因みにストック投稿ではなく普通に書いてから投降してるからかなり不定期だゾ
前回のあらすじ
3ガリアにて立香たちはデオン、サンソン、ランスロット、ついでにザコ2匹とフライングしてきた太陽ゴリラを撃破した。
『とりあえず、さっき黒ジャンヌが乗っていたドラゴンの解析が終わったよ。あれはファヴニールと言う邪悪なドラゴンだ』
「臭い消すのあのドラゴン!?」
『それはファブリーズよ!!』
典型的ボケをかます立香だった。
「少なくとも、あれほどに強力なドラゴンを召喚したのならば、何かしらのカウンターが世界より召喚されます。例えば、あのドラゴンを討ち果たしたドラゴンキラー、ジークフリート」
「だがあの癇癪もちのキャラ被り、ああ見えて元になったお前の影響もあってかクソ真面目そうだし、対策は行っているだろう。まずはそのジークフリードとやらを探すぞ」
『僕たちもスキャンをかけているんだけど、設備の状況が状況で君たちの周囲しかできていないんだ。レオナルドが急ピッチで直してくれてはいるんだけどね』
「大丈夫よ! 確かにフランスは広いわ。でも、上から探せばすぐに見つけられるわ!」
「しかしマリー王妃、どうやって空を飛ぶのですか?」
「大丈夫よマシュ。なぜなら私たちには、翼があるのだから!」
キラキラした目で言い切ったマリー。
「お許しくださいマリー王妃! 私には翼がありません」
「大丈夫よ、翼はあるわ……私たちの心の中に」
涙を流すオルタをそっと抱きしめるマリー。突然始まった茶番に無駄にアマデウスがBGMをつけて壮大な感じにしている。
「さあ、飛びましょう! あの大空へ! ヴィヴ・ラ・フランス!」
「目を覚ましてください!!」
「ごすぺらっ!」
いよいよシャレにならないくらいキマリ始めたマリーをビンタして元に戻そうとしたジャンヌだった。
「覚めました」
「マシュさん!!?」
一歩遅かった。そして一行はマリーがうわさで聞いたという都市に向かって飛び立っていったのだった。
そのころ、件の竜殺しは限界の淵に追い詰められていた。
「かはっ……!」
「流石は英雄ジークフリートね。呪いを受けてなおここまで粘るなんて」
「恨んでくれて構わない。私も逆らえずに貴方のような高潔な剣士を討つことになるのは不本意だ」
全身に傷を負い、力尽きるのも時間の問題だろう。彼は邪竜ファヴニールを打倒する可能性を持った剣士だ。黒ジャンヌが警戒するのも当然である。
「苦しませないようにする。楽になってくれ」
紫の髪の女性が十字架のような杖を構え、獣の耳と尻尾を生やした女性が弓を構えた。絶体絶命。
「ッ! 待て! 何か来る!」
弓を持った女性が上空に照準を合わせ、つられてジークフリートと紫髪の女性も空を見る。
そこには真っ直ぐ横に手を伸ばし、手首だけで空を飛ぶ立香一行の姿があった。
「なにあれ?」
「私に聞くな。だが、あれはまるで射抜いてくれと言っているようなものだな」
女性が矢を放つも、なんかドヒャァ! と音のする動きで避けてしまう。
「何っ!?」
連続して矢を放つも、ドヒャドヒャァと避けられてしまう。キラキラした目と笑顔が無性に腹立たしい。
「ん?」
突然、三人そろって小刻みに震えはじめた。いや、正確には非常に細かく左右に移動している。所謂シャゲダンと言う煽りだ。
「(クッソ腹立つ!!)」
怒りのままに矢を放とうとした女性だったが、直後立香にクソデカい亀がヒットし墜落した。
隣を見ると紫髪の女が何かを蹴りぬいたポーズをしていた。
「次はどいつだ?」
「ま、マルタ?」
あまりにドスの効いた声に、弓を持った女性は震えあがった。
「次は俺だ」
冷汗をかいているマリーとオルタの後ろに、謎の男が浮上してきた。
「株式会社OTL、人事部部長、中島正一郎、38歳だ」
『いや本当に誰よ!?』
さすがにカルデアからツッコミが飛んだ。
「因みに先月、妻と娘がレズに寝取られ、部下のデブ男に関係を迫られました」
※モデルになった友人の実話を元にしています。本人了承済み。
「飛ぶっきゃねえっしょ……飛ぶっきゃねえっしょ……」
「苦労しているのね、貴方」
「飛ぶしかなかろう、そんな状況」
『メンタルケアなら僕もできるから……』
と、空でオッサンを励ましていたころ、先に墜落していた立香が奇襲を仕掛けた。
「隙あり!」
カジキマグロの着ぐるみで体当たりを仕掛けたが、尖った鼻先をマルタと呼ばれた女性があっけなく掴みとった。
「ふざけすぎーーーー!!!」
