この日、特捜班は警視庁から誘拐事件の捜査の協力要請があった。
「みんな聞いてくれ、警視庁から小学生の捜索願が出ている、この女の子だ。」
高山と小海は、写真を見て驚いた。
「あっ、この子。」
「さっき、上野駅で一緒に歩いていたわ。」
「本当か、高山、小海。」
「はい。」
高杉は、高山に言った。
「僕が上野駅を警戒中、声を掛けたんです。」
「そしたら、その男は「いや、私のいとこです。」と言っていました。」
「本当か、高山、小海。」
「はいっ。」
そこへ、南がやって来た。
「じゃあ、上野駅で見たんだな。」
「はい。」
「よしっ、私も捜査に参加しよう。」
誘拐事件の捜査は、南と高山と小海で捜査をすることにした。
「それで、小学生の名前は。」
「清水雅美って言うの。」
「それって、この子か。」
と、高杉は捜索願の書類を見せた。
「あっ、この子だわ。」
「よしっ、早速捜索してくれ。」
「わかりました。」
南と高山と小海は、7時36分発の新幹線「あさひ301号」に乗り捜索をすることにした。
「すいません、この女の子知りませんか。」
「知らないわ。」
「あー、見かけないねぇ。」
「知らないわ、この女の子は。」
そこへ、高山と小海は南に話をした。
「どうだ、新幹線にはいたか。」
「だめだわ、ここには乗っていないわ。」
「もしかしたら、直江津で降りたんでしょうか。」
「それは考えられるな。」
8時56分 「あさひ301号」は越後湯沢に到着した。
「越後湯沢にもいないのか。」
「もしかしたら、遠くへ逃げたんじゃないでしょうか。」
「それは考えられるな。」
そこへ、越後湯沢駅を警戒中の公安隊員がやって来た。
「公安特捜班の方ですか。」
「はい、捜査主任の南です。」
「捜索願の女の子を捜索しているんですね。」
「はい。」
「昨日、その女の子は直江津で発見したと連絡がありまして。」
「直江津に。」
「はい。」
「えっ、どうして直江津に。」
「その女の子は、水族館で目撃したと。」
「何だって。」
「という事は、直江津から北陸へ逃げたんじゃない。」
「そうか。」
「とにかく、その特急に乗ろう。」
「ええ。」
南と高山と小海は、9時04分発の北陸本線・信越本線経由の特急「はくたか4号」に乗って捜索をすることにした。
97年のダイヤ改正で、ほくほく線が開業され、これを機に特急を走らせようと考えたのだ、ヘッドマークには赤色に空を飛ぶ鷹が描かれている。
南と高山と小海が乗った特急「はくたか4号」は西日本の485系で運転されている。
特急「はくたか4号」は9時04分に越後湯沢を発車し、六日町、十日町、直江津、糸魚川、入善、黒部、魚津、富山、高岡、終着金沢には11時59分に着く。
「よし、捜索するぞ。」
「はい。」
「いいか、犯人は身代金の受け渡し役の人もいるから、確保するように。」
「了解。」
ほくほく線を通り過ぎて、北陸本線に入った。
「どうだ、小海。」
「だめだわ、この「はくたか」には乗ってないわ。」
「何だって。」
「もしかしたら、雅美ちゃんは北越急行の特急「はくたか2号」に乗ったんじゃないか。」
「ええっ、先越されたか。」
一方、誘拐された雅美ちゃんは直江津発9時02分金沢行特急「はくたか2号」に乗っていた。
「てめぇ、余計なことするんじゃねぇぞ。」
「うん。」
「どうなるか、わかってるだろうな。」
「分かってるよ。」
そして、身代金の受け渡し役と思われる男2人は長野発特急「みのり1号」に乗って直江津へ向かっていた。
「これで、俺たちも大金持ちだな。」
「ああ、うまく行けばな。」
2人は、直江津に着くと金沢行の特急「はくたか4号」に乗った。
男2人が乗った特急「はくたか4号」は10時06分に直江津を発車した。
「誰か捕まえてーッ、ひったくりだ。」
と、お客の声がした。
「えっ。」
「よしっ、追うぞ。」
「うん。」
そこへ、南と高山と小海がやって来た。
「待てッ、鉄道公安隊だ。」
「何っ。」
「逃げろっ。」
高山は、犯人を確保した。
「もう逃げられねぇぞ。」
高山はバックの中身を確認した。
「見てよ、凄い大金だ。」
「これって、身代金ね。」
「うん。」
高山は小海に言った。
「次の駅は、どこだ。」
「富山です。」
「よーし、この2人を富山駅で降ろそう。」
「ええ。」
特急「はくたか4号」は11時22分に富山駅に到着した。
「くそーっ、覚えてろよ。」
「チクショー。」
と、2人は富山公安室に連行された。
「所持品です。」
「はい、2人を富山県警に連行します。」
「お願いします。」
そして、特急「はくたか4号」は富山を発車した。
11時59分 特急「はくたか4号」は金沢に到着した。
「ここで、捜索しよう。」
「ええ。」
「金沢に来ていることは確かだね。」
「ええ。」
南と高山と小海は、金沢市内を捜索をしていると、ある人から目撃情報があった。
「あのー、誘拐事件の捜査をしている刑事かな。」
「ああ、ぼくらは鉄道公安隊の物だけど。」
「その女の子だけど、小松にいたけど。」
「本当か。」
「うん。」
「よし、小松だ。」
そして、南と高山と小海は13時09分発米原行特急「加越10号」に乗り小松には13時27分に到着した。
「やっぱり、ここか。」
「そこに入るのね。」
「うん。」
そして、突入した。
「清水雅美ちゃんね。」
「うん。」
「今、助けてあげるからね。」
「よかった。」
「大丈夫か。」
「うん。」
そして、高山は班長に連絡した。
「そうか、ご苦労さん。」
そして、雅美ちゃんを保護し南と高山と小海は16時10分発越後湯沢行きの特急「はくたか13号」と新幹線「MAXあさひ332号」に乗り次いで東京へ向かった、東京へ着いたのは20時03分である。
「雅美ーっ。」
「あっ、ママ。」
「よかった、よかった。」
そこへ、祖母は。
「ありがとうございました。」
「本当にありがとうございました。」
こうして、雅美ちゃん誘拐事件は無事解決した。
劇中の列車の時刻は
97年3月のダイヤを使用しています、ご了承ください。