【本編完結】魔法少女リリカルなのは~Eine noch von Buch der Dunkelheit Geschichte~   作:鈴木颯手

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第3話「戦闘・Ⅰ」

「ん?結界か?」

 

時は12月2日。時間は午後7時45分。丁度架空の妖怪の名前を使った回転寿司から出て来た時俺は結界に囚われた。

 

【|Aus der magischen Reaktion ergibt sich die Magie eines Ritters mit einem Hammer《魔力反応から鉄槌の騎士の魔法です》】

「へぇ、ヴィータってこんな魔法を使えたんだな。それともパラレルワールドだからか?」

 

大好きなサーモンを10貫ほど食べ上機嫌な俺はあのエターナルロリータ(ヴィータ)の魔法と知り感心した。まさに見た目は子供、頭脳は大人。か?

 

「ナハトヴァール。バレないように不可視化及びサーチに引っかからないようにしろ」

Einverstanden(了解)

 

ナハトヴァールの魔力が俺を包み込む。端から見れば俺の体は完全に見えなくなっているだろう。俺は騎士甲冑を展開すると背中の羽を使い飛び上がると近くのビルの上に飛び乗る。

確か12月上旬に高町を襲撃したとは言っていたな。今日がその日だったか。

俺は探知魔法を発動し様子を伺う。魔力反応を見る限り高町とヴィータで間違いないようだ。ヴィータが高速で高町に近づいていく。高町の方も移動しビルの屋上に上がる。

ふむ、まずはヴィータの先手か。まあ、襲撃される側の高町が先手を取るわけはないか。ヴィータは誘導弾を放ち高町に向かわせると自信は後方に回り込む。前後からの攻撃を受けた高町は防ぎきれずに屋上から落下する。しかし、バリアジャケットを展開し落下だけは防いでいたが間髪入れずにヴィータの追撃が入る。

 

『いきなり襲いかかられる覚えはないんだけど』

 

高町は逃げつつヴィータに問いかける。

 

『何処の子?一体何でこんなことするの?』

 

その問いに対するヴィータの答えは再びの攻撃だった。ヴィータは先ほどと同じ攻撃を放とうとする。しかし、

 

『教えてくれなきゃ、分からないってばぁ!』

 

先ほどの攻撃を避ける際発動していた球体の魔法がヴィータの後方より襲いかかる。数は二機。ヴィータは到着する前に気付くが瞬間加速したスフィアを避けきれず防御する。

 

『こ、のぉっ!』

『話を!聞いてってばぁ!』

『Divine Buster』

 

ヴィータの攻撃を避けた高町が砲撃魔法を放つ。ふむ、シンプルな直射型だがその分威力は凄まじいな。カードリッジを使わないでこの威力か。これでは魔法少女というより魔砲少女だな。

砲撃魔法を間一髪で避けたヴィータだったが帽子が掠りそのまま落下していった。それを見たヴィータは明らかに激昂する。確かヴィータの帽子についていたウサギはお気に入りだったな。

ヴィータの怒りは高町も気づいたようで少し気圧されている。その隙にヴィータはカードリッジを行う。ヴィータは防御貫通の能力を有するラケーテンハンマーを使用する。カードリッジで威力を倍増した攻撃に高町の防御魔法を一瞬で破壊し本体にもダメージを与えた上でビルの中へと吹き飛ばした。流石は鉄槌の騎士と名を冠するだけの事はあるか。流石にシュヴァルツアルフヘイムを使用しても防げないだろうな。そもそも実体のある攻撃にはそれほど有用でもないし。

更にヴィータはビルに衝突した高町に追撃する。高町も別の防御魔法を、恐らく物理攻撃の耐性が高いプロテクションを発動するも数秒の拮抗の後砕かれた。高町はリアクターパージを行う事でダメージを相殺したが衝撃波防げずビル内の壁に背中から衝突した。

そして、怒りが静まったヴィータが高町のリンカーコアの魔力を蒐集しようとした時、それを阻むようにフェイトが現れた。他にも……誰だ?もう一人、少年もいたが俺は分からない。いや、確か俺に捕縛魔法かけてきた奴の一人だ。

 

『ごめんなのは。遅くなった』

『ユーノくん……』

 

ほう、あの少年はユーノというのか。一応覚えておこう。個人的には蒐集しておきたい一人だしな。

 

 

さて、これで大体はそろったか?他の守護騎士も近づいてきているし管理局も既に様子が分かっているだろうからな。突入も時間の問題か。

頑張っている君達には悪いが俺がもう少し見学させてもらうよ。いずれ出会うときは必ず来る。ただ、今じゃないだけさ。

 

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