第一位 藤丸立香 364364票 「みんなありがとう」
第二位 藤丸立香 114514票 「フン」
第三位 藤丸立香 1919票 「神に感謝」
第四位 藤丸立香 931票 「くっ 藤丸立香に負けた……」
第五位 藤丸立香 893票 「妥当な順位ですね」
第六位 藤丸立香 810票
第七位 藤丸立香 721票
第八位 藤丸立香 364票
第九位 藤丸立香 334票
第十位 藤丸立香 194票
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沢山の投票、ありがとうございました!!
ワイバーン祭り
前回のあらすじ
オルガマリーはツッコミ役という重労働の為だけに生かされてしまった。
「ただしつけもの、テメーはダメだ」
「ガーン!!」
一行はカルデアにて復興と束の間の休息を取っていた。
「立香ちゃん! 新しい特異点が見つかったよ!」
ロマンが立香のマイルームの扉越しに叫ぶ。何かが崩れた音と立香の断末魔の叫びが上がった。
「入るよ……?」
そこでは倒れてしまったジェンガの前で立香と、マシュ。そしていつの間にかカルデアに住み着いていた冬木のセイバー、アルトリア・ペンドラゴン。その一側面ともいえる存在であるオルタが崩れ落ちていた。
「お前の所為だー!!」
「ごめんなさーい!!」
オルタに胸ぐらをつかまれ往復ビンタをされる悲しい医療部門トップの姿がそこにあった。
『あんたたち! 遊んでないですぐ支度する!』
オルガマリーの放送による一喝で、一行はしぶしぶ準備を始めたのであった。
「今回の特異点は、フランス。そこで歴史が変えられるような何かが起きている。立香ちゃんたちにはレイシフトでフランスに赴いてもらい、原因と思われる聖杯を回収してきてもらいたい。ただ、聖杯の力を目的に他の勢力が襲ってくるとも考えられるから、十分に注意してほしい」
「所長! おやつは1,000円までもってっていいですか?」
「遠足じゃないっつーの!!」
その頃、舞台となるフランスでは悪のうごめく気配がしていた。
「フフフ……、この聖杯の力があれば、私の復讐が……、フランスへの復讐が果たされる! そのためにも、私の駒になるサーヴァントが必要だわ」
謎の女性は聖杯の力を行使し、サーヴァントの召喚を始めた。
「さあ、私の復讐のために、その力を使いなさい!!」
召喚の光が収まった。そしてそこに立っていたのは、オバケのQ太郎みたいな顔をした、大きな布を被っただけの男だった。
「サーーービスッ!!!!!」
「イヤアアアアアアアアアアア!?!?!?!?!?」
突如局部を露出する、本人曰くサービスを受けた女性の悲鳴はフランス中に木霊した。
一方、立香たちは無事にレイシフトを終え、フランスの地に降り立った。
「ここがフランスかぁ! 外国初めて来た! テンションあがるなぁ~~」
「油断しないでください、先輩。我々には未知の場所です。情報をしっかり集めましょう」
今回のメンバーは立香にマシュ、そしてアルトリアオルタだ。ギルガメッシュはどこからか調達してきた『PG 1/60 ゴッドガンダム 明鏡止水ver』の組み上げのためお留守番である。
「あの空の渦はなんだろう?」
『こちらでも解析を始めてるけど、まだよくわからない。ごめんね』
「それよりもどうやって情報を集める? 私たちはここでは異邦人だ」
「私にいい考えがある!」
立香の考えに、一行は不安を覚えながらも認めるしかなかった。
「ふぅ~……来る日も来る日も巡回じゃ、気が張り詰めすぎて倒れちまうよ」
「そうだけども、何時また竜の魔女の尖兵が来るか分からないんだぜ? 仕方がねえよ」
