DOG DAYS マルティノッジの次男坊   作:清水 アキラ

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フロニャルドでの生活:5

 

 

食堂に付いた俺は、溢れんばかりの同僚の騎士達を避けながら厨房へと向かった。

 

「すいませーん、A定食1つくださーい」

 

ガヤガヤと騒がしい周りに打ち消されないよう、大きめの声量で言う。

 

「ハイハイ。かしこまりました」

 

厨房の方から返事が聞こえてきたので、俺は定食が目の前に来るまでに座れる場所を探した。

 

うーーん………っと、あったあった。

 

 

一応、騎士全員が座れるように配置されてはいるんだが、それはギリギリ全員座れるという設定なので、前もって確認を取っておかなければ定食を片手にウロウロする必要がある。

大学の学食の時の経験が役に立つねえ。もう14年前の話だけど。

 

「はい。できましたよ」

 

「ありがとう」

 

おばちゃんから定食を受け取り、俺はさっき見つけた空いている席に向かった。

ちなみに、ここの食堂は税金で成り立っているので代金を支払わなくて良い設定になっている。

利用者にスムーズに配膳をこなすための知恵だろうか。

 

 

「いただきます」

手を合わせたところで、俺は本日のA定食の内容を見た。

 

「生肉と野菜のサンドイッチ」と「ビシソワーズ系の冷たいスープ」と「ハムとソーセージの盛り合わせ」と「グリーンサラダ」か。

 

 

食堂には、日替わりでA定食とB定食がある。

A定食は男性向けで肉多め、B定食は女性向けで野菜多め。と言った感じで分けられている。

 

 

偶然、目の前の席に座っていたのが女性だったので、B定食を見ると。

 

「キノコとバジルのスパゲッティーニ」と「ビシソワーズ系の冷たいスープ」と「生ハム入りサラダ」と「アップルパイ」といった所か。

 

たまにはB定食も良いかもしれないな。明日辺り頼んでみようかな?

 

 

さてと、午後からは騎士団長との一騎打ちだ。今の内にしっかりと食べておこう。

 

 

うーん!サンドイッチ美味い!素材の味がするって感じだねえ。

ちなみに、この世界では食中毒が存在しない。少なくとも、俺の周りでは発症例が無い。

おそらく、フロニャ力の加護によるものだろう。

 

ありがたやありがたや…っていうのは日本人気質すぎる?そんな馬鹿な(笑)

 

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