氷の竜はヒーローと出会う   作:シニカケキャスター

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個性把握テスト 後編

「浮ついてるようだから言っておくけど、最下位は除籍な」

 

「「「えー!?」」」

 

 つまりはクラスメイトたちを蹴落とせということか。まさしく弱肉強食。

 キュレムは常に頂点に存在していたため、誰かに蹴落とされたという経験がない。おそらく食い合いであれば、これからも、そしてこれからも頂点に君臨し続けるだろう。

 しかしこれはテスト。別に傷つけあう必要はない。なんと平和なのだろうか。あまりに平和すぎて平和ボケしてしまいそうだとキュレムは思った。

 

「生徒の如何は俺たちの自由。ようこそ。これが雄英高校ヒーロー科だ」

 

 

__________

_______

____

 

 

 

 

 

〇第一種目 50m走

 

 "りゅうのまい"ですばやさを最高まで上げて全力で飛ぶ。

 

 結果:2.12秒

 

「二秒台!?」

 

「くっ、負けた…!」

 

 少々卑怯な気がするが、キュレムも本気だった。

 

 

 

 

 

〇第二種目 握力

 

 先ほどの"りゅうのまい"で最高まで上がったこうげきで握力計を握る。

 

 結果:999.9kg

 

 事実上の測定不能だった。

 

「ゴリラかよ!」

 

 決してキュレムはゴリラではない。

 

 

 

 

 

〇第三種目 立ち幅跳び

 

 飛ぶ。

 

「どこまで行ける?」

 

 どこまでも。

 

 結果:∞

 

 

 

 

 

〇第四種目 反復横跳び

 

 あがったままのすばやさで往復する。

 

 結果:152回

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キュレムは自分の他にもオールマイトが注目している人物がいることに気が付いた。

 彼の名は緑谷(みどりや)出久(いずく)。一見すればただの地味な少年だが、キュレムはオールマイトと同じような力を感じとっていた。

 

「SMASH!」

 

 彼の投球は指を犠牲にする形だった。普通ならばあそこまで自分の体を壊すことはない。キュレムからしてもあれは奇妙だった。

 あとでオールマイトに聞いてみるのもありだろう。きっとボロを出す。キュレムは強かだった。

 

 

 

 

〇第六種目 上体起こし

 

 すばやさは未だ上ったままだ。

 

 結果:97回

 

 

 

 

 

〇第七種目 持久走

 

 上ったままのすばやさ。どこかから持ってきたスカーフ。つまりはそういうことだ。

 

 結果:52秒

 

 

「んじゃ、パパッと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括表示する」

 

 結局キュレムは一位だった。もっともあれだけ能力を上げていればこの結果になるのは必然であると言えるだろう。

 

「ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」

 

「「「はー!?」」」

 

「あんなのウソに決まっているじゃない…ちょっと考えればわかりますわ…」

 

 どちらかと言えば撤回した形だろう。少なくとも途中までは本気だったはずだとキュレムは思っていた。

 

この中で出てきてほしいポケモンは?

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