神獄塔 メアリスケルター AnotherFinale 外伝短編集 作:謎のコーラX
(´・ω・`)不定期かもですがよろしく
・・・そこはごく平凡な村と言っていい、慎ましやかな生活を送り、平和で、のどかな日々が続いてる、ただ、この世界では当然のことながら怪物、通称メルヒェンが出没している。
「かー、どうしたもんかのぉ」
村長の家にて、その村の村長は悩んでいた、近くの湖がある場所で、メルヒェンが大量に群れを成していた、この村には井戸は既に枯れ果て、水は湖でしか取れない、雨水などでなんとか代用してきたが、それも限界、村長は村人を集め、策を練ることにしたが、一時間してもまともな解決策はない。
「なぁ、
「バカ野郎!、そんな雇う金が何処にあるって言うんだ!」
血戦都市、正式名血式少年少女戦線都市、血式少女と少年が残された人々を集めた世界最大の都市、何十名かの血式少年少女を都市を治め、いくらかのお金で都市外のメルヒェンを掃討している、お金は医療 死んだ時の保険、武器の修理費に使われるため、無料でとは言いにくい。
「でも、どうすればいいんだよ」
村人達が嘆いていると、村長の家のドアにノックがかかる。
「誰だ?」
村長がドアを開けると、そこには色とりどりの布を使った服を着た、褐色肌で銀髪の端正な顔立ちの二十代ほどの男がそこにいた、男は爽やかな笑顔で会釈をする。
「どうもどうも、
「ど、道化師さまが何の用で来た」
村長は警戒した面持ちだ、道化師は笑顔を崩さず言葉を続ける。
「一つ、ご契約を、もし、我があのメルヒェン達をいなくしたら、報酬をお願いしたいのです」
「ほ、報酬?」
「はい、そうだなぁ、百万でいかがでしょう?」
「そ、そんな大金払えん!」
「さようか、では50万ならどうかな?」
「む、むぅ、少し待て」
村長は村人達を話し合う、道化師に聞こえないようにコソコソと。
「なぁ、あの銀髪のあんちゃん怪しすぎないか?、本当にやってくれるともわからないのに」
「だけどよぉ、50万くらいならなんとか払えるんじゃないか?、村のほとんどのお金を失うことになるが」
村人達は悩む、50万はそれなりの金額だが都市の少年少女を雇う費用はその倍はある、本来なら安い買い物だが。
「なに、もしもの時は反故すればよい、口約束だしの」
村長は欲をかいた、かいてしまった。
「用心深いなぁ、疑心暗鬼だなぁ、フフ」
村人達が呟く裏で、道化師もまた小さな声でそう呟く。
5分後、村長は外で待っていた道化師のところに戻ってくる。
「良いだろう、それで手を打とう」
「ふふ、ありがとう村長殿、ではいってくる」
数分で道化師はメルヒェンが屯してる湖に着く、それなりに離れた位置で止まり、メルヒェン達が気づかれないくらいの、その少し離れた場所から村人の一人が監視していた。本当にメルヒェンをいなくならせてくれるのか見ているのだ。
「・・・さて」
道化師は懐から黒い笛を取り出す、それに口をつけて、音を鳴らした。
その音は美しく、村人は心が安らぐ感覚がする、しかしメルヒェン達の様子はおかしい、頭らしい場所を抑えて苦しみ悶え、次の瞬間、湖に一斉に飛び込みはじめたのだ。
「な――なんなんだ!?」
村人は急いで村のほうに走った、その背中を道化師に見られていることに気づかず。
「あぁ、賢明だね、臆病だね」
再び数分後、歩いて戻ってきた道化師は、
「おや、これはどう言うことかな」
「貴様!、メルヒェンを操ったそうではないか!、そのような怪しい輩を村に入れることなど出来ん!」
村長がそう言うと、道化師の顔が一瞬真顔になった、すぐに笑顔になり、瞬きの間なので気づいた様子の者はいない。
「・・・いやはや、そのようなことに成るとは、つまりは報酬は払わないってことでいいか?」
「ふん!、怪しい者に払う金など」
