ハイスクールEvolution   作:アイリエッタ・ゼロス

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戦いのその後/七本目の聖剣を求めて

 会長に生徒会に入ると言って五日が経った。生徒会の仕事は特に難しいと

 いうことはなく、順調に仕事を進めることができていた。そして、俺は会長に

 ある特別な役職を任されていた。それは....

 

「石動君! ここなんだけど....」

「ここか。....確かに中が見えるな。すぐに穴の方は塞いでおく」

「本当! ありがとう!」

「気にすんな。あの馬鹿どもの対処は会長から全部俺に一任されたからな。

 塞ぐまでだったらあそこに縄で縛ってる馬鹿どもは好きにボコっていいからな」

「わかったよ。皆行くよ」

 あの三馬鹿どもの対処と、三馬鹿が覗きを行う穴の修繕作業だ。意外にもこの学園の

 女子更衣室や女子トイレ、部室などには覗きができるような小さな穴が多々ある。

 その穴を一つ一つ修繕するのを俺は会長に任されていた。そして、今日は剣道部の

 女子更衣室に来ていた。

 

「さてと....」

 俺は持ってきた木の板と工具箱を地面に広げて穴を塞ぐぐらいの大きさに木の板を

 切った。そして、穴の開いてある場所に木の板を合わせて強力接着剤と釘で固定した。

 

「あとは....」

 俺は壁と同じ色にしたペンキで塞いだ所を塗り、[ペンキ塗りたて]の紙を横に貼っておいた。

 

「(これで終わりだな)」

 そう思い、俺は床に広げた物を片づけて木くずを掃除して更衣室から出た。そして、

 剣道部の女子が集まっている場所に向かった。そこではボコボコにされている三人がいた。

 

「おーいお前ら。そこまでにしとけ」

「石動君!」

「取り敢えず穴は塞いだ。だがペンキが乾いてないから服に付かないように気をつけろよ」

「わかったよ。ありがとう石動君!」

「あぁ。部活頑張れよ」

 礼を言われた俺はそう言って、縄で縛った三馬鹿を引きずって校舎の方に戻った。

 

 ~~~~

 

「戻りましたよ会長」

 職員室の生徒指導の担当に三馬鹿を引き渡した俺は生徒会室に戻ってきた。

 

「お疲れ様です石動君」

 生徒会室に入ると、会長と会長の眷属全員が揃っていた。

 

「会長、俺がなんか手伝うことあるか?」

「そうですね....ではこちらの書類の整理をお願いします」

 そう言って会長は積まれている書類を見ながらそう言ってきた。

 

「わかった」

 そう言って、俺は書類の束を整理し始めた。すると、整理していた書類の中に驚くような

 書類を見つけた。

 

「(っ! これは....)」

 

 ~~~~

 

「おいエボルト。イリナちゃんを学園に入れるなんて聞いてないぞ」

 生徒会の仕事が終わった俺は荷物も置かずにエボルトのラボに入ってそう言った。

 

「おっと、何でお前が知ってるんだ?」

「生徒会の書類を整理してる時に転入届があったからだ。てかなんだ、石動 イーナって。

 もうちょっと名前はどうにかならなかったのか」

「仕方ねぇだろ? ちょうどいいのが思いつかなかったんだよ」

「....はぁ。まぁ名前の方は良いが、何でイリナちゃんを学園に入れた」

「何でって....イリナは年齢的に一応学生だろ。そんな奴を学校に通わせなくてどうする」

 エボルトは至極真っ当なことを言ってきた。

 

「....」

 その言葉に俺は唖然として何も言えなくなった。

 

「安心しろ。バレねぇようにこっちで色々とやっておいた。紫藤 イリナってバレる事は

 ねぇよ」

「(そういう問題か....?)」

 そう考えていると、ラボにイリナちゃんが入ってきた。

 

「来たわよエボルト....って、おかえりなさい創二君!」

「あぁ、ただいまイリナちゃん」

「おっ、来たかイリナ。創二もいるからちょうど良いな。お前ら二人、今すぐここに行ってこい」

 そう言って、エボルトは俺に座標が書かれた紙を投げてきた。

 

「どこだよこの座標....」

「イギリスの山の中の廃村だ」

「イギリス? 何でまた....」

「その廃村にあるんだよ。七本目の聖剣がな」

「っ!?」

 すると、イリナちゃんが驚いたような表情をした。

 

「そういうわけで、お前らには今から回収に行ってもらいたいんだよ」

「イリナちゃんは分かるが、俺が行く意味は?」

「お前は念のための護衛だ。何かあった時のな」

「そういう事か....」

「行けばすぐわかるはずだ。じゃ、さっさと行ってこい」

 そう言うと、エボルトは俺にトランスチームガンを投げてきた。

 

「はぁ....わかった。イリナちゃん、少し待っててくれ」

 俺はそう言って部屋に戻り、動きやすい服装に着替えた。

 

「よし。行くかイリナちゃん」

「えぇ」

 そうして、俺とイリナちゃんはトランスチームガンから出した煙の中に消えた。

 

 

 

 

 

 

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