要塞の上で巡回をしている兵士たちが愚痴をこぼす。あまりにも張りつめられすぎた空気に心が耐えられなくなってきたのだ。
「ん? おい、アレ!」
「あ、アレは!」
「「ズンドコベロンチョ屋さんだ!」」
「安いよー」
おおよそ文字で形容することが困難な、冒涜的で宇宙的恐怖を感じさせる物体を満載した屋台を引きながら、立香たちは要塞へと近づいて行った。
「俺これにする!」
「汚い手で触るな」
「え!?」
驚異のコミュ力で無事に要塞内に取り入った一行は、情報を集めた。処刑されたはずの竜の魔女が復活し、飛竜を操ってフランスを襲っているんだとか。
度重なる襲撃で疲弊した軍に残存兵力は少なく、飛竜の襲撃に怯えながら過ごしているのだとか。
「ところで飛竜ってなに?」
「簡単に言うとワイバーンです。先輩」
「??????」
「リオレウス」
「把握」
マシュはちょっと拗ねた。
『でもこの時代のフランスにそんな生き物がいるなんてありえないわ……。ロマニ! あなたは引き続き辺りの生命反応と魔力反応のチェックよ!』
『はい!』
「所長が所長してる……!?」
『聞こえてるわよ藤丸立香!!』
「オルガママ……」
『誰がママよ!』
良い子は検索してはいけない(戒め)。
『早速で申し訳ないがすごい速さでそちらに生命反応が向かってる! おそらくワイバーンだ!』
「リオレウス狩りじゃー!! 逆鱗と玉と天鱗おいてけー!」
聞くや否や、立香はいつの間にか弓を担いでなぜかキリン装備を着こんで突撃していった。
「ギャオオオオオ!!」
「弓は近接武器! 弓は近接武器!」
ステップ溜めでスタミナの続く限りワイバーンの群れに矢を打ち込んでいく。
「地衝斬!!」
『モンハンじゃねーよこの小説!!』
オルタも大剣を引っ張り出して狩技をキメていた。そして所長のメタいツッコミが炸裂した。
「数が多くて面倒だ。マシュ! アレをやるぞ!」
「はい! アルトリアさん!」
マシュが盾についた突起を掴み、ハンマー投げの要領で回転して遠心力を起こす。最大まで回転を載せた盾を宙に投げ放ち、そこへアルトリアが宝具を放った。
「【協力奥義 拡散性ミリオンモルガーン】!!」
要はZのビーム・コンフューズである。なお盾は謎の力でマシュの下に帰ってくる。
「ぎゃあ!」
「せんぱーい!!」
流れ弾が立香にヒットしたが、そこはご愛嬌。
「アルトリアお前ー!!」
「カリカリに焼けたチーズをやろう」
「許す!!」
安い女だった。もちろんリオレウスではなかったので逆鱗も紅玉も天鱗もでなかった。
「残りも一気に蹴散らす!」
「ギャオオオオオオ!!」
サイドポニーで次々とワイバーンをふっ飛ばし、100点、150点、200点、250点と順調に点数を重ねていった。
「アルゼンチンバックブリーカー!! アルゼンチンバックブリーカー!!」
「ギャオオオオ!?!?」
『メタスラ!?』
その後ろではアルトリアが次々ワイバーンにバックブリーカーを決め、無敵時間を利用して点数とメダルを稼ぎまくっていた。ロマンしかネタがわからなかった。
「スゲー! ワイバーンをみんな倒しちまった!」
「英雄を胴上げだー!」
立香たちを称えようとフランス兵たちが近寄る。
「ぎゃあああああああ!!」
「『わあああああああ!?!?』」
なぜか立香たちはフランス兵までふっ飛ばした。しかもこっそり1UPしている。あまりの光景に思わずマシュとロマンが叫んだ。
「どうしてフランス兵の方々まで!?」
「馴れ馴れしい」
「くさい」
あまりにもひどい。
「本当にあの人たちが……?」
その光景に、初めて神を疑った聖女がいた。
~~~~~CM~~~~~
(^卑^)<拠点を破壊したァ!
