DOG DAYS マルティノッジの次男坊   作:清水 アキラ

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姫様と親衛隊の長い一日:1

というわけであっという間に2週間が過ぎ、戦の日となりました。

 

 

今回の戦は比較的珍しい「目的地到達戦」

読んで字の如く運営の準備した目的地にたどり着けば良いのだが、今回はちょっとばかり特殊だ。

なんでかって言うと、今回は「姫様」が目的地にたどり着かれる事を勝利条件としている。

 

と言っても、我がビスコッティ共和国の姫様は現在4歳。一人で目的地に行って貰うなんてほぼ不可能だ。

そこで、どうするかというと。だ。

 

 

「左側、少し傾いてるぞ!」 「おっと、すいませんでした姫様!」 「大丈夫ですよー」

 

 

えーハイ。支え役4人+見張り役1人で姫様を駕籠のようなモノに乗せて目的地へ走ってます。

領主の娘に何しとんじゃい!ってツッコミが湧いてきそうだけど、どうやら騎士との交流を深めるためにこう言ったオープンな場を小さいうちに経験させておくんだとか。

 

なるほどわからん。

 

 

 

「目的地まで後500mだ、ラストスパート行くぞー!」 「「「「おー!」」」」

 

見張り役からのテンションの上がる一言に、支え役からやる気のある声が出る。

それを聞いて、ミルヒオーレ姫様から「頑張って」の声が来るものだから余計にやる気が出る。

 

 

しかし…

 

 

『おおっとォ!ここでついにガレットの姫様、レオンミシェリ姫様が目的地の旗を取られましたァ!!』

 

 

実況から突然そんな事を告げられてしまう。

ふとミルヒオーレ姫様の方を見れば、「ふぇっ!?」という顔をされていた。

 

焦る姫様と俺達親衛隊だが、実況から目的地には旗が2つあるという事が流れるのを聞くと、それを目指して目的地へと急ぐ。

 

 

「おそらくガレット騎士団の多くが邪魔をしに来るだろうが、それは前の騎士達が何とかしてくれるはずだ。俺達は信じて突っ走るぞ!!」 「「「「おおー!」」」」

 

やはり、見張り役の一言でやる気を出す俺達支え役4人。

それにしても、これだけで戦が終わるとは思えないんだが……とにかく急ごう!

 

 

 

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