんどくないか? 私の、洋弥の2Dモデルは動かないから良いとして、ボイチェンのオンとオフ多すぎる。あと、話し方も綺麗に振らないといけないし。

 

「ただ、プロ年数を重ねて余裕を持ち始めた人にとってはお祭りの色が強いですけど、若い人にとってはとても大きなチャンスですよ。特に畿通に行ってからは話しかけてくる選手も増えたし」

 

『海洋の選手の方がハングリー的な?』

 

「うーん。そうだね。その表現が合ってる」

 

「いや、それよりも先程の守備からで出ているチーターズの新屋(しんや)選手のツーベースヒットについて話してください」

 

 うん。やっぱり忙しい。

 この状況だと幸田さんは基本的に疑問を出して聞き手に回る側になる以上、試合展開について言及するのは洋美の仕事になる。ただ、洋美の声を出すにはボイチェンをパチパチオンオフ替えないとできない。

 もちろん試合は止まってくれない。中報の高田選手に代わり出た新屋選手がツーベース。続く梅花選手に代わったキャッチャーの大森が、インコースの高めに来たチャンスボールを振り抜く。

 

「てかあれ? 大森くん打ってるね」

 

『てか入ったねー』

 

「そうですわね。入ってしまいましたわね」

 

 東栄の正捕手。大森真司(おおもり しんじ)。背番号22。右投げ左打ち。

 現時点でのシーズン成績は打率2割3厘。ホームラン0本。打点11。リード自体は素直な面を見せるが、時として勇敢な攻め方を組み立てるのが特徴であり、列島リーグでは上から数えた方が早いほどの鉄砲肩の持ち主。

 安部さんが抜けてからキャッチャーが固定できない東栄の中で、最も期待されている選手ではあるが、いまいち目が出ない彼。

 

「そりゃあ来場者も選手も監督も笑いますわね」

 

 ファン投票で選出された由橋選手は首をすくねて疑問を態度で示し、東栄の監督である源さんは項垂れながら首元を掻いている。

 シーズン本塁打0の男が球宴で打つ。いや、お前公式戦で仕事しろよとみんな思っているだろう。

 

「誰だってそうしますわよね。ワテクシだってそうしますもの」

 

『うーん。苦笑いだね』

 

 列島に2点を追加する活躍を見せたのにも関わらず、ベンチに戻ってくるなり東栄の選手監督を中心にポコポコと頭を叩かれている。

 中には、幼少期同じスイミングスクールにいたチーターズの波藤晋太選手までいるが、お互いに笑顔だ。

 

「いいな。俺もホームラン打って頭叩かれたかった」

 

『え?』

 

 あれ? 私変なこと言った?

 

 コメント:津路嶌洋弥は叩かれたい

 コメント:叩くか

 コメント:39で記録更新してんじゃねぇ!!

 コメント:ルーキーで20本以上ホームラン打ってんじゃねぇ

 コメント:2年目から9年間連続で30本以上打ちやがって

 ○嗚呼絵桃子:洋美ちゃんを嫁にください

 コメント:他のキャッチャーのことも考えろ!!

 

 気づけばコメント欄がすごい事になっていた。叩く内容が私の功績というのはどうなのだろうか。あと、たまに出てくる嗚呼絵さんは何がしたいんだ……。

 

「叔父さん……。あなたそんな人だったのですわね。これは明日までに星合さんに伝えとかないと」

 

『星合さんに言うんだ』

 

「星合さんは叔父さんのことを育てた覚えはない。と言っているらしいですが」

 

「多分明日そんな話になる気はするけど、星合さんと中側さんの二人だけですよ。私にとっての監督は」

 

 コメント:そうなんだ

 コメント:エピソードとかウィキ見てもないけど

 コメント:落野さんは?

 コメント:落野監督はどうだった?