「わかった、それでは村の皆さん、さようなら」
村長の言葉を遮り、道化師はそれだけ言うと、村から去った。
「な、なんだったんだ、あの男は」
「な、なぁ、本当に良かったのかな?」
監視していた男がそのようなことを言う。
「おい!お前、今更後悔してるのか!、これは村の皆が決めたことだろ」
「だ、だけどよぉ、なんか怖いんだ、あいつ、何かやらかしそうで」
・・・その言葉は、明日わかることなった。
「た、大変だ!」
村人が村長の家のドアを開き、声を荒げて言った、汗も多く、歯もガチガチと鳴らし恐怖している。
「な、何があったんじゃ!」
「こ、子供が、子供が何処にもいねぇんだ!」
「な、なんじゃと!?」
この村の子供の数は50人、それほどの数が一夜でいなくなるのは普通ではない、村の大人の若い男達100人は辺りを散策した、犯人はわかっている、あの道化師、メルヒェンを操った男だ、村人達は見つけたら殺してやろうと思いながら、村の近くを探した、近くにいるはずだと、道化師を監視していた男が言い、そして、不自然に岩で閉じられた場所を発見する。
「おい!、あれ持ってこい」
村人達はもしもの時、メルヒェンが襲ってきた用のための爆弾を岩にセットする、導火線を付けて離れ、爆発する。
そこには洞窟が存在し、ここだと思い、村人達は一人を残して入っていった。
「・・・やっぱり、やっぱりそうだ、子供の頃に本で見た・・・」
そう言って、その村人は恐怖で顔を引きつらせながら走ってこの場から逃げた。
入っていった村人達は松明で照らしながら奥に進んでいった、最奥までたどり着くと。
「――な!、なんだこれは!?」
男達が見たのは、ピンク色に光る、池だった、しかし、男達はよく知ってる、これは、
「め、メルヒェンの血がこんなに!?、でも子供は何処にも」
「おや、もう来てしまったのか、案外早かったね、誰か気づいたみたいかな、ま、いいか」
そう言って、道化師が上から降りてくる、何時もの笑顔を浮かべて。
「き、貴様!、子供達を何処にやった!」
「ん?、そうだね・・・ふふ、見ての通りハズレだけどどうする?」
「殺す!」
男の一人が道化師に農具を振り下ろす。
「勇敢だね・・・無知だね」
次の瞬間、男の首が何かに切り裂かれ、地面に落ちる。そして身体の断面から大量の血液が飛び散り、道化師を濡らす。
「・・・別に旨くもないんだけどな、人間の血なんて」
「な!?」
男達は驚く、道化師の背中から6枚の黒い羽が生え、角が生え、目は白から黒に変わり、その姿は悪魔のようでもあり、魔神とでも言うべき姿になっていた。
「この際冥土の土産ってやつで教えておいてやる、我の名前は・・・
――数分後、そこには血で染まり、ピンクと赤が混ざった池がそこにはあった。
「あらー、派手にやったねぇ、ハーくん」
「・・・お前かドロシー」
ハーメルンのところに、ピンク色の髪と目をした、魔女のような黒い服の少女が突然現れる。
「一つ報告をしにね・・・来るよ、彼女達が」
ハーメルンはそれを聞き、口角を歪ませる。
「はは、マジか、ははは、アハハ!!、ようやくだよ!、ようやく・・・我は完全になれるぅ!!、アッハハハ!」
そう言って、ハーメルンと名乗る男は歓喜の声をあげ、洞窟の天井を破壊して、飛び去った
こんな小説?を読んでくださりありがとうございます、下はキャラクター紹介です
名前ハーメルン(男)
ハーメルン(女)のような容姿をした色鮮やかな服を着た道化師を名乗る男、自らを本物と言い、少女のハーメルンに殺意を抱いている、自らブラッドスケルター化のような背中から黒い羽を6枚生やし、角を生やし、黒目の姿になれる、性格は残忍で狡猾、最初から果たされないとわかったうえで約束をし、騙した罰と称して相手を殺す。相手にいい言葉と悪い言葉を言う口癖を持つ。