妖精と白兎の愛育日記   作:護人ベリアス

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新年明けましておめでとうございます!
今作は引き続きリュー×ベルが(若干頭の悪い)イチャイチャを継続していく予定なので今後とも今作をよろしくお願いします。

さて今回は予告通り十八階層デート第一回ですね!


〈懐妊編〉第六章 当世の希望を過去に問う
二人はデートへ向かう道中に


 リューと僕が子宝に恵まれたと分かってからもう三週間が経った。

 

 これから遠くないうちに迷宮都市(オラリオ)を出なければならないという難事を抱える僕達。

 

 ただそれよりも先に忘れてはならない大切なあることをしなければならない。

 

 

 それはデート。

 

 

 迷宮都市(オラリオ)を出る前に二人で十八階層にデートに行こうという約束を絶対にリューも僕も果たしたい。

 

 理由は二つ。

 

 一つ目はリューの結婚式の場所の希望である『誰もいない夜の森』という条件の整った迷宮の楽園(アンダーリゾート)と呼ばれる十八階層を下見するため。

 

 リューの期待に沿うことができるなら、そこで是非とも結婚式を催したい。

 

 

 そしてそこで月に僕達の永遠の愛を誓う。

 

 

 誓いのキスとかするのかな?

 

 誰もいないという条件を考えれば、結婚披露宴は別で催せばいいのかな?

 

 …等々考えるだけで僕の心は喜びで踊り狂いそうになるけど、理由はそれだけではない。

 

 もう一つの理由は十八階層にあるリューの仲間の方々のお墓詣りをするため。

 

 …正直リューがどうしてこのタイミングでのお墓詣りを望んだのかはきちんとは聞いていない。

 

 確かにリューと僕が交際し始めた頃から考えると、初めてということになる。

 

 なら単なる僕達の交際報告?…とあっさり納得するのが難しい程度には色々なことが【深層】での決死行以来僕達の間にはあって。

 

 

『人助け』という仲間の方々が抱いていた正義(希望)を捨ててしまったこと?

 

 仲間の方々が守っていた迷宮都市(オラリオ)を出てしまうこと?

 

 迷宮都市(オラリオ)を出れば滅多に会いに来れなくなってしまうこと?

 

 リューと僕の間に子宝に恵まれたこと?

 

 リュ-と僕が愛を育み、幸せな生活を手に入れられるように頑張っていること?

 

 

 考えれば考えるほどリューが考えそうなことが思い浮かぶ。僕にとっては良いことも悪いことも。

 

 もしかしたらこれら全部かもしれないし、どれか一部だけかもしれない。

 

 少なくとも言えることはリューの後悔を聞くことになりそうなのが怖くてリューが何を考えているか結局聞けないでいるということ。

 

 聞くべきなのかもしれない…そう思いつつ僕はデートに赴く日まで何も聞くことなく時を過ごした。

 

 ただ無為に過ごした訳では決してない。

 

 デートの日までもたくさん手を繋いだり肩を寄せ合ったりして、リューとさらにさらに距離を縮めるためにイチャイチャしていたのは当然だ。

 

 だがそういう意味だけでもなく色々準備や情報収集が必要だったのだ。

 

 十八階層とは言うまでもなくダンジョンにある。

 

 即ちデートに行くためにはまずダンジョンを踏破しなければならないのである。そのお陰で懸念点が二つ生じた。

 

 一つ目は人目を避ける必要があったということ。

 

 この条件を満たすためにリリの協力を得て、大規模ファミリアの遠征やゴライアスの出現時期などの情報をきちんとデートの日程の考慮に入れた。これでこの条件は満たせたと思う。

 

 そして何より重要なのがリューのお腹には大切な僕達の子供がいるといるということ。

 

 リューの身にも僕達の子供にも万が一など決してあってはならない。

 

 僕も今ではLv.4の第二級冒険者。中層までのモンスターに遅れをとる心配はない。

 

 ただリューとダンジョンに行く…となると、リューの優しくて生真面目な性格上問題が発生してしまう。

 

 リューがダンジョンで力になりたいと主張したのだ。言うまでもなくモンスターとの戦闘に関して。

 

 リューの配置は前衛でモンスターと接近して交戦する一番危険な配置。

 

