現役生活二十六年。疲れたので、バ美肉して野球解説系Vtuber始めます 作:義藤菊輝@惰眠を貪るの回?
それがすべてです。拙作は某ストゼロほど面白くはありませんが(自虐)
「え? それは本当ですか?」
『はい。つい1時間ほど前に先方からお話をいただきました。ただ、流石に内容が内容なので、社長と共にあなたにも伝えるべきだと』
「まあそうですよね。ばちゃりあは、やりたい事やれ。ですもんね」
昼過ぎ。今日の配信はゲームでもしようかな? なんてことを思いながらのんびりと昨日の試合のハイライトを見ていたのだが、突然三宅さんから連絡が入った。
内容はコラボの誘い。ただ、普通のコラボなら別に社長の近衛さんに連絡が行くこともなかった。ただ、相手が相手なのだ。
「うわぁ……なんで呼ぼうと考えたのよ……」
私を呼んだのは球界のOB。神奈川スターライツの前身である、横浜スターホエールズ時代の名選手。
現在は野球解説をしたり、YouTuberをしたりと好きなことをしている彼だが、その相手に私。というか、敷島洋美がお呼ばれしたらしい。
しかも、津路嶌と2パート分。敷島と2パート分撮りたいらしい。
いや、別に良い。別にいいんだけどさ。両方って……。てか、私とあなた接点ないって。強欲すぎるだろ。
『お日にちは津路嶌さんに合わせるととのことです。また、細かいことは直接通話したいと仰っていましたのでこちらからは詳しくは聞いておりません。電話番号を預かっておりますが?』
「あ、メモします」
三宅さんから聞いた電話番号は090から始まる携帯電話の番号。いやいや木鷹さん……。そう言う業務用の電話持っとらんのかい。
「わかりました。とりあえず日程を考えて直接お話しします」
『了解しました。こちらからお伝えすることはありませんが何か聞きたいことはありますか? この件じゃないことも聞きますが?』
「大丈夫です。ありがとうございます」
そのまま話は終わり、耳に当てていたスマホを机の上に置く。
木鷹裕。もとホエールズの名二塁手で、長いことシーズン最高守備率を保持し続けていた守備の名手。
先に触れている通り。私との絡みは一度もない。
「どうしよっかなぁ〜」
ギシギシ音を鳴らした椅子から立ち上がると、私は伸びを一つしてから体を動かす。彼と話すとして一体何を話すんだ? という疑問と興味が湧いてくる。
「まあ、受けてみたい話だよなぁ」
壁にかけたカレンダーに目を向け、どの日がいいか、空いているか私は考え始めた。
◆◇◆◇◆
9/9(水)
【本日は】のんびりまったり雑談枠【重陽の節句】
「あーあー。聞こえておりますの? 音量大丈夫ですの?」
コメント:小さい
コメント:小さいかなぁ
「ちーいーさーいー……。おいしょっと、これで大丈夫ですの?」
手元にあるマイク音量の調節機をいじり、少しだけ音量を上げれば、コメント欄は「オッケー」だったり、「大丈夫」と言う反応を返してくれる。
「さて。それでは本日も配信いたしますか。洋民の皆様ごきげんよう。ワテクシが敷島洋美ですわ。早速ではありますが、本日は雑談配信。特に何かについて話すとかは決めていません。皆様のコメントだったりに返事したりしていこうかと……。まあ、一番最初の話題だけは決めてはいますが」
最初の話題としてみんなに出すのは、初対面の相手との話題。
コメント:なるほど
コメント:つまりはデッキ構築だと
コメント:そりゃあ天気とパンツだろ
コメント:天気じゃね?
コメント:なんかやるの?
「ワテクシって少し友人関係の構築に難があると思いますの。同期の二人。それと幾人かの先輩方。決まった方とコラボをしておらず、誰かの凸待ちに出る勇気もない。」
コラボする相手は決まっている。朝比奈さん。牧野くん。幸田先輩と那須先輩。あの麻雀以降雷音導先輩と絡むことも多く。アンダーソン双子とは一緒にゲームをする仲。
「実はですわね。嗚呼絵さんと余り関わっていないんですわよね……」
コメント:え?
コメント:そうか?
コメント:言われてみれば
「こちらから誘う勇気がなくて出来ておりませんが、なんというか、その、避けられてる?」
コメント:実際に誘った?
コメント:誘ったことある?
コメント:なんかやった?
「いえ、特に何かした覚えはないんですよね。裏で話したことも数える程度だし。嫌われているのですかね? まあ、自他ともに認める色物枠のワテクシですし……」
凸待ちしてみたら? という声を受け考えてみるが、きてくれた人が0人だったらどうしよう。とか考えてしまう。
そういえば雷音導先輩が凸待ち0人だったがする。さすがに私の方が人気があると願いたい。
「やっぱり野球好きですか? とかそういうところからですかね?」
コメント:まあそうだろうな
コメント:それは無難
コメント:天気デッキはだめだからな
〇嗚呼絵桃子:嫌ってない嫌ってない嫌ってない嫌ってない
コメント:つ天気
「え? 何?」
コメント:おこえんいるよー
コメント:おこえいた!!
