俺はスタークが三人を引きつけてる間にスマッシュの強化体となった堕天使と対峙していた。
『(強化体か....珍しい事もあるもんだ)』
そう考えながら、俺はラビット側の脚を使ってスマッシュに接近して殴り掛かった。
その一撃はスマッシュに直撃し、スマッシュのボディには傷が付いたが一瞬にしてその傷は
治ってボディは元に戻った。
『どうなってる....』
俺はスマッシュの攻撃を躱しながら格闘攻撃を叩き込んで傷を作るが、傷は全て元通りに
治っていった。そして、しばらくスマッシュの攻撃を躱しているとある事を思い出した。
『(そういえば、堕天使の目的はあらゆる種族を回復する事ができる神器だった....
て事は、この堕天使は既に神器を回収したのか)』
俺は一つの仮説を立て、ドリルスラッシャーのガンモードで攻撃を仕掛けた。
撃ち抜いた所は先程と同じように傷が治っていった。その時、俺はある事に気づいた。
それは、堕天使の傷は撃ち抜いた場所から順番に治っていく事だ。
『(....回復が追いつけない程の攻撃を放てば、このスマッシュを倒せそうだな)』
そう考えた俺は紫色と黄色のボトルを取り出して振り、ベルトに挿し込んだ。
『忍者! コミック! ベストマッチ!』
そして、俺がレバーを回しているとスマッシュは光の槍を投げてきた。
だが、それは全て俺の目の前に現れたランナーが弾いた。
『Are you ready?』
『ビルドアップ』
俺がそう言うと、ランナーは重なり、紫と黄色の姿に変わり、右手に4コマ漫画が
書かれた剣が現れた。
『忍びのエンターテイナー! ニンニンコミック! イェーイ!』
そして、俺は4コマ忍法刀のトリガーを一回引いた。
『分身の術!』
すると、俺と同じ姿の分身体が三体現れた。三体の分身と俺はそれぞれ動き、
スマッシュに攻撃を始めた。
そして、しばらくするとスマッシュの傷の回復が間に合わなくなっていた。
それを見逃さず、俺と分身体の一体はトリガー二回、残りの二体の分身体は
トリガーを三回引いた。
『火遁の術! 火炎斬り!』
『風遁の術! 竜巻斬り!』
そして、俺と分身体の火炎を纏った剣はスマッシュを目にも止まらぬ速さで斬り裂いた。
そして、それに続くように竜巻を纏った剣がスマッシュを斬り裂き、スマッシュは炎の竜巻に
包まれた。そして、スマッシュは竜巻の中で大爆発を起こした。俺は爆発したスマッシュに
エンプティボトルを向けると、スマッシュから成分が抜き取られボトルは真っ黒に変わった。
そして、爆心地には涙を流している堕天使が倒れていた。
「どうして....私は、至高の堕天使に近づけたはずなのに....」
堕天使は聞こえないぐらいの声で小さく呟いた。俺はそれを聞いていた時、突然周りにいた
分身体が全て消滅させられた。背後を見た瞬間、俺に向かって銃弾が飛んできていた。
俺は4コマ忍法刀でその銃弾を弾いた。
『はぁ....ま、良いデータ収集にはなったか』
そう言うと、スタークはスチームブレードで斬りかかってきた。俺は4コマ忍法刀で
受け止めたが、スタークは蹴りを放ってきて俺は後方に飛ばされた。
『ビルド、悪魔の諸君。今日は良いものを見させてもらったなぁ。俺は機嫌が良いから
今日のところは引いてやろう』
そう言うと、スタークは倒れていた堕天使を担いだ。
『Ciao〜』
そして、その言葉とともにスタークは天井に向かって大量の銃弾を放った。すると、
天井は嫌な音を立てながら揺れ始めた。その間にスタークは煙の中に消えた。
『チッ....マジかよアイツ....』
俺はスタークに舌打ちしながらも4コマ忍法刀のトリガーを四回引いた。
『隠れ身の術! ドロン!』
その音とともに、俺は煙に包まれてその場から姿を消した。
〜〜〜〜
教会外
煙が晴れると、俺は教会の外にある木の上にいた。そして、俺はさっきまでいた
教会を見た。教会は壁から崩れていき、教会としての姿は完全に分からなくなった。
すると、突如協会の瓦礫が吹き飛んだ。そこから剣を持った男と黒歌の妹、クズ兄が
一人の少女を背負って出てきた。四人に目立ったような傷はなさそうだった。
俺はその様子を見て、気づかれないように家に向かって走り出した。