 リューが傷つく可能性を僕が承諾できるはずもない。

 

 なら魔法を使いこなすリューなら後衛で…と安直に考えたくなるも、魔法も精神力 (マインド)をたくさん必要な上に乱発できるような代物ではない。

 

 …そしてリューは僕を守るためなら乱発も辞さないという可能性は十分考えられ、リューに過度な負担を強いることになる。

 

 それに加えて僕の心の中にはリューを守ってカッコいい所を見せたいという欲もあって…

 

 僕は前衛でも後衛でもリューに戦闘に参加してもらうのはやめた方がいいと僕一人でリューを護衛することを強硬に主張したものの…

 

 一方のリューは僕一人に傷つく可能性を押し付けるなど論外と二人での共闘をこれまた強硬に主張して。

 

 正面から意見がすれ違った僕達は危うく喧嘩にまで発展しそうになる。

 

 こんな形で危うくデートに行く前に喧嘩状態に突入しそうになってしまうリューと僕。

 

 デートは準備段階で悲しくも立ち消えになってしまう…かと僕は思わず戦慄した。

 

 だがそんな時僕達を救ってくれたのは一人の修羅場に現れた聖女(アミッドさん)であった。

 

 

 

 ☆

 

 

 

「…あの時【戦場の聖女(デア・セイント)】にお会いしていなければ、こうして今デートに向かえていたか…正直分かりませんね」

 

「…その通りです。あのタイミングでアミッドさんの治療院に行こうとしていた僕達の強運とアミッドさんのお言葉には言葉にならないくらい感謝してます」

 

 場所は【中層】十八階層に向かう途中。

 

 リューと僕は何とか喧嘩を回避して今日デートの日程を滞りなく進めることができていた。

 

 その立役者はリューと僕の話に既に出てきているアミッドさんであった。

 

「妊娠八週間目ならある程度の運動なら問題ないと仰ってくれたお陰で少なくともダンジョンに向かっても良いと仰ってくれたのは本当に良かったです。…私もベルもすっかりそこに関しては頭から抜け落ちていたのでお訪ねして正解でした」

 

「うっ…そういえばそうでした」

 

 まず大前提。戦闘に参加しようとしまいと、ダンジョン探索にリューが赴いていいのか否か。

 

 単に戦闘を行うから危険という点だけでなく、ダンジョンを戦闘を経ずに踏破するだけでも激しい運動か否か評価が分かれるとも言える。

 

 …この点に関してはリューも僕もすっかり忘れていた。

 

 お互いにデートに行くこと自体は前提だったので問題があるという認識自体が存在してなかったのだ。

 

 そのためにリューが戦闘に加わるか否かという点が争点となって危うく喧嘩に発展しかけた訳で…

 

 だがそんな望ましくない状況に僕達を露とも知らないアミッドさんは、僕達の望んだ確認がそちらだと早合点してしまった。

 

 その結果リューの言ったようなことを教えてもらった訳なのだが、それだけに留まらずアミッドさんは僕達の喧嘩が発展する前に有難くも妥協点を偶然流れで提示してくれたのだ。

 

「確かにベルと【戦場の聖女(デア・セイント)】の仰る通り私が前衛で戦うのは危険…万が一負傷でもすれば、お腹の中の我が子に危険が及ぶ恐れまである…それは分かってはいたのです。分かっては…いたのですが…」

 

「リュ―のお気持ちは十分に分かってるから大丈夫ですよ。…僕も守られるだけは嫌だと思いますから。せめて共に戦いたい…そう思うリューのお気持ちはよく分かります。でも…お腹の中のリューと僕達の子供への万が一だけはどうしても怖くて…」

 

「そんなすれ違った私とベルの思いを汲み取り、【戦場の聖女(デア・セイント)】は私達を喧嘩の危機から救ってくださいました」

 

「…アミッドさんには感謝してもしきれませね」

 

「同感です。感謝の言葉だけでは足りないのではと思ってしまうほどには」

 

 そうアミッドさんへの感謝の気持ちを言葉にしつつ僕は振り返って視線を交わすと共に、僕達の視線は同時にある一点に向く。

 

 実を言うと、僕とリューは言葉を交わしつつもいつものように並んで話してはいなかった。

 

 僕はリューの少し前にリューを守るようにナイフ片手に周囲を警戒していた。

 