「ぎゃあ! ぐばぁ!」
何度も立香を地面に叩きつけて、そのままジャイアントスイングした後、立香は空の彼方へ投げ飛ばされてしまった。
「あーーーれーーーーー……」
「せんぱーい!!」
「マシュ! お前はこのまま立香を追え! 私たちがアイツらを引き受ける! 紫髪の方はおそらく《ボケ殺し》だ! お前では勝てん!」
「さあ行って! 必ず追いつくわ!」
地面に降り立って、今までにない緊張感でアルトリアとマリーが構えた。
「お二人は私が守ります! マシュさんは立香さんを!」
因みに契約は結んでいるのだが、マスターと呼ぶたびにデコピンしてくるので名前呼びである。
「……ッ! わかり、ました! 皆さん、どうか無事で!」
「マリー! 僕は彼女についていく! 後ろに居れば僕でも戦えるからね!」
駆け足で離れていくマシュとアマデウスを見送り、ジークを背に庇ったアルトリア達は武器を構える。
「いくぞ!」
そのころ、吹っ飛ばされた立香は。
「! 【サイドポニー真拳奥義 オシロイバナの恋煩い】!」
飛ばされた方向に人がいることを確認し、緊急で奥義を繰り出した。サイドポニーが広がり、落下傘のようになる。
「うおおおお、スピードが落ち切らない! そこの人! どいてどいてー!」
「きゃっ!?」
ぶつかった瞬間にとっさに体勢を入れ替え、ぶつかった人を庇うように背中を地面に打ち付けられた立香。
「いったたたたた……ごめんね、大丈夫?」
立香の目の前には、淡い緑色の綺麗な長髪と、小さな角を持った和服の女の子だった。じっと立香の目を見つめてくる。
「……? !?」
怪訝な目で少女を見つめていると、突然彼女の目の奥にハートマークが浮かんだ。
「安珍さまぁ!!」
「ゴア!」
少女は凄まじい力で立香を抱きしめ、最早大蛇が絞殺しにかかっているレベルだった。
「安珍さまぁ♡♡♡」
「うおおおおおちぎれるちぎれる! ないぞうでりゅうううう!!」
小柄な少女とは思えないほどの双丘が立香のお腹に当たっているが、それを上回る激痛のせいでそんな感触は一切感じられない。因みに立香は百合寄りのノーマルである。
「安珍さまぁ♥♥♥♥♥」
「ナマコになるー! ロープロープ! ギブギブギブ!! めっきり出番がないフォウくんでもいいから助けてー!!」
因みにフォウくんはカルデアのカメラ越しにこの光景を見て大笑いしていた。畜生である。
「いつまで抱きついてんのよ! 不潔よ不潔!」
何度も出てきそうな少女が立香と少女を引きはがした。
「あなたも急に空から飛んできてどうしたのよ? 何か困っているなら、このエリザベート・バートリーが力になってあげるわよ」
「安珍さまのためならば、この清姫も微力ながらお手伝いいたします」
『やっと見つけた! ってサーヴァント反応!? 大丈夫なのかい立香ちゃん!?』
「今度はなに!?」
事情を説明している間に、マシュ達も合流し、一行はオルタたちを助けに向かった。
~~~~~CM~~~~~
みんなはマキオンの予約した?
アケコンも買って準備できてるぜ!
~~~~CM明け~~~~
その頃、オルタたちは。
「「「「「……」」」」」
マルタと呼ばれた紫髪の女性とマリーの前で正座をさせられている他五名。マリーの帽子が開かれ、そこから謎のフランス人が腕を組んで五人を睨んでいる。
「俺のナン食ったやつはどいつだーーー!!」
「正直に言いなさい。先生怒んないから」
竹刀を持ってジャージに着替えたマルタが1人1人の顔を覗き込んでいく。全員沈痛な面持ちでマルタのメンチ切りを耐えている。
ジャンヌに至っては涙目だ。
「ってちょっと待て! なんで私まで」
「口答えすんなーーー!!」
「痛っ……!!」
仲間だったはずの弓の女性、アタランテは突然の展開についてこれていない。その尻尾の生えた小さなお尻を思いっきり竹刀で引っ叩かれた。
「何か文句ある?」
全員が一斉に首を振った。
「すまない……発言してもいいだろうか?」
「何よ?」
「その、あそこで食事をしている竜なんだが」
「あん?」
ジークフリートが指差した先では、タラスクと呼ばれる見た目が亀みたいな竜がフィリピンカレーをバターナンで味わっていた。無駄に上品な食べ方である。
「グルルルル……」
「何満足げに口元拭いてんだテメー!!!」
「グギャ!!」
鉄拳聖裁である。
「あたしに恥じかかすんじゃないっつの! この!」
「ギャオオオ!(すいやせん姐さん! ゆるして!)」
「あの……それくらいで許してあげて……」
