星野家の三女   作:星野家の概念的存在になりたい

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【朗報】松本さん登場回!

なお第19話はカットされた模様。

第19話あらすじ
みゃー姉と松本が出会ってから2年目の記念日に松本から手作りの洋服を貰ったみゃー姉はお返しに手作りクッキーをあげた。
以上!!

松本「私とみやこさんの記念日なのに扱いが雑じゃないかしら!?」



3+1人でお留守番

今日は朝からみゃーお姉ちゃんが花ちゃんと限定のシュークリームを買いに出てるので、その間ひなたお姉ちゃんと2人でみゃーお姉ちゃんたちの帰りを待ってた。

 

ひなた「いいなぁ〜花、今頃みゃーねぇと買い物かぁ」

 

ちまり「しかたないよお姉ちゃん。ジャンケンで花ちゃんに2回やって2回とも負けちゃったんだから」

 

因みに私とみゃーお姉ちゃんだと買ってこれないから私はジャンケンには不参加だった。それも仕方ないね。

 

ひなた「うう……花がまさかあんなにジャンケンが強いなんて」

 

ちまり「なんだかすごい気迫だったよね」

 

お菓子の何が花ちゃんをあそこまで駆り立てるんだろうか。

 

ちまり「ほら、この後ノアちゃんも来てくれるみたいだし元気だして?」

 

そう言ってる間にリビングの扉を開く音が耳に入る。

 

ちまり「あ、噂をすれば、おはようノアちゃ……」

 

挨拶をしようと振り返った先に立ってたのはノアちゃんではなく……

 

香子「おはよう、妹さんたち!」

 

みゃーお姉ちゃんの友だち(ストーカー)松本さん(不審者)だった。

 

ひなた「まつもとー!」

 

香子「妹さん!」

 

ひなた・香子「「イェーイ!」」

 

そして何故かひなたお姉ちゃんと仲がいい。

花ちゃんいわくみゃーお姉ちゃんという特殊な共通点があるかららしいけど、私はあんまり得意じゃない。

私は松本さんから距離を取りつつ用件をたずねる。

 

ちまり「な、なにしに来たの……?みゃーお姉ちゃんはいないけど……」

 

香子「もちろん知ってるわ!でもなんだか今日は先に待ってれば良いことがおこりそうな気がしたの!」

 

やっぱりこの人が何を言ってるのか分からない。

 

香子「ところで、ちまりちゃんだったかしら?私、あなたに聞きたいことがあるのだけれど……」

 

ちまり「な、なんですか……?」

 

私が距離を取っていると松本さんは不意に私へ話しかけてきた。

 

香子「なんだかとても避けられてる様な気がするのだけれど、私何かしてしまったかしら?」

 

ひなた「そうなのか!?まつもとに何されたんだ!」

 

ちまり「あ、えと……そのぅ……」

 

何かって言われると……第一印象こそあれだっただけで別になにかされたわけじゃない。

それにひなたお姉ちゃんも認めてるし悪い人じゃないとも思う。

だから何で苦手なのかは実の所わからない……それでもやっぱり松本さんに対して苦手な気持ちが拭えないのだ。

 

ちまり「ご、ごめんなさい……単純に松本さんが苦手なんです」

 

香子「あら、正直な子ね……いっそ清々しいわ。まぁでもこれから長い付き合いになるのだし解りあって行けると思うわ!何故ならあなたもみやこさんの魅力を語れる同志だから!ねっ、ひなたちゃん!」

 

ひなた「おうっ、大丈夫だぞちまり!まつもとは話のわかる奴だ!」

 

確かにひなたお姉ちゃんと松本さんの仲は羨ましいなって思う。

いつか三人でみゃーお姉ちゃんの魅力を語り合える様に……それは、楽しそうかも。

 

ちまり「えと……あの……よ、よろしくおねがいし……ます」

 

香子「……なんだか小さなみやこさんみたいで良いわね!あ、そうだちまりちゃん!ちょっとこのみやこさん変身セットに着替えてもらえないかしら?」

 

ちまり「ひっ……!?いや……来ないで……」

 

