他の作品はどうしたんだって?
忙しくて書く暇なくてもう3年、5年にもなりますか?
もう前の文体やテンションも忘れそうになっちゃったので、原点回帰しました。
僕はね、ハジケたギャグが書きたかったんだ。
毛結と書いてマリアージュと読ませたい
世界の裏には魔術師と呼ばれる、世界の心理、根源を目指す者たちがいた。しかしそれよりもより深いところ。常人であれ狂人であれ近づくためにはある程度、いや、その全てを捨てねば到達しえない孤高の頂、或いは奈落の底を目指す者たちがいた。
歴史の裏に奴らの影、かの英雄も実はそうだった、俺のカレーパンを食ったアイツ、様々なところに奴らはいる。
畏怖と軽蔑を込めて、奴らはその生き様になぞらえられてこう呼ばれる。
頭のネジが吹っ飛んだバカ、すなわち、ハジケリストと――。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
その日、マシュ・キリエライトという少女は廊下で運命と出会った。明るいオレンジの髪をシュシュでサイドポニーにした、口にこれでもかとピーマンを詰め込まれて亀甲縛りで転がされ、涙を流す少女と。
「こ、これは一体どういった状況なんでしょうか……?」
「しょ、しょっぱい……ピーマンしょっぱいよお……」
ピーマンは苦いのでは? そう考えるマシュであった。
「フォーウ」
フォウ、と呼ばれるリスなのかウサギなのかキツネなのかよくわからない生き物が、亀甲縛りで強調された少女の胸を肉球でぷにぷにする。
「あっ! セクハラ! セクシャルハラスメント! 何すんだこの……なにこれ? まあいいや。わたしのパイオツはワンタッチ5万円だぞ!」
「フォーウ」
「え!? 10円くれるの!? マジで!!?」
謎の会話を繰り広げる少女とナマモノ。マシュにはどうしたらいいか分からなかった。
「ていうかフォウパイセン、誰この美少女」
「フォーウ」
「何ッ!? 3サイズがあの向井拓海と一致しているだとッ!?」*1
「なんで名前ではなく3サイズを紹介したんですかフォウさん!?」
謎の生き物フォウにセクハラをかまされながら、少女たちは交流を深めていった。ここがカルデアと言う施設であることなど、話題は尽きなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「なんであの女所長に追い出されたのかわからない」
「飛びつき式腕十字拉ぎをかけたからだと思います」
「だってあの人私のクリームパンを取り上げたんだよ!?」
あのあとセンス最悪のスーツを着たモミアゲと出会い、ブリーフィング中にクリームパンを食べようとした少女はクリームパンを取り上げられた恨みでシン○ケ・ナ○ムラ*2にジョブチェンジしたが、退場させられてしまった。
「えっと、ここが先輩の部屋です」
「なんかいつの間にか先輩って呼ばれてるね、私」
そういって彼女たちが開いた扉の中、目に飛び込んできたのは
リング中央で謎の男にブレーンバスターをかまそうとする8頭身のウサギと、トップロープからダイビングボディプレスを仕掛ける将棋の歩の駒の着ぐるみを着た男、そしてリング下に転がるボロボロになった男たちだった。
「あ、部屋違うじゃん」
「なんですか今の!!?」
この施設で暮らしているマシュでさえ把握しない謎の部屋だった。
「こっちじゃないの?」
今度は正しい部屋に入った彼女たち。
「うわっ!? なんだマシュか……驚かさないでくれ。えっと、君は?」
「私は藤丸立香、関東野菜連合に拉致されてここに放り込まれたの」
「(関東野菜連合?)よろしくね、立香ちゃん」
「気安く呼ぶな」
「えっ!?」
マシュは立香を部屋に通すと、ブリーフィングルームへと帰って行った。
「とりあえずこれ、お近づきの印」
「えっ? 何かくれるのかい?」
ポニテのヘタレくさい男性の手のひらに、断末魔の表情を浮かべた木製のこけしが渡された。
「(いらない……)」
「頭のボタンを押すと吉田の声で話すよ」
『ぼったくられたー!!』
「吉田って誰!?」
その後、ポニテの男ことロマニ・アーキマンと立香は談笑した。
「立香ちゃんもすごい人生を歩んで……あれっ? 停電かな?」
直後、施設が揺らぐほどの大爆発が起こった!
