ありふれてしまった秘封俱楽部   作:名もなき提督

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中学二年の夏です。

中学二年に上がるときに親が向こうの家に帰るといわれて私にどうするか聞かれたのよ。まあこっちの方がなんやかんやで居心地がよくって残ることにしたのよ。

私は今とある人物と待ち合わせています。かかわらないで置いたのに中学一年の夏ちょうど一年前に関係を持ってしまったのよね。

まあその人物は毎回毎回待ち合わせのたびに遅刻をしてくる遅刻常習犯なのよ。

 

勘のいいひとならここまで言えばわかるでしょ。

 

「ごめーん。ちょっと遅れちゃった。」

 

私は本を閉じて

 

「4分32秒の遅刻よ。遅刻しないと死ぬ病気にでもかかってるの?」

 

ジト目を向ける。

 

「まあこの私の頭脳を休めるには常人と同じ睡眠時間では足りないのだから仕方ない!」

 

「胸を張って言うことじゃないでしょ。」

 

「そんなに怒らないでよ。私のメリー。」

 

「いつから私はあなたのものになったのかしら“蓮子”?」

 

そう、私が関わらなくてもいいと思っていた人物、『宇佐見蓮子』その人だ。

 蓮子との出会いは私との根競べみたいなものだったのよね。周りから浮きながらかかわらないようにする私と周りから浮きながら我が道を行く蓮子。どっちに軍配があるかって言ったらねぇ?

 

「で、今日は何で呼んだのかしら?」

 

「これよこれ!」

 

蓮子が鞄の中から一枚の写真を取り出す。

 

「これは・・・墓地?しかも桜が咲いてるだなんて。いつ撮られたものなの?」

 

「さすがメリー、そこに気づくだなんてさすがね。いつ撮られたかって?丁度一週間前の2時30分に撮影されたものよ。」

 

 ついに始まったのね。私たちの年齢自体はあってないけどそれは些末な問題ね。蓮台野にて冥界への結界を暴くのだろう。

蓮子も『東方Project』の蓮子と同じみたいで『星を見ただけで今の時間がわかり、月を見ただけで今いる場所がわかる程度の能力』を持っていた。

まあ、私が彼女と一緒に行動する理由?宇佐見蓮子だから?ちがう。彼女だからね。

なんか惚れた話みたいになってるわね。

 

「で、いつ行くの?まあ、蓮子のことだからなんとなくわかるけど。明日とか言うんじゃないわよね?」

 

「よくお分かりで明日って思いっきり言おうと思ってました。」

 

「明日は予定は特にないから大丈夫よ」

 

「さっすがメリー!私の嫁ね!!」

 

「大声でそんなこと言わないでくれる?れ・ん・こ?」

 

半眼全開で見つめる。

 

「ア、スイマセン。」

 

棒読み感がとっても強いわね。

 

「さ!気を取り直して今日は夏の課題を終わらせておいちゃいましょう!そうしたら、秘封俱楽部の活動開始よ!」

 

ま、楽しいからいいんだけどね♪

 

 

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