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フロニャルドでの生活:1
朝、窓から差す日の光を身体全体で感じ取り、ベッドの中で伸びをする。
鼻孔をくすぐる芳醇な香りと幼い妹の快活な声によって完全に目が覚めた俺は、ゆっくりとベッドも中から剥い出た。
「お兄ちゃんおはよう!」
部屋から出た俺を迎えるのは、ピンクのワンピースを着た緑髪の幼女(妹)
ついこの間、4回目の誕生日を迎えたエクレールだ。
「おはようエクレ。朝ご飯は食べたかい?」
「ううん。お兄ちゃん待ってたの」
!!!!!!
その言葉をその天使のような愛らしい笑顔で言うのか妹よ!
感動である!
祝福である!!
歓喜である!!!
…すっかりと覚醒(※幼女趣味に目覚めた訳ではない)した俺はエクレと一緒にリビングへと向かった。
「……ご馳走様でした」
「ごちそーさまでしたー」
愛らしい妹との幸せの
家から城までの移動は徒歩で行う。
兄であるロランや、他の騎士達はもっぱらセルクルを利用するが、俺としては朝の市場をゆっくりと通り抜けるこの時間が心地よい。
この世界に生まれて約14年。
住めば都。郷に入っては郷に従え。
言い方は色々あるだろうが、既に元の年の半分以上をこちらの世界で過ごしている今、俺は何の不自由もなく暮らしている。
まあ、マルティノッジ家が名門貴族というのも関係しているのだが…
さて、ブラブラと歩いていると、フィリアンノ城が見えてきた。
今日も平凡な騎士としての一日が始まるわけだ。