 

『コメント欄に落野さんについて書かれてるけど、星合さんと落野さんはだいぶ違うの?』

 

「まったく。私は入団してから2年間あの人の下にいましたけど、今まで経験した監督の中で一番嫌いな方ですね。野球の考え方も人としても」

 

『なんか違うの?』

 

「チームの中で、監督と戦ってる感じがあったんですよ。ファンのために戦って、相手選手に勝って。じゃなくて、監督に怒られないために頑張る。それはプロの仕事ではなく高校野球の。それも私が学生だった頃の高校野球レベルですから」

 

 実際その動かし方で強かった以上文句は言えないが、野球は点を取れば勝てる。という考えも好きじゃなかった。星合さんは逆に、俺のことは気にせず相手だけ見てろ。ってよく言ってたし。

 

 コメント:星合中報懐かしいなぁ

 コメント:確かに強かった。

 コメント:バカスカ打つからね。

 

「と言うより、話を戻しませんの? 列島の攻撃も終わりましたし、海洋の選手がハングリーだった話の続きが気になってる方もいらっしゃいますわ」

 

 そうだったそうだった。

 

 

 

 

 

 ◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

「さて、結果的には列島側が逃げ切った感じですわね」

 

『海洋も7、8回に連打できたけど、惜しかったねー』

 

    123456789 計

 列島 020022000 6

 海洋 000300110 5

 

 ホームラン3本とタイムリーで6点を挙げた列島が、所々怪しい守備を見せつつもなんとか一点のリードを守り切った。

 最後まで攻め続けた海洋は、監督推薦で出場となった期待の新人であるウルフズの海谷穂積(うみたに ほづみ)と、北九州の竹田浩宣(たけだ ひろのぶ)の二人に打点がついた。

 

「お姉さまは本日の試合で気になった選手はいましたの? あ、南川選手以外で」

 

『えぇ!? たちゅま以外……。やっぱあれかな、大森選手かな』

 

 コメント:多分あれはネタになるな

 コメント:後半戦で打たないと怒られるぞ

 コメント:今東栄って大森と城の二人だろ?

 

『津路嶌さんは誰が気になった?』

 

「私は北九州の竹田くんですね。打点は上げてたけど、インコース弱そうだなぁって」

 

『え? そうなの?』

 

「東栄の川口欽哉(かわぐち きんや)選手と対戦した訳だけど、2球目のスライダーを仰け反ってたでしょう? 多分あの感じだと細かくは見えてないけど1球目がカットボールだったんじゃないかな……」

 

 よし。ここからは洋美と掛け合いをするか。その方がリスナー受けが良さそうだし。

 

「それって、1球目と2球目の軌道が似てたのに幅が違うから驚いたってことですの?」

 

「うーん。ちょっと違うかな。多分竹田くんはね、ストレートを狙ってたんだよ。もしくはツーシームの速球系」

 

『確かに川口選手の球種って、ストレートとツーシーム。スライダーにチェンジアップ? あとカットか』

 

 コメント:逃げる球ないな

 コメント:あれ? フォークとか投げてなかった?

 

「確かにフォークとかも投げてた気がするけど、最近は投げてる印象ないね」

 

 3球目はアウトローのチェンジアップ。多分三番手で出場した相生選手は、これで引っ掛けようとしてたのだろう。そこまではあってるが、竹田選手はその球をピクリともせず見逃した。

 

「カットでインを抉ってきた玉の後に、それよりも入ってくる球が来る。けど、目的は直球系。仰け反ったのは多分インに投げてくるにしろツーシームかチェンジアップだと予想してたんだろうね」

 

『チェンジアップの後はツーシームをアウトコースに投げさせて、その次に今度はカットでしょ?』

 

「竹田選手が叩いたのはそこでしたわね。ストライクゾーンギリギリにくるカットを引っ張ってレフト線ギリギリに強いゴロヒット」

 

 多分大窪選手に言われたんだろう。叩くならカット。潰し気味に引っ張って打てばそうそうサードは取れないだろう。打球の強さが違う。

 

『てか、打った経緯じゃなくて、なんでインコースが苦手だとわかったのか! だよ津路嶌さん!!』

 

「ああすみません。理由は単純ですよ。インコースに対してあれほどまでに反応しながら外のチェンジとツーシームに反応しなかった。それはおそらく苦手なインコースに重きを置いて、インに来る直球をレフト前に落とせば良い。程度に思考していたんだと思いますよ?」

 

 1球目のカットの時に肩がちょっと開き気味だったし。

 

「って、すっごい真面目に答えちゃった」

 

 コメント:すげぇ

 コメント:やっぱちゃんと見てんだな

 コメント:キャッチャーだからバッティングフォームに意識がいくのか?