香子「ああん怯えないでみやこさん。新たな扉が開いてしまいそうよ」

 

ちまり「わ、私はみゃーお姉ちゃんじゃ……ない……」

 

私がこの人を苦手な理由が1つ出来てしまった。

誰か助けてぇ〜……。

 

ノア「チマリちゃんから離れて!」

 

ちまり「ノアちゃん!」

 

そんな私の危機に駆け付けてくれたのはノアちゃん。

私と松本さんの間に割って入ると、両手を開いて松本さんを牽制してくれた。

 

香子「はっ……!ご、ごめんなさい?つい抑えが効かなくなってしまったわ」

 

ひなた「ダメだぞまつもとー、ちまりを怖がらせると私とみゃー姉がゆるさんからな!」

 

香子「ええ、気を付けるわ。ごめんなさいねちまりちゃん」

 

ちまり「う〜……」

 

やっぱりこの人とは仲良くなれないかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノア「イヤぁ、びっくりしたよー。部屋の前に来たらいきなりチマリちゃんの泣きそうな声が聞こえてくるんだもん」

 

ちまり「えと……し、心配掛けちゃってごめんね?」

 

ノア「いや……あ、アレはマツモトさんが悪いんだけだから!ネ?」

 

気にしてないよと笑顔で返してくれるノアちゃんの優しさが沁み入る。

でもその優しさに甘えてばかりじゃダメだから、私はもっとしっかりしないと。

 

ノアちゃんのおかげで大分落ち着きを取り戻した私が気持ちを切り替えひなたお姉ちゃんやノアちゃんと何をしようか話していると、不意に松本さんが私たち3人を見ながらひょんな事を言い始めた。

 

香子「ねぇ、あなたたち最近何かあったかしら?」

 

松本さんの何気ない一言が私のノアちゃんへの気持ちをずばり言い当てられたような気がして思わず肩が跳ね上がりそうになる。

 

この気持ちは決して知られるわけにはいかないのに、まさか松本さんに怪しまれるなんて……みゃーお姉ちゃんのことしか見てないと思ってたのになんで。

 

そんな考えが顔に出ないように気を付けつつ松本さんの質問に答える。

 

ちまり「そう、かな?松本さんもいるしみゃーお姉ちゃんが居ないからちょっと緊張してるのかも」

 

香子「う〜ん、ノアちゃんの様子も少しおかしい気がしたんだけど……」

 

ノア「そーぉ?マツモトさんの気のセイじゃなーい?ねっ、チマリちゃん!」

 

不意に同意を求められた私は少し慌てながらもノアちゃんに乗っかる事にした。

 

ちまり「え、う、うん。そうじゃないかな?私たちはいつも通りだよ。ね、ひなたお姉ちゃん?」

 

ひなた「ん?おうっ!」

 

香子「ん〜3人がそういうなら私の気のせいかしら」

 

松本さんはそれ以上聞いてこなかったけど、ノアちゃんの様子に今度は私が気になってしまった。

とは言っても松本さんがせっかく納得してくれたところなのにわざわざ掘り返すわけにもいかないので、私はぎゅっと口を噤む。

そうこうしているうちにみゃーお姉ちゃんと花ちゃんがシュークリームを買って帰ってきた。

 

ひなた「おっ!みゃー姉おかえりー!」

 

ちまり「おかえりみゃーお姉ちゃん、花ちゃん」

 

みやこ「ただいま〜」

 

香子「ああああああああぁぁぁみやこさんが私の作った服着てるぅーー!!」

 

ちまり「!!?」

 

みやこ「またいる!?」

 

帰ってきたみゃーお姉ちゃんを見るや否や松本さんがいきなり大きな声をあげるから私はビックリして机にひざをぶつけた……いたい。

でも自分が贈った一生懸命作った服を着て貰えたんだから声を上げちゃうのも仕方ないよね。

 

私もいつか自分で作った服をノアちゃんにプレゼントしたいなぁ。

その為にも頑張って服作りを覚えなきゃ。

 

……それくらいなら、いいよね?

 

 

 

 

 

 

 

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