あ、武器や魔法の元ネタは活動報告にて解説していますので、興味がある人はぜひ一読のほどを!
原作がドルフロである以上、その他のネタは刺身のつま位に思っていて、どうしても趣味に走りがちなんですがどうなんでしょうね。
コメントが一番書きやすいですね(筆者特有の問題発言)
一日二話投稿の2話目です、よろしくお願いします。
それじゃ、遺跡の中へ……イクゾー!!
遺跡の中へ突入していく。
遺跡の中の通路はなかなかに狭く、3人で横並びになるのは不可能だ。
前衛と後衛、2人で2列となって進んでいく。
と、いきなり足元が沈み込み。
カチリ、と音がした。
『えっ』
:はい戦犯
:不注意で草ァ!
:死にゲーで罠を起動させる男
:呆然としてる暇ある?可愛いね❤
:何してんだよ団長ぉ!!
秘密兵器彼女:イヤな予感がする
:そりゃそうでしょうよ
:てーてれってーてーててーてーてれってーてててーてーてー(INDY)
ゴロゴロゴロゴロと、後ろからやたらと重量のある音が聞こえてくる。
こ、これは……思わず振り返ると、黒い鉄球がこちらへ転がってくるのが見えた。
「何ぼさっとしてるの!走って!!」
真っ先に反応したのは、やはりというかなんというか。ゲーマーであるRさんであった。
「急がないと不味そうだね〜。ゲームとはいえ、潰されたくないしさ。」
「行きましょう!道は開きますからね。」
『皆さんごめんなさい!!前の敵は責任を持って吹き飛ばします!』
【魔物の嘶き】を発動。通路が直線だったこともあり、敵全員に直撃。怯んだすきにypaさんが急所を切り刻んでいく。
その姿は、実に辻斬りめいていた!コワイ!!
そのまま通路を走り抜ける。
吹き矢トラップや炎の矢が飛んできたものの、一撃死するようなダメージでは無いためライフで受けつつ進んでいく。
……扉が見えた!開けつつ、中へ飛び込む!!
ーーーーモンスターハウスだった!!
『うわ、やべっ!!?』
やばい。
と思ったが、転がり込んできた鉄球が敵をある程度巻き込んでくれた。これ敵にも当たるのか……
さて、敵がある程度減ったとはいえ、まだまだ残っている。
範囲攻撃を持っているのは、俺・ypaさん・カッツェ
さんだが、カッツェさんの魔法はクセというか、アクが強い。
というわけで、俺の持つ範囲攻撃【Cの苛立ち】を詠唱する。
そう。このゲーム、範囲へ影響を与える魔法にはちょっとした詠唱時間があるのだ。
詠唱やそのためのポーズ(変な踊りや臨兵闘者皆陣列在前みたいなの)自体はゲームが勝手にやってくれるものの、口と体が詠唱を紡ぐのが恥ずかしい……
左手が人差し指と小指のみを上げ、それ以外の指を閉じる形を作る。
そして、口は30秒ほどかかる詠唱を吐き出していく。
めちゃくちゃ恥ずかしい!!
:やっぱり初心者は詠唱恥ずかしいんすね〜
:顔マッカォで可愛い
スコp:詠唱してるの、カッコイイね!
秘密兵器彼女:若干涙目で好き
:恥ずかしいってことは、感じてるってことだから
:恥ずかしさに耐性つける為に恥ずかしいことしよ!
M:乳首出したんだから、今更恥ずかしいことはないよね
:410くん!露出プレイ、しよう!!
コメントから目を背け、横を見るとypaさんも呪文を唱えている。
あちらが先に唱え終えたようで、縦横7m程の部屋の中を爆炎が包み込む。
直後に、部屋へ現れた触手の塊がかろうじて生き残った敵を薙ぎ払った。
……前衛をしてくれていた、2人ごと。
『あああー!!すみません!!これ仲間も巻き込むんですね!!』
スコp:めちゃくちゃ焦ってるね……
:罠起動といい、FF(フレンドリー・ファイアー、仲間に攻撃を当てること)といい、大戦犯だなww
:許されないだろこれは……許して欲しければ乳首見せて❤
M:ん?今許されるためなら何でもするって
:言ってません
:言うわけないよなぁ?