関係ないけどTRPG『神我狩』の動画を作り始めたよ
~~~~CM明け~~~~
立香は謎のサーヴァント『ジャンヌ・ダルク』を捕獲した。
「キリキリ吐け!」
「アルトリア顔のくせにおっぱいデカくしやがって!!」
「んーー!! んーー!?」
「何をしてるんですか!」
縛り上げられ三角木馬に乗せられて鞭に打たれるジャンヌだった。
「大丈夫ですか!?」
「魔女審判を思い出しました……。ちょっと気持ちよかったかも」
マゾだった。
『それで、聖杯を持っているのは貴女の偽物で間違いないのね?』
「おそらくは、ですが。話をまとめるとそうなります。偽物とはいえ、私がフランスに復讐を望むことはありえないのですが」
ジャンヌから情報を手に入れた一行は、次の街へ向かっていた。無差別に街を襲撃しているらしく、向かう街ももしかしたら襲撃されているかもしれないからだ。
『もうすぐ到着するけど、街にはもう生命反応が確認できない。残念だけど間に合わなかったみたいだ』
「せめて、彼らの魂を慰めましょう」
すでにゾンビになってしまった住人を、慈悲を込めて倒し、祈りをささげる。コイツら以外は。
「頭狙って頭! クリティカルで即死だから!」
「ドクターチキン! ガムテープもってこい! 武器を合成する!」
『ゾンビゲー気分でやることじゃないと思うんだ!?』
別にコイツはやることが辛いから空元気でふざけている訳ではない。
「オオオオアアアアアアア!!」
「クリムゾンヘッドだー!」
こうなってしまうのがハジケリストなのだ。シリアスな空気は戦いの中でしか、稀に生まれない。なんならボスの登場シーンやライダーの変身に割り込んで攻撃だってする。敵の一番の見せ場を丸めてゴミ箱に捨てるド外道な真似もする。
だが、その報いは必ず受ける。甘んじて受ける。ボケに欠かせないツッコミとして。
「真面目にやれー!!!!」
「「ぎゃあああああああ!!?!?」」
立香たちに黒炎が飛んだ。
『しまった! 立香ちゃんへのツッコミに気が行ってて反応を見てなかった!』
『ロマン! しっかりなさい! 立香たちはともかくマシュが危ないじゃない!』
「ナチュラルに見捨てられた!?」
所長にとって素直にいう事を聞いてくれる真面目なマシュは癒しであり、最後の聖域と化しつつあった。
「何者だ貴様!? オルタのキャラ被りならば容赦せんぞ!」
「キャラ被り言うな!? ああもう、調子の狂う!」
その声の主は正しく、黒化したジャンヌ・ダルクというべきだった。しかし、その表情に余裕はなく、どこか疲れてすらいる。強大な竜に乗ってなお、彼女は何かから逃げていた。
「無様で滑稽な私を嘲笑いに来たつもりだけど、私は貴方たちほど暇じゃないのよ! 変なのに付き纏われて大変なんだから」
『なんだこの反応!? 君たちの上からだ!!』
全員が上を見上げた。そして太陽を背に何かが降ってきた。
「サンシャイン・サーーービスッ!!!!!」
「「「『イヤアアアアアアアアアアア!?!?!?!?!?』」」」
『変態だーーーーーー!!?!』
ド直球の下ネタが、空から降ってきた。
「アーンド、ヴィヴ・ラ・フランス!!」
「ぐぎゃ!?」
下ネタがガラスの馬に轢かれた。
「私の愛したフランスを守るため、私が来たわ!!」
ガラスの馬に乗って現れた謎の美少女、その正体は一体!?
次回へ続く! 次回だっつってんだろ!!
一方、大樹の枝、葉、或いは葉緑素にもならない細胞のひとつ。それくらいに小さい世界。間違いなく剪定されるべき小さな平行世界では。
「えーっと、この虹色の石を三つ使って英霊っていうのを呼び出すんだよね?」
「そうです、先輩。私の盾を媒介し、座より先輩に力を貸して下さる英霊を召喚します」
「えーっと、呪文はたしか――」
つっかえそうになりながら、少年は見事に詠唱を終え、魔力の塊から魔力を吸い上げ、英霊をこの世界に呼び出そうとする。
しかし、ここで唐突なイレギュラーが発生した。
「――ハックション!!」
少年がくしゃみをした。なんか鼻がムズムズしたから。そして、その衝撃で千切れて飛んだ鼻毛が、偶然にも召喚サークルへと吸い込まれた。
『ちょっと待ってくれ! 計器が変な反応しているんだけど!? クラス『鼻毛』ってどういう事だい!?』
「そんなクラスの英霊がいるわけないでしょ!?」
強い光の奥から、力強い声がする。
「染め五郎ーー!! 染め五郎ーーーー!!」
「誰!?」
――光が消えた。
そこにいたのは、大きな男だった。茶色のブーツ、黒いズボン、青いジャケットに特徴的なサングラス。そして一際目を引く金色のアフロヘアー。
「俺の名はボボボーボ・ボーボボ! ボボボーボ・ボーボボ! ボボボーボ・ボーボボなのか!?」
「いや、俺に聞かれても……」
――これが、少年の運命の出会い。とびっきりハジケた人理を取り戻す旅の始まりだった。
今回はクッソ忙しいから短め!
ギルガメッシュが作っているのは基本パーツが純金、クリアパーツが各種宝石でできている成金仕様です。