繋ぎ程度に呼んでください。(2000字超えてるんだよなぁ...)
神様の時代よりもそっち系の力が衰えた現代で
ガルラ霊なんているのかよって回。
冥界魔改造待ったナシやで
それは空が薄暗い雲に覆われたある日のことだった。
「そういえば、この世界にガルラ霊っているのかしら?」
謎のパイプを持つ父に貰った
確かに、個性が発症した直後は刑罰により手がバチバチしていたり、ネルガルの権能であった太陽の権能が溢れたり(フローリングが焦げてあわや大惨事になるところだった。)、冥界の領域を見てみたりなどしてみたが、冥界といえば!でお馴染みであるはずのガルラ霊を一体たりとも見た事がなかったのだ。
「...か、考えたら不安になってきたのだわ。
少し探したり、場合によっては作ってみたりすべきなのかしら?」
そんな風にうんうんと唸っていた時であった。
『このご時世、そんな神代の化け物が現代に適応出来るわけがなかろう。まさか作るなんて思考に至るのは全くの予想外だったがな。』
『ソーだぜ、もうちょい気楽に考えろやお譲ちゃン。』
.......目の前に薄い布を被った不審者2人組がいた。
「.......えぇっと、110番110番と...。」
『俺らを不審者扱いするンじゃねぇよ!!お前さんの個性だぞ!!お前さんの!!』
「きゃーーー!お化けが喋ったのだわーーー!!」
『ちょ、ま!そんな物騒な武器を振り回すんじゃなウォォォォォ!?』
──── 少女取り乱し中 ────
「.......コホン、ほ、本当に貴方達がガルラ霊なの?」
『おウ、そうだぜ“マスター”。』
『...だから初めからそう言っているだろう。』
落ち着きを取り戻した3人は何とも言えない空気の中、お互いが知り得る限りの情報を交換していた。
どうもこの2人が、彼女の中にある冥界に住むガルラ霊らしい。
ちなみに、マスターという愛称は彼らが“私”の記憶の中にある最も多く呼ばれた愛称らしい。
自分の個性だからと思い「そういえば
そこの皮肉屋な方のガルラ霊!「ウワァ...」って目で見るんじゃない!!
「.....随分少ないのね。
私はてっきりあのゲーム見たく大軍にでもなってるんじゃないかってヒヤヒヤしていたのに。」
『それに関しては、魂の強さが関わってくる。
君が.....すまないマスターの知っているガルラ霊は神代に生息したガルラ霊だ。ガルラ霊の元になった人間は今の人々は比べ物にならないほど力強く強靭な心を持っていたことだろう。
しかし、今の人間の心は神代の人間と比べてしまえば毛先の毛の字1本分にすらなり得ないくらい貧弱だ。そんな人間達が死して霊体になった所でいいとこ悪霊がいい所だろう。
女神の下僕になれるような霊などそうそういない。』
『かくいう俺達もマスターの冥界に行き着いた幾つかの魂の混合体ってワケだ。』
「なるほどね、よく分かったのだわ。」
そもそも個性という極端な力に染まった現代人と神の生みだした化け物を人の手だけで留めていたあの屈強な人々を比べることが酷なことだ。
そこまで考え終えたエレカは彼ら二人にいくつかの質問をする。
「そういえば、貴方達って今までどこに居たの?
冥界の中にいたなら私の加護の可動範囲を広げる為に冥界を弄っていた時に嫌でも察知出来たはずなのだけど...」
『ア〜、マスターには悪いと思ったが俺達も少し修行をしに街の方にダナァ〜。』
「嘘でしょ?!嘘だと言って欲しいのだわ!?」
『いや、残念ながら事実だマスター。』
どうやら、本当に街に行っていたらしく先程の会話の中に出てきた悪霊や曰く付きの場所へ赴き戦闘(除霊)、魂集めなどエレカに負けず劣らずの力を身につけてきたらしい。(主に前世の記憶の中にあった戦い方を主軸にしているとの事)
「バレたらどうしてくれるのかしら!?」と詰め寄ったかのらりくらりでかわされてしまった。
『そういえば、先程ガルラ霊を作れないかと考えていたな。我々の捕獲した魂達を使えばもしかしたらするかもしれんぞ。無論マスターの個性の力を持ってしてになるがな。』
「やったのだわ!」
ちょうど試してみたいことがあったのだわ。とでも言わんばかりにエレカは喜んだ。
そんなエレカに向けて2人のガルラ霊は相手の本質を見抜くかのような目でこんな質問を問いかけた。
『なぁ、マスター。
あんたがかなりレアケースな人間な事は俺達が1番ヨーク分かってるつもりだ。』
『故に聞こうマスター。
君はこの世界にで何をなすつもりだ?
君の力を持ってすれば世界をひっくり返すことすら容易なはずだ。だからこそ今私達は君を見定めなければならない。』
エレカは少し考える素振りを見せたが、すぐに2人を見て「言われなくとも決まっている」と言わんばかりの目でこう答えた。
「力のみとはいえど、私の力は女神エレシュキガルと全くと言っていいほど同じ力を持っています。」
「故に間違う事は特にこの全く物語の違う世界では許されません。」
「ならば、私がやる事はただ一つです。」
「私というイレギュラーのせいで起こるこの物語で起こってはならない出来事全てを排除することです。
異論はあるかしら?お二人さん?」
2人(2体)のガルラ霊はやれやれとジェスチャーを返した。
恐らく私が意地でも通すと決めているのを察したのだろう。
「ならば我々とてやる事は変わらない。我がマスターに全てを預けようではないか。」
「おう、これからよろしくな!おジョーちゃん。」
こうしてエレカは新たな力を自分のものとするのだった。
因みに、ガルラ霊を新しく作る件において、近所で仲良くしていた野良犬をベースにしたらとんでもないワンオワンオが生まれたのはまた別のお話である。
2体のガルラ霊について補足
2体とも容姿は“名もなきガルラ霊”と似たようなもので冥界で出てくるゴーストとは少し容姿が違います。
因みに今後、少し馴れ馴れしい呼び方をする方のガルラ霊をアニキ、ちょっと突っかかるような話し方をする方をムメイと呼ぶことになります。
一体どこのクーと弓兵なんだ...。()
試作段階というか今後にも関わるかいなので修正がこの話は多く入ると思いますがご愛嬌でお願いします。