東方Project「その他大勢の妖怪達の話」 作:葉っぱマン
―...ったぞ...!...いに完成...た!―
最初に聞こえたのは、不明瞭ながらも歓喜と狂気が入り交じったかのような、男の声。男はその後も何か言っていたようだったが、まだよく聞こえない 。
―長かった、ここまで来るのに何年かかったことか...!―
しばらくして、今度ははっきりと、そう言ったのが聞こえた。どうやらこの男は長い年月をかけ、ナニカを作っていたらしい。
(なんだろう?だれだろう?)
しゃべっているのはだれだろう?と気になり、「彼」は目を開ける。が。
(よくみえない...)
全く見えないようだ。いや、正確には全く見えない訳では無いが、周囲が薄暗く、しかも視界がぼんやりしていて殆ど見えないのだ。殆ど見えないのだ。もどかしく瞬きしていると、
―ん?おお!目覚めたのか!―
先程まで「彼」が起きていたことに気付いていなかった男が「彼」が目を開けたことに気付きそう声を掛けた。男は嬉しそうに早足、というか小走りで「彼」に近ずいて来て、やはり嬉しそうに「よしよし」とニヤニヤしていた。
「もう目をひらけるようになったのか。という事は、もう耳も聞こえているのかな?」
聞こえているなら頷いてみろ。と男が「彼」に言う。
うなずく?うなずくってなんだろう?と「彼」が思っていると男が「うむ。まだ身体の動かし方がわからんか」と確認するように言うと、取り敢えずは落ち着きを取り戻したようだった。
「いいか?おれの名前はヴィクター・フランケンシュタイン。お前を作った父の様なものだ。」
(ちち?ちちってなんだろう?)
「彼」が頭に?を大量に浮かべていると男が楽しげにニヤニヤ笑いながら「彼」に色々と教えた。父とはなにか。お前は私が作った、いわば息子のようなものだ等、「彼」がどう言う存在なのかを早口で教えた。
「おっと。まずは名前を決めてやらないとな。」
なまえ?なまえってなんだろう?と「彼」がまた頭の上に?を浮かべているのに気づかず、 男はそう言うとブツブツ小声で何か言い始めた。そして良い名前が決まると、よしっ!とかなり大きな声で手を叩きそしてこう言った。
「お前の名前は、フランケンだ!!」
こうして「彼」、改め「フランケン」が生まれた。
「彼」ことフランケンはその後 、父であるヴィクターに絶望され見放されたり、川に溺れた娘を助けようとして銃で撃たれたりした。しばらく人々はフランケンを怪物として恐れたが、時が経つにつれ人々はいつしかフランケンの事を忘れ去ってしまった。
―――そして、フランケンは極東の国、日本のどこかにあるという「幻想郷」にやってきた。
拙い文章というか、空間の開け方が下手というか、とにかく諸々と酷い書き方だと思います。ですので、苦手な方は遠慮なく忘れてください。それでも良い。暇潰しになれば良いや。ぐらいの気持ちで読んでくれるだけでも、作者としては嬉しい限りです。