「火消しだ! 火消しだ! 一番乗りは『り組』じゃーい! め組に負けるなー!」
ロマニが止める間もなく、立香は爆発が起こった場所へ走っていってしまった。そして物語が、イヤイヤながらも幕開けとなるのだった。
~~~~~この辺でアイキャッチ~~~~~~
~~~~~ CM明け ~~~~~~
マシュ・キリエライトは燃え盛る街をかけていた。レイシフトという、タイムスリップみたいな次元渡りみたいな魔法的なアレで過去の冬木市にレイシフトした際、はぐれてしまった自身のマスター、藤丸立香を探しているのだ。
「せんぱーい!! 返事をしてください! せんぱーーい!!」
そのころ、藤丸立香はというと、骸骨に囲まれていた。
「2枚チェンジ」
「カタカタカタ」
「カタカタ」
「よし、全員コールね……ショウダウン!!」
骸骨A、ワンペア
骸骨B、ストレート
骸骨C、ブタ
骸骨D、フルハウス
藤丸立香、「封印されし者の右腕」「封印されし者の右足」「封印されしエクゾディア」「封印されし者の左足」「封印されし者の左腕」
「エクゾディアのパーツが全て手札に揃ったとき、私はゲームに勝利する! くらえ! 怒りの業火 エクゾード・フレイム!!」
「うわあああああああ!!」
骸骨たちとポーカー対決をしていた。立香の手札にエクゾディアのパーツが全て揃ったことで勝利条件を達成し、見事に立香が勝利を収めた。
「どこですかー! せんぱーい!!」
「あの声は! マシュー! 私はここだよー!!」
無事にマシュと合流した立香たち。しかし受難は続く。
「キャー!!」
「今の声は……所長!? 助けに行かないと!」
「えー、でも所長私のクリームパンとったし……」
「あとで買ってあげますから!」
「あのクリームパンがよかったのー!!」
つべこべ言いながらも、何とかマシュと立香は所長の下にたどり着き救出を開始する。
「やあぁっ!」
「カタカタカタ……」
マシュが大盾で骸骨を弾き飛ばし、
「王手角取り」
「むう……」
立香が別の骸骨と将棋を指し、
「はっ!」
マシュが盾についた突起で、所長に迫る骸骨を殴り、
「オウアー! オウアー! オウアー! オウアー! オウアー!」
「はぁぁ!? Dループハメやめろよ!」
また別の骸骨と対戦している立香がギルティ○アで有名なクソコンを叩き込み、
「ええぇい!」
マシュが盾を構えた体当たりで複数の骸骨を吹き飛ばし、
「ウッキー! 今年は申年ィー!」
「相方ぁ! カットしろっあああああああああ! クソゲー、クソ雑魚がぁ!!」(台パン)
店内対戦で立香が内なるサルを開放してF覚イフリートで、デスコンボを完走した。因みにこの台パンしている骸骨もまた別の個体である。
「真面目にやれー!」
「ぐばぁ!」
直後、立香に所長のガンドが火を噴いた。
「さっきから貴女はなんなの!? ブリーフィングでふざけるし! 今も戦ってるんだか遊んでるんだか! 訳わかんないわよ!?」
「夜叉の構え」(ドヤ顔)
「ああああああああああもおおおおおおおおお!!!」
マッハでストレスが溜まっていく所長。さっきまでの絶望の淵に比べればまだマシなのだが、いかんせんこの藤丸立香が一々行動が読めないのでイライラする。
一方で立香は立香で突っ込みをくれる所長に楽しくなってきており、次のボケを考えている。ただしクリームパンのことは許さん。
『よかった! 繋がった! 無事かい!?』
「この声は……! ドクターマロン!」
『ロマンだよ!?』
カルデアとの通信が復旧し、何者かによるテロの可能性が高いことが分かった。そして現在も重症者の手当てや施設の復旧のために全力を割いていることもわかり、状況が最悪なことを改めて突きつけられたのだった。
「そういえばマシュいつ着替えたの?」
『このタイミングでそこに気が付くの!?』
マシュはレイシフトの際、英霊に力を授かり、デミ・サーヴァントと呼ばれる状態にあることが分かった。いまいち立香は理解できていなかったが。
『とにかく、ここから先に霊脈がある。そこで英霊召喚をしよう』
途中の骸骨たちを蹴散らしながら、一行はポイントへ向かうのだった。
「途中の石は拾っておきなさい」
「この金平糖?」
「それが召喚の際の魔力を肩代わりしていくれる聖晶石よ。魔力のほとんどないあなたにとっては貴重品になるわ」
「わかった!」