「大丈夫だよ!」
「あたいもへーき!」
『良かったです…すみませんでした。』
協力者の人達から口々に慰められる
が、姫プなどしとうない!!姫プなどしtonight!!!
「あ、見てください。次でボス部屋ですよ。」
流石はypaさんだ!このまま、空気を変えさせてもらおう。
『ありがとうございます!それじゃあ、ボス部屋に入りましょうか。』
とうとう、ボス戦か。余りにも膨大なボスの数ゆえに、発売されてから1年経ったにもかかわらず、偶に新ボスが見つかるらしい。
ホント凄いな未来のゲーム。さて、どのボスが出てくるか……?
扉を開けると、そこは。
下から見えていた丘の祭壇のようで、祭壇の後ろには体から煙を吹き出す、3メートルほどの大型のジャガーが立ち塞がっていた。
ボスの名前が表示される
【偽り吐く鏡・テスカトリポカ】
奴は一声吼えたと思うと、こちらへと飛びかかってきた。
『皆さんは見た事ありますか?』
「あんまり見た覚えないな〜。レアボスかな?ドロップに期待っ!」
「私も……見たこと、ないです。」
「うーん…あたいは見たことはあるけど、どんなんだったかは覚えてないね〜。」
見え見えの予備動作だからか、俺を含めて全員が軽口を叩きながらでも回避を行えた。
最初のうちは、問題がなかった。
4人も居ることと相手の予備動作が非常に分かりやすいことが重なり、誰かが落ちそうになると誰かがヘイトを取ったり、俺が範囲回復魔法を使ったりなどする事で安定した戦いが出来ていた。
しかし、HPが残り50%ほどになった時、それは起こった。
このボスも第2形態があるようで、50%を下回ると体から吹き出す煙の量が増えたのだ。
さらに、虚像のようなジャガーが何体もその体に重なって見える。
様子を見る間もなく、こちらへテスカトリポカが飛びかかってくる。
攻撃へ飛び込むように回避をした。
無事に。躱した。いや、一撃目のみは躱す事が出来たのだ。
テスカトリポカの攻撃が終わった次の瞬間、その攻撃をなぞるように、一体の虚像のジャガーが攻撃してきたのだから。
『なっ!?』
回避行動の硬直に刺し込まれた一撃が、俺の体を深く抉った。直撃した、まずい。
吹き飛ばされる。HPは今ので4割ほども削れていた。
それにしても、なんだ今の動きは?
『いったぁ!!躱したぞ今の、絶対躱してたぞ今の!!』
横に誰かが吹き飛ばされてきた。Rさんのようだ。
Rさんも同じようにHPが減っており、ボスは今ypaさんを狙っていたため【大いなる力の癒し】で回復を行う。
「ありがとっ!やっぱりヒーラーがいると助かるね〜」
『いえいえ、Rさんも大丈夫ですか?』
「大丈夫大丈夫!多分だけど、範囲から逃げるように躱さないとダメかな。当たり判定が2回出てるね!」
ーーこのゲームに限らず、アクションゲームの回避は敵の攻撃に突っ込むことの方が有利だ。
普通に考えたら頭のおかしいことに聞こえるが、アクションゲームの回避には無敵時間がある。
目の前から矢が飛んできたとして、敢えて前に突っ込めば、矢に当たる速度は自分の速度+矢の速度となり、当たる判定はごく一瞬ですむ。
後ろに回避すると、矢の速度は矢の速度-自分の速度となるため、当たる判定は長くなってしまう。
と言ったように、アクションゲームの回避は基本的に敢えて攻撃に向けて飛び込むものなのだ。
しかし、このボスはそうでは無い。無敵時間での回避が行えないため、攻撃の範囲から抜け出す必要がある。
つまり、普段とは逆の方向へ回避しなくてはならないのだ!
