武昭の家に到着した3人と一匹は部屋で休みながら状況確認をしていた。
「さてと……まずは何をするにしても腹拵えですね、圭先輩は料理って出来ますか?」
「うーん自信は無いけど何とか出来るかな?」
「そうですか、なら美紀先輩にあっさりした物を作ってください、俺はがっつりした物を作りますんで」
「えぇ、良いわよ「キャン!」分かってるわよ、ちゃんとアナタのも作ってあげるから」
圭は子犬の頭を撫でると武昭と一緒に台所に向かった。
一方……
「うん……あれ?ここって……そうだ確か武昭君の……「あっ起きてたんだ美紀」圭……」
圭が目を覚まして状況確認をしてると土鍋を持った圭が部屋に来た。
「丁度良かった、はいお粥を作ったから食べて」
「うん……ありがとう……美味しい……」
「良かった、私が作ったんだけど口にあって」
「そうなんだ……そう言えば武昭君は?……」
「あっ、起きたんですね美紀先輩……悪いすけど、ここで一緒にご飯を食べさせてもらいます」
美紀が圭に尋ねると武昭が料理を持って部屋に入ってきた。
「うわぁ……これって全部武昭君が作ったの?」
「えぇ……とは言っても簡単な物ばかりですけど……圭先輩も食べましょうよ」
「うん、じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな……武昭君、テーブルは何処?」
「あぁ、すみません そこの壁に立て掛けてありますんで出してください」
「これだねって……もしかしてこれって卓袱台って奴?」
「結構大きいし頑丈なんで使ってるんです」
圭が卓袱台を出したのです武昭が料理を並べ終え、それから食事を開始した。
「うわっ!この煮物凄い味が染みてる!」
「それは冷蔵庫に入ってた奴を温め直しただけですよ 美紀先輩も食べれるなら、どうぞ」
「分かった……なら私もいただくね……うん、この天麩羅もカラッと揚がってる……」
その後、3人は食事をしていた。
食事を終えて……
「さてと、これからの方針を話したいんですけど……俺としては……ゾンビ達の調査をした後に違う場所に移動した方が良いと考えてます」
「「いやいやいや!それよりも、もっと話す事があるよね(でしょ)!?」」
「え?違う話す事って……あぁ、なんでこんなに体が大きいのか……「「武昭君……おふざけは止めようか?」」は、はい……」
軽くふざけていた武昭は圭と美紀の迫力に顔を青くして震えていた。
「じゃあ聞くけど……武昭君が出していた火の弾って何だったの?」
「うーん……詳しい話は
「今はまだ話せないって……いつかは話してくれるって事?」
「はい……これは俺の中での整理と言うかケジメが着いたら話すので……お願いします……」
武昭が土下座をしようとしたのを圭と美紀が止めた。
「良いよ、そこまでしなくても……」
「うん、私達は武昭君に助けてもらったから……だけどいつかは話してね?」
「はい、分かりました……じゃあ、これからの方針はさっき俺が言ったので良いですか?」
「そうだね……移動するにしても、ここに残るにしてもゾンビ達の行動が分からないとダメだからね」
「そう言えば……武昭君のご家族の方達は……心配じゃないの?」
「あぁ……俺に家族はいないですよ……」
その言葉を聞いた2人は「えっ?」とした表情を見せたが武昭は、そのまま話し続けた。
「俺が赤ん坊の頃に、この家の前に捨てられていたのをここの爺さんが拾ってくれたんです……
けど、小学生の頃に婆さんが、中学の時に爺さんが……それから俺は1人で住んでるんです」
「そうなんだ……ごめんね話したくない事聞いちゃって……」
「気にしなくて良いですよ、いつかは話す事ですし……それに俺が覚えてる限り爺さんと婆さんは
武昭は親指で自分の胸を指した。
「そうなんだ……武昭君て強いね……」
「本当に私達より年下なんて信じられないよ……」
「まぁ、一人暮らししてれば、そうなってきますよ……さてと夕飯も食べたから風呂でも入ったら、どうですか?」
「え?武昭君はどうするの?」
「俺は
「そうなんだ……じゃあ私達先に入るけどって……着替えが……」
「うーん……あっ、2人に合うかどうか分からないですけど……婆さんが昔着てた奴がありますよ?」
「今の状況じゃ有るだけマシかなぁ……」
「だと思うよ圭……なら武昭君、何処に有るか教えてくれる?」
「えぇ、こっちの部屋になります」
武昭は2人を連れて部屋に向かった。