 

「良いんじゃないですか? 嘘でも日本一を経験したことのあるキャッチャーですし、リーグ優勝している監督ですわよ? あなたは」

 

『あ、デレた』

 

 コメント:デレた

 コメント:デレたね

 コメント:ひゅーひゅー

 

「うっさいですわよ!! 試合も終わりましたし配信切りますわよ!!」

 

『あははー。照れ隠しだー』

 

「幸田先輩もうるさいですわよ! 配信終わりますから何か告知なりあるなら早く!」

 

『ええ!? 私にも言うの〜? お姉さん怒るよー?』

 

 怒る気もないくせに言わないでくださいますの? と言えばその通りなようであははーと彼女らしい笑い方で笑い始める。

 

『あー面白い。よし、私の告知ね? 明後日歌ってみた出すから聞いてねー』

 

 コメント:お!

 コメント:歌みたか

 コメント:楽しみだな

 

「あ、私は明日岡山の」

 

「はいはい。誰もあなたの告知なんて知りたくありませんわよ。明日市民球場でのオールスター戦解説なんて知りませんもの。それより、残念ながら明日、明後日の配信等はできませんのでご了承ください。少しばかり宿題? 課題? がございまして」

 

 コメント:知ってる

 コメント:宿題じゃなくて解説

 コメント:誰か会いに行くんかー

 

「とりあえず二十日には配信できるようにいたしますので、それまでお互いにのんびりといたしましょう。それではこんな配信に来て下さった洋民及び、楓党の皆様。ご機嫌ようですわ」

 

『おつかえでー。んじゃねぇー』

 

「皆さんま  プッ

 

 

 

 

 

 ◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

『おつかれさまでーす』

 

「はい。お疲れ様です幸田さん」

 

 配信が終わり私は一つ伸びをした。

 

『最後わざと途中で配信切ったでしょう』

 

「あ、わかりました?」

 

 洋美は洋弥をうざがっている。ならば彼の言葉を遮ることがあっても問題ない。やりすぎば良くないが、適度にする分には問題ないだろう。

 

「あー。そろそろ急がないと岡山につかないので」

 

『うん! そだねー。多分テレビ中継見るよ』

 

 頑張ってねー。なんて言われてしまうと、どうにかして期待に応えないといけないな。なんて気持ちが湧いてくる。

 しかし問題は一緒になって解説する相手が星合さんであるという事。正直言って私にもどう言う話が展開されるかわからない。

 

「それでは」

 

『うん! また今度コラボしてくださいね』

 

 通話も切れ、完全に一人きりとなる。チェアーにもたれ、天井を仰ぐ。

 まさか、こんなことになるとは思っていなかった。そもそも社長が認めるとは思っていなかったのが本音か。

 どうだろう。津路嶌洋弥という存在を上手に使えただろうか。

 

「ダメだな、考え始めればキリがない」

 

 何か考えるにしても違うことを考えるか。かと言って、明日のことを考えるのは少しばかり嫌だが。

 

 ゴクリ。と、ペットボトルのお茶を飲みきりゴミ箱へ投げ入れる。

 

 そういえばさっきの告知で歌ってみたを出すとか言ってたな。

 

「あー。音痴でも歌ってみた出しても良いのかな……」

 

 下手でもないが上手くもない。そんな私の歌を誰か聞いてくれるものなのか。

プロ野球関係なく、初心者向け的な野球の話を読んでみたい?

  • 見たい!
  • 別に良い!
  • それよりも早く続き出せ!
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