「ウチの問題に首突っ込まないでもらえるかしら!!?」
「ひぅ……」
すっかりジャンヌは怯えてしまった。
「いい? そこの顔色の悪い金髪騎士が言ったように、私は《ボケ殺し》。ふざけてると判断したら即鉄拳聖裁よ。わかった?」
「わかった!」
岸田メル先生のような見事なドヤ顔ダブルカリバーでオルタは返事をした。
「ふざけすぎ!!」
「がばっ!!」
顔面にグーパンが突き刺さった。
「だめよオルタ! ボケてしまってはマルタに攻撃されてしまうわ!」
マリーはスク水に着替えシャンプーハットをかぶって長ネギをお尻に挟んでいた。
「あんたもよ!!」
「ごばぁ!!」
マリーの顔面にも容赦なくグーパンが突き刺さる。
「ついで!」
「なぜ!?」
関係ないジークフリードまで殴られた。
「そしてアンタは狙いすぎ!」
「味方だぞ!?」
アタランテも猫耳尻尾貧乳強気キャラという属性の盛り具合が気に入らなかったらしく殴られる。
「くっ、仲間にも容赦しないか」
「みんなー!」
苦戦するアルトリア達の下に、立香が戻ってきた。
「今助けるよ!」
「ああ、安珍さまが私に情熱的に抱きついてます……♥」
「ストップストップ! 尻尾の先捕まってろとか拷問よこれ!」
凄まじい速度で向かってくる下半身が蛇の少女に抱きつきながら。
「あれもドラゴンかしら? タラスク!」
マルタの掛け声に反応したタラスクが凄まじい回転と共に突っ込んでくる。
「なんの! 【協力奥義!】」
「先輩!?」
サイドポニーがマシュに絡みついた。
「【爆転シュート シールダーブレード】!」
「きゃああああああ!!?」
思いっきりマシュを回転させながら放った。遠心力で盾を持ってかれそうになりながら、マシュはタラスクと衝突し、互いが弾かれる結果に終わった。
「引き分けた!」
「ふらふらしましゅ……」
しかし、既にマルタは攻撃の態勢に移っていた。光弾を杖の先から射出する。
「しゃぁぁっ!」
しかしそれは清姫の炎弾に相殺された。
「ありがとう清姫!」
「ご褒美は接吻でお願い致します」
「第二射来ます!」
「私にお任せ!」
第二射はエリちゃんがマイクスタンドみたいな槍で切り裂く。
「武器がふざけすぎー!!」
「顔はNG!!」
一瞬で距離を詰められてエリちゃんは殴られてしまった。
「じゃあ三國無双とか戦国無双遊べないじゃん」
「問答無用!」
「奥義アマデウスガード」
「何故僕なんだ!?」
不利を取られて大ダメージを追うアマデウスだった。
「安珍さまを狙いましたね……?」
「しまった!」
恋する乙女パワーで締め上げられたマルタ。関節部を的確に抑え込まれたせいでうまく振りほどけない。
「ボケ殺しに対抗するには一撃必殺!【サイドポニー真拳 禁断㊙奥義】!!」
ドリル状に編み込まれたサイドポニーが真っ直ぐにマルタに向かい、そのまま真下に潜り込んだ。
「【菊一文字・地獄巡礼】!!」
「ん゛お゛っ!!?」
別名、刺激的絶命拳、千年殺しと呼ばれる禁じ手がマルタへと炸裂した。あまりの一撃に、マルタは一発で黄金の粒子となって消えていった。
「なっ……!? マルタが一撃で!?」
「よそ見をしている余裕があるのか?」
オルタががっちりとアタランテの腰に腕を回し、両腕ごとホールド。
「【プリンセス真拳奥義 キュート♡スマイル♡ストライク】」
素敵な笑顔と共に放たれたマリーのヒップアタックがアタランテの顔を直撃。
「ブリテンバックドロップ!!」
「ぐあああ!!」
そのままアタランテは黄金の粒子になって消えた。
ライダー・マルタ、アーチャー・アタランテ。撃破。
「そういえばここに来る途中で何か轢かなかった?」
「いえ、安珍さまに抱かれていることに夢中で気が付きませんでした」
誰も知らないところでアサシン・ファントム・ジ・オペラ、脱落。
マルタ
ボケ殺しの元ヤン聖女。A敏感。
アタランテ
強化の度合いが原作に比べて抑え目。その所為で被害者に。
清姫
通常運転。
エリちゃん
相対的にまともになってしまったかわいそうな子。
フォウくん
ぶっちゃけ比較の獣としての能力は、今後この世界では使われることはない。
タラスク
マルタの飛び道具。早い話が天の助ポジ。
すまないさん
すまない……ハジケリストではなくてすまない……。スズ枠。
ジャンヌ
水着の方はハジケリスト。
ファントム・ジ・オペラ。
正直奴はこの戦いにはついてこれん。(キャラの強烈さ的な意味で)
ジャギィ兄貴
ハジケリスト。