咄嗟の判断が必要な回避で逆に操作する必要があるとは……恐ろしい子っ!!
意外とこの判定が曲者であり、全員、回避のミスが徐々に増え、回復アイテムも減りつつあった。
見え見えの予備動作が、逆にこちらの回避するタイミングをズラしてくる。
『あぁああ!!!躱しただろこれ、躱しただろぉぉおお!!このネコ!このネコー!!!』
:ガチギレしだして草
スコp:やっぱり口が結構悪いんだね〜
「落ち着きなって。そんなんじゃ倒せる相手も倒せなくなるよ?」
『カッツェさん!お言葉ですが、僕は落ち着いていられません!!あの憎ったらしい猫畜生を、肥溜めにぶち込んでやるその時までは!!!』
「あはははは。すっごい怒ってるね〜。ま、頑張って?」
:落ち着いてられない410
:はえ〜、すっごい激情型
:410は獣、ハッキリ分かんだね。
:肥溜めとかお前、変態糞ガテンみたいなこと言うな
:はよう糞まみれになろうぜ
:カッツェさん優しい、優しくない?
『うぇあっ!?このねこぉ!ふざけるなぁ!!誰を攻撃してる!!!お前を三味線にしてやろうか!!』
:ガチギレじゃん。
:こっちが怒り状態入ってて若干ゃ草
:ちょっ!?先輩?(実況でその言葉遣いは)まずいですよ!
:キレながらでも煩いと感じない音量調節技術は凄い。そこは誇って欲しい。
全員傷が増えつつも、カバーし合い、戦いは進む。
ボスのHPが残り15%ほどとなり、終わりが見えてきた頃。
突如として祭壇全体が煙に包まれた。
「煙玉かな?何も見えないね!はははっ。」
「何も見えませんね?」
『エンマク・ジツ!?』
「何が出るかなー、第3形態。名前的には足がキャタピラになってミサイルを撃ってくるとか、悪魔合体して狂神になるか……あ、テオナナ夫婦とかも?」
体制を整えつつ、軽く話しながら待つ。
10秒ほど時間が経つと、煙が晴れた。その先にいたのは……二匹のジャガーである。
増
え
た
!
二匹はそれぞれ、違うタイミングで飛びかかってくる。
体からは出る煙はさっきと比べて減ってもいない。
更に、虚像のようなジャガーはどちらにも重なって見えるため、多分回避の無意味さは変わらないのだろう。
「テオナナ夫婦惜しかった〜!」
『2頭同時は避けたいです!!』
「あははは!このゲーム、こやし玉ないから頑張ろうね!」
「大丈夫ですよ、もう一息ですから。」
もう少しとはいえ、2体のボスを同時に相手をしている現状。こちらが徐々に追い詰められつつあった。そんな時、ypaさんが突破口を見出した。
「よく見るとこの子達、あんまり離れませんね。……それに、二匹でHPを共有してるみたいです。」
「えっ!じゃあ範囲攻撃なら2倍のダメージじゃん!」
『まじですか?』
「なら、あたいは範囲魔法使うね〜」
「私も魔法使いますね、前衛をお願いします。」
『了解です!』
「おっけおっけ〜」
Rさんと2人で、それぞれジャガーのヘイトを集める。
ypaさんの言った通り、2体のボスはお互いからあまり離れられないらしい。1人だけの負担にならないよう、Rさんと肩を並べて前衛を続ける。
ある程度の被弾は無視して、張り付きながら出の早い攻撃を重ねていく。
が、気が気でない!
短時間とはいえ、初心者が初見ボスの相手をずっと1人でしているのだ。
4人居るから初見でもある程度食いつけていたものの、全然モーションが読み切れていないため、いつ死んでもおかしくない気がする。
『やられはせん、やられはせんよぉ!!