順調に聖晶石を拾い集めていく立香であった。
「離せテメー! 俺は金平糖じゃねーぞ!」
途中なんかオレンジ色の太陽に手足が生えたようなナマモノを拾ったが、特に気にせずに一行は進んだ。やがてポイントについた一向は、早速召喚を行う。
「サークルセット、完了です!」
「ほんじゃ、誰か来てー!」
「ぎゃああああ捧げられるうううう!!」
なんかオレンジ色の太陽みたいなやつが聖晶石の代わりに捧げられたが、気にしない。
『英霊の反応だ! 強力だぞ!』
「何だこれ!? 何だこれ!? すっごい鰤が体当たりしてくる! イテテテテ!!」
オレンジのナマモノの声を最後に、眩い光が一瞬広がった後に、そこには英霊と呼ばれる存在が立っていた。
「よもやこの姿の我を召喚するとは……さては貴様、真拳使いだな?」
金剛石よりも価値のある美しき肉体、それを惜しげもなくさらし、下半身には上等な素材で織られた布を巻いただけ。しかしその威圧感、正しく王の物。
「よかろう、ならばこの真なるバビロン真拳、存分に目に焼き付けるがいい。雑種ども」
そしてその頭は、黄金に輝くハーゲンダッツの容器だった。
『英雄王ギルガメッシュ!? でも霊基パターンが、これは、バーサーカーなのか!?』
英雄王ギルガメッシュ。大物中の大物であり、強力無比な英雄だ。しかし物怖じしない立香は既にその玉体によじ登り、ダッツの容器の蓋を開けていた。
「【王派バビロン真拳奥義 石破天驚拳】」
「ぐばぁ!!」
しかし、容器の中から飛んできたデッカイ手に吹っ飛ばされた。
『そ、それよりも立香ちゃん! 君まさか、あの【真拳使い】なのかい!?』
真拳使い。
様々な物質、現象を操る謎の拳法?使いであり、特に強力な力を持つ者は固有結界にも似た自身の領域を作り出すことがあると言われる。魔法よりも謎に包まれた者たちである。
「そうだけど?」
「き、聞いてないわよ!? どうして黙ってたの!?」
「そう怒んないでよ団長」
「誰が団長よ!?」
『待ってくれ! 強力な反応がそちらに向かっている!』
「丁度良い、真拳使いの小娘よ。お前が倒して見せよ」
「サーイエッサー!」
現れたのは真っ黒な影法師。長身の女性だ。
「じゃあ早速、五大毛真拳の一つ、【髪の毛真拳】の劣化も劣化だけど」
投擲される短剣と鎖の隙間を縫うように躱し、立香が構えを取る。すると、サイドポニーが物理法則を無視して伸び始めた!
「【サイドポニー真拳奥義 スズランの溜息】!!!」
サイドポニーが鞭のように何度も影法師を打ち据え、動きを鈍らせた。相当なダメージが入ったらしい。
「とどめ! 【サイドポニー真拳奥義……」
一気に肉薄し、背後を取った立香は、
「【脇ツンツン】!!」
「しょぼっ!!?」
影法師の脇腹を人差し指でつんつんと突いた。それがとどめとなって影法師は消えていった。
「髪の毛真拳が無形の型なのに対し、敢えて髪型を固定することで汎用性を求めたか。雑種の思いつきそうなことよ」
ハーゲンダッツ頭のギルガメッシュが解説するも、真拳使いでない魔術師サイドは何が何やらわからない。
「私の好敵手は、男でありながら【ツインテール真拳】伝承者にまで上り詰め、挙句限定的な性転換でツインテール真拳を振るっていたよ」*3
「何でもあり過ぎるわよ!!」
こうして、一行のハジケた人理修復、その偉大な一歩が今始まったのだ。
「これでマジで締める気!?」
始まったのだ!!!!!
用語&登場人物紹介
サイドポニー真拳
所謂分派。
一世代前はツインテール真拳とポニーテール真拳の二大巨頭だったが、違いはぶっちゃけクワガタムシとカブトムシ程度。
王派バビロン真拳
ソフトンやアイスンの使うバビロン真拳の原型で、王族のみが修得を可能とした強力な真拳。王でなければ肉体や精神の負荷に耐えられず、廃人になってしまう。
バーサーカーギルガメッシュ
慢心はしないが最古のハジケリストとして顕現。黄金のダッツ容器の頭になっている。再臨すると味が変わる。無許可で蓋を開けるとヒートエンドされる。
立香ちゃん
主人公。サイドポニー真拳伝承者のハジケリスト。毛の王国の血を引いており、実は毛玉もあるため、領域支配系奥義にも到達している。基本バカ。
マシュ
突っ込み慣れしてないため一緒になって知らず知らずボケてしまう箱入り娘。かわいい。
フォウ
比較の獣の皮を被ったハジケリスト。