 ただリューの望み通り僕一人で戦うという状況を回避するための所謂秘密兵器が僕達の視線の先にはあった。

 

 

 それはリューの携えている弓矢であった。

 

 

「【戦場の聖女(デア・セイント)】の案は私とベルの思いを両方汲んでくださった素晴らしいものでした。弓を扱うというのは言うなれば中衛職。前衛のように前線で戦うこともなく、後衛のように精神力(マインド)を消費することもない」

 

「さらに妊娠中でもお腹の膨らみが目立ち始めるまでは大丈夫だとアミッドさんが仰ってましたもんね。これならリューと一緒に戦えて、リューの危険を最小限に抑えられる…アミッドさんの案には本当に助けて頂きました。あっ…ミノタウロスの群れが…」

 

「ですね。ベルは前に集中を。援護します」

 

「はいっ!」

 

 アミッドさんの提案してくれたのはリューが弓矢を手に中衛職を務めること。

 

 これなら僕の望みであるリューとお腹の中の僕達の子供が危険に晒されないということもリューの望みである僕と共に戦うことも両方満たせるという訳だ。

 

 この提案がリューと僕の望み両方を叶え、喧嘩の危機を消滅させてくれたのだ。

 

 そんな確認を僕達がしていると言うのに、全く空気を読まずに出現する十体のミノタウロスの群れ。

 

 その出現に気付いた僕は思わず呟くとリューは気を引き締めた表情で背負っている矢筒から矢を引き抜く。

 

 そうして矢を番えたリューは僕に前を向くように促した。

 

 リューの促しに応じた僕はリューと僕の会話の時間を邪魔した罰を与えなければと思い至る。

 

 そんな考えと共に僕は息を吐くと、ナイフを構え前へ前へと駆け始める。

 

【深層】で一緒に戦って以来の二人でモンスターに挑む戦い。

 

 リューと僕は婚約者なのだから、例えモンスター相手の戦いであろうとこれはもう共同作業なのでは?

 

 …なんて気軽な考えを抱けたのは【上層】にいる頃だけであった。

 

「ふっ…」

 

 リューの短い息遣いが聞こえる。

 

 そして次の瞬間にはミノタウロスの群れに向かって駆ける僕の視界には風を切るように僕を追い抜いていく矢が映る。

 

 それも二本。ついでに言うと二本とも別々のミノタウロスの胸部の魔石を的確に貫き、瞬時に灰に変えていった。

 

 その様子に目を奪われつつ僕が走る間にもリューは短い息遣いと共に次々に新たな矢を解き放っていく。

 

 僕がミノタウロスに接近戦を始めた時には、リューの矢によって既に四体のミノタウロスが灰になっていた。

 

 最終的な戦績は僕が三体のミノタウロスを倒している間にリューの放った矢が七体のミノタウロスを葬るという…

 

 これだと…

 

 

 僕がリューを前衛として守っているというよりは、中衛のリューに僕の方が守られてるのでは?

 

 

 そう思わずにはいられない僕。

 

 これでは心の奥底で思い描いていたリューを守ってカッコいい所を見せるという計画が完全に台無し。

 

 そのため僕は周囲に新たなモンスターが現れていないか確認した上でとうとう我慢ができずリューの元に駆け戻り、尋ねていた。

 

「あの…リュー?リューは今までだと確かに【深層】でのナイフの投擲が凄く上手かったのは覚えていますが、前衛のイメージが強くて…リューって弓を扱えたんですね…それもすごく上手く僕が呆気にとられちゃうぐらいに。知らなかったです。流石ですね。リューは」

 

「そっ…そうですか?あっ…ありがとうございます。私がベルのお役に立てて何よりです」

 

 駆け寄った僕は誉め言葉で誤魔化しつつも逆にリューに僕が守られてしまったことへの不満を含んだ言葉を漏らす。

 

 だがリューはそんな僕の情けない思いには一切気付かず、素直に誉め言葉と受け取った。

 

 だからリューは嬉しそうに微笑みを僕に向けてくる。

 

 リューの笑顔を見た瞬間僕の中の蟠りは一瞬で浄化するように消えていた。

 

 …そうだった。リューにとってはこの状況が一番嬉しいんだ。

 

