【本編完結】魔法少女リリカルなのは~Eine noch von Buch der Dunkelheit Geschichte~   作:鈴木颯手

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第4話「戦闘・Ⅱ」

『仲間か?』

『友達だ』

 

ヴィータの問いにフェイトは戸惑わずに即答する。フェイトはデバイスを鎌の様にするとヴィータへと構える。

 

『民間人への魔法攻撃。軽犯罪では済まない罪だ』

『なんだてめぇ。管理局の魔導師か?』

 

フェイトの言葉に初めてヴィータが会話をする。……うむ、本人には悪いがどう見ても背伸びをする餓鬼にしか見えない。それもこれもヴィータの外見のせいだな。フェイトはコスプレイヤーみたいだし。

 

『(なんか馬鹿にされたような……)時空管理局嘱託魔導師、フェイト・テスタロッサ。抵抗しなければ弁護の機会が君にはある。同意するなら武装を解除して』

『(誰だ?さっきからちょくちょく馬鹿にしやがって)誰がするかよぉ!』

 

ヴィータはビル内から飛び立つ。それを追いかけるようにフェイトも出る。しかし……テスタロッサか。確か車だよね?大人になったフェイトがテスタロッサに乗っていたら爆笑もんだな。

……って、今はそれどころじゃない。俺はもう一度様子を伺う。どうやら残された高町はユーノの回復を受けているようだな。そしてヴィータとフェイトは上空でにらみ合っている。

 

『バルディッシュ!』

『Arc Saber』

『グラーファイゼン!』

『Schwalbefliegen』

 

両者がそれぞれ斬撃魔法と誘導弾を発射する。それぞれの攻撃は当たることなくそれぞれの対象に向かう。

 

『障壁!』

『Panzerhindernis』

 

ヴィータは飛んできた魔法を障壁で完全に防ぐ。あれって全方位防御魔法じゃん。しかも正面のみに防御を集中って……、結構高度な技術がいるってナハトヴァールが言っていたな。ヴィータの戦闘の光景なんて姉貴との姉弟喧嘩で見たっきりだからな。こんなに強いんだな。アイス大好きで見た目通りのおこちゃま合法ロリだけではないんだな。

 

『くそっ!誰だよ!さっきから貶してくるやつ!アイゼンの錆にしてやる!』

 

おっと、あんまり言うとヴィータに気付かれるか?いや、流石に場所までは分からないだろう。

そう思っているとフェイトは誘導弾に追いかけられている。と、ヴィータの下方から犬耳生やした女性が奇襲をかける。確かこいつもユーノと一緒に支援に回っていたな。

女性はバリア破壊型の近接攻撃を仕掛けヴィータの障壁を破壊した。しかし直ぐにヴィータの反撃を食らい地上へと落下する。そこに誘導弾を破壊したフェイトが攻撃を仕掛けるが高速移動魔法フェアーテを使い逃れるも女性の放ったバインド打ち消し合い直ぐに消えてしまう。そこを突くようにフェイトが近接戦を仕掛ける。お互いのデバイスがぶつかり合い火花を散らす。直ぐにお互い離れるがその後は近接攻撃に移った。

……場合によっては姿を現してヴィータの支援を行うか?流石に1対2じゃ分があるそうだしな。

そう思っているとヴィータが犬耳の女性のバインドに掴まり四肢を拘束された。ヴィータはもがいているが逃れる様子はない。

 

『終わりだね。名前と出身世界、目的を教えてもらうよ』

『っ!』

 

フェイトがデバイスを突き付けてそう言った。ヴィータは悔しそうに睨みつけているが今のヴィータにはそれ以上の事は出来ない。

……と、犬耳女性が何か気付いたと思った瞬間シグナムが下方から急襲しフェイトを吹き飛ばす。更にザフィーラが人間形態で犬耳女性を吹き飛ばした。

 

『レヴァンティン。カードリッジロード』

 

シグナムの言葉に従いレヴァンティンがカードリッジロードを行うと剣の部分を炎が包み込む。シグナムの近接攻撃の中ではよく使われる紫電一閃だ。

その威力は高く生半可な防御では簡単に切断されるだろう。実際今もフェイトがとっさに受け止めようとしてデバイスの柄を切断されている。シグナムは更に追撃を放つが今度は防御魔法に阻まれフェイトはビルの屋上に落下した。犬耳女性がとっさに近寄ろうとするがそれをザフィーラが阻む。流れは完全に守護騎士たちに傾いたな。これにヴィータが解放されればフェイトたちは蒐集されこの戦闘は守護騎士たちの勝利で終わるだろう。

 

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