……うおっ、ちょっとカスった!』
「もうちょっとで発動すると思うよ。回避盾、一緒に頑張ろうね!」
「お待たせしました!」
「待たせてごめんね!」
後ろから声が聞こえたその時、後ろから現れたドラゴンが相手へ襲いかかっていった。
頭に大きな角を生やし、棘を全身から生やしたドラゴンは、飛び上がった自らの体を重力と質量の破壊力でもって相手へと叩きつけた。
攻撃をした後、ドラゴンは消えていく。
これが【破極滅塵殲・天】(はきょくめつじんせん・てん)。
別世界では、数多の実況者に「なんとかかんとか・天!!」と呼ばれ、恐れられた古龍の一撃だった。
……その次に現れたのは、そう。
それは 兵器というには あまりにも紅茶すぎた
大きく 分厚く 丸く そして 大雑把すぎた
それは 正に パンジャンドラムだった
英国面が転がり出す。
相手へ向かって転がり出した「それ」は、直進しか出来ない。
いや、その兵器の性質から考えたら、転がるだけ成功なのかもしれない。
しかし、前にしか進まない攻撃に当たるボスではなく、横に避けようとする。
が、
「さすがに逃がせないな〜。ボス戦からは、逃げられない!」
Rさんの魔法【The X from Outer Space】は、今まで1度も使われていなかったため、どんな魔法かは分かっていなかった。
しかし、使われると一目で分かった。
地面に肌色をした有機物の沼のようなものが発生し、そこから伸びた触手がテスカトリポカを拘束する。
名前からは【遊星からの物体】なのか【宇宙からの色】なのか判別出来なかったが、これは遊星からの物体っぽいな!
どちらにせよ、見た目が非常にエグい。粘液質なネチネチとした音も聞こえてきてなおキモイ。
足を絡め取られたジャガーは一体だけだが、二匹はあまり離れられないようで両方とも拘束できたようだ。
その哀れな犠牲者へと、グレートブリテンが誇る、現地の言葉で【偉大な者】という意味を持つ自走地雷が突撃し…………大爆発!!!!
爆発オチなんて、さいてーっ!!(きーみーと、ハイっ!)
【You REMEMBER force 】
こうして、こちらの回避の邪魔をしてきたボスは、自らの回避を止められることにより、見事倒される事となった。
『皆さん、ありがとうございました!お疲れ様です!!』
「みんなお疲れ様!あたいも楽しかったよ。」
「お疲れ様!たまには協力プレイもいいね〜。普段は対戦ばっかだしさ!」
「お疲れ様でした。一緒に遊べて、良かったです。」
:おおお!
:やりますねえ!
:おやりになりますわね
:最後のジェットストリームアタックすこ
:最後の最後でのRさんの的確な足止め、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね
:88888888
:ぶち56ですわぞ^〜〜!
:ypaさんの観察力もパなかったな
:カッツェさんもキレキャラの相手お疲れ様でした
:乳首流出キレキャラ系配信主見てるかー?
:冷えてるかー?
:パパの皮を被ろうとしたキレキャラ
:媚びを売り切れなかった男
:本性見えてますよ笑
:キレ芸を磨いていくのはどう?
:礼儀正しくキレるセンスだけはすこ
:サイフ(の女の子)に優しくボスに厳しい配信者の屑(鑑)
『えー……、今回はここまで!以上、閉廷、閉廷っ!!
視聴者の方々も、協力してくださったRさん、ypa91さん、カッツェさんも、皆さんありがとうございました!!』
次回、【14話 星5レアの人形は配信者見習いに夢を見るか?】
基本的に出演するキャラは持ってる人形ちゃん達からチョイスしてるんですけど、この子はどうしても当たりませんねぇ!!!!
でも、好きだから出します(鉄の意志)
持ってないキャラも出せるの?→出そうと思えば(王者の風格)→書けば出る(因果逆転)
そういう事です。
新作、【愛の炎に、恋焦がれる】始めました。
清姫ちゃんをヒロインにした FGO×【ダブルクロス 3rd Edition(TRPG)】のクロスオーバーものです。
原作をどちらかしか知らない人でも楽しめるように気をつけますので、興味がある人は是非そちらもお願いします!