 リューは僕のことを守りたい。

 

 リューは僕を守るための力になりたい。

 

 リューの望みは喧嘩になりそうになった時点で…いや、【深層】で愛を誓い合った頃から既に僕は知っていたはず。

 

 なのに僕は身勝手に不満を抱いて、リューの思いを考えずにただ自分の欲だけのために一方的にリューを守ろうとした。

 

 …これでは僕はリューのことを本当に思いやれていないではないか。

 

 そう気づかされた僕は深く反省し、自らの考えを改めなければと考える。

 

 そんな風に僕が自省していると、リューは小さな声で呟いた。

 

「…ベルの仰る通り私は原則前衛で最近は弓は扱ったことはありませんでした。ただ故郷では弓術も人並み以上に嗜んでいました。なのでその当時の勘がようやく戻ってきたと言った所です」

 

「リュ―の故郷の頃の勘…ですか?」

 

 そう聞いて僕はほんの少し驚きを覚えずにはいられなかった。

 

 なぜならリューの口から『故郷』という言葉を聞くのはほとんど初めてだったから。

 

 最近は毎日一緒にいるからたくさんリューとはお話しするけれど、『故郷』の話を聞くのは初めて。

 

 だから僕は思わず好奇心をそそられて尋ねていた。

 

「そういえばリューの『故郷』のお話はあまり聞いたことないですね。いつかお話を…」

 

「…すみません。口が滑りました。今の話は忘れてください」

 

「えっ…?あっ…はい」

 

 僕の問いに対してリューは目を背けて話をバッサリと打ち切った。

 

 まるで『故郷』の話はしたくないと言うかのように。

 

 …そういえばリューから以前エルフの慣習を忌んで『故郷』を飛び出したという話を少しだけ聞いたことを今更のように思い出す。

 

 多分リューにとっては『故郷』の話はあまり思い出したくない出来事があるのだろう…

 

 そうリュ―の反応から察した僕はそのまま口を閉ざす。

 

 その結果不意に奇妙な沈黙の時が訪れてしまうが、それはすぐさまリューが打ち壊してくれた。

 

 それもなぜか恥ずかしそうに視線を泳がせて照れているかのような様子で。

 

「ですが私としてもここまで腕が良かった記憶はないのです。だから…その…これは…ベルのお陰です」

 

「え?僕の…お陰ですか?」

 

「そうです…ベルを守りたいという想い…ベルへの愛が私の弓術の腕前を格段に向上させたのだと思います」

 

 つまり…

 

 

 リューの弓術の上手さは僕への愛の強さのお陰であり、僕を守ってくれたのはリューの僕への愛の力ということ?

 

 

「…抱き締めていいですか?」

 

「…え?」

 

「リューをすっごく今抱き締めたいです。僕達は今デート場所に向かう最中…デート中だと言っても差し支えないんです。だから…」

 

 抱き締めたい。

 

 目の前で恥ずかしそうに僕への愛の力のお陰だと語ってくれるリューが愛おし過ぎる。

 

 頬を赤くして僕への愛を語ってくれるリューを今すぐにでも抱き締めたい。

 

 そういえば今日はまだリューとほとんど触れ合った記憶もない。

 

 せっかくのデートだと言うのに手を繋いで甘い雰囲気を感じることさえもできないのは凄く不本意。

 

 きっとそのストレスでリューに対してあんな不満を抱いてしまったのだと勝手に結論づけた僕は、リューへの距離を縮めて今すぐにでも抱き締めようと動く。

 

 が、リューは弓を持ったままの両腕を前に突き出し、僕のそれ以上の接近を遮った。

 

「ダッ…ダメです…抱擁は…ダメです…」

 

「どっ…どうしてですか?今日まだ一度もリューの温もりを感じてなくて実は僕少し辛いんですけど…」

 

「ダメなものはダメなんです…!いけません!今抱擁したら…!」

 

「どうしてですか!?リュー!!」

 

 リューを抱き締めたくて仕方ない僕となぜか僕の求めを拒むリューの押し問答が起きる。

 

 最近はリューが僕からの抱き締めたいという申し出を断る事はほとんどなかったから、僕は尚のこと理由が分からない。

 

 そしてリューはリューで首を何度も振って頑として自らの主張を譲ろうとしない。

 

 ただ頬を赤くしてというのは変わらずのため、何か事情があるのだろうと察する。

 

 するとリューは観念したように事情を吐露してくれた。

 

「…今ベルに抱き締められたら弓を引けなくなってしまいます…」

 

「…へ?」

 

 

「だから今ベルに抱き締められてしまうと、心が幸せ一杯になってしまって気が緩み戦う気などなくなってしまうと言っているのです!!」

 

 

 リューは目を瞑って勢い任せにそう叫ぶ。

 

 …つまりリューが今日僕とほとんど触れ合わなかったのはダンジョン探索の間気を引き締めたままにするため?