「嗚呼絵さんいらっしゃいますの!」
〇嗚呼絵桃子:あ! います!!
「嗚呼絵さん今暇でしょうか?」
コメント:おお!
コメント:これは突発!?
突然すぎるか……。こっちとしてはぜひ話したい相手だし。
「まあ、突然すぎて申し訳ないので、ちゃんと二人で配信するのは打ち合わせもしてしっかりやりましょう。ワテクシ絵心が無くて、2~3頭身くらいのかわいいキャラクターくらいは書けるようになりたいと常々考えておりましたの」
〇嗚呼絵桃子:是非! 是非しましょう!!
コメント:水を得た魚
コメント:実際絵ってうまいの?
「ちなみにワテクシの絵は人に見せれないほど下手ですわ。某歌のお姉さんと似たくらい下手ですわ。そもそも、色彩感覚がバグっていますので、塗り絵も微妙ですわよ? 若干色盲ですし」
コメント:色盲?
コメント:色盲なのかお嬢
〇嗚呼絵桃子:何系がダメですか?
コメント:どんな感覚?
「ワテクシの場合ですが、白と黄色の見分けが下手ですわ。レモン色? ですかね。その色の背景が白だったり、似た黄色が隣り合っていたりすると全部同じように見えますわ。ただ、進んでいる色盲というわけではないので、色盲テストなんかはあまり問題ない感じですわね」
野球に問題があるほどではなかったからあまり気にしたことはなかったが。
「あ、色盲エピソードで話せるネタが一つだけあるのですが、叔父が高校生だった頃の話」
コメント:なになに?
コメント:きになるなあ
「もちろん叔父は野球部だったのですが、二年の頃ですわね。三年生の先輩が新しいグローブを買ったと自慢して。あ、当時エースのとある方ですが」
その先輩が持ってきた新しいグローブの色が、明るい黄色が主体で所々が白色になっている柄だった。
ちょうどウェブと呼ばれる網の部分から親指側の部分。手の甲のベルト。そして薬指の色が白色でその他の部分が全部黄色。という今のプロでもあまり使わないような奇抜な色をしたグローブだった。
「どうやらワテクシの眼というのは明るい方を認識するようで、その時の先輩に言ってしまったんですのよ。真っ白なグローブってダサいですわね。って」
コメント:あー
コメント:っスー
コメント:やったな
「あとでご指導いただきましたわ。ちゃんと見たらすごくかっこよかったんですけれども、合宿の翌日に見せられても疲労は抜けてませんでしたから……。疲労してるとやっぱり誤認が起きやすいんですわよね……」
コメント:ご指導w
コメント:時代だな
スーパーチャット
¥500
というか、叔父の話って言ってたのにすぐさまワテクシはって言ったら隠してる意味ないんやでw
「あっ……。っスー」
コメント:それはそう
コメント:たしかに
〇嗚呼絵桃子:でも、イラストレーターで色盲の方もいますから、一概に不利というわけではないですよ?
コメント:そうなんや
「さすがに目が見えなくなってきたらどうこうありますわね。野球だと。叔父もレーシックしましたからね。視力落ちてきて。感覚視野の認識がしんどくなったとか。バント処理とか、盗塁阻止とかに関わるからって」
津路嶌、つまりは私だが、私の肩はあまりよくない。今騒がれている甲斐田選手と比べれば天と地ほどの差がある。安部さんや古畑さんとも。だから私は送球に入る前の時間をできる限り短くした。
球の取り方、立ち上がり方。投げ方も色々意識して改善したな……。
「まあそこはいいですわ。それよりも嗚呼絵さん。今度連絡しますのでコラボの話、よろしくお願いいたしますわ那須さんも含めて、純度100%の牛子? 配信いたしませんか?」
コメント:なにそれ楽しそう
コメント:偏向報道w
コメント:いいなそれ
〇嗚呼絵桃子:はい! そちらも是非!
「よし。とりあえず嗚呼絵さんに嫌われていないことが分かっただけでも今日の雑談に意味がありましたわ」
スーパーチャット
¥300
なお、会話デッキは作れてない模様……
「あ……」
自虐だからお前らが言うなよ!! 心に来るからな!!
高評価とお気に入り、感想待ってます。
誰と絡んでるのみたい?
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一期生(卯月美トトや清水浜凛)
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二期生(セデスや刀義岳)
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四期生(エラや七伴瑠衣)
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五期生(和泉ペニーや元舞修介)
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七期生(坂口弘樹や雉間小町)
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その他箱外
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野球選手(引退した選手のチャンネルで)