圭と美紀が武昭の家に来て1週間程経って……
「圭、私の方は掃除が終わったよ 洗濯の方は?」
「これを干せば……うん、終わった」
圭が家の掃除、美紀が掃除とそれぞれ家事をしていた。
「ふぅ……後は「キャン!」そうだ太郎丸のエサだったね、ちょっと待ってて」
「それにしても……本当に
圭が太郎丸に餌をあげようとしてると美紀が玄関の近くに行って外を見た。
道路ではゾンビ達が歩いているが美紀達には気づいていない様子だった。
「武昭君が私たちに危険が及ばない様にって【結界】を張ってくれていったからね」〔ブォン〕
圭が敷地内から出ようと門の所に足を踏み入れると一瞬蜂の巣状の壁が見えて直ぐ消えた。
「その代わり私達もここから出られないんだけどね……」
「仕方ないよ……外はどうなってるか分からないんだから……」
「うーす、ただいまーってどうしたんすか?2人共」
2人が落ち込んでると武昭が帰ってきたが……
「ねぇ……武昭君?……」
「ん?どうかしましたか?圭先輩」
「うん……その子……どうしたの?」
背中に眠った子供をオンブしていた。
「あぁ……この子の事に関しては後で良いですか?……ちょっと辛い話もあるんで……それに、この子も休ませたいんで」
武昭が子供を見せると圭が子供を受け取った。
「そうだね……じゃあ私が布団に寝かせてくるね」
「えぇ、お願いします……太郎丸、お前も一緒に行ってやってくれ安心させる為に良いか?」
「アン!」
「そうか……なら頼んだぞ」
太郎丸は武昭に頭を撫でられると圭と共に部屋に向かった。
「それで武昭君……さっき言ってた辛い話って何?」
「ふぅ……これを見てください……」
「え……コレって……そうか……」
武昭が美紀に見せた物はビニールに包まれたスケッチブックの紙切れで、そこには……
と書かれていた。
「それで……今日は時間が掛かったんだね……」
「えぇ……それで行ってみたら……いましたよ……理科室の薬品庫の中に……」(これは、この小説のオリジナル設定です)
「そっか……他に生きてる人は……いなかったんだね……」
「えぇ……そしてゾンビ達になった先生達や
「その質問の答えを私に答える事は出来ない……ただ私が言える事は武昭君がいたから、私や圭、太郎丸にあの子がここにいる事が出来てるんだよ……それだけは知ってて……」
「美紀先輩……ありがとうございます……じゃあ腹が減ったから飯でも食いましょうか」
「うん……今日は私が作るから……」
美紀と武昭はそのまま家に入った。