 

 ということはリューはダンジョン探索を頑張るために僕と触れ合うのを我慢して…いたり?

 

 

 なら僕の婚約者さん可愛すぎでは?

 

 

 そう僕が今更の結論に改めて辿り着いた所、リューはどうやら本当に色々と観念してしまっていたらしくさらに凄いことを吐露し始めた。

 

「ええ!私だってベルと抱擁できないのがとっても心苦しいです!本当は今すぐにベルの胸に飛び込んで抱き締め合ったままダンジョン探索を進めていきたいぐらいです!」

 

 …リュー?流石にそれは無理があるのでは?でも僕的にも手を繋いでぐらいならいいよなぁ…と思ってるし…

 

「しかし私は中衛でベルは前衛!ダンジョン探索を効率的に進め、危険を最小限に抑えるためには私達の今の距離は仕方ないのです!これは…言わば私達の愛に立ちはだかる試練のようなもの!」

 

 あっ…僕達の愛に立ちはだかる試練…たっ確かに…

 

 

「なのでっ…その…この試練を乗り越えたら試練を乗り越えるべく頑張った私に御褒美をくださいませんか!?わっ…私も共に試練を乗り越えるために努力して下さるベルのお望みのことをしますから…」

 

 

 上目遣いと『御褒美のおねだり』という最強コンボで僕を誘惑してくるリュー。

 

 言葉では表現できないほど可愛かった。

 

 僕達の愛に立ちはだかる試練の制限なんてなかったら、今すぐにでもキスの雨を降らしたくなるくらい。

 

 当然僕はリューの可愛らしい誘惑に瞬時に悩殺されていた。

 

「はい!!もちろんです!!リュー!!!」

 

 僕は試練を乗り越えたらリューにたくさん御褒美をあげようと心に決めた。

 

 密かにリューが僕の望みを聞いてくれるという言葉に期待も抱きつつ…




Q.この話の舞台ってどこですか?
A.ダンジョンですね。
Q.リューさんとベル君は何をしてるんですか?
A.単にご自宅とほぼ同じ心持で振舞ってるだけですよ?
Q.ダンジョンでこんなことしてて大丈夫なんですか?
A.【深層】で情事を流れるように敢行したこの二人にとってモンスターとは愛をより燃え上がらせるためのスパイスに過ぎません。

…という話はともかく。独自設定について少し。
リューさんが弓を使えるか否かは原作的には全く描写がないですね。(というか弓の使用キャラ自体が非常に少ない。主要キャラだと命・ナァーザ・ラウルぐらいしか記憶にない)
ただ森の聖樹の守り人として弓矢や刀剣を駆使してたそうなので多分いける気がします。
ちなみに弓をわざわざ使わせたのは弓道なら妊娠四カ月ぐらいでも問題ないとあったため。袴をきつく締めすぎたり、お腹に弦が当たらなければ問題ないとか。
なら時期的には全く問題ないですし、前衛職で双葉振り回してもらうよりも良いかな、と。(…以前までのダンジョン探索を控えるべき云々に関しては本人達も自覚しているので触れてあげないでくださいね!)
あとは作者が弓を引く女性が好きだからリューさんにも使って欲しいなーって。はい。本質はほぼそれだけ。
ほぼ…

さてベル君とリューさんは御褒美に何を所望するんですかね!
リューさんが上目遣いとおねだりとか原作的には全く考えられませんが、してくれたら鼻血出ますね。はい。


あと大晦日のリュー×ベル子供ネタということで今作とは世界観を違えますが、一作短編を書きました。もし宜しければ…

『妖精白兎一家の除夜の一時』
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14369288
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